JPH0327773A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH0327773A
JPH0327773A JP16164889A JP16164889A JPH0327773A JP H0327773 A JPH0327773 A JP H0327773A JP 16164889 A JP16164889 A JP 16164889A JP 16164889 A JP16164889 A JP 16164889A JP H0327773 A JPH0327773 A JP H0327773A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は産業用や民生用の電子機器に直流安定化電圧を
供給するスイッチング電源装置に関するものである。
従来の技術 近年、スイッチング電源装置は電子機器の低価格化・小
型化・高性能化・省エネルギー化に伴い、より小型で出
力の安定性が高く高効率なものが強く求められている。
以下に従来のスイッチング電源装置について説明する。
従来、この種のスイッチング電源装置として、自励フラ
イバック型スイッチング電源装置が構成部品も少なく安
価に作ることが可能なため、一般的に広く用いられてい
る。しかし、スイッチング周波数が出力電流により大き
く変化し電子機器に対する干渉や整流平滑回路が大型化
するなどの課題があることが知られている。
このような従来の課題を解決する方法として、すでに第
4図に示すような構成の回生制御型スイッチング電源装
置が考案されている。第4図において、1は入力直流電
源で交流電圧を整流平滑することで、もしくは電池など
で構成されるものであり、入力端子2−2゜に入力電圧
を供給し正電圧を入力端子2に接続し、負電圧を入力端
子2゜に接続している。3はトランスであり、1次巻線
3aの一端を入力端子2に接続し他端をスイッチング素
子4を介して入力端子2“に接続し、2次巻線3Cの一
端を出力端子10゜に接続し他端をダイオード7を介し
て出力端子10に接続し、バイアス巻線3bの一端を入
力端子2゜に接続し他端を同期発振回路6に接続してい
る。4はスイッチング素子であり、制御端子に印加され
る同期発振回路6のオン・オフ信号によりオン・オフし
て入力電圧を前記1次巻線3aに印加したり遮断したり
する。6は同期発振回路であり、スイッチング素子4を
決められたオン期間でオン動作させ、スイッチング素子
4のオフ期間を前記バイアス巻線3bの誘起電圧の極性
が反転するまで持続するようにオフ動作させ、このオン
・オフの繰返しにより発振を続けるものである。14は
2次スイッチング素子であり、スイッチング素子4のオ
ン期間に貯えられたトランス3のエネルギーが、スイッ
チング素子4のオフ期間に前記2次巻線3Cを介して整
流ダイオード7又は前記2次スイッチング素子14から
平滑なコンデンサ8に放出された後、今度は逆に平滑コ
ンデンサ8から前記2次スイッチング素子14を介して
前記2次巻線3Cに2次電流を流す逆流期間を、制御回
路15より制御される。7は整流ダイオードであり、ア
/ード側を前記2次巻線3Cの一端に接続しカソード側
を出力端子10に接続する。8は平滑コンデンサであり
、出力端子10−10゜間に接続され前記2次巻線3c
の誘起電圧を整流ダイオード7を介して整流し、平滑コ
ンデンサ8により平滑して出力電圧とする。15は制御
回路であり、出力端子10−10゜間の出力電圧を検出
し内部基準電圧と比較して、2次スイッチング素子14
の前記2次電流を流す逆流期間を変化させる。
次に第5図も参照して詳しく動作説明を行う。
第5図においてta)はスイッチング素子4の両端電圧
波形VDSを示しており、fb)は前記1次巻線3aに
流れる1次電流Ioを示しており、(Clは同期発振回
路6の駆動パルス波形V c +を示しており、(d)
は前記2次巻線3Cに流れる2次電流波形1oを示して
おり、(e)は2次スイッチング素子14の駆動パルス
波形VG2を示しており、オフ期間中で斜線で示した期
間が前記2次巻線3Cに2次電流を流す逆流期間を示し
ている。同期発振回路6により決められたオン期間で動
作するスイッチング素子4のオン期間に前記1次巻線3
aを介して流れるl次電流によりトランス3に磁束が発
生しエネルギーが蓄積される。この時トランス3の2次
巻線3Cに誘起電圧が発生するが、整流ダイオード7を
逆バイアスする方向に電圧が印加されるように構成され
るとともに2次スイッチング素子14はオフしているよ
うに構威されている。同時発振回路6のオフ信号でスイ
ッチング素子4がオフすると前記1次巻線3aにフライ
バック電圧が発生すると同時に、前記2次巻線3cにも
フライバック電圧が発生し、整流ダイオード7を順バイ
アスする方向に電圧が印加されるため、トランス3に蓄
積されたエネルギーが前記2次巻線3cを介して2次電
流として放出され、平滑コンデンサ8により平滑されて
出力電圧として出力端子1〇一10゜に供給される。こ
の時2次スイッチング素子14も制御回路15によりオ
ンされるがどちらを2次電流がながれでも特に動作変化
は生じない。トランス3に蓄積されたエネルギーがすべ
て放出され2次電圧がゼロになると、すでにオンしてい
る2次スイッチング素子14を介して平滑コンデンサ8
の両端電流すなわち出力電圧は前記2次巻線3Cに印加
されるため、平滑コンデンサ8より逆方向に2次電流が
流れ、トランス3に前記とは逆方向の磁束が発生しエネ
ルギーが蓄積される。この状態ではトランス3の各巻線
に発生する誘起電圧の極性は変化しないため、前記バイ
アス巻線3bのフライバック電圧も変化しないため同期
発振回路6はスイッチング素子4のオフ期間を接続させ
る。制御回路15により2次スイッチング素子14のオ
ン期間は制御されており、2次スイッチング素子14が
オフするとトランス3の各巻線に発生する誘起電圧は極
性が反転するため、前記2次巻線3cに発生する誘起電
圧は整流ダイオード7を逆バイアスし、2次スイッチン
グ素子14もオフしているため2次巻線電流は流れなく
なり、前記1次巻線3aに発生する誘起電圧はスイッチ
ング素子4の接続端を負電圧に、入力端子2の接続端を
正電圧にする方向に発生するため、ダイオード5を介し
て入力直流電源1を充電する方向に1次電流が流れ、オ
フ期間中に蓄積されたトランス3のエネルギーを入力直
流電源1に電力回生を行う。この時に前記バイアス巻線
3bに発生する誘起電圧の極性も反転するため、同期発
振回路6はスイッチング素子4はオンさせるが、1次電
流がどちらを流れても特に動作上変化は生じない。オフ
期間にトランス3に蓄積されたエネルギーがすべて放出
され1次電流がゼロになると、すでにオンしているスイ
ッチング素子4を介して入力電源1より前記とは逆方向
に放電するように1次電流が流れてトランス3に磁束が
発生しエネルギーが蓄積される。この状態ではトランス
3の各巻線に発生する誘起電圧の極性は変化せず、同期
発振回路6によりスイッチング素子4はオンを持続する
。同期発振回路6により決められたオン期間で動作する
スイッチング素4がオフするとトランス3に蓄積された
エネルギーは前記2次巻線3Cを介して2次電流として
放出される。これらの動作を繰り返すことで、出力電圧
は連続的に出力端子10−10’より供給される。
さらに出力電圧が安定に制御される動作について詳しく
説明する。第5図に各動作波形を示しているが、同期発
振回路6の駆動パルス波形VC+のオフ期間(.t1〜
t3)をTOFFとし、そのうち2次電流1oの逆流期
(t2〜t3)T’OFFとし、一方オン期間(t3〜
ts)をTONとし、そのうち1次電流1oの回生期間
(t3〜t4)をT’ONとする。この時の出力端子1
1−11’より出力電流rou丁は、 − 2 7 ’OFF)で表され、出力電圧V OUT
はあり、TONはスイッチング素子4のオン期間であ−
り、TOFFはスイッチング素子4のオフ期間であり、
Tは発振周期である。
前記オン期間TONは、同期発振回路6により決められ
た一定値に保たれているため、出力電圧Yourが一定
であれば前記オフ期間TOFF も一定で発振周波数f
も一定となる。しかし前記逆流期間T ’OFFは制御
回路15により制御される2次スイッチング素子14で
変化でき、出力電流1 0UTが変化すると前記関係式
よりI out = K X ( T OFF2 T 
’OFF) る。
ここでは、Nsは前記2次巻線3cの巻線数であり、N
pは前記1次巻線3aの巻線数であり、Lsは前記2次
巻線3cのインダクタンス値であり、VINは直流電源
1より供給される入力電圧でV OUTが一定であれば
一定となる。)で表されるように、前記逆流期間T′O
FFを変化することで制御可能となる。さらに前記入力
電圧VINの変化に対しても、前記関係式 T’OFFを変化させることで制御可能となる。以上の
ことより、出力電圧V OIJTは、制御回路15によ
り制御される2次スイッチング素子14のオン期間を制
御することで逆流期間T’OFFを変化させ、絶えず一
定となるように制御される。
第6図は、出力電流1oυ丁が変化しとた時の各動作波
形で、第6図において第5図と同じものは同一の符号を
記し説明は省略する。第6図で実線は出力端子10−1
0’より出力電流ioυ丁が最大に流れている時でいわ
ゆる最大負荷時を示し、点線は出力電流1 0UTがゼ
ロの時でいわゆる無負荷時を示している。入力電圧が一
定であればToN期間か一定であることから磁束変化幅
ΔBは絶えず一定となる。
発明が解決しようとする課題 このような回生制御型スイッチング電源装置では、スイ
ッチング素子4がターンオフする際にトランス3の漏れ
インダクタンスに起因するサージ電圧が、最大負荷時で
従来の自励フライパック型スイッチング電源装置と同程
度、また、軽負荷時においてはターンオフ直前の1次電
流のピーク値が大きくなるため、従来の自励フライパッ
ク型スイッチング電源装置以上に発生する。回生制御型
スイッチング電源装置の場合、スイッチング素子4のタ
ーンオン時のエネルギー回生能力により、スイッチング
素子4の両端にスナバ用コンデンサを接続してもターン
オン損失とならず、ターンオン時のサージ電圧を効率的
に抑制できるという効果があるが、このコンデンサとト
ランス3の漏れインダクタンスとの共振エネルギーも大
きくなり、スイッチング素子4の両端電圧にオフ期間を
通してリンギング波形が重畳しノイズ源となってしまう
。さらにこのようなスナバ用コンデンサの付加ハ、その
キャパシタンスに大きなものが必要になるほど、電源の
小型化のためのスイッチング周波数の高周波化の妨げと
なる。
本発明は負荷の変動に伴うスイッチング周波数の変化を
抑制するという回生制御型スイッチング電源装置の有効
性を損うことなく、スイッチング素子のターンオフ時の
サージ電圧やオフ期間中のリンギング波形を効率良く抑
制するスイッチング電源装置を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 この目的を達戊するために本発明のスイッチング電源装
置は、オン・オフを繰り返す第1のスイッチ手段と、少
なくとも1次巻線と1つ以上の2次巻線を有するトラン
スと、前記第1のスイッチ手段がオンのとき入力電圧を
前記トランスの1次巻線に印加して前記トランスにエネ
ルギーを貯え、前記第1のスイッチ手段がオフのとき前
記トランスの2次巻線から放出されるエネルギーより出
力を得る第1の整流平滑手段と、前記第1のスイッチ手
段がオフのとき前記トランスの1次巻線から放出される
エネルギーより直流電圧を得る第2の整流平滑手段と、
前記第1のスイッチ手段と交互にオン・オフを繰り返す
第2のスイッチ手段を介して前記直流電圧が前記トラン
スの1次巻線に印加され前記トランスにエネルギーを貯
え、前記第2のスイッチ手段がオフのとき前記トランス
に貯えられたエネルギーを前記トランスの1次巻線より
前記入力電圧へ回生し、前記出力の電圧制御を前記第2
のスイッチ手段のオン期間を変化させることで行うよう
に構成するものである。
作用 この構成によって、第1のスイッチ手段がターンオフし
てその電位が上昇しても、第2の整流平滑手段で作られ
た直流電圧と入力電圧の和の電位でクランプされ、サー
ジ電圧の発生は抑制される。さらに第2のスイッチ手段
がオンしているためトランスの1次巻線にはこの直流電
圧が印加され、リンギングも発生しない。また、出力電
圧の安定化は第1のスイッチ手段のオフ期間の調整、即
ち第2のスイッチ手段のオン期間の調整により可能であ
り、出力電流の変動によるスイッチング周波数の変化も
従来の回生制御型スイッチング電源装置並みに抑えるこ
こができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるスイッチング電
源装置の構戊を示すものである。第1図において、第5
図と同じものは同一の符号を記し説明は省略する。1は
直流電源であり、2−2゜は入力端子であり、3はトラ
ンスで1次巻線3a.2次巻線3c,バイアス巻線3b
を有しており、4は第1のスイッチ手段としてのスイッ
チング素子であり、5はダイオードであり、6は同期発
振回路であり、7は整流ダイオードであり、8は平滑コ
ンデンサであり、ダイオード7と平滑コンデンサ8とで
第1の整流平滑回路を構成する。9は制御回路であり、
10−10゜は出力端子である。
11は第2のスイッチ手段としてのスイッチング素子で
あり、制御回路9によりオンオフされる。尚、制御回路
9はその内部で出力端子10−10゛に接続される部分
とスイッチング素子11を駆動する部分とは絶縁されて
いるものとする。
12は整流ダイオード、13は平滑コンデンサであり、
整流ダイオード12と平滑コンデンサ13で第2の整流
平滑回路を構成する。以上のように構成されたスイッチ
ング電源装置について、以下にその動作を第2図の各部
動作波形を参照しながら説明する。
第2図において(a)はスイッチング素子4の両端電圧
波形Vosを示しており、(b)は前記スイッチング素
子4またはダイオード5に流れる1次電流Ioを示して
おり、(C)は同期発振回路6の駆動パルス波形VGI
を示しており、(d)は前記スイッチング素子11また
は整流ダイオード12に流れる1次電流1cを示してお
り、(e)はスイッチング素子l1への駆動パルス波形
Vc2を示しており、(f)は前記2次巻線3cに流れ
る2次電流1oを示しており、(励はトランス3の磁束
φの変化を示している。同期発振回路6により決められ
たオン期間で動作するスイッチング素子4のオン期間に
前記1次巻線3aを介して流れる1次電流Ioによりト
ランス3に磁束が発生しエネルギーが蓄積される。この
時トランス3の2次巻線3Cに誘起電圧が発生するが、
整流ダイオード7を逆バイアスする方向に電圧が印加さ
れるように構成され、1次側の整流ダイオード12も逆
バイアスされ、スイッチング素子11はオフしているよ
うに構威されている。同期発振回路6のオフ信号でスイ
ッチング素子4がオフすると前記1次巻線3aにフライ
バック電圧が発生し、整流ダイオード12が順バイアス
されると同時に、前記2次巻線3Cにもフライバック電
圧が発生し、整流ダイオード7を順バイアスする方向に
電圧が印加されるため、トランス3に蓄積されたエネル
ギーが前記1次巻線3aと整流ダイオード12を介して
1次電流ICとして放出され、平滑コンデンサ13によ
り平滑されて直流電圧Vc として供給されるとともに
、前記2次巻線3Cを介して2次電流1oとして放出さ
れ、平滑コンデンサ8により平滑されて出力電圧V O
UTとして出力端子10−10’に供給される。この時
スイッチング素子11は制御回路9によりオンされるが
整流ダイオード12とスイッチング素子11のどちらを
1次電流Icが流れても特に動作上変化は生じない。寄
生容量等のキャバシタンス成分を考えなければ、スイッ
チング素子4がオフしてトランス3の各巻線の電圧が反
転した際、トランス3に蓄えられたエネルギーは、漏れ
インダクタンスの影響でまず1次巻線3aから放出する
。即ち、1次電流Icは1次電流Ioの最終値IPを初
期値として流れだし、2次電流1oはゼロから立上がる
。この時、トランス3の磁束φは1次巻線3aに直流電
圧VCが印加された状態でその蓄積エネルギーを放出す
るので直線的に減少する。1次電流1c も従って単調
に減少していき、やがてOAとなるが、スイッチング素
子11がオンしているため、今度は逆に平滑コンデンサ
13からの放電電流がスイッチング素子11を介して1
次巻線3aへ流れるようになる。1次巻線3aには直流
電圧Vcが印加されているので、整流ダイオード7は順
バイアスされており、2次電流1oは流れ続ける。スイ
ッチング素子4のオン期間中にトランス3に蓄えられた
エネルギーが放出し終わった後も、スイッチング素子1
1によって直流電圧■ が印加されることによりトラス
3は逆励磁されエネルギーが逆方向に蓄えられる。制御
回路9によってスイッチング素子11がオフするとトラ
ンス3の各巻線電圧は反転し、整流ダイオード7は逆バ
イアスされ、2次電流Ioは流れなくなり、1次巻線3
aに発生する誘起電圧はスイッチング素子4の接続端を
負電圧に、入力端子2の接続端を正電圧にする方向に発
生するため、ダイオード5を介して入力直流電源1を充
電する方向に1次電流Ioが流れ、オフ期間中に蓄積さ
れたトランス3のエネルギーを入力直流電源1に電力回
生を行う。この時に前記バイアス巻線3bに発生する誘
起電圧の極性も反転するため、同期発振回路6はスイッ
チング素子4をオンさせるが、1次電流roがどちらを
流れても特に動作上変化は生じない。オフ期間にトラン
ス3に蓄積されたエネルギーがすべて放出され1次電流
がゼロになると、すでにオンしているスイッチング素子
4を介して入力直流電源1より前記とは逆方向に放電す
るように1次電流Ioが流れてトランス3に磁束が発生
しエネルギーが蓄積される。
この状態ではトランス3の各巻線に発生する誘起電圧の
極性は変化せず、同期発振回路6によりスイッチング素
子4はオンを持続する。同期発振回路6により決められ
たオン期間で動作するスイッチング素子4がオフすると
、トランス3に蓄積されたエネルギーは前記1次巻線3
aを介して平滑コンデンサ13及び、前記2次巻線3C
を介して2次電流Ioとして出力に放出される。これら
の動作を繰返すことで、出力電圧は連続的に出力端子1
0−10゜より供給される。
さらに出力電圧が安定に制御される動作について詳しく
説明する。第2図に各動作波形を示しているが、同期発
振回路6の駆動パルス波形VGIのオフ期間(tI−t
3)をTOFFとし、そのうち、トランス3の逆励磁期
間(12〜t3)をT’OFFとし、一方オン期間(t
3〜ts)をTONとし、そのうち1次電流IDの回生
期間(t3〜t4)をT’ONとする。本発明によるス
イッチング電源装置の安定動作中では直流電圧Vcは、
平滑コンデンサ13の容量が充分大きく、ほとんど変動
せず、そのリップル電流であるオフ期間中の1次電流1
0Nは充放電電流が等しく、その平均電流はOAである
から、2次巻線3Cから放出され、出力端子10−10
゜から供給されるエネルギーは、オン期間中にトランス
3に蓄えられたエネルギーから、T’ON期間中に入力
直流電源1へ回生されるエネルギーの差に等しくなる。
一方直流電圧VCは で表されることは、従来例で説明した回生制御型スイッ
チング電源装置の出力電圧の安定化動作で、直流電圧V
cを無負荷の出力電圧と考えれば自明である。さらに本
発明におけるスイッチング電源装置の出力電圧V OU
Tは、2次巻線3Cのフライパック電圧を整流して得ら
れることからであり、直流電圧Vcを調整することによ
り、出力電圧V OUTも調整できることがわかる。例
えば、出力電流I OUTが減少し出力電圧VOUTが
上昇した場合、制御回路9により、スイッチング素子1
1のオン期間(即ち、スイッチング素子4のオフ期間T
OFF)が大きくなり、コンデンサ13は充電電荷より
も放電電荷の量が大きくなり、直流電圧Vcは低下して
いく。直流電圧vcが低下すると出力電圧Volt↑も
低下するとともに、オフ期間中にトランス3の巻線に発
生・印加される電圧Vcが低下するため、1次電流1c
の傾きも緩和され、最終的には出力電圧V OUTが所
定の電圧となるような直流電圧Vcに落着く。即ち、出
力電圧■0υ丁はスイッチング素子11のオン期間を調
整することで安定化が可能となる。もともと出力電流I
 OUTの変動に伴う出力電圧VOυTの変動(ロード
レギ一レーシジン)を補正するための直流電圧VCの変
動分は少なく、従ってオン期間TONが一定ならば、オ
フ期間TOPFもほとんど変動せず、スイッチング周波
数や磁束変化幅ΔBもほぼ一定となる。この様子は、第
2図の破線で表わしておく。
次に本発明の第2の実施例について図面を参照しながら
説明する。第3図は本発明の第2の実施例を示すスイッ
チング電源装置の構成図である。
同図において第1図と同じものは同一の符号を記し説明
は省略する。1は直流電源であり、2−2゜は入力端子
であり、3はトランスであり、4は第1のスイッチング
手段としてのスイッチング素子であり、5はダイオード
であり、6は同期発振回路であり、7は整流ダイオード
であり、8は平滑コンデンサであり、9は制御回路であ
り、1〇一10’は出力端子であり、11は第2のスイ
・ソチ手段としてのスイッチング素子であり、12は整
流ダイオードであり、13は平滑コンデンサであり、1
6.17はスナバ用コンデンサである。第3図のように
スイッチング素子4の両端にスナパ用コンデンサ16を
持続してスイッチング素子4のターンオフ時の電圧波形
の急峻な立上がりを緩和することができる。従来の回生
制御型スイッチング電源装置の説明でも少し触れたが、
本発明のスイッチング電源装置にも同様の回生能力があ
り、このスナパ用コンデンサ16に貯えられた電荷はス
イッチング素子11のターンオフ時に入力直流電源1へ
電力回生されるため、スイッチング素子4のターンオン
損失にはならない。また、2次巻線3Cの両端に接続さ
れたスナバ用コンデンサ17は、2次電流Ioがスイッ
チング素子11のターンオフ時に急峻にOAとなること
で整流ダイオード7の両端に発生するサージ電圧を抑制
することができる。これらのような過渡時以外の動作は
第1図で説明した実施例と同様であるので省略する。ま
た、これらのスナパ用コンデンサを付加した場合、過渡
時においてトランス3の各巻線の出力インピーダンスが
変化し、特にスイッチング素子4のオフ時の各巻線電流
の電流初期値が変化する。
しかしながら制御動作そのものへの影響は少なく、むし
ろ、オフ時1次電流Icのピーク値が減少し、全体とし
て損失低下の効果がある。尚、スナバ用コンデンサ16
は、1次巻線3aの両端あるいはスイッチング素子11
の両端に接続しても、その効果は同様であり、スナバ用
コンデンサ17は整流ダイオード7の両端に接続しても
その効果は同様である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来の回生制御型スイッ
チング電源装置が2次側整流素子にスイッチ手段を設け
てトランスの1次−2次間でエネルギーの回生を行なう
ことで出力を安定化するのに対し、1次巻線のフライバ
ック電圧を整流平滑して得られる直流電圧を利用し、そ
の整流素子にスイッチ手段を設けてエネルギーの回生を
行なうことで出力を安定化するので、スイッチング周波
数や磁束変化幅の負荷による変動がほとんどないという
特性を損なうことなく、1次側のスイッチング素子のオ
フ期間にかかる電圧は常に入力電圧と前記直流電圧の和
にクランプされ、ターンオフ時の過大なサージ電圧や、
リンギングを抑制することができる。しかもトランスの
1次−2次間ではなく、1次側でのみ電力回生するため
、回生電力のトランス変換効率による損失のない効率的
な電力回生が実現できるという効果も得られる。
さらに本発明によれば、その回生能力のためゼロクロス
ターンオンを実現しており、ターンオフ損失や高周波ノ
イズ低減のスナバ用コンデンサを付加してもその蓄積電
荷を入力電源へ回生するのでターンオン損失とならない
だけでなく、前記の通りリンギングも抑制される。特に
、トランスの2次側にスナバ用・コンデンサを付加すれ
ば、整流素子の耐圧保護となるのみならず、オフ期間中
の1次巻線電流すなわち1次側の直流電圧の平滑コンデ
ンサの充放電電流のピーク値が下がり、効率及び信頼性
の向上にもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるスイッチング電
源装置を示す回路構戊図、第2図は本発明の第1図の回
路構成図の動作波形を示す説明図、第3図は本発明の第
2の実施例におけるスイッチング電源装置を示す回路構
成図、第4図は従来のスイッチング電源装置の回路構戊
図、第5図 第6図は従来の第4図の回路構成図の動作
波1 形を示す説明図である。 1・・・・・・入力直流電源、2−2゜・・・・・・入
力端子、3・・・・・・トランス、4・・・・・・スイ
ッチング素子、5・・・・・・ダイオード、6・・・・
・・同期発振回路、7・・・・・・整流ダイオード、8
・・・・・・平滑コンデンサ、9・・・・・・制m回路
、10−10゜・・・・・・出力端子、11・・・・・
・スイッチング素子、12・・・・・・整流ダイオード
、13・・・・・・平滑コンデンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オン・オフを繰り返す第1のスイッチ手段と、少
    なくとも1次巻線と1つ以上の2次巻線を有するトラン
    スと、前記第1のスイッチ手段がオンのとき入力電圧を
    前記トランスの1次巻線に印加して前記トランスにエネ
    ルギーを貯え、前記第1のスイッチ手段がオフのとき前
    記トランスの2次巻線から放出されるエネルギーより出
    力を得る第1の整流平滑手段と、前記第1のスイッチ手
    段がオフのとき前記トランスの1次巻線から放出される
    エネルギーより直流電圧を得る第2の整流平滑手段と、
    前記第1のスイッチ手段と交互にオン・オフを繰り返す
    第2のスイッチ手段を介して前記直流電圧が前記トラン
    スの1次巻線に印加され前記トランスにエネルギーを貯
    え、前記第2のスイッチ手段がオフのとき前記トランス
    に貯えられたエネルギーを前記トランスの1次巻線より
    前記入力電圧へ回生し、前記出力の電圧制御を前記第2
    のスイッチ手段のオン期間を変化させることで行うよう
    に構成したスイッチング電源装置。
  2. (2)第1のスイッチ手段の両端または第2のスイッチ
    手段の両端またはトランスの1次巻線の両端または2次
    巻線の両端にコンデンサを接続した請求項1記載のスイ
    ッチング電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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