JPH0327944Y2 - - Google Patents

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JPH0327944Y2
JPH0327944Y2 JP10294984U JP10294984U JPH0327944Y2 JP H0327944 Y2 JPH0327944 Y2 JP H0327944Y2 JP 10294984 U JP10294984 U JP 10294984U JP 10294984 U JP10294984 U JP 10294984U JP H0327944 Y2 JPH0327944 Y2 JP H0327944Y2
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JP10294984U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は中敷を有する包装箱に関する。
〔考案の背景〕
包装箱を開けることなしに商品の外観あるいは
色等を顧客に展示するために箱体の一部に窓部を
形成したものが知られている。そしてこのような
箱体は窓部を形成したことで、箱体の強度の抵下
及び窓部からの埃の侵入が生じるため、透明部を
有す中敷を挿入し、補強を行なうとともに窓部か
らの埃の侵入をさけ陳列効果を上げている。
しかしながら従来このような中敷51は第7図
a,bに示すようにその端縁52が挿入方向と直
交しているため箱体内に挿入しずらく、殊に窓部
53を有する面の内壁に中敷51の主面54を摺
接させながら挿入すると中敷51の端縁52が全
体に亘つて窓部53の端縁55と当接するためひ
つかかりやすく、各端縁52,55の一方あるい
は両方がめくれやすく、中敷挿入の際に注意が必
要である。そこで従来このような欠点に対処する
ために窓部53の端縁55を挿入方向垂直線に対
し傾斜させ中敷の端縁と相対的に角度をもたせ、
ひつかかりを防止することが実施されているが窓
部の形状に制限が生じ意匠的に不都合なものであ
る。
〔考案の概要〕
そこでこの考は中敷の端縁を挿入方向垂直線及
び窓部の挿入方向奥側の端縁に対し傾斜させるこ
とで窓部を有す箱体にスムーズな中敷の挿入を実
施させるものである。
以下この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案に係る包装箱1であり、紙製
の断面矩形状の箱体2と断面〓状の透明シート状
中敷3から成つている。
中敷3は塩化ビニール等の合成樹脂製であり、
紙製箱体2の補強及び埃り侵入防止に役立つてい
る。そして中敷3の挿入方向a側の端縁5は挿入
方向垂直線Lに対し角度αだけ傾斜している。こ
の中敷3は他にもたとえば第2図に示すように紙
製のフレーム体14にセロフアン等のフイルム4
を貼着して形成したものでも良い。この場合フレ
ーム体の開口部15の手前側端縁16も上記端縁
5と同様に傾斜している。
箱体2の主面6には窓部7が形成されておりこ
の窓部7から中敷3を介して商品8を覗くことが
出来る。そして箱体2に中敷3を挿入した状態で
は中敷3の端縁5すなわち傾斜部は箱体壁面によ
り隠れる。
商品8を上記包装箱1に梱包する場合、第3図
a,bにおいては商品8及び附属品17等を収納
している基板10に上記中敷3を被せ、箱体2の
上方あるいは底部の商品取り出し部11から挿入
するものであるが、上述のごとく中敷3の挿入方
向側端縁5を傾斜させて形成しているため挿入の
際に箱体2の窓部7の挿入方向側端縁9とのひつ
かかりが解消されスムーズに挿入作業が行なえ
る。
〔他の実施例〕
この考案に係る包装箱1の中敷3は上述した実
施例のものに限らず、たとえば第4図a,bに示
すように両端縁12,12を傾斜させ台形状ある
いは略平行四辺形状に形成したものでももちろん
良く、この場合中敷3の挿入作業に方向性を必要
とせず作業性がより向上する。
また、端縁15の形状は第5図に示すように一
直線でなく窓部13の形状に合わせ二直線以上の
組み合わせのものでも良い。さらに第6図a〜c
に示すように中敷は断面〓状のもの以外にも断面
状、筒状、あるいは平板状のものでも良く要は
挿入方向垂直線と窓部の挿入方向奥側の端縁に対
し傾斜した端縁を、挿入方向前方側に有するもの
であれば種々変形例は考えられるものである。ま
た、この場合の傾斜にはゆるい曲線も、もちろん
含むものである。
〔考案の効果〕
以上のごとく、この考案に係る包装箱は少なく
とも一面に窓部を有す箱体と該箱体の内面に摺接
して挿入される中敷とから成り、該中敷の挿入方
向前方側の端縁を、挿入方向垂直線及び上記窓部
の挿入方向側の端縁に対して傾斜させてなること
を特徴としたものであるから窓部と中敷の各端縁
がひつかかりめくれあがるなどの損傷が生じるこ
となく梱包作業がスムーズに行なえ作業性が向上
し、これは商品購入者の商品の出し入れに際して
も非常に都合の良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る包装箱の傾斜図、第2
図はこの考案に係る中敷の実施例の斜視図、第3
図a,bはこの考案に係る包装箱に商品を梱包す
る状態を示す斜視図及び正面図であり、第4図
a,b及び第5図は他の実施例を示す正面図、第
6図a〜cは、この考案に係る中敷の他の実施例
を示す斜視図であり、第7図a,bは従来例を示
す斜視図及び断面図である。 2……箱体、3……中敷、5……端縁、7……
窓部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一面に窓部7を有す箱体2と該箱体
    2の内面に摺接して挿入される中敷3とから成
    り、該中敷3の挿入方向前方側の端縁5を、挿入
    方向垂直線及び上記窓部7の挿入方向奥側の端縁
    に対して傾斜させてなることを特徴とする包装
    箱。
JP10294984U 1984-07-06 1984-07-06 包装箱 Granted JPS6119518U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10294984U JPS6119518U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10294984U JPS6119518U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6119518U JPS6119518U (ja) 1986-02-04
JPH0327944Y2 true JPH0327944Y2 (ja) 1991-06-17

Family

ID=30662339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10294984U Granted JPS6119518U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6119518U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019021967A1 (ja) * 2017-07-25 2020-07-16 株式会社 資生堂 商品パッケージ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019021967A1 (ja) * 2017-07-25 2020-07-16 株式会社 資生堂 商品パッケージ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6119518U (ja) 1986-02-04

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