JPH03282277A - 磁気検出素子 - Google Patents
磁気検出素子Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
化する強磁性磁気電気抵抗効果を利用して磁気を検出す
る磁気検出素子に関するものである。
非磁性体の基板(2)の表面上に、磁界検出用の抵抗体
(3)(以下、検出抵抗体と略す)と、温度補償用の抵
抗体(4)(以下、補償抵抗体と略す)と、入力端子(
5)(6)と出力端子(7)とが形成されている。
強磁性磁気電気抵抗材料による多数の平行な短冊部(8
)が直列に結合され、この短冊部(8)の各々は幅がW
、長さが1に形成されている。また補償抵抗体(4)は
、前記検出抵抗体(3)の短冊部(8)と同長、同幅、
同本数の短冊部(9)が直列に結合され、この短冊部(
9)の方向は前記短冊部(8)に対して直角方向に向け
て形成され、前記抵抗体(3)の一方の端部とこの抵抗
体(4)の一方の端部が結合されている。
れ、前記抵抗体(3)(4)の他方の端部にそれぞれ結
合されている。
記抵抗体(3)と(4)との結合点に結合されている。
な近接スイッチ(10)として用いられる。この近接ス
イッチ(10)は、磁気検出素子(1)と信号処理回路
(11)が実装された回路基板(12)が樹脂などで成
形された筐体(13)に組み込まれ、入出力信号ケーブ
ル(14)が取付けられている。なお、磁気検出素子(
1)と回路基板(12)の配線は金線(15)で電気的
に結合されている。
(5)(6)に結合され、この磁気検出素子(1)と並
列に抵抗(16)と可変抵抗(17)の直列回路が接続
されて、検出抵抗体(3)および補償抵抗体(4)の結
合点(出力端子)(7)と、抵抗(16)および可変抵
抗(17)の結合点(18)が差動増幅器(19)に入
力されてホイートストーンブリッジ(以下ブリッジと略
す)が形成されている。さらに、差動増幅器(19)の
出力vAはしきい値がvTのコンパレータ(20)に入
力されている。
抗(17)を調節して差動増幅器(19)の出力vAが
Oとなるように、すなわち前記ブリッジが平衡するよう
に調節し、例えば第28図に示すように、小型ピストン
シリンダ(21)のピストン位置検出スイッチとしてシ
リンダ(22)の外側にバンド(23)などで、抵抗体
(3)(4)が目的の検出位置Oに来るように固定され
る。
明しておくと、シリンダ(22)の内部にピストン(2
4)が隙間なく摺動自在に嵌入し、このピストン(24
)にはリング状の磁石(25)が組み込まれており、さ
らに、このピストン(24)はロンド(26)によ゛っ
てピストンシリンダ(21)外部の駆動装置(図示せず
)に連結されている。
イッチ(10)において、磁石(25)の位置に対する
差動増幅器(19)の出力vAは、第29図(a)に示
すように、検出位置Oの中心にある鋭い正のピークP1
と、その両側の大きな負のピークP2と、さらに、その
両件側の小さな正のピークP1を有する形となる。コン
パレータ(20)のしきい値■7を中心のピークP1の
2分の1とすると、コンパレータ(20)の出力■。が
オンとなる領域(以下、作動領域と略す)Lは第29図
(b)に示すように、中心の約2.5mm程度しか得ら
れない。このため、近接スイッチ(10)を極めて正確
な位置に取付けなければピストン(24)を検出できず
、位置調整に多大な労力を要していた。
にピークを有するのは以下の理由によるものである。
石(25)が磁気検出素子(1)に接近すると、この磁
石(25)が発生する略円弧状の磁界H,lは、第30
図(a)に示すように、磁気検出素子(1)を通過する
。このとき、検出抵抗体(3)と補償抵抗体(4)は、
第30図(b)の説明図に示すように、それぞれの短冊
部(8)(9)の長手方向に対して直角方向の磁束成分
Hx、Hyがそれぞれ検出抵抗体(3)および補償抵抗
体(4)の抵抗値に影響を与え、第31図の静特性に示
すように、その抵抗値Rが減少する。
(19)の出力vAに与える影響を個別に分解すると、
補償抵抗体(4)の出力は、第32図(a)に示すよう
に、検出位置Oの中心の両側に大きな負のピークP2′
を有しており、このピークは第29図(a)の負のピー
クP2 と略一致している。検出抵抗体(3)の出力は
第32図(b)に示すように、検出位!Oの中心に正の
ピークP1′と、外側に小さな正のピークP、′を有し
ており、この中心のピークP工′は第29図(a)の中
心のピークP1より若干太い。第29図(a)の中心の
ピークP1が、第32図(b)の中心のピークP工′よ
り細くなるのは、第32図(b)の中心のピークP□′
が第32図(a)の2個の負のピークP2′によって生
ずる検出位置Oの中心の山と合成され、その分が削られ
るからである。その結果、コンパレータ(20)の作動
領域りを狭めている。
)の2個の負のピークP2′によって削られる分を捕え
る以上に前記検出抵抗体(3)の出力である第32図(
b)の中心ピークP工′を太くできないのは、第30図
(a)(b)の説明図に示すように磁界HMは略円弧状
のため、磁石(25)が検出位置Oの中心に位置すると
きはH,=)(Mとなるが、磁石(25)が検出位置O
の中心より僅かに移動しただけでHz <<H,となる
からである。そのため。
は難しい。
つとして捉えれば、磁界の影響を受けないことが望まし
く、Tiなどのような非磁性体金属を用いることも考え
られる。ところが、補償抵抗体(4)は検出抵抗体(3
)と対をなして温度補償に用いられているため、抵抗率
の温度係数が検出抵抗体(3)と等しいものでなければ
ならず、今のところこのような非磁性体金属素材はなく
、またこのような素材に近いものがあったとしても、補
償抵抗体(4)と検出抵抗体(3)を別々に形成しなけ
ればならず、製造工程が増すという問題がある。
きの略楕円状に近づくため、検出位置○の前後で検出抵
抗体(4)に直交する磁束成分が増し、HX=Hイ、H
YχOとなる領域を広く得ることができ、コンパレータ
(20)の作動領域を広げることはできる。しかし、逆
にピストン(24)の動作範囲を狭めたり、摩擦抵抗が
より大きくなることによりピストン(24)の動作速度
を低下させるため、磁石(25)の@Dをあまり広くす
ることはできない。
下げれば、第29図(b)に示すコンパレータ(20)
の作動領域りを広げることはできるが、第29図(a)
に示す外側の正のピークP、の影響を受けるため、しき
い値■7を下げることはあまり望ましくない。
作動領域を有する近接スイッチ用の磁気検出素子を提供
するものである。
もので、強磁性磁気電気抵抗材料により電流通路となる
複数の細長い短冊部を折り返し配置して、これら短冊部
を直列に結合した磁気検出用と温度補償用の各抵抗体を
絶縁性基板上に形成し、これら磁気検出用と温度補償用
の抵抗体を直列に結合した磁気検出素子において、 これら磁気検出用と温度補償用の抵抗体を構成するそれ
ぞれの短冊部を流れる電流の平均的方向が互いに略直角
となるように配置し、前記温度補償用の抵抗体は前記磁
気検出用の抵抗体の磁気電気抵抗変化率より小さいもの
を用いてなるものである。
の温度補償用の抵抗体の磁気電気抵抗変化率を小さくし
てなるものである。
冊部のなす角度θがOa〈θ≦125゜の範囲の略扇状
に配置し、この磁気検出用の抵抗体の磁気電気抵抗変化
率を大きくしてなるものである。
冊部の幅を狭めて面積を小さくすることにより、これら
の抵抗体を同一の磁界中に置いた場合、検出用の抵抗体
の抵抗変化より、温度補償用の抵抗体の抵抗変化の方が
小さくなり、磁界の影響による抵抗変化がないことが望
ましい温度補償用の強磁性磁気抵抗体の磁気抵抗特性が
従来より理想に近い特性となる。
度をつけて抵抗体を略扇状にすることにより1円弧状の
磁界の作用を効率良く受け、検出位置を中心とした所望
の範囲内では、より多くの磁界の影響を受けることが望
ましい検出用の強磁性磁気抵抗体の磁気抵抗特性が従来
より理想に近い特性となる。
明する。
に検出抵抗体(3a)、補償抵抗体(4a)、入力端子
(5)(6)および出力端子(7)が形成された磁気検
出素子である。
Ni−Fe合金で複数の平行な短冊部(8)を形成し、
この短冊部(8)を直列に結合して形成され、この短冊
部(8)は約1000人の厚さで18μmの@WAに設
定されている。補償抵抗体(4a)は、前記検出抵抗体
(3a)の短冊部(8)に対して直角方向に向けられた
複数の短冊部(9)で形成され、この短冊部(9)はN
i−Fe合金により、約1000人の厚さ、6μmの幅
WBで、かつ、この補償抵抗体(4a)と前記検出抵抗
体(3a)の抵抗値が略等しくなる長さIBに形成され
、この面積が前記検出抵抗(3a)よりも小さくされて
いる。この補償抵抗体(4a)の一方の端部と前記検出
抵抗体(3a)の一方の端部は結合され、この結合点に
接続して前記出力端子(7)が電気良導体により形成さ
れている。前記入力端子(5)(6)は、電気良導体に
より形成され、前記検出抵抗体(3a)および補償抵抗
体(4a)の他方の端部にそれぞれ結合されている。
明する。
抵抗材料であるNiFe合金を約1000人の厚さの薄
膜に真空蒸着する。
補償抵抗体(4a)以外の部分の薄膜を除去し、短冊部
(8)および短冊部(9)がそれぞれ連結した検出抵抗
体(3a)および補償抵抗体(4a)を形成する。
した上に、電気良導体であるA1を1.5μmの厚さに
真空蒸着する。
)と出力端子(7)以外の部分のA1を除去する。
抗体(4a)の磁界に対する静特性は、それぞれ第2図
に示すように、低磁界では検出抵抗体(3a)の静特性
R3より補償抵抗体(4a)の静特性R4の方が小さい
抵抗変化を示すものとなる。
示すように、この磁気検出素子(1a)以外は従来例と
同じ構成の近接スイッチ(10a)に組み込む。
a)をピストンシリンダ(21)に取付けたとき。
幅器(19)の出力vAに与える影響を個別に分解した
出力特性を第8図(a )(b )に示す。
うに、補償抵抗体(4a)をこの補償抵抗体(4a)と
等しい抵抗値を有する抵抗器(4r)に置き換えた回路
(但し、温度係数は無視し、一定温度の条件の下)で測
定し、補償抵抗体(4a)の出力特性もまた同様、第7
図(a)に示すように、検出抵抗体(3a)をこの検出
抵抗体(3a)と等しい抵抗値を有する抵抗器(3r)
に置き換えた回路で測定した。
示すように、検出位置Oの中心に従来の磁気検出素子(
1)の特性(第32図(b))より太いピークP□′と
、外側のピークP、′を有する。
に、検出位置○の中心の両側にごく小さい負のピークP
2′を有し、差動増幅器(19)の出力特性は、第6図
(a)に示すように、第8図(a )(b )の前記検
出抵抗体(3a)と補償抵抗体(4a)の特性を合成し
たものとなり、コンパレータ(20)のしきい値■工を
差動増幅器(19)の出力■9の検出位置Oの中心のピ
ークP1の2分の1とすると、コンパレータ(20)の
出力V。がオンとなる作動領域L□は、第6図(b)に
示すように約51となる。
基づいて説明する。
)上に第1実施例と同様の検出抵抗体および補償抵抗体
(3bl)(4bi)と(3b、)(4bz)を2組、
並列に接続して形成し、入力端子(5)(6’)を共通
とし、出力端子(7,)(7□)を別々に設けたもので
ある。
16μmの幅WAに設定され、短冊部(9,)(9□)
は8μmの幅W、に設定されている。
IA、IIlは、検出抵抗体(3b1)と補償抵抗体(
4b工)との抵抗値および検出抵抗体(3b2)と補償
抵抗体(4b2)との抵抗値がそれぞれ略等しくなるよ
うに設定され、短冊部(81)(8□)(9□)(9□
)は、SiOの保護膜(27)で被覆されている。
□)はCu−5n合金により形成されている。
近接スイッチ(10b )に、検出および補償抵抗体(
3b工)(3b2)(4b工)(4b、)が回路基板(
12)側に伏せられて組み込まれている。第10図にお
いて(11)は信号処理回路である。
ように検出抵抗体(3bi)および補償抵抗体(4b工
)の結合点(出力端子)(71)と、抵抗(16□)お
よび可変抵抗(17□)の結合点が差動増幅器(19□
)に入力されて第1のブリッジが構成され、同様に検出
抵抗体(3b、)、補償抵抗体(4bz)、抵抗(16
□)、可変抵抗(17□)および差動増幅器(19□)
により、第2のブリッジが構成され、これらのブリッジ
は入力端子(5)(6)を介してともに電源E0 に結
合されている。前記差動llj幅器(19,)(19,
)(7) 出力vA4、■6□は、それぞれの出力V
At、■6□の正の最大のピークP1の2分の1のしき
い値のコンパレータ(20,)(20,)に入力されて
いる。これらのコンパレータ(20、)(202)の出
力■。0、■。2は、一方でFOR(E xclusi
veo R)回路(29)を介してVsとして出力され
、他方でAND回路(30)を介してVcとして出力さ
れる。
様のピストンシリンダ(21)に取り付けたときの各素
子の出力を第12図(、)〜(f)に示す。
は第12図(a)(b)に示すように、第6図(a)の
第1実施例の差動増幅器(19)の出力vAと略同しで
あるが、抵抗体(3b、)(4b1)と抵抗体(3b2
) (4b2)のピッチ分(Q、8mm)だけ、中心位
置が左右にずれており、第12図(c)(d)に示すよ
うにコンパレータ(20□)(20□)の出力V。0.
V、2も同様にずれてそれぞれ約4.6mmの作動領域
L2およびり、となる。
)の論理積であるから、第12図(e)に示すように、
検出位置Oを中心とした約3.8mmの作動領域L4と
なる5 FOR回路(29)の出力Vsは、第12図(c)(d
)の排他的論理和であるから第12図(f)に示すよう
に、前記AND回路(30)の作動領域L4の両側に0
.8mmの作動領域り、を生ずる。
トン(24)が検出位MOを中心とした3、8mmの作
動領域L4の範囲内にあることを示し、EOR回路(2
9)の出力Vsは作動領域L4には達してはいないが、
この作動領域L4の近傍0.8mn+以内の作動領域り
、の範囲にあることを示す信号となる。
て説明する。
上に検出抵抗体(3c) 、補償抵抗体(4c)、入力
端子(5)(6)および出力端子(7)が形成された磁
気検出素子である。
Ni−Fe合金で複数の短冊部(8J)と短冊部(8K
)が各々平行に形成され、これら短冊部(8J)と短冊
部(8K)との間の角度θが60@に設定され、これら
の短冊部(8J)および(8K)が直列に結合されてい
る。そして、この検出抵抗体(3c)は全体として略扇
状に形成され、これらの短冊部(8J) (8K)は約
800人の厚さで18μmの幅WAに設定されている。
部(8J) (8K)の平均方向に対して直角方向に向
けられた複数の並行な短冊部(9)を直列に結合し、全
体として略長方形に形成されている。この短冊部(9)
はN i −F e合金により、約800人の厚さ、6
μmの幅W!lで、かつ、この補償抵抗体(4C)と前
記検出抵抗体(3C)の抵抗値が略等しくなる長さIB
に形成され、この面積が前記検出抵抗(3C)よりも小
さくされている。
(3c)の一方の端部は結合され、この結合点に接続し
て前記出力端子(7)が電気良導体により形成されてい
る。前記入力端子(5)(6)は、電気良導体により形
成され、前記検出抵抗体(3C)および補償抵抗体(4
c)の他方の端部にそれぞれ結合されている。
抗体(4c)の磁界に対する静特性は、それぞれ第14
図に示すように低磁界では検出抵抗体(3C)の静特性
R3より補償抵抗体(4C)の静特性R4の方が小さい
抵抗変化を示すものとなる。
図に示すように、この磁気検出素子(IC)以外は従来
例と同じ構成の近接スイッチ(loc)に組み込む。こ
の近接スイッチ(tOC)を第1実施例同様にピストン
シリンダ(21)に取付けたとき、補償抵抗体(4c)
および検出抵抗体(3C)が差動増幅器(19)の出力
■6に与える影響を個別に分解した出力特性を第17図
(a)(b)に示す。補償抵抗体(4C)の出力特性は
第7図(a)の第1実施例と略同様に、検出抵抗体(3
C)をこの検出抵抗体(3C)と等しい抵抗値を有する
抵抗器(3r)に置き換えた回路で測定し、検出抵抗体
(3c)の出力特性もまた同様、第7図(b)の第1実
施例と略同様に、補償抵抗体(4C)を°この検出抵抗
体(4C)と等しい抵抗値を有する抵抗器(4r)に置
き換えた回路で測定した。
に示すように、検出位置○の中心の先端がわずかに凹ん
ではいるが従来の磁気検出素子(1)の特性(第32図
(b))より太いピークP 、 /を有する。
に、検出位置○の中心の両側にごく小さい負のピークp
%を有し、差動増幅器(19)の出力特性は、第18図
(a)に示すように、第17図(a)(b)の補償抵抗
体(4c)と前記検出抵抗体(3c)の特性を合成した
ものとなり、コンパレータ(20)のしきい値■工を差
動増幅器(19)の出力■6の検出位置Oの中心の値P
工の2分の1とすると、コンパレータ(20)の出力■
。がオンとなる作動領域L6は、第18図(b)に示す
ように約7mmとなる。
)と短冊部(8K)とのなす角度θを1°〜90゜まで
変化させたときのコンパレータ(20)の作動領域L6
と実使用の可否をつぎの表1に示す。
抗体(3c)の特性は第19図に示すように。
側に大きなピークP4′を有するようになり、二の特性
と第17図(a)に示す補償抵抗体(4C)の特性との
合成である差動増幅器(19)の出力特性は、第20図
(a)に示すように2個のピークP4を有する。このた
め、コンパレータ(20)のしきい値Vアを差動増幅器
(19)の出力vAの検出位置Oの中心となる値P1の
2分の1とすると基準電位であるOvとの差がほとんど
なくなり、しきい値vTをピークP4の2分の1とする
と第20図(b)に示すようにコンパレータ(20)の
出力v0がオンとなる作動領域L!’が2個に分裂して
、検出位置○を定めることができにくくなる。
体(3c)の短冊部(8J)と短冊部(8K)とでなす
角度θはO°≦θ≦75°の範囲が適当である。
に基づいて説明する。
に第3実施例と同様の補償抵抗体(4d)と、複数の短
冊部(8)のそれぞれの間に角度を持たせ、全体として
略扇状に形成された検出抵抗体(3d)とを接続して形
成し、入力端子(5)(6)および出方端子(7)を設
けたものである。検出抵抗体(3d)の右端の短冊部(
8)と左端の短冊部(8)とでなす角度θは90’ に
設定されている。
幅WAに、短冊部(9)は6μmの幅wBに設定され、
これら短冊部(8)(9)の長さLA、IBは検出抵抗
体(3d)と補償抵抗体(4d)との抵抗値がそれぞれ
略等しくなるように設定され、短冊部(8)(9)はS
iOの保護膜(27)で被覆され、さらにエポキシ樹脂
の防湿膜(28)で被覆されている。
u N 1合金により形成されている。
近接スイッチ(10d)に、検出および補償抵抗体(3
d) (4d)が回路基板(12)側に伏せられて組み
込まれる。
同様のピストンシリンダ(21)の取り付けたときの出
力を第23図(a)(b)に示す。
うに、検出位置Oを中心として従来の磁気検出素子(1
)より太いピークP□ を有し、コンパレータ(20)
の出力■。がオンとなる差動領域L7は、第23図(b
)に示すように約6.5mmとなる6第21図において
、検出抵抗体(3d)の複数の短冊部(8)間に持たせ
た角度を変え、右端の短冊部(8)と左端の短冊部(8
)とでなす角度θを1°〜135’ まで変化させたと
きのコンパレータ(2o)の差動領域L7と実使用の可
否を表2に示す。
抵抗体(3d)の特性は第24図に示すように、検出位
置Oの中心の値P□′が大幅に下がるとともに両側に大
きなピークP4を有するようになり、第20図(a)(
b)に示す第3実施例と同様に検出位置○を定めること
ができにくくなる。
体(3d)の右端の短冊部(8)と左端の短冊部(8)
とでなす角度θは、o’ <θ≦125”の範囲が適当
である。
に1組の検出用と温度補償用の抵抗体(3c)(4c)
または(3d)(4d)が形成されているが、第2実施
例のように1枚のガラス基板上に、2組の検出用と温度
補償用の抵抗体(3c) (4c)または(3d) (
4d)を並列に接続して形成し入力端子(5)(6)を
共通とすることもできる。
b□) (4b2) (4c) (4d)を略方形とし
たが、本発明はこれに限られるものではなく、短冊部(
9)が並行であれば、例えば、台形状などであってもよ
い。
)を用いているが、本発明はこれに限られるものではな
く、例えば、表面が酸化されたSi基板など絶縁性を有
するものであればよい。
NiFe合金を用いたが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、例えば、N i −C。
。
ピストンシリンダのピストン位置検出に用いた例を説明
したが1本発明はこれに限られるものではなく、強磁性
磁気電気抵抗材料の検出用の抵抗体と温度補償用の抵抗
体を有する磁気検出素子であればよい。
体と磁気検出用の抵抗体を1回の工程で形成できるよう
に同一の強磁性磁気電気抵抗材料で形成したにもかかわ
らず、温度補償用の抵抗体が受ける磁界の影響を減らす
とともに磁気検出用の抵抗体が受ける磁界の範囲を充分
に広くシ、磁気の検出領域を大幅に広げることができ、
検出ミスのない高い信頼性を有する近接スイッチを提供
でき、また、近接スイッチの取付調整も極めて容易にな
るという効果を有するものである。
、第1図は磁気検出素子の平面図、第2図は第1図の磁
気検出素子の検出抵抗体と補償抵抗体の磁気電気抵抗変
化特性図、第3図は第1図の磁気検出素子を組み込んだ
近接スイッチの1部切り欠いた平面図、第4図は第3図
の近接スイッチの回路図、第5図は第3図の近接スイッ
チをピストンシリンダに固定した例を示す断面図、第6
図(a)は第3図の近接スイッチの差動増幅器の出力特
性図、第6図(b)は第3図の近接スイッチのコンパレ
ータの出力特性図、第7図(a)は補償抵抗体の特性を
得るための回路の回路図、第7図(b)は検出抵抗体の
特性を得るための回路の回路図、第8図(a)は第1図
の磁気検出素子の補償抵抗体の分解出力特性図、第8図
(b)は第1図の磁気検出素子の検出抵抗体の分解出力
特性図である。 第9図ないし第12図は本発明の第2実施例を示すもの
で、第9図は磁気検出素子の平面図、第10図は第9図
の磁気検出素子を組み込んだ近接スイッチの1部切り欠
いた平面図、第11図は第10図の近接スイッチの回路
図、第12図(a)〜(f)は第10図の近接スイッチ
の各素子の出力特性図である。 第13図ないし第20図は本発明の第3実施例を示すも
ので、第13図は磁気検出素子の平面図、第14図は第
13図の磁気検出素子の検出抵抗体と補償抵抗体の磁気
電気抵抗変化特性図、第15図は第13図の磁気検出素
子を組み込んだ近接スイッチの1部切り欠いた平面図、
第16図は第15図の近接スイッチの回路図、第17図
(a)は第13図の磁気検出素子の補償抵抗体の分解出
力特性図、第17図(b)は第13図の磁気検出素子の
検出抵抗体の分解出力特性図、第18図(a)は第15
図の近接スイッチの差動増幅器の出力特性図。 第18図(b)は第15図の近接スイッチのコンパレー
タの出力特性図、第19図はθ=80°のときの検出抵
抗体の分解出力特性図、第20図(a)はθ=80°の
ときの差動増幅器の出力特性図、第20図(b)はθ=
806のときのコンパレータの出力特性図である。 第21図ないし第24図は本発明の第4実施例を示すも
ので、第21図は磁気検出素子の平面図、第22図は第
21図の磁気検出素子を組み込んだ近接スイッチの1部
切り欠いた平面図、第23図(a)は第22図の近接ス
イッチの差動増幅器の出力特性図、第23図(b)は第
22図の近接スイッチのコンパレータの出力特性図、第
24図はθ=130°のときの検出抵抗体の分解出力特
性図である。 第25図ないし第32図は従来例を示すもので、第25
図は従来の磁気検出素子の平面図、第26図は第25図
の磁気検出素子を組み込んだ近接スイッチの1部切り欠
いた平面図、第27図は第26図の近接スイッチの回路
図、第28図は第26図の近接スイッチをピストンシリ
ンダに固定した例を示す断面図、第29図(a)は第2
6図の近接スイッチの差動増幅器の出力特性図、第29
図(b)は第26図の近接スイッチのコンパレータの出
力特性図、第30図(a)(b)は磁気検出素子が磁界
の中に置かれたときの説明図、第31図は第25図の磁
気検出素子の検出抵抗体と補償抵抗体の磁気電気抵抗変
化特性図、第32図(a)は第25図の磁気検出素子の
補償抵抗体の分解出力特性図、第32図(b)は第25
図の磁気検出素子の検出抵抗体の分解出力特性図である
。 (la) (lb) (lc) (ld)−磁気検、出
素子、(2)=一基板、(3a)(3b、)(3b2)
(3c)(3d)−磁界検出用の抵抗体。 (4a) (4b、 ) (4b2) (4c) (4
d) ・・・温度補償用の抵抗体、(5)(6)・・入
力端子、 (7)(7,)(7□)・・・出力端子、(
8)(8□)(8□)(8J) (8K) (9)(9
□)(9□)・・・短冊部。 (10a )(10b )(10c )(10d )−
近接スイッチ、(11)・・・信号処理回路、 (12
)・・・回路基板、(13)・・・筐体、(14)・・
・入出力信号ケーブル、(15)・・金線、(16)(
16□)(16□)・・・抵抗、(17) (17□)
(17□)・・・可変抵抗。 (19)(19,)(19□)・・・差動増幅器、(2
0) (20□)(20□)・・・コンパレータ、(2
1)・小型ピストンシリンダ、(22)・・・シリンダ
、 (23)・バンド、(24)・・・ピストン、(2
5)・・・磁石、(26)・・ロンド、(27)・・・
保護膜、 (28)・・・防湿膜、 (29) −E
OR(E xclusiveo R)回路、(30)・
・・AND回路。
Claims (4)
- (1)強磁性磁気電気抵抗材料により電流通路となる複
数の細長い短冊部を折り返し配置して、これら短冊部を
直列に結合した磁気検出用と温度補償用の各抵抗体を絶
縁性基板上に形成し、これら磁気検出用と温度補償用の
抵抗体を直列に結合した磁気検出素子において、 これら磁気検出用と温度補償用の抵抗体を構成するそれ
ぞれの短冊部を流れる電流の平均方向が互いに略直角と
なるように配置し、前記温度補償用の抵抗体は前記磁気
検出用の抵抗体の磁気電気抵抗変化率より小さいものを
用いてなることを特徴とする磁気検出素子。 - (2)温度補償用の抵抗体の短冊部の幅を、前記検出用
の抵抗体の短冊部の幅より狭く形成して、この温度補償
用の抵抗体の磁気電気抵抗変化率を小さくしてなること
を特徴とする請求項(1)記載の磁気検出素子。 - (3)検出用の抵抗体と温度補償用の抵抗体の無磁界状
態での抵抗値が略等しくなるように、補償用抵抗体の長
さを設定してなる請求項(2)記載の磁気検出素子。 - (4)磁気検出用の抵抗体は両端の短冊部のなす角度θ
が、0°<θ≦125°の範囲の略扇状に配置してなる
ことを特徴とする請求項(1)記載の磁気検出素子。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
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JP2-40776 | 1990-02-21 |
Publications (2)
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JP (1) | JP3058899B2 (ja) |
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JP3058899B2 (ja) | 2000-07-04 |
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