JPH03282025A - 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造 - Google Patents

浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造

Info

Publication number
JPH03282025A
JPH03282025A JP8158490A JP8158490A JPH03282025A JP H03282025 A JPH03282025 A JP H03282025A JP 8158490 A JP8158490 A JP 8158490A JP 8158490 A JP8158490 A JP 8158490A JP H03282025 A JPH03282025 A JP H03282025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
slide pin
caliper
seat hole
boot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8158490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Matsuzaki
松崎 善樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP8158490A priority Critical patent/JPH03282025A/ja
Publication of JPH03282025A publication Critical patent/JPH03282025A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、浮動型ディスクブレーキに存在するキャリ
パスライド部のスライドピン挿入孔をスライドピンに被
せるゴムブーツの一端で簡便に信軌性良く封止するため
の構造に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
第2図に浮動型ディスクブレーキの一例を示す。
図の1はキャリパ、2は固定部材、3はディスクを間に
して対向させる対の摩擦パッド、4はキャリパに固定し
たスライドピン5を固定部材に設けたスライドピン挿入
孔6に挿入して構成されるキャリパスライド部、7はス
ライドピン5に被せたピン保護用のゴムブーツである。
キャリパスライド部4は、スライドピン5を固定部材に
固定し、このピンをキャリパに設けたピン挿入孔に貫通
させるタイプのものもあるが、いずれにしても、ディス
クの回入側と回出側に設けられる2個所のスライド部の
うち、少なくとも一方は、スライドピン挿入孔の入口を
上記ゴムブーツの端部で封止する方法を採っている。
第3図は、この具体例である。図のように、従来の一般
的な封止構造は、スライドピン挿入孔6の口元近辺にリ
セス加工を施し、この部分にゴムブーツ7の端部に形成
された肉厚の環状シールを挿入係止させ ているが、こ
の構造は加工性、組立性に優れない。
そこで、第4図に示すように、スライドピン挿入孔の口
元部に座孔8を設け、一方、ゴムブーツ7の一端には予
めリティナ9を一体的に取付け、このリティナを座孔8
に圧入する構造が採られ出している。
ところが、この構造は、シール7aの軸方向変形が一体
のりティナ9によって制限されるため、締め代による締
付は力がシール部の内径側に集中してピン5とシール7
aとの間の面圧が必要以上に高くなり、これが原因でス
ライド部の摺動抵抗が増し、固着に至りキャリパの復帰
不良によるパッドのいわゆる引きずりの問題が生じる危
険性が高い。
また、シール部の弾性復元による締付力の補傷効果が得
られないため、シール7aが摩耗すると5と7aとの間
の面圧が極端に下がって封止機能が失われ易い。
さらに、この対策として、第5図のように、シール7a
を断面U字形にして当該部の弾性変形を容易化すること
が考えられるが、この方法は、ブーツ径が大きくなって
キャリパと干渉する恐れがあり、その干渉を避けるため
にピン間ピッチ!を拡げる必要が生じてくるので好まし
くない。
この発明の目的は、リティナを用いた圧入構造の利点を
活かしながら、第4図或いは第5図の構造に見られる不
具合を無くしたキャリパスライド部の封止構造を捉供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記の不具合を無くするため、ゴムブーツ端
の環状シールを、ブーツと一体のリティナから軸方向に
ずれた位置に形成し、このシールでスライドピンと座孔
の内径面との間を封止する構成を採用する。
〔作用〕
環状シールがリティナ位置から、軸方向にずれていると
、リティナによる拘束が無くなってそのシールの軸方向
及び半径方向への弾性変形の自由度が確保される。その
ため、弾性変形による圧力の逃げが生じてスライドピン
とシールとの間の面圧が極端に上昇せず、適度に保たれ
る。また、シールの摩耗に伴って変形部が徐々に復元す
るので内径側面圧の極端な低下も起こらず、適度のシー
ル性、面圧が保たれる。
加えて、環状シールは単に軸方向に設置位置を変えるだ
けでよく、リティナ径、ブーツ径を拡大する必要がない
ので、ビン間ピッチを広げたりせずに済む。
〔実施例〕
第1図にこの発明の一例を示す。
図に示すように、スライドピン挿入孔6の口元部には、
従来と同様の座孔8が設けられている。
また、スライドピン5に被せたゴムブーツ7の一端外周
には、プラスチック又は金属製のフランジ付きりティナ
9が一体的に取付けてあり、このリティナ9を座孔8の
入口部に圧入してブーツ端を座孔部に定着させている。
そのブーツ端の環状シール7aは、リティナ9よりも座
孔の実所側に入り込む位置に設けてあり、圧入完了位置
でスライドピン5の外径面と座孔8の内径面の双方に圧
接して孔6の入口部を封止している。この封止状態では
、シール7aは径方向に圧縮されて軸方向、即ち、座孔
の孔底に近づく方向に変形して伸びている。
座孔8の深さは、その孔の孔底によってシール7aの軸
方向弾性変形が妨げられない大きさに設計する。
このようにしておくと、先に述べた作用が生して発明の
目的が達成される。
〔効果〕
以上述べたように、この発明の封止構造は、スライドピ
ン挿入孔の口元部に形成した座孔に、ブーツと一体のリ
ティナを圧入してブーツ端を定着させるので、加工、組
立が容易である。
また、ゴムブーツ端の環状シールとリティナの位置を軸
方向にずらしであるので、シール内径側の面圧を適度に
保つことができ、スライド部の過大な摺動抵抗によるキ
ャリパの復帰不良、これに起因したパッドの引きずりの
問題が無くなる。
さらに、組付時に弾性変形した部分がシールの摩耗に伴
って徐々に復元するので、シール性能の極端な低下も起
こらず、ブレーキ性能の向上、キャリパスライド部の封
止信顧性の持続に対して有効に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の封止構造の一例を示す断面図、第
2図は浮動型ディスクブレーキの一例を示す平面図、第
3図乃至第5図は従来の封止構造の断面図である。なお
、第1図、第3図乃至第5図はいずれも第2図のA部の
部分を示している。 1・・・・・・キャリパ、  2・・・・・・固定部材
、4・・・・・・キャリパスライド部、 5・・・・・・スライドピン、 6・・・・・・スライドピン挿入孔、 7・・・・・・ゴムブーツ、 7a・・・・・・環状シール、8・・・・・・座孔、9
・・・・・・リティナ。 第1図 \ 第2匡 第3図 第5図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キャリパスライド部のスライドピン挿入孔の口元
    部に座孔を設け、スライドピンに嵌せるゴムブーツの一
    端にはリティナを一体的に取付け、上記座孔部にゴムブ
    ーツの一端をリティナと共に圧入固定してスライドピン
    と座孔との間をゴムブーツ端に設けた環状シールで封止
    する浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止
    構造において、上記環状シールをリティナから軸方向に
    ずれた位置に形成し、このシールでスライドピンと座孔
    の内径面との間を封止することを特徴するキャリパスラ
    イド部封止構造。
JP8158490A 1990-03-29 1990-03-29 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造 Pending JPH03282025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8158490A JPH03282025A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8158490A JPH03282025A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03282025A true JPH03282025A (ja) 1991-12-12

Family

ID=13750375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8158490A Pending JPH03282025A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03282025A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4506768A (en) Boot assembly
US5056799A (en) Lip seal device
JPS596438A (ja) デイスクブレ−キ装置
KR970059521A (ko) 트위스트 로크 조인트를 가진 분할 클러치 조립체
JP2597071Y2 (ja) ガスケット
WO2019230394A1 (ja) ディスクブレーキ
JPH07224946A (ja) 密封装置
US6045137A (en) Radial seal having a metal support
JPWO2016031411A1 (ja) メカニカルシール
JPH07301264A (ja) ディスクブレーキ装置
JPH03282025A (ja) 浮動型ディスクブレーキのキャリパスライド部封止構造
JPH09229145A (ja) シール付きチェーン
JPH02173475A (ja) 回転軸密閉用のエラストマー軸パツキンリング
JP2007139047A (ja) 車両用ディスクブレーキのブーツリテーナ
JP3885396B2 (ja) 密封装置
JPH05133429A (ja) デイスクブレーキのピストン戻し機構
JP4092548B2 (ja) バルブステムシール
US6502673B1 (en) Cylinder device for a disk brake
JPS60125422A (ja) デイスクブレーキ装置
JPH0432507Y2 (ja)
JPH0446134Y2 (ja)
JPH0725464Y2 (ja) ディスクブレーキにおけるゴムブーツ端の取付け構造
JP3873469B2 (ja) 密封装置
JP2526723Y2 (ja) 密封装置
EP1640644A1 (en) Oil seal