JPH0327936Y2 - - Google Patents

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JPH0327936Y2
JPH0327936Y2 JP1985201104U JP20110485U JPH0327936Y2 JP H0327936 Y2 JPH0327936 Y2 JP H0327936Y2 JP 1985201104 U JP1985201104 U JP 1985201104U JP 20110485 U JP20110485 U JP 20110485U JP H0327936 Y2 JPH0327936 Y2 JP H0327936Y2
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wall
packaging container
bottom plate
synthetic resin
container body
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、文具や食器等の各種商品を収納する
のに適した包装容器に関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来、上記のような包装容器としては、第4図
に示すような外箱2内に収納凹部3を有する中仕
切り4を配したものがほとんどである。
このような包装容器1では、商品5を収納する
際、外箱2内に中仕切り4を載置し、その中仕切
り4の収納凹部3に商品5を収納しなければなら
ず、包装作業に手数がかかり、作業性がよくな
い。
また、外箱2と中仕切り4とを別々に製造する
ため、製造コストが高くなり、安価に包装容器を
提供できない。
本考案の目的としては、包装作業が容易でしか
も商品収納状態での保形性および安定性がよく、
安価な包装容器を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の問題点を解決するために、や
や柔軟な合成樹脂シートにより容器本体を形成し
てなり、この容器本体は、所要高さの外側壁と、
この外側壁の上端より実質的に間〓を存さないよ
うに折曲して垂下させた内側壁と、この内側壁の
下端より上方に折返した部分を介して内側壁の内
方において上げ底状をなしかつ商品の収納座を有
する底板部とを一体に連続形成した構成を有して
いる。この場合、容器側壁が拡がつたり、容器裏
面の体裁が悪かつたりするので、特に本考案で
は、容器本体の裏面に平板状の裏板を外側壁の下
端に接着して取り付けた構成になつている。
[作 用] 上記の構成を備えた本考案の包装容器は、やや
柔軟な合成樹脂シートよりなり、商品の収納座を
有する底板部が上げ底状をなし、側壁部が内外2
重壁構造をなしているので、収納商品に対する緩
衝性が良好でかつ安定よく収納できる。
特に、内側壁が外側壁の上端より実質的に間〓
を存さないで折曲垂下され、しかも上が底状の底
板部が前記内側壁の下端より上方へ折返した部分
を介して一体に連続形成されているために、底板
部の過度の撓曲変形を防止できる。
すなわち、底板部の収納座に商品を収納する
と、その重みで上げ底状の底板部が下方に撓曲変
形するのに伴い、その周囲の内側壁に続く折返し
部分が下方ほど広がろうとするが、この折返し部
分と連続する内側壁と外側壁との間に間〓を存さ
ず、しかも外側壁の下端が裏位置に接着固定され
ているために、前記折返し部分の広がり作用が内
外側壁により規制され、したがつて商品収納状態
の保形性および安定性が良好に保持される。
さらに裏板により一体に連続形成された容器本
体の裏面を覆い隠すことができる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を第1図および第2図
に基づいて説明する。
10は、包装容器であり、やや柔軟な合成樹脂
シート12より成形した容器本体14の裏面に平
板状の裏板16を少なくとも外側壁18の下端に
接着して取り付けてなるものである。この容器本
体14は、外側壁18と、それに続く内側壁20
と、さらにその内方に連続形成された底板部22
とから構成されている。
前記外側壁18は、収納する商品に合わせて所
要の高さに形成され、この外側壁18の上端24
より図のように実質的に間〓を存さないように折
曲して垂下した内側壁20が連続形成されてい
る。
前記内側壁20は、その下端26が前記外側壁
18の下端28とほぼ同高さに位置し、その位置
から上方に折曲され、外側壁18のほぼ中央で内
方に折返した部分21を介して、底板部22に一
体に連続形成され、底板部22が上げ底状をなし
ている。このとき、内側壁20の下端26が裏板
16に当接して底板部22を支持し、外側壁18
に荷重がかからないようになつている。このよう
に容器本体14の外周が、外側壁18と内側壁2
0との間〓を有さない2層構造に形成され、かつ
内側壁20下端から上方への折返し部分21を介
して底板部22を連設した構成をなすので、容器
全体の強度が向上し、商品収納状態での保形性お
よび安定性が良好になる。
この底板部22には、商品を収納するための収
納座30を有しており、この収納座30は、図示
のごとく、底板部22の上面32から所定深さ窪
んだ凹状に成形されている。この底板部22の外
周縁、すなわち、内側壁20と底板部22との連
結部分には、環状のリブ34が形成され、底板部
22の外周を補強している。
前記外側壁18の下端28の外周には、フラン
ジ36が形成されており、この外側壁18の補強
および容器本体14を安定よく載置できるととも
に、図示の如く裏板16を容器本体14の裏面に
取り付ける際の接着箇所となる。
この裏板16は、その一辺が延設されて、立上
り部38を介して外側壁18の上端24を覆う蓋
板40が一体に連続形成されて、この蓋板40を
折り返して容器本体14を開閉するようになつて
いる。このように裏板16を取り付けているの
で、容器本体14の裏面を覆い隠し体裁が良く、
側壁の拡がるのを規制して保形性を向上させ、包
装容器26全体の補強をも兼ねている。
また、裏板16と蓋板40とは、図面に示すよ
うに、立上り部38を介して一枚のシートより簡
単に製造することができ、従来のように容器の蓋
を別に製造する必要がないので、安価に容器を提
供することができる。なお、この裏板16の素材
としては、合成樹脂や紙製等のシート状あるいは
フイルム状のもの等、様々なものが使用可能であ
る。
また、前記底板部22の収納座30は、第2図
に示すように、裏板16に達していないが、この
収納座30を深く形成して裏板16に当接するよ
うにすれば、一層容器10の強度が向上する。さ
らに、底板部22における収納座30以外の部分
にリブを設けて補強したり、そのリブを裏板16
に当接するように形成すれば補強効果が一層向上
する。
上記の構成素材であるやや柔軟な合成樹脂シー
ト12としては、ポリプロピレン樹脂、スチレン
−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体その他のポリスチレン樹脂よりやや柔軟でか
つポリエチレン樹脂よりやや硬い合成樹脂を、主
として発泡倍率5〜20倍程度のシート状に押出し
発泡成形したある程度腰があつてかつ適度に柔軟
性のある発泡シート、つまりポリスチレン樹脂発
泡体とポリエチレン樹脂発泡体との中間的な特性
を有する発泡シートを好適に使用することがで
き、特に、ポリオレフイン系樹脂の中でも発泡倍
率2〜10倍程度の比較的低倍発泡のポリプロピレ
ン樹脂発泡シートを好適に用いることができる。
さらに前記合成樹脂発泡シートに非発泡の合成樹
脂を補強表皮層としてラミネートしたシートを用
いることもでき、また非発泡の合成樹脂シートの
みを用いることもできる。これらのシートは材質
によつても異なるが、厚みが0.3〜2.0mm程度のも
のがよく、特に、厚みが0.5〜0.7mmのものが最適
である。
このような素材を使用することにより、この包
装容器10のようにかなり深いプレス成形におい
ても、何ら差支えなく、製造することができる。
また、収納した商品への緩衝性もよく、商品が傷
つく必配もない。
また、前記合成樹脂シート12に、表面に植毛
したものとよく似た感じの印刷を施せば、表面が
しつとりとして体裁がよく、高級な感じがでるの
で、贈答品等の包装容器10に最適である。
第3図に示す実施例は、その内側壁20が、外
側壁18の下端28と底板部22の上面32との
ほぼ中央で上方に折返した部分21を介して、外
側壁18のほぼ中央で内方に折曲されて底板部2
2に一体に連続形成され、底板部22が上げ底状
をなしたものである。
[考案の効果] 本考案は、上記の記載から明らかなように、こ
の包装容器は、やや柔軟な合成樹脂シートによ
り、一体に連続形成されているので、従来のよう
に、外箱と中仕切りとの組立ての必要がなく、包
装作業に手数がかからず、作業性がよい。
また、商品の収納座を有する底板部が上げ底状
なので、緩衝性が良好で商品が壊れたりする必配
がない。
特に本考案の場合、内外側壁が間〓を存さずに
折曲連成され、かつ内側壁下端より上方への折返
し部分を介して底板部を上げ底状に形成したこと
が、折返し部分による支え効果および裏板による
保形効果も加わつて、折返し部分の広がり作用を
内外側板により規制し得て、やや柔軟な合成樹脂
発泡シート等よりなるにも拘らず、商品収納に伴
う底板部の過度の撓曲変形を防止でき、以て比較
的重い商品でも、また比較的薄肉のシートよりな
るものでも、保形性および安定性のよい収納状態
に保持できるのである。
さらに、この包装容器全体が一体に連続形成さ
れているので、従来のような外箱と中仕切りとを
別々に製造するものに比べ、かなり安価に製造で
き、製造コストを下げることができる。
また、合成樹脂シートを用いているので、型成
形が容易で大量生産に適し、一層製造が容易であ
る。
また、容器本体の裏面に裏板を取り付けている
ので、容器本体の裏面を覆い隠し体裁が良く、包
装容器全体の補強をも兼ねている。
したがつて、本考案は、包装作業が容易でしか
も商品収納状態での保形性および安定性がよく、
安価な包装容器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る包装容器の一実施例を
示す一部を切欠した斜視図、第2図は、前図の
−線断面図、第3図は、内側壁の変更例を示す
断面図、第4図は、従来例を示す断面図である。 符号の説明、10…包装容器、12…合成樹脂
シート、14…容器本体、16…裏板、18…外
側壁、20…内側壁、22…底板部、24…外側
壁の上端、26…内側壁の下端、28…外側壁の
下端、30…収納座、32…底板部の上面、34
…リブ、36…フランジ、38…立上り部、40
…蓋板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 やや柔軟な合成樹脂シートにより容器本体を
    形成してなり、この容器本体は、所要高さの外
    側壁と、この外側壁の上端より実質的に間〓を
    存さないように折曲して垂下させた内側壁と、
    この内側壁の下端より上方に折返した部分を介
    して内側壁の内方において上げ底状をなしかつ
    商品の収納座を有する底板部とが一体に連続形
    成されており、この容器本体の裏面に平板状の
    裏板が外側壁の下端に接着されて取り付けられ
    てなることを特徴とする包装容器。 2 前記内側壁の下端が外側壁の下端とほぼ同じ
    位置にある実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の包装容器。 3 前記外側壁の下端の外周にフランジを設けた
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の包装容器。 4 前記合成樹脂シートが、合成樹脂発泡シート
    である実用新案登録請求の範囲第1項〜第3項
    のいずれか1項に記載の包装容器。 5 前記裏板の一辺を延設し、外側壁の上端を覆
    う蓋板として一体に連続形成してなる実用新案
    登録請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項
    に記載の包装容器。
JP1985201104U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0327936Y2 (ja)

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JP1985201104U JPH0327936Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JPS62108208U JPS62108208U (ja) 1987-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596023U (ja) * 1978-12-26 1980-07-03
JPS59168315U (ja) * 1983-04-25 1984-11-10 中国パ−ル販売株式会社 収納容器

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JPS62108208U (ja) 1987-07-10

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