JPH03277901A - 磁気式変位計 - Google Patents

磁気式変位計

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JPH03277901A
JPH03277901A JP9214990A JP9214990A JPH03277901A JP H03277901 A JPH03277901 A JP H03277901A JP 9214990 A JP9214990 A JP 9214990A JP 9214990 A JP9214990 A JP 9214990A JP H03277901 A JPH03277901 A JP H03277901A
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JP
Japan
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coil
voltage
displacement
magnet
magnetic
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JP9214990A
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Seigo Ando
安藤 静吾
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば工作機械の工具の変位や自動車のク
ランクシャフトの角度変位等を非接触で測定する磁気式
変位計、特に測定精度の向上に関するものである。
[従来の技術] 例えば工作機械の工具の変位を非接触で測定する方法と
して、渦電流や光、超音波あるいは磁気等を利用した変
位計従来から使用されている。
これらの各種変位計を使用して変位を測定する方法にお
いて、磁気を利用した測定方法は他の測定方法と比べて
悪環境でも変位を測定することができるため、あらゆる
場所で古くから利用されている。
従来の磁気を利用した変位計はホール素子や磁気抵抗効
果素子等からなる磁気センサを用いている0例えば第1
2図に示すように、X方向に移動する被測定物の可動部
lOに磁極の方向なX方向と垂直にした磁石11を固定
し、この磁石11に対して一定の距離りを置いて磁気セ
ンサ13を設置し、可動部lOの移動により変化する磁
石11の磁界の強さを磁気センサ13で電圧変化あるい
は抵抗変化として検出している。
第13図は例えば、磁束密度がIKガウスの磁石11を
用い、距離りを5mmに固定してホール素子からなる磁
気センサ13によりX方向の変位に対する磁石11の磁
界の強さの水平成分を測定した結果を示す、第13図に
示すように、磁気センサ13の出力電圧は、正規分布の
ように変化し、磁気センサ13と磁石11の中心が一致
しているときに最大になり、磁石11の変位が大きくな
るにしたがって急激に小さくなっている。この磁気セン
サ13の出力電圧の変化を検出して、間接的に可動部1
0の変位を計測している。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のホール素子や磁気抵抗効果素子等からなる磁
気センサ13を使用した変位計においては、磁石4の移
動による磁気センサ13の出力特性はピーク値から急激
に小さくなっているため、測定可能なX方向の変位が、
例えば数mmと限定されてしまうという短所があった。
また、磁気センサ13の出力電圧が小さ(myのオーダ
である。このため高精度の測定をするときには高感度増
幅器を必要とするとともに、測定精度に外部ノイズの影
響が受けやすいという短所があった。
さらに、磁気センサ13の出力電圧は磁石11との相対
距離りが大きくなると急激に小さくなるため、相対距離
りの適用範囲が限定され磁気センサ13を磁石11に接
近させておかなければ正確な測定を行なうことができな
いという短所があつた。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもので
あり、変位測定領域を拡大するとともに高精度に測定す
ることができる磁気式変位計を得ることを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る磁気式変位計は、強磁性体コアに巻き回
され、被測定部に設置した磁石に対向して配置されたコ
イルと、このコイルに固定インピーダンスを介して一定
周波数、一定電圧の交流電力を供給する交流電力供給装
置と、上記強磁性体コアによる磁束と上記磁石の磁束と
の交差により変動する上記コイルの両端出力電圧の正側
電圧と負側電圧をそれぞれ検出する直流電圧検出手段と
、検出した正側電圧と負側電圧の差から被測定部の変位
を演算する変位算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、交流電力供給装置からパルス電流を出力し、この
パルス電流に直流バイアスを加算してコイルに供給する
ことが好ましい。
さらに、直流電圧検出手段がコイルの出力電圧を、あら
かじめ定めた正の基準電圧と負の基準電圧と比較し、コ
イルの出力電圧が正の基準電圧に達したときにハイレベ
ル、負の基準電圧に達したときにローレベルになるパル
ス信号を出力するレベル弁別回路からなり、変位算出手
段で上記パルス信号のデユーティ比から被測定部の変位
を演算するようにしてもよい。
[作用] この発明においては、強磁性体コアに巻き回されコイル
に一定周波数、一定電圧の交流電力を供給し、このコイ
ルに流れる交流電流により生じる磁界によってヒステリ
シス特性を示す強磁性体コアの透磁率によりコイルのイ
ンピーダンスを変化させ、コイルの両端出力電圧を正負
対象のほぼ矩形波状に変化させる。このコイルに被測定
部に固定された磁石の磁束を交差させ、被測定部の相対
適移動により変化する磁石の磁束によりコイルの両端出
力電圧の正側電圧と負側電圧のt、EE値を変化させる
。この磁石の位置に応じて変化する正側電圧と負側電圧
をそれぞれ検出し、検出した正側電圧と負側電圧の差を
算出して、被測定部の変位を算出する。
また、交流電力供給装置からパルス電流を出力し、この
パルス電流に直流バイアスを加算してコイルに供給する
ことにより、変位の測定レンジを拡大することができる
また、コイルの両端出力電圧の正側電圧と負側電圧のパ
ルス幅に対応したパルス信号により外部磁界の変化を検
出して、変位を測定することにより、検出感度を向上さ
せることができる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図である0
図に示すように、変位計は棒状の強磁性体コアlと、強
磁性体コアlに巻き回されたコイル2.コイル2に固定
インピーダンス4を介して一定周波数、一定電圧の交流
電力を供給する発振器を有する交流電力供給装@3、コ
イル2の両端に接続された直流電圧検出手段5、変位算
出手段6、距離入力手段7、記憶手段8及び表示手段9
で構成されている。
直流電圧検出手段5は1操性検波器と負極性検波器とを
有し、コイル2の出力電圧の正側電圧と負側電圧をそれ
ぞれ検出する。
変位算出手段6は直流電圧検出手段5の出力を受けてコ
イル2の正側電圧と負側電圧の差を求め、この電圧差と
距離入力手段7で入力されるコイル2と被測定部間の距
離とから被測定部の変位を算出する。
第2図は上記変位計によりX方向に移動する被測定物の
可動部10の変位を測定するときのコイル2の配置を示
す0図に示すように、可動部lOには磁極の方向をX方
向に向けた磁石11が固定され、この磁石11と距離り
を置いて強磁性体コアlに巻き回されたコイル2が設置
されている。
上記のように構成された変位計の動作を説明するにあた
り、まずこの変位計の原理を第3図の電圧波形図と第4
図の強磁性体コアの磁化特性図を参照して説明する。
第3図(a)の電圧波形図に示すように一定周波数、一
定電圧の交流電圧Eをコイル2に供給すると、コイル2
の両端に発生する電圧E0は固定インピーダンス4の抵
抗値Rとコイル2のインピーダンス2.により次式で決
定される。
Eo =E−Zs / (R+Zs )で示される。
このコイル2のインピーダンスz3は強磁性体コアlの
透磁率に比例して変化する。すなわち外部磁界を加えな
い状態でコイル2に交流電流を流すると、コイル2の磁
束により強磁性体コアlが磁化される0強磁性体コアl
の透磁率は一定でなく、磁界の強さによって変化し、第
4図に示すように磁化曲線がヒステリシス特性を示す、
なお、第4図において、Bは磁束密度、nはコイル2の
巻数、iはコイル電流である。
このためコイル2の両端に発生する出力電圧は第3図(
b)に示すように、正負対象の矩形波状の波形になる。
そして外部磁界が加えられない状態では正側電圧v1と
負側電圧v2は等しくなる。
この状態でコイル2に外部磁界を加えると強磁性体コア
lを交差する磁束はコイル2で発生する磁束と外部磁界
の磁束の合成磁束となる。このためコイル2の両端に発
生する波形は第3図(C)に示すように、正側電圧v1
と負側電圧v2に差生じる。このコイル20両端に発生
する出力電圧の正側電圧VIと負側電圧V2を比較しそ
の差を求めることによって間接的に外部磁界を計測でき
る。
次に上記原理に基ずく変位計の動作を説明する。第2図
に示すように変位計の強磁性体コアlに巻き回されたコ
イル2を被測定物の可動部10に固定された磁石11に
対して一定距離りを置いて設置する。この状態でコイル
2に交流電力供給装置3から固定インピーダンス4を介
して、例えば第3図(a)に示すような一定周波数、一
定電圧の交流電力を供給する。コイル2は供給された交
流電流により磁界を生じ、その磁束が強磁性体コア1を
第4図に示すように、磁束密度Bが飽和状態になるまで
磁化する。この強磁性体コアlの磁界の強さはコイル2
に流れる交流電流によりヒステリシス特性を繰返し、コ
イル2のインピーダンスを交流電流の周波数と同じ周波
数で変化させる。一方、このコイル2には可動部10に
固定された磁石11の磁束が加えられる。このコイル2
に加えられる磁石11の磁束密度の磁捲方向に対する垂
直な成分は可動部10のX方向移動距離に応じて変化す
る。このため、第3図(C)に示すようにコイル2の両
端出力電圧の正側電圧vIと負側電圧Vtに差が生じる
そこで、直流電流検出手段5でコイル2の正側電圧v1
と負側電圧V、をそれぞれ検出し、変位算出手段6に送
る。変位算出手段6は送られた正側電圧vIと負側電圧
V、の電圧差ΔVを演算する。
第5図は例えば磁束密度IKガウスの磁石11を用い、
磁石11とコイル2の距離りを変えて測定したときの電
圧差ΔVの変化特性の一例を示す。図において、aは距
離りが30mmの場合、bは距離りが35m++eの場
合、Cは距離りが40mmの場合、dは距離りが45m
mの場合、eは距離りが50+++mの場合、fは距離
りが55Il■の場合をそれぞれ示す。
第5図に示すように、コイル2の軸心な通る基準線12
と磁石11の中心が一致しているとき、すなわち、磁石
11のX方向の変位が零のときの電圧差ΔVを零にして
、距離りを30−一〜55m−に可変したときの電圧差
ΔVの変化を測定した結果、電圧差ΔVはほぼ線形で変
化している。この距離りに対する電圧差ΔVの変化特性
があらかじめ測定されて記憶手段8に記憶されている。
そこで、変位算出手段6で距離りに応じて定まる可動部
10のX方向に変位したときの電圧差ΔVと、距離入力
手段7で入力される距離りとを用い、記憶手段8に記憶
されている電圧差ΔVの変化特性から可動部10の変位
りを求める。この求めた変位りを表示手段9に送り表示
する。
この変位りを求める電圧差ΔVの変化特性は第5図に示
すように距離りが30mmのときにほぼ4V15mmの
オーダで変化し、距離りが55m++のときにもボルト
のオーダで変化する。このため変位検出感度が大きく、
地磁気等による外部ノイズの影響を簡単なフィルタで除
去することができる。また、強磁性体コアlに巻き回し
たコイル2で磁石11の垂直成分の磁束密度変化を計測
しているから電圧差ΔVの変化特性をほぼ線形特性にす
ることができ、簡単にかつ精度良く変位りを求めること
ができる。
なお、上記実施例においては、強磁性体コア1に巻き回
したコイル2に交流電力供給手段3から、第3図(a)
に示すような連続した交流電力を供給する場合について
説明したが、交流電力供給手段3からパルス電流を出力
し、このパルス電流に直流バイアスを加算することによ
り、磁束密度検出の測定スパンを拡大し、変位の測定レ
ンジを拡大させることができる。
第6図はコイル2に直流バイアスを加えたパルス電流を
供給する場合の実施例を示す。図において、21は加算
器、22は直流電源であり、直流電源22は出力電圧を
任意に可変できるように構成されている。
加算器21には交流電力供給手段3から高周波のパルス
電圧が供給されるとともに、直流電源22から直流バイ
アスが供給される。加算器21は高周波電圧に直流バイ
アスを加算して合成電圧を発生し、その合成電圧が電力
増幅器23で増幅され、抵抗からなる固定インピーダン
ス4を介してコイル2に印加される。
この実施例において、直流電源22からの直流バイアス
電流の値をOmA、 50 mA、 100mA 。
150mA 、 200mAと変化させたときのコイル
2の磁化電流−出力電圧特性を測定した結果を第7図に
示す。
第7図に示すように、コイル2に直流バイアス電流を1
00■A供給すると、直流バイアスがOmAのときに比
べて線形特性が得られる範囲が磁化電流の0〜4.5A
程度になり、約2倍の測定スパンが得られることになる
。したがって、直流バイアス電流を可変することにより
、変位の測定レンジを必要に応じて調整することができ
る。
なお、上記実施例はコイル2の出力電圧の正側電圧と負
側電圧をそれぞれ直流電圧検出手段5で検出し、変位算
出手段6で検出した正側電圧と負側電圧の差をを求めて
、被測定部の変位を算出する場合について説明したが、
コイル2の出力電圧の正側電圧と負側電圧のパルス幅に
対応したパルス信号により変位を測定することもできる
すなわち、第8図(a)に示すように、コイル2の出力
電圧がそれぞれ一定の基準電圧子E、。
−E、に達する時間で3.て、を検出する。この時間比
でI/で宜は外部磁界の強度が零のときは「l」となり
、外部磁界が加えられると、その磁界の強度に応じて変
化する。この時間比で、/τ2を検出することにより、
外部磁界の強度を検出することができる。
第9図は時間比で、/τ2により被測定部の変位を算出
する場合の実施例を示すブロック図である。
図に示すように、直流電圧検出手段5は、演算増幅器3
1と5正帰還用の抵抗32と、非反転入力端子(+)と
接地間に接続された抵抗33とからなるレベル弁別回路
で構成されている。
そして、コイル2の出力電圧を演算増幅器31の反転入
力端子(−)に入力すると、演算増幅器31からの出力
電圧E0が抵抗32.33で分圧され、非反転大入力端
子(+)に正帰還される。
ここで抵抗32.33の抵抗値Rs*、Rsaを基準電
圧E、のレベルに応じて次式で選択する。
I ER1= I Eol (Rss/(Ra*+R5
1l) )このように、抵抗32.33を選択すること
により、第8図(a)に示す一定の基準電圧+E*。
−Ellが演算増幅器31に自動的に印加される。
したがって、演算増幅器31からは第8図(b)に示す
ように、コイル2の出力電圧が正の基準電圧+EI+に
達したときにハイレベル、負の基準電圧−ERに達した
ときにローレベルになるパルス信号を変位算出手段6に
出力する。
変位算出手段6は送られたパルス信号のデユーティ比(
τ+/T)、あるいはパルス幅の時間比(て、/てよ)
から外部磁界の変化を求めて、被測定部の変位を演算す
る。
この場合、外部磁界の磁束密度が0−Ionガウスと微
小変化したとき、変位算出手段6の出力電圧V0が第1
0図に示すようにO〜600mV以上と変化し、検出感
度の向上を図ることができた。
また、上記各実施例は棒状の強磁性体コアlにコイル2
.を巻き回して、移動する磁石11の磁束密度変化を検
出して変位りを求めた場合について説明したが、第11
図に示すようにU字状あるいはコ宇状の強磁性体コア1
aにコイル2を巻き回すことにより、地磁気や磁石11
以外の他の部分からの磁界の影響を打ち消し、磁石11
のみの磁束密度の変化分を検出するようにすると、変位
りの測定精度をより高めることができると共に、地磁気
等による外部ノイズを除去するフィルタを省略すること
もできる。
なお、°上記各実施例においては、強磁性体コアlに巻
き回したコイル2の出力電圧の正側電圧と負側電圧を比
較して被測定部の変位を算出する場合について説明した
が、コイル2の出力電圧を半波整流して正側電圧を検出
し、正側電圧の電圧レベルの変動を検出しても被測定部
の変位を算出することができる。なお、この場合コイル
2に温度補償回路を接続しておくことにより、変位測定
の際に温度が変動しても、その影響を打消すことができ
る。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、強磁性体コアに巻き回
されコイルに一定周波数、一定電圧の交流電力を供給し
、このコイルに流れる交流電流により生じる磁界によっ
てヒステリシス特性を示す強磁性体コアの透磁率により
コイルのインピーダンスを変化させ、コイルの両端出力
電圧を正負対象のほぼ矩形波状に変化させる。このコイ
ルに被測定部に固定された磁石の磁束を交差させ、被測
定部の相対的移動により変化する磁石の磁束によりコイ
ルの両端出力電圧の正側電圧と負側電圧の電圧値を変化
させるようにしたから、磁石の磁束密度変化を高感度に
測定することができ、磁石とコイルの相対距離を大幅に
拡大することができて、変位計を種々の条件で使用する
ことができる。
また、磁石の位置に応じて変化するコイルの正側電圧と
負側電圧をそれぞれ検出し、検出した正側電圧と負側電
圧の差を算出するようにしたから、正側電圧と負側電圧
の差をほぼ線形に変化させることができる。この変化特
性に基すいて被測定部の変位を算出するようにしたから
、被測定部の変位を精度よく測定することができる。
さらに、変位測定の際に温度が変動してコイルの巻線抵
抗と強磁性体コアの透磁率が変化しても、この変化によ
るコイルのインピーダンスは磁化電流の正負礪性とも等
しく変化するので相互に補償し合うから、温度変化によ
るコイルの正側電圧と負側電圧の差にドリフトは発生せ
、ず、温度変動の影響なしに精度良く変位を測定するこ
とができる。
また、強磁性体コアをコイルに流す電流で充分飽和する
まで磁化することにより、コイルの両端に発生する出力
電圧は一定値にクリップされ、コイル両端の出力電圧は
外部磁界の強弱のみによって正極と負掻との振幅及び位
相が変化するようにしたから、交流電力の電圧や固定イ
ンピーダンスの抵抗値が多少変化しても検出感度は変化
せず、高感度で変位を測定することができる。
また、コイルに直流バイアスを加算したパルス電流を供
給すると、直流バイアスにより変位の測定レンジを拡大
することができるから、直流バイアスを可変して変位の
測定レンジを調整することができ、変位測定性能を向上
させることができる。
また、コイルの両端出力電圧の正側電圧と負側電圧のパ
ルス幅に対応したパルス信号により外部磁界の変化を高
精度に検出することにより、変位を測定するから、検出
感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例により変位を測定するときのコイルの配置図
、第3図、第4図は上記実施例の原理を示し、第3図(
a)、(b)、(c)はそれぞれ電圧波形図、第4図は
強磁性体コアの磁化特性図、第5図は上記実施例の変位
と電圧差を示す特性図、第6図は他の実施例を示すブロ
ック図、第7図は第6図に示した実施例の出力特性図、
第8図は第3の実施例の動作を示す波形図、第9図は第
3の実施例を示すブロック図、第1O図は第8図に示し
た実施例の出力特性図、第11図は第4の実施例を示す
配置図、第12図は従来例を示す配置図、第13図は従
来例の出力電圧特性図である。 l・・・・強磁性体コア、2・・・・コイル、3・・・
・交流電力供給装置、4・・・・固定インピーダンス、
5・・・・直流電圧検出手段、6・・・・変位算出手段
、7・・・・距離入力手段、lO・・・・可動部、11
・・・・磁石、21・・・・加算器、22・・・・直流
電源、31・・・・演算増幅器、32.33・・・・抵
抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強磁性体コアに巻き回され、被測定部に設置した磁
    石に対向して配置されたコイルと、該コイルに固定イン
    ピーダンスを介して一定周波数、一定電圧の交流電力を
    供給する交流電力供給装置と、 上記強磁性体コアによる磁束と、上記磁石の磁束との交
    差により変動する上記コイルの両端出力電圧の正側電圧
    と負側電圧をそれぞれ検出する直流電圧検出手段と、 該直流電圧検出手段で検出した正側電圧と負側電圧の差
    から被測定部の変位を演算する変位算出手段と、 を備えたことを特徴とする磁気式変位計。 2、上記交流電力供給装置からパルス電流を出力し、該
    パルス電流に直流バイアスを加算する直流バイアス加算
    手段を設けた請求項1記載の磁気式変位計。 3、上記直流電圧検出手段がコイルの出力電圧を、あら
    かじめ定めた正の基準電圧と負の基準電圧と比較し、コ
    イルの出力電圧が正の基準電圧に達したときにハイレベ
    ル、負の基準電圧に達したときにローレベルになるパル
    ス信号を出力するレベル弁別回路からなり、変位算出手
    段で上記パルス信号のデューティ比から被測定部の変位
    を演算する請求項1又は2記載の磁気式変位計。
JP9214990A 1990-02-13 1990-04-09 磁気式変位計 Pending JPH03277901A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340780A (ja) * 2004-04-27 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品装着装置および電子部品装着方法
JP2008286588A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Alps Electric Co Ltd 位置検知装置
KR102048425B1 (ko) * 2019-09-11 2019-11-25 강원길 철도용 지반침하 감지장치

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