JPH03282706A - 高架線移動装置の制御装置 - Google Patents

高架線移動装置の制御装置

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JPH03282706A
JPH03282706A JP2081368A JP8136890A JPH03282706A JP H03282706 A JPH03282706 A JP H03282706A JP 2081368 A JP2081368 A JP 2081368A JP 8136890 A JP8136890 A JP 8136890A JP H03282706 A JPH03282706 A JP H03282706A
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JP
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elevated
elevated line
arm
line
moving device
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JP2081368A
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English (en)
Inventor
Jun Sawada
純 澤田
Yasuhisa Maikawa
毎川 保久
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、送電線や架空ケーブル等の高架線上を移動し
て点検・保守作業を行なう高架線移動装置の制御装置に
関する。
(従来の技術) 高圧送電線などの高架線は、落雷などにさらされ易く、
これが原因で生ずる損傷により高架線が使用不能に陥る
ことが多々あり、このため、このようなことを未然に防
止する目的で定期的に保守点検か行なわれている。
従来、このような保守点検には、例えばロープウェイや
スキーリフトに見られるように高架線に沿って別途鋼索
を張設するとともに、鋼索に支持ブラケットを介して移
動かごを取付け、この移動かごに作業員が乗込んで、高
架線の点検対象位置となる部位まで鋼索をけん引しなが
ら移動し、作業を行なう方法がある。しかし、移動かご
に作業員が直接乗込んで作業することになると、実際に
作業が数十メートルもの高さで行なわれる場合は、大変
な危険がともなうおそれがある。
そこで、このような危険な作業から作業する者を解放す
る目的で、保守点検を自動的に実施する作業用ロボット
が考えられている。このような作業用ロボットは、ケー
ブルや無線により遠隔より制御するものが多く用いられ
ている。ところが、ケーブルを使用したものは、操作す
る者と作業用ロボットとの距離を大きくとれないため、
作業範囲か著しく制限されてしまい、また、無線を使用
したものも電波の関係からロボットの見通せる範囲でし
か使用できず、さらにロボットと操作する者との距離が
離れ過ぎると、ロボットの状態を目で確認できなくなる
こともある。このため、作業用ロボットの周囲の状況な
どを検出するセンサをロボット本体に多数装着し、これ
らセンサからの情報を操作する者の手元に送ることで各
種の状況を判断し、この判断結果に基づいてロボットを
制御することも行なわれているが、この方法では、操作
する者が状況に応じて適確な判断を下さなければならな
いため、操作が極めて高度になり使用しすらくなる欠点
があった。
このことから、最近になって周囲の各種状況を検出する
センサからの情報ロボット自身に設けられたデータ処理
装置で処理し、最適な制御を判断して自動的に保守点検
作業に必要な動作を決定するようなものも考えられてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような作業用ロボットは、ロボット
自身に各種状況を検出する多くのセンサが設けられるた
め、かなり大形で重量も大きくなり、高架線等での使用
には不向きであり、又センサからの各種情報を一括して
データ処理するため、複雑なデータ処理機能を必要とし
、これらデータ処理の際に、誤動作を招き易く、動作の
信頼性の面で劣る欠点があった。
上記事情に鑑みてなされたもので高架線などでの使用に
適し、しかも小形、軽量で信頼性も高い高架線移動装置
の制御装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明の高架線移動装置の制御装置は、予め教示手段に
より高架線上を移動して点検・保守等を行なう高架線移
動装置が動作するのに必要な各種動作シーケンスデータ
を高架線の設置情報から生成し、この生成された動作シ
ーケンスデータを記憶手段に記憶するとともに、この記
憶手段に記憶された動作シーケンスデータに基づいて制
御手段により高架線移動装置を制御するようになってい
る。
(作用) 本発明によれば、高架線上を高架線移動装置が動作して
行くために必要な各種動作シーケンスデータか、高架線
の設置情報に基づいて事前に生成され′、この動作シー
ケンスデータに基づいて高架線移動装置が制御され動作
されることにより、高架線上の鉄塔や障害物を回避しな
がら高架線移動装置を走行させることができるようにな
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面にしたがい説明する。
第1図は同実施例に用いられる高架線移動装置の斜視図
を示すものである。図において、11は水平面内で円弧
状に一定曲率に湾曲したアームで、このアーム11は、
装置本体12に移動自在に支持されている。装置本体1
2は、上下旋回シャフト13を上下及び旋回自在に支持
している。上下旋回シャフト13上方の端部には、首振
り機構17を介して1対の走行車輪機構15.16を配
置している。
首振り機構17は、本体部17bとU字状の仲介リンク
17aからなっていて、仲介リンク17aの先端に走行
車輪機構15.16を設けている。
アーム11の両端部には、リンク機構18゜19を介し
てフック機構20.21を設けている。
またアーム11の中間部分には、装置本体12の走行軌
道を確保するバンパ22を設けている。
そして、走行車輪機構15.16には、高架線25をク
ランプする図に示さないクランプ機構を設けている。
なお、14は、バランサで、アーム11を本体12より
振り出した時に本体12のバランスをとるために設けて
いる。また、23は鉄塔等の支持脚、24は高架線上の
障害物、25.25’ は高架線である。
次に、第2図は、高架線移動装置の制御装置を示すブロ
ック図である。
3]は上述した高架線移動装置、32は高架線移動装置
3〕を制御する処理装置、33は無線等を使用して後述
する携帯用操作装置36からの指示を受信したり処理装
置32の状態等を携帯用操作装置36へ送信したりする
送受信装置、34は高架線移動装置31、処理装置32
、送受信装置3′3、後述する補助記憶装置35の動力
源としてのバッテリーやエンジン発電機等からなる電源
、35は後述する補助記憶媒体37を読み書きできる補
助記憶装置、36は無線等を使用して高架線移動装置3
1を地上より手動で操作したり自動運転等の指示を行な
ったりする携帯用操作装置、37は高架線移動装置31
が指定された高架線上を走行するための動作データ等が
記憶されたフロッピー・ディスクやメモリ・カード等の
補助記憶媒体、38は後述する教示処理装置3つで作成
された動作データ等を記憶する補助記憶装置、39は後
述する入力装置40で入力した動作データ等を高架線移
動装置31の処理装置32で処理できるデータに変換し
たりする教示処理装置、40は高架線移動装置31を動
作させる動作データ等を教示処理装置39へ入力するた
めの入力装置、41は入力装置40から入力したデータ
や教示処理装置29で処理した結果等を表示する表示装
置、42は携帯用操作装置36と送受信装置33の間を
無線等を用いて通信を行なう通信方式である。
次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。
まず第1図を用いて高架線移動装置31の動作を説明す
る。
図に示すように高架線移動装置31は装置本体12を、
走行車輪機構15.16を介して高架線25に懸垂する
ように支持される。
高架線移動装置31は走行車輪機構15.16により所
望の方向に移動走行されるが、これら走行車輪機構1.
5.16の前輪(走行車輪のうち進行方向側の車輪)が
高架線25上に取付けられたケーブル保持金具等の障害
物24に接近した場合、まず前輪に取付けられた検出器
により障害物24を検出し、走行を停止し、図示しない
前輪クランプ機構を動かして、クランプを解除する。そ
して、首振り機構17を用いて、全体の重心を後輪側に
移動して前輪を高架線25より上昇させる。この状態で
、後輪を動かして前輪を障害物24の反対側に乗り越え
させる。そして前輪通過後に首振り機構17を戻し前輪
を高架線25′上にドろす。
次に、前輪クランプ機構により前輪をクランプしてか′
ら図示しない後輪クランプ機構を動かしてクランプを解
除し、首振り機構17を用いて全体の重心を前輪側に移
動して、後輪を高架線25より上昇させる。そして前輪
を動かして後輪を障害物の反対側に乗り越えさせる。次
に障害物通過後に首振り機構17を元に戻し後輪を高架
線25上に下ろし、後輪クランプ機構を用いて後輪をク
ランプする。
次に鉄塔等の支持脚23を境界にして高架線25が進行
方向に対して左右上下に折れ曲がる箇所に近接した場合
は、以下の一連動作により回避通過する。
まず、支持脚23が右又は左又は下のいずれから高架線
25を支持しているかの情報を用いて装置本体12は上
下旋回シャフト13により支持脚23の2次側(鉄塔回
避時、回避する前の高架線側を1次側(第1図の25)
1回避後の高架線側を2次側(第1図25′)と呼ぶ)
にアーム11の向きを決める。この場合、装置本体12
が高架線に懸垂しているので、アーム11上を装置本体
12が走行する機構によりアーム11先端のフック21
が高架線25′の下をくぐり抜けるまで、アーム11を
送り出す。次に首振り機構17を用いてアーム11を上
昇させ、アーム11が高架線25′に当接したことを検
知するまで行なう。次にフック21の引き戻しは、リン
ク19の立ち上がり部の内側が高架線25′に当接した
ことを検知するまで続ける。フック21の下降は、リン
ク19のフック21とのつなぎ部の下側が高架線25′
に当接したことを検知するまで続ける。そしてフック2
1の送り出しは、フック21に高架 0 線25′が掛かるまで続ける。
さらに、装置本体12は1次側に残ったフック20をア
ーム]1の送り出しにより上下旋回シャフト13の上に
引き込む。首振り機構17より上部が懸垂しているので
、装置本体12は、アーム11共々フツク20を上下す
る。これにより1次側に残ったフック20を前後上下に
動かし、走行車輪機構15.16に挾まれた位置で1次
側の高架線25に掛ける。
2次側と1次側のアーム11両端のフック21゜20が
掛けられた状態で、走行車輪機構15゜16が高架線2
5より外れるように、前後輪のクランプを解除し、上F
旋回シャフト13の上下機構により走行車輪機構15.
16を高架線25より持ち上げる。
装置本体12がアーム11上を移動すると、1次側と2
次側の2つのフック20.21を結ぶ線を軸にして水平
のバランスを大きく崩すが2次側のフック21近くまで
来ると姿勢は戻る。しかるに、バランスを崩した中間地
点において、アーム1 11は鉄塔の支持脚23に当接する可能性があるが、ア
ーム11には、バンバ22を固着しているので、このバ
ンパ22が先に支持脚23に当接する。これによりアー
ム11と支持脚23の間には、バンパ22の突出骨だけ
の距離が保たれる。
次に2次側に到着した装置本体12は上下旋回シャフト
13により、首振り機構17の仲介リンク17aを高架
線25′に対して、所望の側に向け、さらに、上下旋回
シャフト13により走行車輪機構15.16を上げ、走
行車輪機構15゜16が高架線25′上にあるフック2
1の真下になるように、装置本体12のアーム11上の
位置を決める。そして、上下旋回シャフト13を動かし
て走行車輪機構15.16が2軸とも高架線25′の上
に乗ったことを確認する。そして前後軸の図示しないク
ランプ機構を動かして高架線25′にクランプする。
次に、フック20.21の爪を解除する機能により爪を
開き、アーム11上の本体走行2首振り機構、上ド旋回
シャフト13を動作して、2次側2 と1次側の順にフック20.21を高架線25゜25′
からはずす。そしてアーム11を引き戻し、アーム]1
を進行方向に対して所望の向きに上下旋回シャフト]3
により旋回する。
以上説明した、高架線移動装置31が高架線上の障害物
や鉄塔の支持脚部を回避しして通過する動作をまとめて
次のようになる。
まず、高架線上の障害物を回避して通過する動作シーケ
ンスは(この動作シーケンスをシーケンスAと呼ぶ)、 (1)走行車輪機構15.16に取付けた障害物検出器
が障害物を検出するまで走行する。
(2)走行車輪機+!15.16で障害物に近い車輪(
これを前輪という)を高架線にクランプしている図示し
ない前輪クランプ機構を動かし解除する。
(3)直振り機構17を使用して前輪を高架線から離し
て高架線上方に動かす。
(4〉前輪が障害物を乗り越えた位置まで後輪(走行車
輪機構1.5.16の内前輪でない方)を3 動かし高架線上を走行する。
(5)首振り機構17を使用して前輪を高架線上におろ
す。
(6)上記前輪クランプ機構を動かして、前輪を高架線
にクランプする。
(7)図示しない後輪クランプ機構を動かして、後輪を
高架線にクランプしているのを解除する。
(8) i振り機構17を使用して、後輪を高架線上方
に動かす。
(9)後輪が障害物を乗り越えた位置まで前輪により走
行する。
(10)首振り機構17を使用して、後輪を高架線上に
おろす。
(11)上記後輪クランプ機構を動かして後輪を高架線
にクランプする。
となる。
次に、鉄塔の支持脚部を回避して通過する動作シーケン
ス(この動作シーケンスをシーケンスBと呼ぶ)は、回
避する鉄塔の支持脚が左右上下のいずれから高架線を支
持しているのかの情報が与4 えられると (1)装置本体12の上下旋回シャフト13を使用して
アーム11が鉄塔に接触しない側から2次側にアーム1
1の向きを合わせる。
(2)装置本体12が高架線に懸垂しているので、アー
ム11のハ側のフック21が鉄塔の2次側の高架線のド
をくぐるまで送り出す。
(3)首振り機構17を使用して、アーム11が高架線
に当接したことを検知するまでアーム11を上昇する。
(4)上下旋回シャフト13を使用してリンク1つの立
ち上がり部内側が高架線に当接したことを検知するまで
アーム11を旋回する。
(5)首振り機構17を使用してリンク19とフック2
1とのつなぎ部が高架線に当接したことを検知するまで
アーム11の旋回を続ける。
(6)アーム11を送り出す機構を使用してフック21
に高架線が掛るのを検知するまでアーム11を送り出す
(7)1次側に残ったフック20が上下旋回シャ5 フト13の上にきたことを検知するまでアーム11を送
り出す。
(8)上下旋回シャフト13を使用し、フック20が高
架線に当接するまで操作する。
(9)フック20に高架線が掛るまでアーム11を送り
出す。
(10)走行車輪15.16(前輪と後輪)のクランプ
を解除する。
(11)上下旋回シャフト13を使用して走行車輪機構
1.5.16を高架線から外す。
(12)アーム11両端のフック20.21が高架線に
掛けられているのでアーム11を送り出す機構を使用し
て本体]2がアーム11上を走行し、本体12が2次側
の高架線の真上にくるまで続ける。アーム11上を走行
中は、バランサ14を動かしてバランスをとりながら行
なう。
(13)上下機構13を使用して走行車輪15゜16を
高架線に乗るまでおろす。
(14)走行車輪15.16のクランプ機構を使用して
、走行車輪15.16を高架線にクランプす6 る。
(15)アーム11両端のフック20.21の図示しな
い爪を開放する。
(16)アーム11上の本体走行1首振り、上下等の機
構を使用して、2次側と1次側のフ・ツク20゜21を
順に前後上下させて取り外す。
(17)アーム]1を引き戻す。
(18)アーム11を高架線移動装置31の進行方向に
対して所望の向きに上下旋回シャフト13を合Uせる。
となる。
一方、指定された高架線上の区間を高架線移動装置31
で走行する場合指定された区間の鉄塔間ごとに障害物が
何ケ所かあり、鉄塔よりいくらの距離の所にあるか、又
鉄塔を境にして高架線が高架線移動装置31の進行方向
に対して左右上下に折れ曲る状態等が鉄塔等の設置情報
等から計算できることから高架線移動装置31の動作シ
ーケンスを作成することができる。
例えば第3図に示すようにAI、A2 、A3が 7 鉄塔で、B、、B2.B3が高架線上の障害物、c、、
c’、、c、、c4が高架線で、高架線移動装置31が
最初A1とB1の間にあり、障害物B、、B2を回避し
て通過し、鉄塔A2を渡り、障害物B3を回避して通過
し、鉄塔A3の手前まで走行するような場合、このとき
の動作データは、以下の様になる(この動作データをシ
ーケンスCと呼ぶ、文例々の動作データを作業動作と呼
ぶ)。
(1)まず、障害物B1が見つかるまで走行する。
(2)障害物B、を回避して通過する。
(3)障害物B2が見つかるまで走行する。
(4)障害物B2を回避して通過する。
(5)鉄塔A2の手前まで走行する。
(6)高架線移動装置31の進行方向に対して、第3図
の角度αの方向にアームを振り出して鉄塔A2を渡る。
(7)障害物B、が見つかるまで走行する。
(8)障害物B、を回避して通過する。
(9)鉄塔A3の手前まで走行する。
このような動作シーンスデータを予め入力装置8 40より入力し、教示処理装置39で処理し、補助記憶
装置38へ記憶する。
そして、補助記憶装置38に記憶された補助記憶媒体3
7を高架線移動装置31の処理装置32に接続された補
助記憶装置35にセットし、操作装置36より高架線移
動装置31を上記動作シーケンスデータで動作するよう
に起動指示を行なう。
すると、送受信装置33は、起動指示を受信し、処理装
置32に起動指令を与える。
処理装置32は、補助記憶装置35にセットされた動作
データの先頭からデータを読み出し、先頭データの“障
害物B、が見つかるまで走行する“の動作シーケンスを
実行する。この場合、動作シーケンスデータを高架線移
動装置31が実行してよいかどうかを、高架線移動装置
31に取付けられた検出器等(リミットスイッチ等のセ
ンサ)で確認するようにする。
高架線移動装置31が障害物B1を検出すると処理装置
32は、高架線移動装置31を停止する。
停止後、この動作完了時の高架線移動装置31の9 状態を検出器等で確認し、次の動作シーケンスデータを
実行する。次の動作シーケンスデータは、“障害物B1
を回避して通過する”動作である。
この動作は、前に記したシーケンスAという動作の(2
)〜(11)の動作に分解できる。
この分解された動作(この動作を基本動作と呼ぶ)を実
行する前に基本動作を実行してよいかど7うかを確認し
、この後、この動作を行なう。この基本動作完了後、動
作完了時の検出器等の状態を確認し、次の基本動作を順
次行ない“障害物Bを回避して通過する”動作を完了す
る。
同様にして“障害物B2の見つかるまで走行する”と“
障害物B2を回避して通過する”を実行する。
次に、“鉄塔A2の手前まで走行する”動作を行なう。
この動作の実行前に動作を実行していいかどうかを確認
していいかどうかを確認し、こののち動作を行い、高架
線移動装置31に取付けられた検出器等(超音波距離セ
ンサ等)により鉄塔から指0 定された距離で停止し、停止後検出器等で動作完了が確
認する。
次に“高架線移動装置31の進行方向に対して第3図の
角度α方向にアームを振り出して鉄塔A2を渡る動作を
行なう。この動作は、前述したシーケンスBの動作(1
)〜(18)の動作に分解できる。この分解された動作
を、動作する前に基本動作を実行していいかどうかを確
認し、この後、基本動作を行なう。この基本動作完了後
動作完了時の検・出回”−9を確認し、次の基本動作を
順次行ない“高架線移動装置1の進行方向に対して第2
図の角度α方向にアームを振り出して鉄塔A2を渡る“
動作を完rする。次に“障害物B3が見つかるまで走行
する”、“障害物B3を回避して通過する”と“鉄塔A
3の手前まで走行する”動作も前述した方法と同様に行
なうことにより動作可能となる。
このように高架線の設置情報から高架線移動装置3〕が
動作するのに必要な動作シーケンスデータ(シーケンス
Cのデータ等)を事前に教示処理1 装置39で作成することにより、高架線移動装置31の
処理装置32は、動作シーケンスデータ(シーケンスC
のデータ)を解読し、シーケンスAやシーケンスB等の
基本動作に分解して高架線移動装置31を制御すること
により期待された動作を実行することができる。
したがって、このようにすれば高架線上の障害物や鉄塔
を回避し通過することができる高架線移動装置31を高
架線の指定された区間を動作させる際、予め教示処理装
置39で高架線移動装置31の作業動作を組合せた動作
シーケンスデータを作成し、この動作シーケンスデータ
を高架線移動装置31の処理装置32へ入力することに
より動作シーケンスデータの作業動作が基本動作に分解
され、高架線移動装置31を動作させるようになり、指
定された高架線上の区間を動作できるので、従来のよう
に多数のセンサを用いて複雑な処理を行なわなくてもよ
く、小形・軽量で信頼性が向上できる。又高架線上の動
作区間をいろいろ変えても、Pめ作業動作の組合わせを
変えた動作シ2 ケンスデータを作成することにより任意の高架線上の区
間を走行することができ、高架線移動装置31を効率よ
く動作することができる。又、動作シーケンスデータを
作業動作で構成することにより、動作シーケンスデータ
を基本動作で構成するよりも教示処理装置39での人力
データ量が少なくなり操作性を向上することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、走行しようとする高架線の設置情報に
より、走行しようとする任意の高架線の区間の高架線移
動装置の動作シーケンスデータを作成し、そのデータに
より高架線移動装置が動作できるデータに分解して動作
させることにより、処理装置に多くの機能を持たせた従
来のものに比べ、小形・軽量化が可能になるとともに、
信頼性の向上を図ることができる。又、予め高架線移動
装置の動作シーケンスデータを作成するので、任意の高
架線の巡視点検作業や保守管理作業の効率化を図ること
ができる。
 3
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いられる高架線移動装置
を示す斜視図、第2図は同実施例の回路構成を示すブロ
ック図、第3図は同実施例の動作を説明するための図で
ある。 31・・・高架線移動装置、32・・・処理装置、33
・・・送受信装置、34・・・電源、35・・・補助記
憶装置、36・・・携帯用操作装置、37・・・補助記
憶媒体、38・・・補助記憶装置、39・・・教示処理
装置、40・・・人力装置、41・・・表示装置、42
・・・無線等の通信方式。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高架線上を移動して点検・保守等を行なう高架線移動装
    置において、予め高架線の設置情報から高架線移動装置
    が動作するのに必要な各種の動作シーケンスデータを生
    成する教示手段と、この教示手段で生成された動作シー
    ケンスデータが書込まれる記憶手段と、この記憶手段に
    書込まれた動作シーケンスデータにより高架線移動装置
    を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする高架
    線移動装置の制御装置。
JP2081368A 1990-03-30 1990-03-30 高架線移動装置の制御装置 Pending JPH03282706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170141A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友電気工業株式会社 自走式電線点検装置
JP2019170139A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友電気工業株式会社 自走式電線点検装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170141A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友電気工業株式会社 自走式電線点検装置
JP2019170139A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 住友電気工業株式会社 自走式電線点検装置

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