JPH03279029A - 電子制御装置のフェイルセーフ装置 - Google Patents

電子制御装置のフェイルセーフ装置

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JPH03279029A
JPH03279029A JP2076694A JP7669490A JPH03279029A JP H03279029 A JPH03279029 A JP H03279029A JP 2076694 A JP2076694 A JP 2076694A JP 7669490 A JP7669490 A JP 7669490A JP H03279029 A JPH03279029 A JP H03279029A
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JP
Japan
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control
engine
start operation
controls
reduction
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JP2076694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
博司 山口
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子制御装置のフェイルセーフ装置に関するも
のであって、特に自動車において車両発進時にエンジン
および自動変速機を総合制御するのに適した装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、例えば複数の制御回路を具える電子制御装置にお
いては、各種センサがらの入力信号に基づき複数のアク
チュエータを制御することにより、特定の制御目的を達
成するようにしている。
例えば自動変速機を搭載した車両の電子制御装置におい
ては、車両発進時にいわゆるN−)Dセレクト操作、N
−Rセレクト操作を行うと、走行用クラッチが締結する
際にセレクトショ・ツク(N→Dセレクトショック、N
−+Rセレクトショック)が生じ、特に自動変速機のN
レンジの選択中アクセルペダルを踏込んでいる空吹かし
状態から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)に切換
えた場合(以下異常発進操作時と称す)には、非常に大
きなショックが生じ運転者や同乗者に不快感を与えるこ
とから、このようなセレクトショックを軽減する制御を
種々の手法により実施している。その手法としては、ま
ず第1に、特開昭61−135944゜62−2925
34 60−4433号公報に見られるように、エンジ
ン回転数を何らかの手段によって低下させてエンジン出
力の低減を図り、このエンジン出力の低減後にクラッチ
を締結するようにしてクラッチが吸収すべきエネルギー
を減少させるエンジン出力低減制御があり、この低減制
御を実施すれば第6図に点線で示すように自動変速機出
力トルクを低減して上述したセレクトショックの軽減を
図ることができる。
第2に、特開昭62−17130. 63−17333
7号公報に開示されているように、エンジン出力低減制
御とともにクラッチ伝達トルク容量の低減制御をも実施
するものがあり、このようにすると、第6図に1点鎖線
で示すように、エンジン出力低減制御のみを行うものに
比べて、自動変速機出力トルクの一層の低減を図ること
ができる。
第3に、本願出願人はこの出願の関連出願として、異常
発進操作時には上記エンジン出力低減制御およびクラッ
チ伝達トルク容量低減制御とともに、自動変速機の変速
比を出力トルク減少方向に制御する変速比制御をも行う
ものを提案しており、このようにすると第6図に2点鎖
線で示すように所望の自動変速機出力トルクの低減量が
達成されることになり、異常発進操作時においても十分
なショック軽減効果を得ることができる。
(発明が解決しようとする課題) 上記各手法において制御システムの構成要素の1要素の
故障、例えばアクチュエータ故障、通信機能故障の何れ
か1つが発生すると、異常発進操作時にエンジン出力低
減制御、クラッチ伝達トルク容量低減制御および変更比
制御の何れか1つが作動しなくなって所望の自動変速機
出力トルクの低減量が達成できなくなるという不具合が
生じる。
この対策として本願出願人は故障警報装置を設けること
を提案しているが、この故障警報装置では故障検出およ
び警報はできるものの、故障時に異常発進操作による大
きなショックを軽減することができない。
本発明は特定の制御目的を達成するために複数の制御を
行うシステムの、1つの構成要素が故障したとき、非故
障の制御を、その制御特性を変更した上で必ず実施して
フェイルセーフを実現することにより、上述した問題を
解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため、本発明の電子制御装置のフェイルセー
フ装置の第1の構成は各種センサからの信号を入力され
て、複数のアクチュエータの制御を行うことにより特定
の制御目的を達成するシステムにおいて、該システムの
構成要素の1要素が故障したときに、前記複数の制御の
内の非故障の制御を制御特性を変更して必ず作動させる
ように構成するものとし、第2の構成は運転者によるマ
ニュアルセレクトレバー等の切換操作によってパーキン
グレンジあるいはニュートラルレンジと走行レンジとを
切換え得るとともに、走行レンジへの切換操作に応じて
締結されるクラッチの伝達トルク容量および変速比を可
変制御し得る自動変速機と、出力を可変制御し得るエン
ジンと、運転者の異常発進操作を検出する異常発進操作
検出手段とを具え、異常発進操作時にはエンジン出力低
減制御、クラッチ伝達トルク容量低減制御および自動変
速機の変速比を通常発進操作時よりも出力トルク減少方
向に制御する変速比制御を行うシステムにおいて、該シ
ステムの構成要素の1要素が故障したときに、前記3つ
の制御の内の非故障の制御を、制御特性を変更して必ず
作動させるように構成するものとする。
(作 用) 本発明の第1の構成によれば、特定の制御目的を達成す
るために各種センサからの入力信号に基づき複数のアク
チュエータの制御を行うシステムの、構成要素の1要素
が故障したとき、前記複数の制御の内の非故障の制御が
、その制御特性をシステムに故障が発生していない場合
に対し変更された状態で必ず作動するから所望のフェイ
ルセーフを実現することができる。
また本発明の第2の構成によれば、異常発進操作時のセ
レクトショック軽減を達成するために、異常発進操作検
出手段からの情報に基づきエンジン出力低減制御、クラ
ッチ伝達トルク容量低減制御および変速比制御を行うシ
ステムの、構成要素の1要素が故障したとき、上記3つ
の制御の内の非故障の制御が、その制御特性をシステム
に故障が発生していない場合に対し変更された状態で必
ず作動するから、所望のフェイルセーフを実現して異常
発進操作時のセレクトショックを軽減することができる
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の電子制御装置のフェイルセーフ装置を
搭載した車両のパワートレーン制御系を例示する線図で
あり、1は電子制御燃料噴射エンジン、2は自動変速機
、3はディファレンシャルギヤ、4は駆動車輪である。
なお、この例における電子制御装置のフェイルセーフ装
置はエンジン・自動変速機総合制御装置であり、後述す
るエンジン制御用コンピュータ、変速制御用コンピュー
タおよびそれらに接続されるセンサ等によって構成され
ている。
エンジン1はエンジン制御用コンピュータ(ECCS)
5を具え、このコンピュータには、エンジン回転数Nt
を検出するエンジン回転センサ6からの信号、車速■を
検出する車速センサ7からの信号、エンジンスロットル
開度THを検出するスロットルセンサ8からの信号およ
びエンジン吸入空気量Qを検出する吸入空気量センサ9
からの信号等を入力する。コンピュータ5はこれら入力
情報を基に燃料噴射パルス幅T、を決定してこれをエン
ジン1に指令したり、図示しない点火時期制御信号をエ
ンジン1に供給する。エンジン1は燃料噴射パルス幅T
2に応じた量の燃料を供給され、この燃料をエンジンの
回転に調時して燃焼させることにより運転する。なおコ
ンピュータ5は、後述するトルク低減要求信号T、、、
T、□を受けて、エンジン1の燃料を供給する気筒数を
零、半分(3気筒)または2/3 (4気筒)に減少さ
せる気筒数制御をも実行しく本例のエンジン1は6気筒
である)、さらに上記車速信号■に基づき高車速域にお
いて燃料カットを実行する。
自動変速機2はトルクコンバータ10および変速歯車機
構11をタンデムに具え、トルクコンバータ10を経て
エンジン動力を入力軸12に入力する。軸12への変速
機入力回転は変速歯車機構11の選択変速段に応じ増減
速されて出力軸13に至り、この出力軸よりディファレ
ンシャルギヤ3を経て駆動車輪4に達して自動車を走行
させることができる。
変速歯車機構11は入力軸12から出力軸13への伝導
経路(変速段)を決定するクラッチやブレーキ等の各種
摩擦要素(図示せず)を内蔵し、これら各種摩擦要素を
ライン圧PLにより選択的に油圧作動されて所定変速段
を選択するとともに、作動される摩擦要素の変更により
他の変速段への変速を行うものとする。
この変速制御のために変速制御用コンピュータ(ATC
U)14およびコントロールバルブ15を設ける。
コンピュータ14はコントロールパル7’15内の変速
制御用シフトソレノイド15a、 15bを選択的にO
NL、これらシフトソレノイドON、 OFFの組合せ
により対応した変速段が選択されるよう各種摩擦要素へ
選択的にライン圧PLを供給して変速制御を司どる。変
速制御用コンピュータ14はさらに、コントロールバル
ブ15再のライン圧制御用デユーティソレノイド16を
駆動デユーティDによりデユーティ制御してコントロー
ルバルブ15内のライン圧PL(デユーティDの増大に
つれてライン圧は上昇)を制御する際に、異常発進操作
時にはライン圧PLを低下させることによりクラッチ圧
peLを低減するクラッチ伝達トルク容量低減制御およ
び、変速比を出力トルク減少方向に変更する変速比制御
をも司どるもとする。
上記変速制御、ライン圧制御、クラッチ伝達トルク容量
低減制御および変速比制御のため、変速制御用コンピュ
ータ14にはエンジン回転センサ6からの信号、車速セ
ンサ7からの信号、スロ・ントルセンサ8からの信号、
入力軸12の回転数Nrを検出する入力回転センサ17
からの信号、出力軸13の回転数NOを検出する出力回
転センサ18からの信号を夫々入力する他、マニュアル
セレクトレバー19のセレクトレンジを表わすインヒビ
タスイ・ンチ20からの信号Sを入力する。
変速制御用コンピュータ14は図示しない公知の制御プ
ログラムを実行して変速制御およびライン圧制御を行う
とともに、第2図の制御プログラムを実行してクラッチ
伝達トルク容量低減制御および変速比制御を行い、さら
にエンジン制御用コンピュータ5による、後述するエン
ジン出力低減制御のための、トルク低減要求信号T、、
、T、□をエンジン制御用コンピュータ5に出力する(
なお両コンピュータ5.14間は通信線21で接続され
ており、この通信線21によって相互に情報の伝達を行
うことができる)。
次に所定周期毎の定時割込みにより繰返し実行される第
2図の制御プログラムについて説明すると、まずステッ
プ101において、変速制御用シフトソレノイド15a
、 15bの故障診断を行う。この故障診断は、例えば
第5図に示すように、トランジスタ30のベースを変速
制御用コンピュータ14のディジタル出力ポート14A
に接続し、トランジスタ30のコレクタをディジタル入
力ポート14Bおよびソレノイド15a(15b)の一
端に接続し、トランジスタ30のエミッタおよびソレノ
イド15a(15b)の他端を接地し、ソレノイド15
a(15b)に直流電源31を接続して構成した故障診
断回路により行うものとし、コンピュータ14のディジ
タル出力ポート14Aからの信号によってソレノイド1
5a (15b)を駆動したときのソレノイド電圧■3
をディジタル入力ポート14Bより読込んでソレノイド
故障の有無を判断する。すなわち、出力ポート14Aを
ハイレベルにしたとキ入力ボート14Bがローレベルに
なるとともに、出力ポート14Aをローレベルにしたと
き入力ポート14Bがハイレベルになったならばソレノ
イドは正常であると判断でき、それ以外の場合にはソレ
ノイド故障と判断できる。特に出カポー目4Aヲローレ
ベルにしてもハイレベルにしても入力ポート14Bが常
にローレベルになるときには、ソレノイドがハーネスの
ショート等により常時ON状態になる故障が発生してい
るものと判断することができ、その場合本例で用いてい
る「口座REAROIA型 自動変速機」では変速制御
用シフトソレノイド15a、 15bが2本共この故障
モードになった場合には変速段は1速固定になる。この
故障診断によって故障有りと判定された場合にはフラグ
FLAGHをFLAGH= 1とし、故障無しと判定さ
れた場合にはFLAG)l = Oとする。
次のステップ102では上記と同様にしてライン圧制御
用デユーティソレノイド16の故障診断を行い、故障有
りと判定された場合にはフラグFLAGPをFLAGP
= 1とし、故障無しと判定された場合にはFLAGP
= 0とし、次のステップ103でコンピュータ5.1
4間の通信機能の故障診断を行う(この通信機能の故障
診断については、通信用ICのマニュアル等を参照のこ
と)。ここで通信線21の断線等により通信機能が故障
した場合にはフラグFLAGEをFLAGE= 1とし
、故障していない場合にはFLAGE=0とする。
次のステップ105において異常発進操作の検出を行い
(このステップ105については後に詳述する)、ステ
ップ106で異常発進操作を表わすフラグFLAGIが
FLAG1= 1となるか否かにより異常発進操作の有
無の判別を行う。この判別においてNOlつまりFLA
G1=Oとなる通常発進操作時ならば制御をそのまま終
了し、Yes %つまりFLAG1= 1となる異常発
進操作時ならばステップ107以降において各フラグを
チエツクすることにより故障の有無および種類に応じて
制御を適宜使い分けする。
すなわちステップ107ではFLAGE= 1か否かの
判別を行い、この判別においてYes、つまりFLAG
E=1となる通信機能故障時には後述するトルク低減要
求信号Tdl+ TdZをエンジン制御用コンピュータ
5に出力することができないため、システム正常時に実
施すべき制御である、2速への変速を行う変速比制御お
よび通常の低減量によるクラッチ圧低減制御だけを実施
したのでは異常発進操作に対するセレクトショック軽減
効果が十分でないことを考慮して、ステップ108で通
常の変速比制御において選択される変速段(2速)より
も出力トルク減少方向の変速段である3速が選択される
ように変速比を変更して3速への変速を行い、ステップ
109でライン圧制御用デユーティソレノイド16の駆
動デユーティDを調整してライン圧PLを低下させるこ
とによりクラッチ圧Pet(この場合フォワードクラッ
チ圧であり、その詳細は「口座REdROIA型自動変
速機 整備要領書」を参照のこと)を通常のクラッチ圧
低減制御より大きく低減する。一方、ステップ107に
おいてNo、つまりFLAGE= Oとなる通信機能正
常時には、ステップ110でFLAGP= 1か否かの
判別を行い、Yes 、つまりライン圧制御に基づくク
ラッチ圧PcLの低減制御が不可能な場合には上記ステ
ップ107のYesの場合と同様に異常発進操作に対す
るセレクトショック軽減効果が十分でないことを考慮し
て、ステップ111でステップ108と同様に3速への
変速を行い、ステップ112でトルク低減要求信号T□
よりも大きなトルク低減量が得られるトルク低減要求信
号T4□をエンジン制御用コンピュータ5に出力する。
また、ステップ110の判別がNoとなるライン圧制御
用ソレノイド16が故障していない場合には、ステップ
113でFLAGH= 1か否がの判別を行い、Yes
 、つまり変速制御用シフトソレノイドが故障して変速
比制御が不可能な場合には上記ステップ107のYes
の場合と同様に異常発進操作に対するセレクトショック
軽減効果が十分でないことを考慮して、ステップ114
でステップ109と同様に低減量の大きいクラッチ圧低
減制御を行い、ステップ115でステップ112と同様
にトルク低減要求信号TdZをコンピュータ5に出力す
る。さらにステップ113の判別がNoの場合、つまり
ソレノイド15a、 15b、 16および通信機能の
全てが正常な場合には、ステップ116.117.11
8で通常通りの低減量によるクラッチ圧低減制御、2速
への変速、トルク低減要求信号Tdlのコンピュータ5
へノ出力の全てを実施する。
次に第2図のステップ105の制御内容、つまり異常発
進操作の検出について第3図のサブルーチンの制御プロ
グラムによって説明する。まずステップ151において
マニュアルセレクトレバー19のセレクトレンジを表わ
すインヒビタスイッチ2oがらの信号Sに基づき、Nレ
ンジまたはPレンジであるか否かの判別を行う、ここで
車両の発進時ならば、ニュートラルレンジ(Nレンジ)
またはパーキングレンジ(Pレンジ)が選択されている
ことから、ステップ151のYesの次のステップ15
4でフラグFLAGおよびFLAGIをリセットする(
FLAG=O,FLAGI =O)、なおココテフラグ
FLAGは前回このサブルーチンの制御を実行したとき
にNレンジまたはPレンジであったか否かを示すフラグ
(NレンジまたはPレンジならばFLAG=O)、FL
AGIは異常発進操作が行われたが否がを示すフラグ(
異常発進操作有りならばFLAG1= 1 )である。
このようにFLAG=0となった停車状態から運転者が
走行レンジを選択した場合、ステップ151のNoの次
のステップ155で FLAG=Oが否がの判別を行う
。ここでFLAG= Oであれば発進操作(例えばN−
Dセクト操作)が行われた場合であるから、ステップ1
55のYesの次のステップ156でフラグFLAGを
1にセットしくFLAG = 1 ) 、ステップ15
7でエンジン回転センサ6がらのエンジン回転数N、が
300ORPMを超えたが否かの判別を行う。
コノ判別におイテYes、すなわちN!>300ORP
Mならば、ステップ158で異常発進操作を示すフラグ
FLAGIを1にセレクトしくFLAG1= 1 ) 
、ステップ159 T:タイ?TIMERをリセットす
る(TIMER= O)。
なお前記ステップ 155の判別において制御がステッ
プ155のYesがらステップ156へと進むのは発進
操作直後の1回のみであり、それ以降の制御周期におけ
るステップ155の判別は、上記ステ、7ブ156の実
行によりFLAG= 1にされていることから、必ずN
oへ進むことになる。
前記ステップ155のNo、ステップ157のNOおよ
びステップ159の次のステップであるステップ160
ではFLAG1= 1か否かの判別を行う。ここで制御
がステップ155−156−157−158−159と
進む異常発進操作時にはFLAG1= 1になっている
ことから、制御をステップ160のYesからステップ
161へ進め、タイマTIMERをインクリメントする
(TIMER=TIMER+ 1 )。このタイマのイ
ンクリメントはステップ162の判別がYesになるま
で、つまり所定期間Kが経過するまで繰返され、所定期
間Kが経過したらステップ163でフラグFLAGIを
リセットする(FLAGI −0)。なお制御がステッ
プ155のNoおよびステップ157のNOからステッ
プ160へ進んだ場合には、フラグFLAG 1はステ
ップ154でリセットされたまま(FLAG1= O”
)なのでステップ160の判別はNoとなり、制御をそ
のまま終了する。
この第3図の制御によって、発進操作時のエンジン回転
数N。が所定回転数300ORPMを超えた場合には所
定期間にだけフラグFLAG 1が1にセットされるこ
とになる。
次にエンジン1の出力低減制御を第4図の制御プログラ
ムによって説明する。まずステップ171において前記
ステップ103と同様にしてコンピュータ5,14間の
通信機能の故障診断を行う。このステップ171におい
てセットされたフラグFLAGEの状態を次のステップ
172でチエツクし、FLAGE=0の通信機能正常時
にはステップ174においてコンピュータ14からのト
ルク低減要求信号T61゜Ta2の有無の判別を行い、
Yes、すなわちトルク低減要求信号有りの場合には、
ステップ175でエンジン回転数Nえが250ORPM
を超えたか否かの判別を行う。この判別においてYes
となるN、>250ORPMならば、ステップ176で
エンジン1の全気筒(6気筒)に対し燃料供給を停止し
て急激にエンジン出力を低減し、NOとなるN4≦25
00 RP?’1ならばステップ177でエンジン回転
数N4が2200RPMを超えたか否かの判別を行う。
この判別においてYesとなるN t > 220OR
PMならば、ステップ178で変速制御用コンピュータ
14からのトルク低減要求信号がT□か否かの判別を行
い、Yesとなるトルク低減要求信号T0出力時にはス
テップ179でエンジン1の半分の気筒(3気筒)に対
し燃料供給を停止してエンジン出力を低減し、Noとな
る低減要求信号T。出力時にはステップ180でエンジ
ン1の273の気筒(4気筒)に対し燃料供給を停止し
てエンジン出力をステップ180の場合よりも大きく低
減する。なお前記ステップ177の判別がNoとなるN
。≦220ORPMの場合および、上記ステップ174
の判別がNoとなる通常発進操作時にはエンジン出力低
減制御が不要であるから、ステップ181で全気筒(6
気筒)に対し燃料を供給する。
上記制御の作用について第6図を用いて詳細に説明する
。まず第6図の瞬時t、において発進操作(Nレンジま
たはPレンジから走行レンジへの切換)が行われたとき
、この発進操作がエンジンの空吹かしによってエンジン
回転数NEが300ORPMを超える異常発進操作であ
ったならば、自動変速機側においては第3図のステップ
151−154−151155−156−157−15
8が実行されて、異常発進操作を表わすフラグFLAG
 1が1にセットされる。このFLAG 1 = 1の
状態はステップ159−160−161162−151
−155−160のループが繰返されることにより瞬時
t1から所定期間Kが経過するまで継続し、この間シス
テム正常時には第2図のステップ116、117の実行
によりクラッチ圧低減制御および変速比制御が実施され
、システム故障時には第2図のステップ108.109
等の実行によりクラッチ圧低減制御および変速比制御の
少なくとも一方の制御、つまり非故障の制御が、その制
御特性をセレクトショック軽減効果が増加するように変
更した上で実施される。一方、異常発進操作時エンジン
側においては当初第4図のステップ171−172−1
74−175−176の実行によりエンジンの全気筒に
対し燃料の供給を停止するエンジン出力低減制御(気筒
数制御)がなされる。この間自動変速機出力トルクは、
システム正常時には第6図に2点鎖線で示すように、同
図に点線で示すエンジン出力低減制御のみの場合や、同
図に1点鎖線で示すエンジン出力低減制御とクラッチ圧
低減制御とを同時に実施する場合に比べて、より一層低
減されることになり、さらにシステム故障時においても
上記3つの制御の内の非故障の2つの制御がその制御特
性をセレクトショック軽減効果が増加するように変更し
た上で実施されるから、前記3つの制御を実施する場合
と同等に低減されることになる。
これにより所望の自動変速機出力トルクの低減量が達成
されることになり、異常発進操作時においても十分なシ
ョック軽減効果を得ることができる。
なお異常発進操作が行われてから所定期間Kが経過する
までにアクセルからの足離しによりエンジン回転数NE
が低下したとき、フラグFLAGIは1に維持されるが
、3000PPM > N t > 250ORPMの
間はステップ176の実行により金気筒の燃料供給停止
、250ORPM≧N E > 220ORPMの間は
ステップ178゜179の実行により半分の気筒の燃料
供給停止または、ステップ178.180の実行により
2/3の気筒の燃料供給停止としてエンジン出力低減制
御を3段階に使い分けしているので、異常発進操作の程
度に応じた適正なエンジン出力低減制御がなされること
になる。またエンジン回転数NEがさらに低下してNE
≦220ORPMとなった場合にはステップ181の実
行により全気筒に燃料供給を再開するがら、クラッチ圧
低減制御および変速比制御の内の非故障の制御のみが実
施されることになり、低下した自動変速機出力トルクは
速やかに上昇に転じることになる。
ところで本発明においては、制御システムの1重故障、
つまりコンピュータ5.14間の通信機能故障および、
アクチュエータとしての変速制御用シフトソレノイド1
5a、 15bまたはライン圧制御用デユーティソレノ
イド16の1重故障の内の、何れか1つの故障が発生し
た場合においても、異常発進操作時には上述、したエン
ジン出力低減制御、クラッチ伝達トルク容量低減制御お
よび変速比制御の内の非故障の2′つの制御が、その制
御特性をセレクトショック軽減効果が増加するように変
更した上で必ず実施されることになり、所望のフェイル
セーフを実現することができる。
なお上記実施例では電子制御装置のフェイルセーフ装置
を自動車のエンジン・自動変速機総合制御装置に適用し
た例について説明したが、これに限定されるものではな
く、他のシステムに適用可能であることは言うまでもな
いし、また制御するアクチュエータの数も3つに限らず
、2つあるいは4つ以上でもよい。
(発明の効果) かくして本発明の電子制御装置のフェイルセーフ装置は
上述の如く、特定の制御目的を達成するために複数の制
御を行うシステムの、1つの構成要素が故障したとき、
非故障の制御を、その制御特性を変更した上で必ず実施
するから、所望のフェイルセーフを実現して異常発進操
作時のセレクトショックを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子制御装置のフェイルセーフ装置を
搭載した車両のパワートレーン制御系を例示する線図、 第2図および第3図は同例における変速制御用コンピュ
ータの制御プログラムを示すフローチャート、 第4図は同例におけるエンジン制御用コンピュータの制
御プログラムを示すフローチャート、第5図は同例にお
ける故障診断回路を例示する回路図、 第6図は同例の作用を説明するための図である。 1・・・電子制御燃料噴射エンジン 2・・・自動変速機 3・・・ディファレンシャルギヤ 4・・・駆動車輪 5・・・エンジン制御用コンピュータ(ECC5)6・
・・エンジン回転センサ 7・・・車速センサ 8・・・スロットルセ、ンサ 9・・・吸入空気量センサ 10・・・トルクコンパ′−タ 11・・・変速歯車機構 14・・・変速制御用コンピュータ(ATCU)15・
・・コントロールバルブ 15a、 15b・・・変速制御用シフトソレノイド1
6・・・ライン圧制御用デューティソレノイ19・・・
セレクトレバー 20・・・インヒビタスイッチ 21・・・通信線 ド 図面の浄書(内容に変更なし) 第2図 第3図 第4図 第5図 fり(1(lbb〕 図面の浄書(内容に変更なし) 第6図 マ τt g今関 手 続 補 正 書 σ介0 平成2年 7月3日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、各種センサからの信号を入力されて、複数のアクチ
    ュエータの制御を行うことにより特定の制御目的を達成
    するシステムにおいて、 該システムの構成要素の1要素が故障したときに、前記
    複数の制御の内の非故障の制御を、制御特性を変更して
    必ず作動させるように構成したことを特徴とする電子制
    御装置のフェイルセーフ装置。 2、運転者によるマニュアルセレクトレバー等の切換操
    作によってパーキングレンジあるいはニュートラルレン
    ジと走行レンジとを切換え得るとともに、走行レンジへ
    の切換操作に応じて締結されるクラッチの伝達トルク容
    量および変速比を可変制御し得る自動変速機と、出力を
    可変制御し得るエンジンと、運転者の異常発進操作を検
    出する異常発進操作検出手段とを具え、異常発進操作時
    にはエンジン出力低減制御、クラッチ伝達トルク容量低
    減制御および自動変速機の変速比を通常発進操作時より
    も出力トルク減少方向に制御する変速比制御を行うシス
    テムにおいて、 該システムの構成要素の1要素が故障したときに、前記
    3つの制御の内の非故障の制御を、制御特性を変更して
    必ず作動させるように構成したことを特徴とする、電子
    制御装置のフェイルセーフ装置。
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