JPH0327964Y2 - - Google Patents

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JPH0327964Y2
JPH0327964Y2 JP11307684U JP11307684U JPH0327964Y2 JP H0327964 Y2 JPH0327964 Y2 JP H0327964Y2 JP 11307684 U JP11307684 U JP 11307684U JP 11307684 U JP11307684 U JP 11307684U JP H0327964 Y2 JPH0327964 Y2 JP H0327964Y2
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JP
Japan
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injection pipe
liquid
vehicle
tank body
outlet
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JP11307684U
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JPS6127830U (ja
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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばフオークリフトトラツク等の
車両に適用され、燃料や作動油等を貯溜する為の
車両用タンクの改良に関する。
(従来の技術) フオークリフトトラツク等の車両にあつては、
フレームの一部を区画して燃料や作動油等のタン
クとするフレームタンク構造が採用されている。
而して、燃料タンクや作動油タンク等の所謂車
両用タンク30は、通常、第6図に示す如く、車
両の前後方向に長い直方体状のタンク本体31
と、これの上部に貫通して設けられた注入パイプ
32と、これの注入口33に設けたブリーザキヤ
ツプ34とを備えている。
ところが、この様な車両用タンク30に於て
は、車両の加減速時に依りタンク本体31内に貯
溜された液体が動揺して液面が大きく波立ち、ブ
リーザキヤツプ34から液体が吹出たり或はにじ
み出たりする場合があつた。
つまり、ブリーザキヤツプは、注入口を閉塞す
るものであるが、空気の出入を許容する空気孔が
形成されて居り、又、空気中の粉塵を除去するフ
イルタを内蔵したものもあり、これらの空気孔か
ら液体が吹出たり或はにじみ出たりするのであ
る。
この為、従来に於ては、例えば第7図に示す如
く、タンク本体31内に適数の仕切板35を設け
たり、或は第8図に示す如く、注入パイプ32を
長いものにしてその出口36がタンク本体31の
底壁37の近傍まで達する様にしていた。
然しながら、前者の場合は、仕切板を別途に設
けねばならないので、その分だけ材料コストが高
く付くと共に、仕切板をタンク本体の内部に溶接
せねばならないのでその加工が複雑となつて製造
コストが高く付く難点があつた。
他方、後者の場合は、注入パイプが長いので、
液体の注入抵抗が増大してこれに時間が掛ると共
に、波の影響は直接受けないものの液面の上昇に
伴なつて注入パイプ内の液面も上昇する為に液体
の吹出し等を完全に防止する事ができなかつた。
然も、注入パイプ自体の振れ等を防止する為に
これの強度を高めねばならず、結局、コスト高に
なる難点があつた。
斯くの如く、従来知られていた車両用タンク
は、夫々一長一短があつて満足の行くものがなか
つた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
車両の加減速時に発生する液体の波立ちに依りこ
れが外部に吹出たり或はにじみ出たりしない様に
した車両用タンクを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の車両用タンクは、所定量の液体を貯溜
するタンク本体と、タンク本体の上部に貫通して
設けられその出口が液面の上方に位置すると共に
車両の前後方向に対して横方向又は上方向に開放
した注入パイプと、注入パイプの注入口に設けら
れたブリーザキヤツプとから構成した事に特徴が
存する。
つまり、注入パイプの出口を液面の上方に位置
させると共に、車両の前後方向に対して横方向又
は上方向に開放させる事に依り液体の波立ちに抗
する様にしたものである。
(作用) 車両が加減速した場合には、タンク本体に貯溜
した液体が波立つ。つまり、前後方向に移動する
主波と、タンク本体の前後壁に衝突して上方に向
う反射波とが発生する。
然し、この様な波が発生しても、注入パイプの
出口は、横方向又は上方向に開放しているので、
波立ちに依る液体が出口から注入口側へ吹上げる
事がなくなる。
液体を注入する場合は、ブリーザキヤツプを外
して注入口から注ぐ事に依り行なえる。この場
合、注入パイプの出口は液面の上方に位置させて
いるので、抵抗なくこれが行なえる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係る車両用タンク
の概要構造を示す縦断正面図。第2図は、その縦
断側面図である。
車両用タンク1は、タンク本体2、注入パイプ
3、ブリーザキヤツプ4とからその主要部が構成
されている。
タンク本体2は、所定量の液体Aを貯溜するも
のであり、この例では車両20のフレーム21内
を区画して形成されている。
つまり、フレーム21は、下方が開放した正面
略逆U型を呈して居り、この内部に側面略U型の
区画板5を挿入して溶接する事に依り前壁6、後
壁7、左壁8、右壁9、上壁10、底壁11が
夫々形成されている。
注入パイプ3は、タンク本体2の上部に貫通し
て設けられその出口13が液面Bの上方に位置す
ると共に、車両20の前後方向に対して横方向又
は上方向に開放したものである。
この例では、上方に注入口12を下方に出口1
3を夫々備えて略L型を呈する注入パイプ3の垂
直部をタンク本体2の上壁10に貫通させて溶接
すると共に、水平部を右方(第1図に於て左方)
に向け、出口13が同側に開口する様にしてあ
る。
而して、注入パイプ3の上突部には、雄螺子1
4が螺刻されている。
ブリーザキヤツプ4は、注入パイプ3の注入口
12に設けられたもので、周知の如く、注入パイ
プ3の雄螺子14に螺合する雌螺子15と、空気
孔16とを備えている。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解
する。
車両20が加減速した場合には、前後方向に移
動する主波Cと、タンク本体2の前後壁6,7に
衝突して上方に向う反射波Dとが発生する。
然し、これらの波C,Dが発生しても、注入パ
イプ3の出口13が横方向に開放しているので、
波に依る液体が出口13から注入口12側へ吹上
げる事がない。
液体を注入するには、ブリーザキヤツプ4を外
して注入口12から注ぐが、この場合、注入パイ
プ3の出口13は液面Bの上方に位置しているの
で抵抗なくこれが行なえる。
尚、タンク本体2は、先の実施例では、車両2
0のフレーム21の一部を利用して構成したが、
これに限らず、別体として構成しても良い。
注入パイプ3は、先の実施例では、略L型のも
のを用いてその出口13が横方向を向く様に配し
たが、この様に限定される事はない。
例えば、第3図に示す如く、略U型を呈するも
のを用い、出口13が上方を向く様にしても良
い。
同実施例では、注入パイプ3の最底部位に細径
のドレン孔17が穿設され、注入パイプ3に溜つ
た液体をここから排出する様にしてある。
波立ちに依り該ドレン孔17から注入パイプ3
内に液体が流入する場合もあり得るが、これが細
径であるので大量の液体が流入せず、この為に注
入口12まで吹上げる事はない。
而して、注液に際しては、主として出口13か
ら放出されるので抵抗は極めて少ない。
又、注入パイプ3は、例えば第4図並びに第5
図に示す如く構成しても差支えない。
これは、タンク本体2の上壁10を貫通する短
管18と、側面略U型を呈してその両端が上壁1
0等に固着されて短管18の前、後、下を夫々覆
うと共に、少なくとも短管18の下端とは離間さ
せた覆板19とで構成され、これら両部材に依り
左右両側に開放する出口13が形成されている。
この様なものでも、波に抗せると共に、注液抵
抗が少ない。
ブリーザキヤツプ4は、先の実施例では、空気
孔16のみを備えたものであつたが、これに限ら
ず、例えば内部にフイルタを備えた周知の構造の
ものであつても良い。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば次の様な優
れた効果を奏する事ができる。
(1) 注入パイプの出口を液面の上方に位置させる
と共に、車両の前後方向に対して横方向又は上
方向に開放させたので、車両の加減速時に発生
する液体のの波立ちに抗する事ができる。
その結果、液体が外部に吹出たり或はにじみ
出たりする事がない。
(2) 注入パイプの出口が液面の上方に位置してい
るので、注液抵抗が少なく、これに時間が掛ら
ない。
(3) 構造は、いたつて簡単であるので製造コスト
の低減を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る車両用タンク
の概要構造を示す縦断正面図。第2図は、その縦
断側面図。第3図は、第二の実施例を示す縦断側
面図。第4図は、第三の実施例を示す縦断正面
図。第5図は、その縦断側面図。第6図は、従来
の車両用タンクの概要構造を示す縦断側面図。第
7図は、従来の他の構造を示す縦断側面図。第8
図は、従来の更に他の構造を示す縦断側面図であ
る。 1……車両用タンク、2……タンク本体、3…
…注入パイプ、4……ブリーザキヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定量の液体を貯溜するタンク本体と、タンク
    本体の上部に貫通して設けられその出口が液面の
    上方に位置すると共に車両の前後方向に対して横
    方向又は上方向に開放した注入パイプと、注入パ
    イプの注入口に設けられたブリーザキヤツプとか
    ら構成した事を特徴とする車両用タンク。
JP11307684U 1984-07-24 1984-07-24 車両用タンク Granted JPS6127830U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11307684U JPS6127830U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 車両用タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11307684U JPS6127830U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 車両用タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6127830U JPS6127830U (ja) 1986-02-19
JPH0327964Y2 true JPH0327964Y2 (ja) 1991-06-17

Family

ID=30672108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11307684U Granted JPS6127830U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 車両用タンク

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JP (1) JPS6127830U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193954A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 事務機器部材及び事務機器用品用の気体バッグ式包材並びに包装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193954A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Ricoh Co Ltd 事務機器部材及び事務機器用品用の気体バッグ式包材並びに包装方法

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Publication number Publication date
JPS6127830U (ja) 1986-02-19

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