JPH03278437A - 薄膜半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

薄膜半導体装置及びその製造方法

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JPH03278437A
JPH03278437A JP2078403A JP7840390A JPH03278437A JP H03278437 A JPH03278437 A JP H03278437A JP 2078403 A JP2078403 A JP 2078403A JP 7840390 A JP7840390 A JP 7840390A JP H03278437 A JPH03278437 A JP H03278437A
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layer
film transistor
photocurrent
gate
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Masato Yamanobe
山野辺 正人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイスプレー、イメージスキャナ等に用いら
れる薄膜半導体装置及びその製造方法に関し、特に薄膜
トランジスタ及び薄膜トランジスタ型光センサにおいて
、大面積化に伴う電気特性の均−化及び信頼性を向上さ
せた薄膜半導体装置及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年オフィスオートメイションにともない、デイスプレ
、イメージスキャナー、等入出力デバイスは、ワードプ
ロセッサー、パーソナルコンピューター、ファクシミリ
等のOA機器のマンマシーンインターフェイスとして、
重要視され、軽量、薄型、低価格が要望されている。
このような観点より、薄膜半導体、例えば、水素化アモ
ルファスシリコン、ポリシリコン等を、大面積の絶縁基
板上に形成し、薄膜トランジスタを構成したアクティブ
マトリクス方式の液晶デイスプレィや、光センサを構成
した光電変換装置等の開発が進められている。
第18−A図は、従来の薄膜トランジスタ(以下TPT
)の構造の1例を示す。
ゲート電極1の上にゲート絶縁膜2を堆積し、更にチャ
ネルとなる薄膜半導体3、例えば、水素化アモルファス
シリコン(以下a−3i : H)などを設置する。
更にソース、ドレイン電極4.5の金属電極の間に、n
゛層6、設けられており、電子に対してオーミック性、
正孔に対してブロッキング性となる接合を形成すること
で、nチャンネルトランジスタとして動作する。7は、
チャネル部上面の薄膜半導体表面である。第18図−B
は、第18図Aの平面図である。特に、第18図−Bは
、チャネル長の増加、プロセス上の問題点を解決するた
めに提案されたプレーナー型(<シ歯型)の電極構造を
持つTPTを示す。
なお、第18図のTPTは2次光電流型の光センサとし
ても応用できる。(例えば特開昭60101940) 第19図は、第18図の従来の、薄膜トランジスタの製
造方法を示す。(例えば特開昭639 1 57) 第19図Aにおいて、Gは、ガラス基板、1はゲート電
極となるCrである。ゲート電極1を選択形成後、例え
ば、プラズマCVD法でゲート絶縁膜となるシリコン窒
化膜2を3000人、半導体層となるa−3i:H3を
5000人、n゛層61500人連続的に堆積する。更
に、ソース、ドレイン電極4,5となるアルミニュウム
をスパッタ法等で堆積する。しかる後、感光性樹脂8を
全面に塗布した後、露光、パターニングする。第19図
Bは、ソースドレイン電極であるアルミニュウムをバタ
ーニングした後を示す。このとき、電極の上には感光性
樹脂8がある。この感光性樹脂をマスクにして、n0層
を所定の深さ1800人にRIE等のエツチングにより
エツチングした後、感光性樹脂を剥離する。さらにTP
Tを素子間分離し、第18図AのTPTが作成される。
以上のプロセスの後に、従来、薄膜トランジスタの半導
体薄膜の表面は、雰囲気の影響を受けやすく、酸素ガス
や水蒸気が直接これらの表面に、吸着、あるいは、拡散
すれば、半導体薄膜が、非常に薄いため、電気的特性が
大きく変動する。このため、素子の表面をチツ化シリコ
ン(SixN−)、あるいは酸化アルミニュウム(AI
□03)や酸化シリコン(SiO□)などの金属酸化物
から成る保護膜で被覆することが検討されている。(例
えば、特開昭59−61964号公報) また、熱処理により重合させたポリイミド樹脂膜を保護
膜とする等の方法も提案されている。
また、更に安定性をはかるために、重合されたポリイミ
ド樹脂膜の上に薄膜半導体層4を構成する材料と同一材
料の第2の保護膜を積層する方法が提案されている。(
例えば、平1−137674公報)〔発明が解決しよう
とする課題〕 前記従来の方法第19図によって、形成された薄膜トラ
ンジスタ光センサは、大面積基板内で均一な特性が、要
求されるが、第19図の工程で形成された薄膜トランジ
スタ、光センサは、特に第19−B図のn゛層のエソチ
ング工程で、例えばRIE(リアクティブイオンエツチ
ング)を用いた場合、RIEの入射イオン等により薄膜
半導体の表面は、ダメージを受け、電気特性の劣化を生
し、また、RIEの入射イオンの分布等により電気特性
の均一性が、損なわれやすい。例えば、薄膜トランジス
タの動作特性を決定するスレッシュホールド電圧は、基
板内で数■の分布を起こし、薄膜トランジスタの重大な
障害となり、アクティフマトリノクス型のデスプレーで
は、見えが大きく変わる。またセンサにおいては、その
基本特性である光電流、暗電流が大きく分布し、読み取
り画像の大きな劣化を引き起こし、基本性能上の重大問
題となる。
また特性の不均一なTPT光センサ上の保護膜を(ポリ
イミド等の)有機材料とした場合、耐湿性等環境安定性
が期待できない。
一方保護膜を半導体と直接触れる無機材料(例えばa−
5iN:H)とした場合、この保護膜の形成工程及び、
形成された保護膜組成に応じて、前述したと同様の特性
の分布あるいは、望ましくない電気特性となるとかんか
えられる。例えば、絶縁層の組成と、薄膜半導体層3の
関係を、TPTのゲート界面としての問題としてだが、
手中等はゲート絶縁膜2(SiNX: H)と薄膜半導
体層3(a−3i  :H)のゲート界面問題として、
ゲート絶縁膜組成が、薄膜半導体層3のバンド状態を大
きく左右することを示唆している。(J 、 Appl
phys、62 (5)、P2129〜(1987)及
び、J、 Appl、phys、  60 (12)、
  P4294〜(1986))又、耐湿性に対しても
同様に保護膜としての絶縁層の組成に大きく依存すると
考えられる。
〔課題を解決するための手段及び作用〕前記従来の薄膜
半導体装置としての薄膜トランジスタ、光センサの問題
点解決のために、本発明は、n゛層除去の際のRIE等
のエツチング装置でのエツチング条件を制御することで
、薄膜トランジスタ、光センサ等の薄膜半導体層表面に
、はぼ均一な欠陥層を設け、これによって電気特性の均
−化及び耐湿性の向上をはかり、かつ、表面の欠陥層で
劣化した電気特性、特に光電流の温度特性を、薄膜トラ
ンジスタ型光センサの動作点をゲート電極電圧で補正す
ることにより、電気特性を向上し、所望の電気特性を得
ることを特徴とし、大面積基板上で製造する薄膜半導体
装置の問題点を解決した薄膜半導体装置を提供すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
(実施例1) 第1−A図は、本発明の薄膜トランジスタ(以下TPT
)の構造の1例を示す。
ゲート電極1の上にゲート絶縁膜2を堆積し、更にチャ
ネルとなる薄膜半導体3、例えば、水素化アモルファス
シリコン(以下a−3t:H)などを設置する。
更にソース、ドレイン電極4.5の金属電極の間に、n
゛層6、設けられており、電子に対してオーミック性、
正孔に対してブロッキング性となる接合を形成すること
で、nチャンネルトランジスタとして動作する。7は、
チャネル部上面の薄膜半導体表面である。第1図−Bは
、第1図Aの平面図である。特に、第1図−Bは、チャ
ネル長の増加、プロセス上の問題点を解決するために提
案されたプレーナー型(<シ歯型)の電極構造を持つT
PTを示す。
第2図は、第1図の本発明の、薄膜トランジスタの製造
方法を示す。
第2図Aにおいて、Gは、ガラス基板、1はゲート電極
となるCrである。ゲート電極1を選択形成後、例えば
、プラズマCVD法でゲート絶縁膜となるシリコン窒化
膜2を3000人、半導体層となるa−3t  :H3
を5000人、n゛層61500人連続的に堆積する。
更に、ソース、ドレイン電極4.5となるアルミニュウ
ムをスパッタ法等で堆積する。しかる後、感光性樹脂8
を全面に塗布した後、露光、パターニングする。第2図
Bは、ソース、ドレイン電極であるアルミニュウムをバ
ターニングした後を示す。このとき、電極の上には感光
性樹脂8がある。この感光性樹脂をマスクにして、n゛
層を所定の深さ1800人にRIE等のエツチングによ
りエツチングした後、感光性樹脂を剥離する。さらにT
PTを素子間分離し、第1図AのTPTが作成される。
本発明のyi膜トランジスタ、光センサの作成方法は、
第19図に示した従来法とほぼ同様である。
各構成要素の膜厚も従来例第19図と同様とする。
ただし、第19図−(B)におけるn゛層のエンチング
のためのRIE条件において大巾に異なるので、詳細に
説明する。
第3図に一船釣RIE装置の概略図とエツチング機構を
示す。
51はカソード、52は試料基板、53はアノード、1
1は高周波電源、■は活性イオン、○は中性ガス分子(
ラジカル等)、・は反応生成分子である。
アノード電極53側からエツチングガス例えばCF、が
給気され、高周波電源54よりカソード電極51に高周
波電力が印加されるとエツチングガスは活性イオン■C
Fff”等及びラジカル○F1等が発生し、活性ガスイ
オン■は試料表面に入射し、リアクティブなエツチング
が進行し、試料基板52をSiとすると、Siは反応生
成分子◎SF。
となりエツチングは進行する。活性イオン■の入射エネ
ルギーは、ガス圧、投入電力によって制御される。即ち
、圧力を下げて投入電力をあげるとイオン入射エネルギ
ーが大きい物理的エツチングが進行し、逆の条件では、
イオン入射エネルギーが小さい化学的エツチングが進行
する。(参考文献半導体プラズマプロセス技術 菅野卓
a  P153〜産業図畜産業080)) 第1図の薄膜トランジスタ、或いは2次光電流型TFT
型光センサにおいて薄膜半導体層3、ここでは、水素化
アモルファスシリコンを例として説明する。
本発明の効果を明らかにするために、第4図の大面積ガ
ラス基板300fi口に約20 mn+pitchで薄
膜トランジスタを設置された基板上のn゛層を前記RI
Eの物理的エツチング条件から化学的エツチング条件ま
での3条件で作成した。第4図において、A−A’は基
板中央を通り、0は基板中央である。
RIE条件を下表に示す。
表中、条件■は物理エツチング条件であり、条件■は化
学エツチング条件であり、条件■は条件■、■の中間条
件である。
薄膜トランジスタ、光センサの電気特性は、暗電流1d
、暗電流のスレッシュホールド電圧vth。
高動度μ、光電流Ip、及び暗電流、光電流の温度特性
等で代表される。
第5図−Aは、RIE条件■、■■のときの常温におけ
る暗電流のゲートバイアスVg依存、第5図−Bは常温
における光電流のゲートバイアスVg依存を第4図の大
版基板中央0の薄膜トランジスタ型光センサについて示
す。尚ドレインバイアスVdは、IOVである。第5図
A、Bより、明らかな様に、n゛層のRIEエツチング
条件により、電気特性が大きく変化することがわかる。
又条件■では、暗電流rdは、オフ側で大となり、TF
T型光センサとして使用した場合は、S/N比が阻害さ
れている。
以下第4図の大型大面積基板のA−A ’上の薄膜トラ
ンジスタ型光センサに対して分布を明らかにするために
、動作点Vg=0、Vg=10VでRIE条件に依存し
た電気特性を述べる。
第6図は、暗電流IdのA−A’分布である。
第6図より、明らかな様に暗電流Idは、大きさが ■  〉 ■  〉 ■ であり、分布は、■が最大である。
第7図はスレッシュホールド電圧vthのA−A分布で
ある。
第7図より明らかな様にvthの大きさは、■ 〉 ■
 〉 ■ であり、vthの分布は、■が最大であり、■は、著し
くvthが小さい。
第8図は光電流1pの温度特性(温特)を示す。
ここでは、25℃、55℃の光電流比(以下光電流の温
特)を示す。即ち、光電流Iρの温特はで表わされる。
図より明らかな様に、光電流1pの温特は、 ■ 〉 ■ 〉 ■ の順で小さくなる。又分布は、■が最大である。
第9図は、第4図基板中央Oの薄型トランジスタ型光セ
ンサ或いは、薄型トランジスタを、60”C90%の高
温、高温放置試験結果を示す。尚、パッシベーション膜
としては、ポリイミド樹脂を使用した。第9図において
、縦軸は動作点(Vd=10V、Vg =OV) にお
ける暗電流Id、横軸は、高温高温放置時間である。
図より明らかな様に耐湿性は、■、■、■の順に悪くな
る。
以上により、n゛層のRIEエツチング条件に、薄膜ト
ランジスタ及びTFT型の光センサの電気特性が大きく
依存し、S/N比が大きく変化すること及び耐湿性が大
きく変わることが示される。即ち、物理エツチングでは
、暗電流小、光電流の温特小、分布やや小、耐湿性良、
化学エツチングでは、暗電流大、光電流の温特大、分布
やや小、耐湿性悪という電気特性が見いだされることが
わかった。
本発明では、前述のn゛層のエツチング条件を物理エツ
チングにすることで、暗電流1dが小であり、耐湿性を
良好にすること、更に、光電流の温特が小である欠点を
、本発明者らが鋭意検討した結果見いだした、次に述べ
る光電流の温特ゲートバイアス依存を利用して、補正す
ることにある。
第10図は、n″″層のtE条件■における光電流の温
特のゲートバイアス依存を示す。第10図より明らかな
様に、Idの温特は、ゲートバイアス依存負から正しく
向って、小から大に変化し、100%を越え、飽和化傾
向と成る。又、前述の動作点vg =o (Vd =1
0V)より、Vg =IV(Vd=10V)にすること
で、光電流の温特は30〜40%から60〜70%とな
る。尚1、Vgを極端に正側にすると、第5図−Aより
明らかな様に、暗電流Idも増加し、S/Nが低下する
ため、極端に動作点電圧を正側にすることはできない。
以上より、想定される本発明に係わるエネルギーバンド
図を示す。
第11図は、n゛層エツチングにおけるRIE条件■■
■の第4図基板中央Oのバンド図を示す。
簡略化するためにゲート絶縁膜界面側において、薄膜ト
ランジスタのvth近傍、即ちフラットハンド近傍かつ
Vd小で、第1図の薄膜半導体層3の表面7からゲート
メタル1方向の切断面の暗時のエネルギーバンド図を示
す。第11図(A)は、RIE条件が■に対応しており
、物理的エツチング条件のため表面層が電子空乏化して
いる。
また第11図(B)は、RIE条件が■に対応しており
、やや空乏化している。第11図(C)は、RIE条件
が■に対応しており、電子蓄積状態にある。第11図に
おいては、薄膜半導体層3の膜厚が比較的厚く、表面の
ハンドポテンシャルがゲート界面まで及んでいないが、
膜厚が小になればゲート界面のポテンシャルも左右する
。その結果、第5図−第8図の特性となる。
また化学的エツチング条件■では、第11図(C)の状
態では、表面層に電流が流れることになり、環境、特に
水等の影響を受けやすい。
第12図は、想定される本発明における薄膜トランジス
タ型光センサエネルギーバンド図を示す。
表面7は、RIE条件■でエツチングされたため、空乏
化しており、又その影響でゲート絶縁層側でも空乏化し
ており、第7図で示す様に、vthが+側にシフトする
。また表面層が空乏化しているから耐湿性が良い。そこ
でVgを1V前後補正することで、第12図の破線とす
ることで、光電流の温特が補正される。特に大型の大面
積基板においての基板内分布は、第5図〜第8図に示さ
れる様に、入射イオンエネルギーの分布により生ずるも
のであるから、第12図のVgの補正の程度を分布に合
致させて調節することで、均一な特性となる。
また、RIE条件でエツチングした半導体表面は、前述
した通り、半導体として不活性な半導体となるので、エ
ツチング後の後工程パノソヘーション膜の形成工程、組
成等の影響も受けにくくなる。またTFT型光センサだ
けでなく、TPTコプレナー型光センサでもこの効果は
同様である。
(実施例2) 本発明の第2の実施例は、1次元完全コンタクト型セン
サアレイとして、第1の実施例の工程で作成された光セ
ンサ及び薄膜トランジスタからなる駆動回路を用いてい
る。第13図に本発明の光センサ及び薄膜トランジスタ
で構成した完全コンタクト型センサの回路の1例を示す
但し、ここでは9個の光センサを有するセンサアレイの
場合を取り上げる。
同図において、光センサE1〜E9は、3個で1ブロツ
クを構成し、3ブロツクで光センサアレイを構成してい
る。光センサE1〜E9に各各対応しているコンデンサ
01〜C9、スイッチングトランジスタT1〜T9も同
様である。
また光センサE1〜E9の各ブロック内で同一順番を有
する個別電極は、各々スイッチングトランジスタT1〜
T9を介して、共通線102〜104の一つに接続され
ている。
詳細にいえば、各ブロックの第1のスイッチングトラン
ジスタT1.T4.T7が共通*102に、各ブロック
の第2のスイッチングトランジスタT2.T5.T8が
共通線103に、そして各ブロックの第3のスイッチン
グトランジスタT3゜T6.T9が共通線104に、そ
れぞれ接続されている。共通線102〜104は、各々
スイッチングトランジスタT10.T12を介して、ア
ンプ105に接続されている。
スイッチングトランジスタSTI〜ST9のゲート電極
は、スイッチングトランジスタTl〜T9のゲート電極
と同様に、ブロック毎に共通接続され、ブロック毎にシ
フトレジスタ201の並列出力端子に接続されている。
したがって、シフトレジスタ201のシフトタイミング
によってスイッチングトランジスタSTI〜ST9はブ
ロック毎に順次ON状態と成る。
また第13図において、共通線102〜104は、それ
ぞれコンデンサ010〜C12を介して設置され、且つ
スイッチングトランジスタCTI〜CT3を介して設地
されている。
コンデンサCIO〜C12の容量はコンデンサ01〜C
9のそれよりも十分大きく取っておく。
スイッチングトランジスタCTI〜CT3の各ゲート電
極は共通に接続され、端子108に接続されている。す
なわち、端子108にハイレベルが印加されることで、
スイッチングトランジスタCTI〜CT3は同時にオン
状態となり共通線102〜104が接地されることにな
る。
更に各センサは薄膜トランジスタ型光センサで構成され
、E1〜E9の各センサに対してゲート電極01〜G9
が対応している。
第14図(a)は第13図に示した回路図にもとづいて
作成された完全コンタクトセンサの部分平面図を示す。
同図において、20はマトリックスに形成された配線部
、21は本発明による薄膜トランジスタ型光センサを用
いた光センサ部、22は電荷蓄積部、23aは本発明に
よる薄膜トランジスタを用いた転送用スイッチ、24b
は電荷蓄積部22の電荷をリセットする本発明による薄
膜トランジスタを用いた放電用スイッチ、25は転送用
スイ・ノチの信号出力を信号処理ICに接続する引き出
し線、24は転送用スイッチ23aによって転送される
電荷を蓄積し、読み出すための負荷コンデンサである。
本実施例では光センサ部21、転送用スイッチ23a及
び放電用スイッチ23bを構成する光導電性半導体層と
してa−3i:H膜が用いられ、絶縁層としてプラズマ
CVDによる窒化シリコン膜が用いられている。
尚、第14図においては、煩雑さを避けるために、上下
2層の電極配線のみ示し、上記光導電性半導体層及び絶
縁層は図示していない。さらに上層電極配線と光導電性
半導体層との界面にはn。
層が形成され、オーミック接合が取られている。
第14図(′b)は光センサ部21の縦断面図を示し、
光センサ部21はゲート電極たる下層電極配線31と、
ゲート絶縁層をなす絶縁層32と光導電性半導体層33
と、ソース電極たる上層電極配線35と、ドレイン電極
たる上層電極配!34と、ポリイミド樹脂等からなる保
護層40とから構成される。
更に第14図(C1は転送用スイッチ23a及び放電用
スイッチ23bの縦断面図を示し、転送用スイッチ23
aは、ゲート電極たる下層電極配線37と、ゲート絶縁
層をなす絶縁層32と光導電性半導体層33と、ソース
電極たる上層電極配線35とから構成される。放電用ス
イッチ23bのゲート絶縁層及び光導電性半導体層は前
記絶縁層32及び光導電性半導体層33と同一層であり
、ソース電極は前記上層電極配線35、ゲート電極は下
層電極配線37、ドレイン電極は上層電極配線36であ
る。更に転送用スイッチ23a及び放電用スイッチ23
bはポリイミド樹脂等の保護層40で覆われている。前
述した様に、光センサ部、転送用スイッチ及び放電用ス
イッチの、上層電極配線34,35.36と光導電性半
導体層33との界面には、オーミックコンタクト層が形
成されている。
本発明ではソース電極35、ドレイン電極34間のn゛
層を、実施例1で述べたRIEで除去する際のRIE条
件を、実施例1で述べた物理的エツチング条件■とし、
光導電性半導体層33の表面を空乏化し、かつ、光セン
サ部2工に対しては、実施例1に示した光電流の温特の
ゲート電極31の電位依存を応用し、光電流の温特が6
0〜70%となる様に動作点を補正する。一方、同様の
RIE条件でスイッチングトランジスタT1〜T9.S
TI〜ST9に作成されるが、実用的問題はない。
第15図は、大版基板に形成された一次元完全コンタク
トセンサの基板内での明出力の温特の分布を示す、−次
元完全コンタクトセンサは、第3図に示された様にA−
A ’線上に光センサが並ぶように形成した。
本発明による光センサ及び薄膜トランジスタを用いた一
次元完全コンタクトセンサアレイ (A>と実施例1の
RIE条件■で作成し、かつ光電流の温特補正のない従
来の光センサ及び薄膜トランジスタを用いた一次元完全
コンタクトセンサアレイ (B)に対して、第15図の
破線(a)及び−点鎖線山)に、それぞれの明出力の温
持分布を示しである、。本発明による一次元完全コンタ
クトセンサアレイ (A)は、従来の一次元完全コンタ
クトセンサアレイ (B)に比べて光電流の分布は改善
されているが、光電流の温特は悪くなっている。
本発明では、第13図に示されたゲート電極G1〜G9
に、各々ゲート電圧を印加することで光電流の温特を第
15図の実線(C)のようにできる。第15図の実! 
(C)は光電流の温特の分布及び温特自身が改善されて
いる。
更に、本発明の一次元完全コンタクトセンサアレイは、
第16図に示すように光センサの上部に耐摩耗層11を
形成して、センサの裏面から光源13により照明し、原
稿16を読み取るレンズレスの完全コンタクトセンサア
レイにも使用できる。
また、第17図に示すような等倍結像レンズ12(たと
えば、日本板硝子のセルフォックレンズなど)を用いた
完全コンタクトセンサアレイにも使用可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、薄膜トランジスタ型光セ
ンサの薄膜トランジスタのチャネル部上部の表面を、n
十層をエツチング除去する際に、RIE条件を物理的エ
ツチング条件とすることで、表面層にほぼ均一な不活性
半導体である欠陥層を形成し表面層を空乏化し、その結
果、耐湿性が、向上し、かつ基板内の薄膜トランジスタ
の電気特性の分布、特に暗電流、光電流及びその温度特
性に合わせて、ゲート電位を補正することで、光電流の
温特分布が、大幅に改善する。
以上の効果により、大面積基板で製造する工程上の間鴇
点及び信較性上の問題点が解決される。
また、更に、耐湿性確保のための保護膜形成工程及び保
護膜の組成による影響も低減される。この結果、保護膜
選択の自由度も上がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薄膜トランジスタの断面図、第2図は
本発明の薄膜トランジスタの作成方法、第3図は、RI
E装置の原理図、 第4図は本発明で用いた大面積のガラス基板、第5図−
AはRIE条件1.2.3で作成した薄膜トランジスタ
型光センサの暗電流のゲート電位依存性、 第5図−BはRIE条件1.2.3で作成した薄膜トラ
ンジスタ型光センサの光電流のゲート電位依存性、 第6図はRIE条件1.2.3で作成した薄膜トランジ
スタ型光センサの暗電流の基板内分布、第7図はRIE
条件1.2.3で作成した薄膜トランジスタ型光センサ
のスレッシュホールド電圧の基板内分布、 第8図はRIE条件l、2.3で作成した薄膜トランジ
スタ型光センサの光電流の温特の基板内分布、 第9図はRIE条件1.2.3で作成した薄膜トランジ
スタ型光センサの耐湿性試験結果、第10図は薄膜トラ
ンジスタ型光センサの光電流の温特のゲート電位依存性
、 第11図は想定したRIE条件1.2.3で作成した薄
膜トランジスタ型光センサのエネルギーバンド図、 第12図は想定した薄膜トランジスタ型光センサのゲー
ト電位による補正されたエネルギーバンド図、 第13図は完全コンタクトセンサ回路の一例、第14図
は、第13図に示した回路に基づいて作成された完全コ
ンタクトセンサの部分平面図、断面図、 第15図は、第14図に示した完全コンタクトセンサの
明出力の温特の比較、 第16図は本発明のレンズレス完全コンタクトセンサの
一例、 第17図は本発明のレンズ付き完全コンタクトセンサの
一例、 第18図は従来の薄膜トランジスタの断面図、第19図
は従来の薄膜トランジスタの作成方法、図面の主要な部
分を表す符号の説明 G、30ニガラス基板、1,31,37:ゲート電極、
2,32:ゲート絶縁膜、3,33:光導電性半導体膜
、6:n゛層(オーミックコンタクト層)、4,5,3
4,35.36:上部電極層、8ニレジスト、7:半導
体表面、10.40=保護層、11:耐摩耗層、12:
等倍結像レンズ、13:光源、14:センサアレイ基板
、15:筐体、工6:原稿、20:マトリックス形成さ
れた配線部、21:光センサ部、22:電荷蓄積部、2
3a:転送スイッチ、23b:放電用スイッチ、24:
負荷コンデンサ、25:信号出力の引き出し線、E1〜
E9:光センサ、C1〜C2:コンデンサ、CIO〜C
12:コンデンサ、ST1〜ST9ニスイツチングトラ
ンジスタ、T1〜T9ニスイツチングトランジスタ、C
T1〜CT3ニスイツチングトランジスタ、TIO〜T
12ニスイツチングトランジスタ、101:バイアス電
源、105:アンプ、102〜104:共通線、 :端子、 107201 :シフト レジスタ、 に カソード、 :試料基板、 3ニアノード、 :高周波電源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくても、ゲート電極、ゲート絶縁層、薄膜半
    導体層、オーミック層、ソース、ドレイン電極から成る
    薄膜半導体装置において、 前記薄膜半導体装置のトランジスタのチャネル部上面の
    表面層を、電子に対して空乏化し、かつ前記ゲート電極
    電位を制御することにより、光電流の温度特性を補正す
    ることを特徴とする薄膜半導体装置。
  2. (2)トランジスタのチャネル部上面の表面層を、電子
    に対して空乏化した薄膜半導体装置の製造方法において
    、 反応性イオンエッチング処理により、前記チャネル部上
    面の表面層を、電子に対して空乏化することを特徴とす
    る薄膜半導体装置の製造方法。
JP2078403A 1990-03-27 1990-03-27 薄膜半導体装置及びその製造方法 Pending JPH03278437A (ja)

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EP91302658A EP0449598B1 (en) 1990-03-27 1991-03-26 Thin film semiconductor device
DE69117785T DE69117785T2 (de) 1990-03-27 1991-03-26 Dünnschicht-Halbleiterbauelement
US08/451,968 US5576555A (en) 1990-03-27 1995-05-26 Thin film semiconductor device
US08/476,026 US5705411A (en) 1990-03-27 1995-06-07 Reactive ion etching to physically etch thin film semiconductor

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166318A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Casio Comput Co Ltd フォトセンサ
JP2009231643A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Casio Comput Co Ltd 光感知素子及びフォトセンサ並びに表示装置

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