JPH0328195Y2 - - Google Patents

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JPH0328195Y2
JPH0328195Y2 JP1985105110U JP10511085U JPH0328195Y2 JP H0328195 Y2 JPH0328195 Y2 JP H0328195Y2 JP 1985105110 U JP1985105110 U JP 1985105110U JP 10511085 U JP10511085 U JP 10511085U JP H0328195 Y2 JPH0328195 Y2 JP H0328195Y2
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JP
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sliding
damper
plunger
outer frame
slidable
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JP1985105110U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は運動中物体のスピードを制動するのに
適するダンパー構造に関する。
〔考案の概要〕
摺動体と被摺動体から成り、少なくとも一対の
摺動面を有するダンパーに於いて、摺動体を一方
の端が開口部で他方の端が底部となる筒状外枠と
し、その外枠の内側に底部から摺動突出部を配置
して成り、また被摺動体には一端に前述の摺動突
出部と摺動自在に対向する摺動作動部を設け、摺
動突出部と摺動作動部は少なくとも一方が弾性を
有して他方に圧接するよう配置したことにより、
簡単小型な構成にして確実な作動が得られるダン
パーを提供した。
〔従来の技術〕
従来の例えば運動中物体のスピードを制御する
ダンパーは、第3図の如き構造であつた。第3図
は従来のダンパー断面図である。
略筒状で内面を摺動面とする本体22の摺動面
と係合する摺動面を有するプランジヤー21は、
摺動自在に前記本体22に係合し、バネ24によ
り第3図の位置に付勢され、リテーナー23によ
り停止している。そして前記係合関係にある摺動
面に油脂等の粘性体を保有して摺動粘性摩擦抵抗
を構成し、第3図↓印方向からプランジヤー21
を押すと、該押し速度に対する所要の制動を行な
うものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点及び目的〕
しかし前述の従来技術では、次の問題点を有す
る。
(1) 図示はしてないが、本体22を他の部材に取
付けたり、他からの外力を受ける等の応力によ
り、前記本体22の摺動面が変形してプランジ
ヤー21との係合関係が変化し、安定した制動
作用が得られない。
(2) (1)の問題点を少しでも改善する手段として
は、前記本体22とプランジヤー21の係合長
さを長くする事が有効であるが、ダンパー全体
として摺動方向に長くなる。
(3) プランジヤー21の摺動により、前記摺動面
に保有した油脂等の粘性体は、リテーナー23
とプランジヤー21の成すすき間から洩れる。
(4) プランジヤー21の摺動により、本体22の
空間内22aの空気が圧縮され、空気ダンパー
になつてしまう。また逆にプランジヤー21の
復帰に際しては負圧となり、復帰スピードが制
動される。
等多くの問題点を有し、本考案は、かかる問題
点を解決するもので、その目的とするところは、
外力等によつて変形することなく、構造が簡単・
小型で安定した制動作用をするダンパーを提供す
るところにある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案のダンパーは摺動体と被摺動体から成
り、少なくとも一対の摺動面を有するダンパーに
於いて、前記摺動体は一端に開口を有し他端に底
部を備えた筒状外枠から形成されるとともに、前
記外枠は内側に前記底部から突出する摺動突出部
を形成しており、前記被摺動体は一端に本体と一
体形成されると共に前記外枠の内方に配設され、
且つ前記摺動突出部の側壁と自身の弾性力で圧接
係合すると共に摺動自在となる摺動作動部を有し
ており、前記摺動突出部と前記摺動作動部は少な
くとも一方が長手方向に複数のスリツトを形成
し、径方向に弾性を有して他方に圧接するよう構
成され、且つ前記摺動体と被摺動体の間に相互を
離間する弾性体が配置されてなることを特徴とす
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示し、第2図はそ
の部分詳細図で、各々ダンパー断面図、摺動部構
造図である。
第1図に於いて、複数のスリツト12aを有
し、摺動面を有する略円筒状の摺動片12bは摺
動突出部を形成し、径方向の弾力性を有してい
て、空間12aを設けて構成した外枠12cに保
護されて、一体的に本体12としての摺動体を形
成している。一方、複数のスリツト11aを有す
るプランジヤー11(第1図では右半分を断面図
示している)は、前記摺動片12bの摺動面と係
合する被摺動面を備えた摺動作動部11cを有す
るとともに、径方向の弾力性を成して、前記空間
12dに挿設され、前記摺動面と被摺動面は摺動
自在に係合し、バネ14により第1図の位置に付
勢され、本体12に固着したりテーナー13によ
り停止している。なお、前述の摺動片12bとス
リツト12a、プランジヤー11とスリツト11
a、プランジヤー11と摺動片12bとの係合の
各々の関係は、第2図に示す様な関係である。
(ただしスリツト位置の対応はない。) そして、第1図に於いてプランジヤー11を↓
印方向に押すと、前記摺動片12bの摺動面とプ
ランジヤー12の摺動作動部11cの被摺動面の
係合部に、摺動摩擦抵抗が発生するものである。
またプランジヤー11には穴11bを設けて、
ダンパー内部と外部の空気が自在に通過可能であ
る。
一般的に摺動摩擦抵抗を安定して構成するに
は、摺動面と被摺動面の摺動条件、即ち面粗度と
面圧を安定させるとともに摩耗を防止すれば良い
ことは周知の通りで、以上の如くの本考案の構成
によれば、前記摺動片12bの摺動面とプランジ
ヤー11の被摺動面が係合して摺動摩擦抵抗を発
生する部分は、外枠12cに保護されていて外力
による変形等をおこさず、前述の摺動条件、面圧
は変動しないので安定した摺動摩擦抵抗を得るこ
とができる。
また、前述の如く摺動摩擦抵抗を発生する部分
が、外枠12cづ保護されていることは、該部分
の構成に於いて、変形等の機械的強度を考慮する
ことは全く不要であり、構成の自由度は拡大さ
れ、むしろ該特長を積極的に活用するならば、第
1図の如く摺動片12b及びプランジヤー11
に、各々スリツトの12a,11aを設けて弾力
性を持たせると、相方にたわみ合い、相対的な弾
力性となつて、より安定した前述の摺動条件、面
圧が得られるので摺動摩擦抵抗は安定する。さら
に、この様なスリツトを設けて相対的な弾力性を
成す場合、前述の摺動片12bの摺動面とプラン
ジヤー11の摺動面の係合に於いて、該対の摺動
面にあらかじめ予圧の面圧を構成しておくことも
できる。
同様に図示はしてないが、スリツトを設けずに
摺動片12b及びプランジヤー11の係合部分の
構成形状の工夫、例えば構成肉厚を薄くして弾力
性を持たせる等の手段により、前記相対する摺動
面に余圧の面圧を構成して、安定した摺動摩擦抵
抗を得ることもできる。
一方前述したいずれの構造に於いても、前述の
対の摺動面に油脂等の粘性体を塗布して、摩耗を
防止するとともに、さらに安定した摺動粘性摩擦
抵抗を得られることは言うまでもないが、本考案
ではプランジヤー11に設けた穴11bにより、
ダンパー内部と外部の空気圧を常に等しく、空気
ダンパーになつたり、プランジヤー11bの復帰
が遅れる事を防止している。そして可動部分が前
記粘性体と触れる部分が無い事と、摺動部が外枠
12cで保護されているので外部に洩れ出すこと
はない。なお図示はしないが穴11bの代りに本
体12bの穴11bと対向位置に穴を設けても同
様な作用が得られるものである。
〔考案の効果〕
以上述べた様に本考案によれば、摺動突出部の
側壁と、被摺動体と一体形成されている摺動作動
部とが自身の弾性力で摺動自在に圧接係合される
構成としたので、この圧接係合によつて摺動摩擦
抵抗を発生させることができることから、例え
ば、特別に他の弾性部材を用意して摺動摩擦抵抗
を発生させる構成の従来技術と比較すれば、本願
考案はこのような弾性部材を必要としないことか
ら、この部分の省スペース化を実現し、極めて簡
単な構造で制動作用をする小型ダンパーが得られ
る。
本願考案のダンパーは例えば、小型のダンパー
を必要とするフロツピーデイスクドライブのヘツ
ドアームの下降部等に使用された場合に著しく有
効となるものである。
また、摺動作動部が外枠の内方に配設される構
成としたので、摺動突出部と摺動作動部とが圧接
係合して摺動摩擦抵抗を発生する部分が外枠によ
つて保護されることから、この部分が外力による
影響を回避できることとなり、安定した摺動摩擦
抵抗が確保できる。
さらに、摺動突出部と摺動作動部の少なくとも
どちらか一方に、長手方向に複数のスリツトを形
成し径方向に弾性を有して他方に圧接するように
構成したので、スリツト間の部材が弾性変形しや
すくなり無理な応力が作用しないことから、より
安定した摺動摩擦抵抗を長期間確保できる。
また、以上述べた如く、摺動体と被摺動体とが
圧接係合してより安定した摺動摩擦抵抗が得られ
ることにより、係合摺動面積を小さくできること
から、構造が極めて簡単で、小型、特に摺動方向
に短形でありながら安定した制動作用をするダン
パーが得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその摺動部構造図。第3図は、従来例を説明
する図であり、従来のダンパー断面図。 11……プランジヤー、11a……スリツト、
12……本体、12a……スリツト12c……外
枠、12d……空間、13……リテーナー、14
……バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摺動体と被摺動体から成り、少なくとも一対の
    摺動面を有するダンパーに於いて、前記摺動体は
    一端に開口を有し他端に底部を備えた筒状外枠か
    ら形成されるとともに、前記外枠は内側に前記底
    部から突出する摺動突出部を形成しており、前記
    被摺動体は一端に本体と一体形成されると共に前
    記外枠の内方に配設され、且つ前記摺動突出部の
    側壁と自身の弾性力で圧接係合すると共に摺動自
    在となる摺動作動部を有しており、前記摺動突出
    部と前記摺動作動部は少なくとも一方が長手方向
    に複数のスリツトを形成し、径方向に弾性を有し
    て他方に圧接するよう構成され、且つ前記摺動体
    と被摺動体の間に相互を離間する弾性体が配置さ
    れてなることを特徴とするダンパー。
JP1985105110U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0328195Y2 (ja)

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JPS6213240U JPS6213240U (ja) 1987-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5882548U (ja) * 1981-11-30 1983-06-04 高周波熱錬株式会社 ダンバ−装置

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JPS6213240U (ja) 1987-01-27

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