JPS6129991Y2 - - Google Patents

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JPS6129991Y2
JPS6129991Y2 JP1977046602U JP4660277U JPS6129991Y2 JP S6129991 Y2 JPS6129991 Y2 JP S6129991Y2 JP 1977046602 U JP1977046602 U JP 1977046602U JP 4660277 U JP4660277 U JP 4660277U JP S6129991 Y2 JPS6129991 Y2 JP S6129991Y2
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JP
Japan
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valve
spring
sleeve
valve spring
length
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JP1977046602U
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JPS53141509U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はオイルフリー圧縮機用弁に用いられ
る弁に係る。
従来のオイルフリー圧縮機用の弁を第1図によ
り説明する。第1図において弁座1と弁受2と
は、ボルト3、ナツト4,5によつて一体に結合
されている。弁板6は弁ばね7によつて弁座1に
押し付けられており弁受2に突起した数個の弁板
ガイド部8によつて所定のリフトhだけ開く。こ
の時弁板6は弁受2のクツシヨン溝9の空気の緩
衝作用により衝撃を緩和され、衝撃による弁板6
の破損を防ぐようになつている。しかし弁ばね7
にはこのような緩衝作用が考慮されていないため
に大きな衝撃を受ける。高速度カメラを用いて弁
ばね7の運動を撮影した結果によると、弁ばね7
は弁開口時の衝撃により大きな振動を起し、その
振動は次の衝撃を受ける間にも減衰することな
く、圧縮機運転中いつも振動していることおよび
弁開口時の衝撃により弁ばねが長手方向に曲がる
(反る)ことがわかつた。このことは弁ばね7に
常時高次の応力変動が加わつていることであり、
板ばね7の寿命上非常に問題となる。オイルフリ
ー圧縮機の弁は、潤滑条件が悪いので弁ばね7の
反りおよび振動は弁ばね7と弁受2に形成されて
いるばね穴壁面、および弁ばね7と弁板6の接触
面の摩耗を促進し弁ばね7のみならず、弁受2、
弁板6の寿命低下をもたらし圧縮機の大きなトラ
ブルの原因となる。
本考案の目的は、弁ばねの反りおよび振動を抑
制して信頼性が高く長寿命の弁を提供することに
あり、弁受に形成されたばね穴に、自己潤滑性材
料製のスリーブが隙間がない状態ではめ込まれて
おり、このスリーブの長さは、組立状態の弁ばね
の長さから弁板のリフトを引いた長さ程度になつ
ておりかつ内面を弁ばねと微小接触させ、ばね力
をそこなうことなく、弁ばねに発生する反りおよ
び振動を自己潤滑材料スリーブとの接触摩擦力に
よつて防止すること特徴とする。
以下本考案の実施例を第2図および第3図によ
り説明する。
第2図において、弁受2に形成されたばね穴1
1に、四ふつ化エチレン樹脂のスリーブ10がは
め込まれている。四ふつ化エチレン樹脂等の自己
潤滑材は熱膨脹率が金属製の弁受2より大きいの
で、動作時には圧縮熱によつて膨脹し、ばね穴1
1とスリーブ10との隙間はなくなりスリーブ1
0は動かなくなる。
スリーブ10の中に弁ばね7が挿入されてお
り、スリーブ10の内径は弁ばね7の外周面がス
リーブ10の内壁に軽く接触する程度に形成され
ている。
またスリーブ10の長さは、弁が組立てられて
いる状態における弁ばね7の長さ(自由長)から
弁板6のリフトh(第1図参照)を引いた長さ程
度で、また第3図に示すように薄肉円筒形で軸方
向に切かき12が設けられている。この状態での
スリーブ10の内径は弁ばね7より多少小さめに
製作されており、弁ばね7を挿入したとき弁ばね
7を軽くおさえる程度の力でありばね力をそこな
うこてはない。切かき12は四ふつ化エチレン樹
脂材の熱膨脹が大きいため考慮したものであり、
スリーブ10に熱膨脹の小さい材料を用いる場合
には切かきを設ける必要はなくまたスリーブ10
の外径をばね穴11より小さくするすなわちばね
穴11の内壁とスリーブ10の外壁との間に隙間
を設ける必要はなく、内径が弁ばね7に微小接触
するように製作すればよい。尚その他は従来と同
一であるから第1図と同一符号を付し、それらの
説明は省略する。
以上のように本考案によると、自己潤滑性を有
する材料で製作され、長さが、組立状態における
弁ばねの長さから弁板のリストを引いた長さ程度
のスリーブと弁ばねとを微小接触させることによ
つて、弁ばね力をそこなうことなくして、弁ばね
の反りをなくし振動を接触摩擦力によつて防止で
きるので、弁ばねの反りおよび振動によつてもた
らされる弁ばね、弁受および弁板の種々トラブル
を解消でき、従来の弁より信頼性が高く長寿命の
オイルフリー圧縮機用の弁を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の弁の断面図、第2図は本考案の
スリーブを組込んだ弁の部分断面図、第3図はス
リーブの斜視図である。 1……弁座、2……弁受、3……ボルト、4,
5……ナツト、6……弁板、7……弁ばね、8…
…弁ガイド部、9……クツシヨン溝、10……ス
リーブ、11……ばね穴、12……切かき。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁受、弁座、弁板、弁ばねを備え、弁ばねの長
    が径よりも大きいものにおいて、弁受に形成され
    たばね穴に、自己潤滑性材料製のスリーブが隙間
    がない状態ではめ込まれ、このスリーブの内部に
    弁ばねが挿されているとともに、このスリーブの
    内径は弁ばねと微小接触する程度でありかつスリ
    ーブの長さは、組立状態における弁ばねの長さか
    ら弁板のリフトを引いた長さ程度になつているこ
    とを特徴とするオイルフリー圧縮機用弁。
JP1977046602U 1977-04-15 1977-04-15 Expired JPS6129991Y2 (ja)

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JP1977046602U JPS6129991Y2 (ja) 1977-04-15 1977-04-15

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JP1977046602U JPS6129991Y2 (ja) 1977-04-15 1977-04-15

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Publication Number Publication Date
JPS53141509U JPS53141509U (ja) 1978-11-08
JPS6129991Y2 true JPS6129991Y2 (ja) 1986-09-03

Family

ID=28927029

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446755B1 (ko) * 1997-08-20 2004-11-03 엘지전자 주식회사 리니어 압축기의 토출장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4894919A (ja) * 1972-02-25 1973-12-06

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JPS4894919A (ja) * 1972-02-25 1973-12-06

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JPS53141509U (ja) 1978-11-08

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