JPH03280325A - X線イメージ管の入力面の製造方法 - Google Patents

X線イメージ管の入力面の製造方法

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JPH03280325A
JPH03280325A JP7916990A JP7916990A JPH03280325A JP H03280325 A JPH03280325 A JP H03280325A JP 7916990 A JP7916990 A JP 7916990A JP 7916990 A JP7916990 A JP 7916990A JP H03280325 A JPH03280325 A JP H03280325A
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、X線イメージ管の入力面の製造方法に関する
ものである。
(従来の技術) X線イメージ管は、X線像を入力面において光電子像に
変換し、この光電子像を出力面に集束加速して、出力面
に輝度増強された可視出力像を得るものである。
このX線イメージ管の入力面は、第10図及び第11図
に示すように、表面が平滑な球面状の基板1と、この基
板1の凹面側の上に低真空度条件下で蒸着により形成さ
れた多数のNa付活Cs■蛍光体の結晶粒子2から成る
第1の蛍光体層3と、この第1の蛍光体層3の結晶粒子
2の上に成長させた多数の蛍光体の柱状結晶4から成る
第2の蛍光体層5と、この第2の蛍光体層5の上に高真
空度条件下で蒸着により形成された表層6と、この表層
6の上に形成された光電面7等で構成されている。
そして、第2の蛍光体層5は、平均直径5〜50μm1
長さ約400μmで、基板1に対してほぼ垂直に成長し
た柱状結晶4の集合体であり、隣接したCsl蛍光体の
柱状結晶4は、互いに微細な隙間によって分離している
ため、所々に存在する約1μmの比較的に大きい隙間8
によって、表層6の形成時にピンホール9ができてしま
う。
このピンホール9が光電面7の感度に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。
すなわち、100℃以上の高温下で行なわれる光電面7
の形成中に、光電面7を構成する物質がピンホール9を
通して蛍光体層3.5中に拡散して消失することにより
、光電面7の形成が終了したときには、光電面7の感度
が低下してしまう。
さらに、光電面7を構成する物質は、この後も、ピンホ
ール9を通して蛍光体層3.5中に徐々に拡散するため
、光電面7の感度が次第に低下し、製品寿命も短くなる
上記ピンホール9は、表層6の厚さを厚くすることによ
り、その数を減らし、その大きさを小さくすることがで
きるが、表層6の膜厚が増大するにつれて入力面の感度
が低下し、これにともなって、X線イメージ管の解像度
も低下することが分かっているため、表層6の膜厚は約
10〜30μmの範囲内において実用化されている。
このため、第2の蛍光体層5の多数の柱状結晶4の頂部
を機械的に塑性変形させ、第2の蛍光体層5の表面を平
坦化することにより、多数の柱状結晶4の頂部間の隙間
8を無くして、ピンホール9の発生を阻止し、光電面7
の感度低下を防止することが行なわれている。
また、別の問題として、このようにして形成された入力
面を有するX線イメージ管の出力像の輝度分布は、第1
2図に破線で示すように、入力面の中心部と外周部に対
応する部分で輝度に差があるのが一般的である。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の場合、X線イメージ管の入力面
の製造に際して、多数の蛍光体の柱状結晶4の頂部を塑
性変形させることによって、光電面7の感度低下を防止
しているが、別の問題として、入力面の中心部から外周
部まで−様な強度のX線を入射しても、その出力像の光
量分布は中心部から外周部に向かって、次第に光量が減
少するため、均一な出力像が得られないという問題があ
る。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、蛍光体
層5の多数の柱状結晶4の頂部を塑性変形させて光電面
7の感度低下を防止する際に、変形の程度を変えること
によって、光電面7の中心部よりも周辺部の感度が高く
なるようにして、均一な出力像を得ようとするものであ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明は、多数の蛍光体の柱状結晶を形成した
基板の上記柱状結晶の頂部に粒状物を乗せた状態で、自
転機構により基板を自転させて粒状物を相対的に基板の
円周方向に移動させるとともに、傾斜機構により基板の
傾斜角度を変化させて粒状物を相対的に基板の径方向に
移動させながら、振動機構により基板を振動させて粒状
物を柱状結晶の頂部に振動的に衝突させることによって
、多数の柱状結晶の頂部を変形させて緻密化させるX線
イメージ管の入力面の製造方法であって、上記自転機構
による基板の自転速度、傾斜機構による基板の傾斜速度
及び振動機構による基板の振幅の少なくとも1つを制御
することによって、基板の中心部よりも周辺部の柱状結
晶の頂部の変形を強くするものである。
請求項2の発明は、多数の蛍光体の柱状結晶を形成した
基板の上記柱状結晶の頂部に対して、押付は機構により
摺接部材を押付けた状態で、自転機構により基板を自転
させて摺接部材を相対的に基板の円周方向に移動させる
とともに、移動機構により摺接部材を基板の径方向に移
動させることによって、多数の柱状結晶の頂部を変形さ
せて緻密化させるX線イメージ管の入力面の製造方法で
あって、上記押付は機構による摺接部材の押付は圧力、
自転機構による基板の自転速度及び移動機構による摺接
部材の移動速度の少なくとも1つを制御することによっ
て、基板の中心部よりも周辺部の柱状結晶の頂部の変形
を強くするものである。
(作用) 本発明のX線イメージ管の入力面の製造方法によると、
蛍光体層の多数の柱状結晶の頂部を機械的に塑性変形さ
せ、この蛍光体層の表面を平坦化することにより、多数
の柱状結晶の頂部間の隙間を無くして、ピンホールの発
生を阻止し、光電面の感度低下を防止する際に、中心部
よりも周辺部の柱状結晶の頂部の変形を強くするので、
光電面の中心部よりも周辺部の方が感度が高くなるもの
である。
(実施例) 本発明のX線イメージ管の入力面の製造方法の実施例を
図面を参照して説明する。
第1図は請求項1の製造方法を実施する第1の実施例の
装置を示すものである。
図において、11は振動機構で、この振動機構11は、
上部に振動部12を有し、この振動部12を上下や左右
に振動することができる。
15は傾斜機構で、この傾斜機構15は、上記振動機構
11の振動部12に水平な軸16を介して揺動台17を
支持し、この揺動台17に設けた扇形歯車18に上記振
動部12に設けた平歯車19を噛合し、この平歯車19
を固定部分に設けた図示しないモータによりフレキシブ
ルシャフトを介して駆動するようにしたもので、平歯車
19の回動により、揺動台17が軸16を中心に揺動す
るようになっている。
22は自転機構で、この自転機構22は、上記傾斜機構
15の揺動台17の上に垂直な軸23を介して回転台2
4を支持し、この回転台24と一体のウオームホイール
25に上記揺動台17に設けたウオームギヤ26を噛合
し、このウオームギヤ2Gを固定部分に設けた図示しな
いモータによりフレキシブルシャフトを介して駆動する
ようにしたもので、ウオームギヤ26の回動により、回
転台24が軸23を中心に回転するようになっている。
そして、この自転機構22は、その回転台24の上に第
10図に示したようなX線イメージ管の入力面の球面状
の基板1を、その多数の蛍光体の柱状結晶4から成る蛍
光体層5を形成した凹面側を上にした状態で、嵌合して
保持するようになっており、この柱状結晶4の頂部に多
数の粒状物としてたとえば5000程度の直径1mのス
テンレスポール27を入れた状態で、回転台24の上に
蓋28を装着するようになっている。
そうして、第2図に示すように、この装置の振動機構1
1と、傾斜機構15の平歯車19を駆動するモータ31
及び自転機構22のウオームギヤ26を駆動するモータ
32は、あらかじめ各部の動作速度や振幅等を設定して
記憶するホストコンピュータ33により、コントローラ
34及びそれぞれのドライバ35゜36、3?を介して
、駆動されるようになっている。
このような構成により、第10図に示したようなX線イ
メージ管の入力面の基板1を、多数の蛍光体の柱状結晶
4から成る第2の蛍光体層5まで形成した段階で、第1
図に示すように、回転台24の上に装着し、ステンレス
ポール27を入れて蓋28を装着する。
そして、第1図のように、傾斜機構15の揺動台17が
一方に傾いて、ステンレスポール27が基板1の外周部
に位置した状態から動作を開始し、自転機構22の回転
台24の回転、振動機構11の振動部l2の振動、傾斜
機構15の揺動台17の揺動が行なわれ、回転台24の
回転によりステンレスポール27が相対的に基板1の円
周方向に移動し、振動部12の振動によりステンレスポ
ール27が蛍光体層5の柱状結晶4の頂部に振動的に衝
突し、揺動台17の揺動によりステンレスポール27が
相対的に基板1の直径方向に移動して基板1の外周部か
ら中央部を経て外周部に移動する。
そして、この動作により、基板1の全面にわたって、蛍
光体の柱状結晶4の頂部を機械的に塑性変形させ、蛍光
体層5の表面を平坦化することができ、これによって、
多数の柱状結晶4の頂部間の隙間8を無くして、蛍光体
層5の表面を緻密化することができ、この上に直接的に
または間接的に形成される光電面7を構成する物質の拡
散消失を阻止することができるので、光電面7の初期感
度の低下及び経時変化を防止する−ことができる。
そして、この動作は、ホストコンピュータ33から伝送
されたデータに基づいて行なわれ、ホストコンピュータ
33から伝送された自転機構22の回転台24の回転速
度、振動機構11の振動部12の振幅、傾斜機構15の
揺動台17の揺動速度の各データは、コントローラ34
により、それぞれのドライバ35゜36.37に分配さ
れ、自転機構22のモータ32、振動機構11、傾斜機
構15のモータ31が制御される。
ここで、ホストコンピュータ33に設定するデータを、
第3図に示すように、自転機構22の回転台24の回転
速度と振動機構11の振動部12の振幅を一定とし、傾
斜機構15の揺動台17の揺動速度を基板1の外周部に
おいて遅(するとともに基板1の中心部において速くす
ると、基板1の外周部では、ステンレスポール27の衝
撃力が繰り返して柱状結晶4の頂部に加わるため、基板
1の中心部に比較して、柱状結晶4の頂部の変形の程度
が強く、緻密化が十分に行なわれる。
したがって、光電面7の中心部よりも周辺部の方が緻密
化による感度低下の阻止効果が高く、光電面7の中心部
よりも周辺部の方が感度が高くなり、この結果、X線イ
メージ管に、従来よりも均一な出力像を得るこことがで
きる。
第4図はこのようにして得られた入力面を示し、蛍光体
層5を構成する多数の蛍光体の柱状結晶4の頂部を機械
的に塑性変形させて、多数の柱状結晶4の頂部間の隙間
8を塞ぐため、この蛍光体層5の上の表層6や光電面7
をピンホール9無しに形成することができ、感度低下の
無い良好な入力面を得ることができた。
そして、このようにして得られた入力面を有するX線イ
メージ管の出力像の輝度分布は、第12図に実線で示す
ように、入力面の中心部と外周部に対応する部分の輝度
の差が従来よりも小さくなり、従来よりも均一な出力像
を得ることができた。
なお、この実施例では、第3図に示したように、自転機
構22の回転台29の回転速度と振動機構11の振動部
12の振幅を一定とし、傾斜機構15の揺動台17の揺
動速度を変化させたが、傾斜機構15の揺動台I7の揺
動速度を一定とし、自転機構22の回転台29の回転速
度あるいは振動機構11の振動部12の振幅を、基板1
の外周部と中心部で変化させても、上述したような結果
が得られる。
つぎに、第5図は請求項2の製造方法を実施する第2の
実施例の装置を示すものである。、図において、41は
移動機構で、この移動機構41は、ベース42の上にス
ライドテーブル43を左右方向移動自在に設け、このス
ライドテーブル43をモータ44により図示しないボー
ルスクリューを介して左右方向に移動するようにしたも
のである。
47は押付は機構で、この押付は機構47は、上記移動
機構41のスライドテーブル43の上にスライドテーブ
ル48を前後方向移動自在に設け、このスライドテーブ
ル48をモータ49により図示しないボールスクリュー
を介して前後方向に移動するようにしたもので、後述す
る摺接部材としてのバフローラ55の加圧センサ5θを
備えている。
53は回転機構で、この回転機構53は、上記押付1プ
機構47のスライドテーブル48の上にスライドテーブ
ル54を前後方向移動自在に設け、このスライドテーブ
ル54の前端部の上に外周部を織布あるいは不織布で構
成lまた摺接部材としてのパフロ−ラ55を軸支し、こ
のバフローラ55をスライドテーブル54の後端部の上
に設けたモー・夕56により2組のベルト伝動機構57
゜58を介して駆動するようにしたもので、スライドテ
ーブル54の後端部に対して上記押付は機構47の加圧
センサ50が配設されている。
61は自転機構で、この自転機構61は、上記ベース4
2の上に支枠62を立設し、この支枠62の表面に図示
しない水平な軸を介して回転台63を支持し、この回転
台63を支枠62の裏面に設けたモータ64によりベル
ト伝動機構65を介して駆動するようにしたものである
そして、この自転機構61は、その回転台63の表面に
第10図に示したようなX線イメージ管の入力面の球面
状の基板1を、その多数の蛍光体の柱状結晶4から成る
蛍光体層5を形成した凹面側を上記バフローラ55に向
けた状態で、嵌合して保持するようになっている。
そうして、第6図に示すように、この装置の移動機構4
1のモータ44、押付は機構47のモータ49、回転機
構53のモータ56及び自転機構61のモータ64は、
あらかじめ各部の動作を設定して記憶するホストコンピ
ュータ68により、コントローラ69及びそれぞれのド
ライバ70.71.72.73を介して、駆動されるよ
うになっている。
このような構成により、第10図に示したようなX線イ
メージ管の入力面の基板1を、多数の蛍光体の柱状結晶
4から成る第2の蛍光体層5まで形成した段階で、第5
図に示すように、回転台63の表面に装着する。
そして、移動機構41のスライドテーブル43が一方に
移動して、バフローラ55が基板1の外周部に位置した
状態から動作を開始し、まず、ドライバ72が、押付は
機構47のモータ49を駆動してスライドテーブル48
を前進させることにより、バフローラ55を基板1に押
付けるとともに、この押付は圧力を加圧センサ50で検
出して、この加圧センサ50の出力信号がホストコンピ
ュータ6flから伝送された押付は圧力のデータに一致
した状態で、スライドテーブル48を停止する。
そして、ドライバ72は、この後も、状況の変化に応じ
て、加圧センサ50の出力信号がホストコンピュータ6
8から伝送された押付は圧力のデータに常に一致するよ
うに、押付は機構47のモータ49を駆動してスライド
テーブル48を前進させたり後退させたりする。
この状態で、ドライバ71が、ホストコンピュータ68
から伝送された回転機構53のバフローラ55の回転速
度になるように、回転機構53のモータ56を駆動し、
続いて、ドライバ70.73が、ホストコンピュータ6
8から伝送された自転機構61の回転台63の回転速度
及び移動機構41のスライドテーブル43の移動速度に
なるように、自転機構61のモータ64及び移動機構4
1のモータ44を駆動する。
これによって、回転機構53によりバフローラ55が回
転するとともに、押付は機構47によりバフローラ55
が所定の押付は圧力で基板1の蛍光体層5に押付けられ
た状態で、自転機構61の回転台63の回転によりバフ
ローラ55が相対的に基板1の円周方向に移動するとと
もに、移動機構61のスライドテーブル43の移動によ
りバフローラ55が基板1の径方向に移動して基板1の
外周部から中央部を経て外周部に移動する。
なお、この際に、基板1が凹面状のため、バフローラ5
5が基板1の外周部から中央部に向か−)で移動すると
、バフローラ55の蛍光体層5に対する押付は圧力が減
少し、バフローラ55が基板1の中央部から外周部に向
かって移動すると、バフローラ55の蛍光体層5に対す
る押付は圧力が増加するが、これを加圧センサ50が検
出して、ドライバ72がスライドテーブル48を前進さ
せたり後退させたりして、バフローラ55の押付は圧力
はホストコンピュータ68から伝送された押付は圧力の
データに常に一致するように保たれる。
そして、この動作により、バフローラ55が、基板1の
全面にわたって、蛍光体層5の蛍光体の柱状結晶4の頂
部を擦って機械的に塑性変形させ、蛍光体層5の表面を
平坦化することができ、これによって、多数の柱状結晶
4の頂部間の隙間8を無(して、蛍光体層5の表面を緻
密化することができ、この上に直接的にまたは間接的に
形成される光電面7を構成する物質の拡散消失を阻止す
ることができるので、光電面7の初期感度の低下及び経
時変化を防止することができる。
ここで、ホストコンピュータ68に設定するデータを、
第7図に示すように、自転機構61の回転台63の回転
速度と回転機構53のバフローラ55の回転速度を一定
とし、押付は機構47によるバフローラ55の押付は圧
力を基板1の外周部において強くするとともに、移動機
構41によるバフローラ55の移動速度を基板工の外周
部において遅くすると、基板1の外周部では、バフロー
ラ55の押付は圧力が強く、移動速度が遅いため、柱状
結晶4の頂部の変形の程度が強く、多数の柱状結晶4の
頂部間の隙間8を完全に塞ぐため、緻密化が十分に行な
われ、基板1の中心部では、バフローラ55の押付は圧
力が弱く、移動速度が速いため、多数の柱状結晶4の頂
部が平坦になる程度となる。
したがって、光電面7の中心部よりも周辺部の方が緻密
化による感度低下の阻止効果が高く、光電面7の中心部
よりも周辺部の方が感度が高くなり、この結果、X線イ
メージ管に、従来よりも均一な出力像を得るこことがで
きる。
第8図はこのようにして得られた入力面を示し、蛍光体
層5を構成する多数の蛍光体の柱状結晶4の頂部を機械
的に塑性変形させて、多数の柱状結晶4の頂部間の隙間
8を塞ぐため、この蛍光体層5の上の表層6や光電面7
をピンホール9無しに形成することができ、感度低下の
無い良好な入力面を得ることができた。
そして、このようにして得られた入力面を有するX線イ
メージ管の出力像の輝度分布も、先の実施例のものと同
様に、第12図に実線で示すように、入力面の中心部と
外周部に対応する部分の輝度の差が従来よりも小さくな
り、従来よりも均一な出力像を得ることができた。
なお、この実施例では、自転機構61の回転台63の回
転速度と回転機構53のバフローラ55の回転速度を一
定とし、これらを基板1の外周部において速くしてもよ
い。
また、この実施例では、加圧センサ50を用いて、バフ
ローラ55の押付は圧力を制御したが、第9図に示すよ
うに、バフローラ55の回転速度を速度センサ81で検
出して、バフローラ55の押付は圧力を制御することも
できる。
すなわち、基板1の蛍光体層5にバフローラ55を押付
けると、その押付は圧力に応じて、バフローラ55の回
転速度が変化する。いま、バフローラ55の回転速度を
タコジェネレータ等の速度センサ8!で検出し、その検
出信号をドライバ72に入力し、ホストコンピュータ6
Bからコントローラ69に伝送するバフローラ55の回
転速度データを、無負荷時一定とし、負荷に応じて回転
速度が変化するように設定する。そして、第6図の場合
のバフローラ55の押付は圧力の代りに、バフローラ5
5の回転速度として設定する。
この結果、ドライバ72は、バフローラ55を基板1に
押付け、バフローラ55の回転速度を速度センサ81で
検出しながら、バフローラ55が設定された回転数とな
るように、押付は機構47を制御する。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、X線イメージ管の入
力面の製造において、蛍光体層の多数の柱状結晶の頂部
を機械的に塑性変形させ、この蛍光体層の表面を平坦化
することにより、多数の柱状結晶の頂部間の隙間を無く
して、ピンホールの発生を明止し、光電面の感度低下を
防止する際に、中心部よりも周辺部の柱状結晶の頂部の
変形を強くすることができるので、光電面の中心部より
も周辺部の方の感度を高くすることができ、したがって
、X線イメージ管の出力像の輝度分布特性を従来よりも
均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1のX線イメージ管の入力面の製造方法
を実施する第1.の実施例の装置の一部を断面にした正
面図、第2図はその制御方法を示すブロック図、第3図
はその設定データを示す図、第4図は得られた入力面の
部分拡大断面図であり、そして、第5図は請求項2のX
線イメージ管の入力面の製造方法を実施する第2の実施
例の装置の斜視図、第6図はその制御方法を示すブロッ
ク図、第7図はその設定データを示す図、第8図は得ら
れた入力面の部分拡大断面図、第9図は他の制御方法を
示すブロック図であり、また、第10図は従来の入力面
の部分拡大断面図、第11図はその平面図、第12図は
入力面の感度分布を示す図である。 ■・・基板、4・・柱状結晶、11・・振動機構、15
・・傾斜機構、22・・自転機構、27・・粒状物とし
てのステンレスポール。 3己」し 1扱 j照1則 l靴 )iす」

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多数の蛍光体の柱状結晶を形成した基板の上記柱
    状結晶の頂部に粒状物を乗せた状態で、自転機構により
    基板を自転させて粒状物を相対的に基板の円周方向に移
    動させるとともに、傾斜機構により基板の傾斜角度を変
    化させて粒状物を相対的に基板の径方向に移動させなが
    ら、振動機構により基板を振動させて粒状物を柱状結晶
    の頂部に振動的に衝突させることによって、多数の柱状
    結晶の頂部を変形させて緻密化させるX線イメージ管の
    入力面の製造方法であって、上記自転機構による基板の
    自転速度、傾斜機構による基板の傾斜速度及び振動機構
    による基板の振幅の少なくとも1つを制御することによ
    って、基板の中心部よりも周辺部の柱状結晶の頂部の変
    形を強くすることを特徴とするX線イメージ管の入力面
    の製造方法。
  2. (2)多数の蛍光体の柱状結晶を形成した基板の上記柱
    状結晶の頂部に対して、押付け機構により摺接部材を押
    付けた状態で、 自転機構により基板を自転させて摺接部材を相対的に基
    板の円周方向に移動させるとともに、移動機構により摺
    接部材を基板の径方向に移動させることによって、多数
    の柱状結晶の頂部を変形させて緻密化させるX線イメー
    ジ管の入力面の製造方法であって、 上記押付け機構による摺接部材の押付け圧力、自転機構
    による基板の自転速度及び移動機構による摺接部材の移
    動速度の少なくとも1つを制御することによって、基板
    の中心部よりも周辺部の柱状結晶の頂部の変形を強くす
    ることを特徴とするX線イメージ管の入力面の製造方法
JP2079169A 1990-03-28 1990-03-28 X線イメージ管の入力面の製造方法 Expired - Fee Related JP3015403B2 (ja)

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