JPH0327646Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327646Y2
JPH0327646Y2 JP13920284U JP13920284U JPH0327646Y2 JP H0327646 Y2 JPH0327646 Y2 JP H0327646Y2 JP 13920284 U JP13920284 U JP 13920284U JP 13920284 U JP13920284 U JP 13920284U JP H0327646 Y2 JPH0327646 Y2 JP H0327646Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infusion
pump
pump mechanism
infusion pump
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13920284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6163490U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13920284U priority Critical patent/JPH0327646Y2/ja
Publication of JPS6163490U publication Critical patent/JPS6163490U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327646Y2 publication Critical patent/JPH0327646Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は薬液を投与する蠕動式輸液ポンプの改
良に関するものである。
(ロ) 従来の技術 薬液を投与するための輸液ポンプは、一般に輸
液チユーブを一方向にしごいてポンプ作用を生ぜ
しめ、チユーブ内の液体を輸送せしめるものであ
るが、従来のこの種の装置は該輸液チユーブをし
ごくためのポンプ機構部がポンプ装置本体と一体
的に成るものであつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 然るにこの種の輸液ポンプに於いては、その性
質上、上方の薬瓶よりあやまつて薬液等を漏洩さ
せたりすることに依り、ポンプ装置本体及び該装
置のポンプ機構部をこれらの薬液で浸透させるこ
とがあり、特にブドー糖を主剤とする薬液等は含
有水分の蒸散に依つて濃度が増し、粘度が上がる
とポンプ機構部の作動を妨げるようになり、円滑
なポンプ作用が行なわれなくなるばかりでなく、
ポンプの停止中に乾燥して機構部分を固着してし
まうことさえ生ずるものであつた。
このことは輸液ポンプの輸液の目的を達成しな
いばかりでなく、モーターの駆動力に依り、伝達
機構等を破損させる事故が発生する問題を有する
ものであつた。
また、漏洩液体の洗滌が容易に行なわれないた
め、衛生上の管理も困難であつた。
更にこの種の輸液ポンプでは経年の使用に際し
てポンプ機構部が摩耗し、その機能を維持するこ
とができなくなると装置全体を交換するか又はポ
ンプ機構部を分解交換しなくてはならない為、修
理等の維持管理に要する期間を補足する為には保
有台数の増大をきたすものであり、経済性に乏し
いものであつた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、輸
液の浸透に伴なうポンプ機構部の作動阻害及び固
着等の事故を解消し、且つポンプ機構部を常時衛
生的に保持できるように成ると共に、維持管理に
おいて経済的な輸液ポンプを提供せんとするもの
である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の輸液ポンプは特に輸液チユーブ内の薬
液を蠕動しごき作用に依つて移送する蠕動式輸液
ポンプに於いて、その装置のポンプ機構部を本体
から容易に取外すことができるようにしたもの
で、輸液ポンプ筐体の一部に構成したポンプ機構
収容部に対して脱着自在に嵌合定置し、且つ該筐
体内に構成した駆動部と適宜駆動伝達機構を介し
て連動するように成る蠕動式ポンプ機構部を構成
し、該ポンプ機構収容部によりポンプ機構部を筐
体内部と隔絶分離したものである。
(ホ) 作用 本考案は上記ポンプ機構部の脱着構造に依り、
該ポンプ機構部の水洗及び消毒が極めて容易に行
なわれるため、薬液等の浸漬に際しても機構部の
作動阻害及び固着等の不具合を解消することがで
き、且つ衛生的に管理することが可能となるもの
である。
又、本考案はポンプ機構部が経年の使用に依つ
て摩耗又は破損した場合でも、該ポンプ機構部の
みを交換する丈で補修修整備を行なうことができ
る為、その維持管理が極めて容易に成るものであ
る。
(ヘ) 実施例 以下、本考案輸液ポンプの一実施例を図面に従
つて説明するに、第1図は輸液ポンプの要部縦断
面図、第2図は同要部横断面図である。
符号1は輸液ポンプの矩形筐体であり、該筐体
1内には側壁2aと上下壁2b,2c及び内壁2
dに依り、輸液ポンプ本体内部3と区画されたポ
ンプ機構収容凹部2を構成して成るもので、上記
下壁2cは前端部が下降した水垂れ勾配θを有す
る。
4は上記ポンプ機構収容凹部2に対して着脱自
在に嵌合して成る蠕動式ポンプ機構部であり、該
ポンプ機構部4の枠体5は前鍔6に形成した段部
6aを前記ポンプ機構収容部2の前縁に嵌合し、
且つ両側板5aを側壁2aに膨設したガイド突起
7に外接してポンプ機構収容部2の定位置に嵌合
すると共に、一部側板5aの前端に切欠形成した
係止突起8の係止溝8aを側壁2aの前端内部に
突設した係止突8bと、枠体5を構成する部材
(合成樹脂等)の弾性に依つて係合し、係止突起
8の押圧(矢印)に依り離脱するように成る。
また上記枠体5の上下板5b,5b間に回動自
在に軸架設したカム軸9の上端に固着した従動ギ
ヤー10は枠体5をポンプ機構収容凹部2に嵌合
したとき、内壁2dの上部に液返し用突縁を設け
て開設した透窓2eにおいて筐体1の内壁2dの
外側部に固設した駆動モータ11と適宜駆動伝達
機構12を介して連動するように軸設した駆動ギ
ヤー13と噛合連結するように成るもので、両側
板5a,5a間には上下方向に輸液チユーブ20
の自由な変形又は膨脹を抑制できる間隔に多数の
押板14を並設し、側板5aに形成した摺動溝1
5に沿つて前後方向に各摺動自在に担持すると共
に、各押板14の後端はそれぞれ上記カム軸9に
軸着した円形偏芯カム16のカム面と当接して成
るもので、該各円形偏芯カム16は順次一定角度
変芯位置を遅らせて固設し、押板14が蠕動状進
退運動をするように成るもので、少なくとも常時
1個の最突出位置に有る押板14が確保される押
板14数を設けて成る。前記ポンプ機構収容凹部
2の前面にはポンプ機構部4を嵌合した状態で閉
蓋可能に成る蓋板17がヒンジ機構18を介して
開閉自在且つ螺子又は係止構造等の閉止ロツク機
構19を設けて枢着せしめられるもので、該蓋板
17の内面に形成した受圧面17aと前記各押板
14間に、該押板14の円形偏芯カム16に依る
最大突出位置に於いて輸液チユーブ20が圧迫閉
塞が生ずるような間隙を構成して成る。
上記構成に成る輸液ポンプは第4図に示す如
く、例えば薬瓶架21の支柱部に筐体1を固設
し、薬瓶22から導出した輸液チユーブ20をポ
ンプ機構部4の押板14と蓋板17の受圧面17
a間に貫通せしめて使用するもので、駆動モータ
11に依り、駆動伝達機構12、駆動ギヤー13
及び従動ギヤー10を介して各円形偏芯カム16
が回転駆動され、輸液チユーブ20方向に縦列し
た押板14の蠕動押圧に依り、該輸液チユーブ2
0を輸液の入口側から出口側に向つて波状に圧
迫.作動し、輸液を行なうものである。
尚、前述したように輸液ポンプは蠕動式ポンプ
機構部と受圧面間に輸液チユーブを挿通して使用
するものである為、該ポンプ機構も本実施例の如
く輸液チユーブを縦方向又は横方向に用いる場合
が有るが何れの方向に於いてもポンプ機構部を着
脱嵌合構造にすることができることはいうまでも
ない。
また、該ポンプ機構部は本実施例の如く前方か
ら脱着するのみでなく、下方へスライド式に挿抜
する構造にすることもでき、本考案の用法及び目
的を変えることなく種々の変形及び変様が可能で
ある。
(ト) 考案の効果 本考案の輸液ポンプは筐体の一部に設けた筐体
内部と隔壁で仕切られたポンプ機構収容部を形成
し、該収容部に蠕動式ポンプ機構部を着脱式に収
容したものである為、該ポンプ機構部のみを簡単
に取り外して洗浄及び消毒を行なうことができる
特徴を有し、使用時の輸液の漏洩等に伴なう円滑
なポンプ作用の阻害及び駆動部の固着等の事故が
解消される。
さらに、本考案によれば、蓋板の閉塞により、
該蓋板がポンプ機構部の押板の最大突出位置で輸
液チユーブの押え板として機能するから、蓋板を
開き、輸液ポンプをポンプ機構部の押板端部に添
えて蓋体を閉じるだけで輸液ポンプのセツトを完
了することができ、ポンプ機構部交換時の輸液ポ
ンプのセツトも極めて容易に行うことができる。
また本考案に依れば、ポンプ機構部とポンプ機
構収容部に段部と前縁の嵌合及び側壁とガイド突
起等の定置機構を設けており、嵌合する丈で、ポ
ンプ機構部を正位置に定着し、且つ本体側の駆動
部と駆動連結することができると共に、該駆動連
結部に形成した液返し用突縁及び水垂れ勾配に依
り、ポンプ機構収容凹部に侵入した液体が本体内
に侵入すことなく容易に排出される構造に成る。
加えて本考案の輸液ポンプは経年使用に依り摩
耗の大きいポンプ機構部が破損した場合は、該ポ
ンプ機構部のみを交換することにより即時に修復
することができる為、維持管理に際して本体の保
有台数を最小にすることができ経済的にも優れて
おり、本考案実施後の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案輸液ポンプの一実施例を示すもの
で、第1図は輸液ポンプの要部縦断面図、第2図
及び第3図はそれぞれ第1図におけるA−A線断
面図及びB−B線断面図、第4図は使用状態を示
す正面図である。 1……筐体、2……ポンプ機構収容凹部、4…
…ポンプ機構部、5……枠体、7……ガイド突
起、8……係止突起、9……カム軸、10……従
動ギヤー、11……駆動モータ、13……駆動ギ
ヤー、14……押板、16……円形偏芯カム、1
7……蓋板、18……ヒンジ機構、19……閉止
ロツク機構、20……輸液チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 輸液チユーブの挿通部に向かつて複数の押板を
    波動状に進退せしめて該輸液チユーブにポンプ作
    用を生じさせる蠕動式輸液ポンプにおいて、内方
    に向けて凹部が設けられた輸液ポンプ筐体と、前
    記凹部内に該凹部内腔と区画されて着脱自在に定
    置せしめられたポンプ機構部と、前記凹部を前記
    輸液ポンプ筐体の外方から開閉する蓋板とを有
    し、前記ポンプ機構部内には前記複数の押板とこ
    れら押板を連動せしめる円形偏芯カムを収容し、
    前記蓋板を開放して前記ポンプ機構部を前記凹部
    内に収容した際には前記ポンプ機構部内の前記円
    形偏芯カムが駆動伝達機構を介して前記輸液ポン
    プ筐体外側部に設けられた駆動源と連結され、前
    記蓋板の閉塞時には前記押板の最大突出位置にて
    前記輸液チユーブが前記蓋板により圧迫閉塞され
    ることを特徴とする輸液ポンプ。
JP13920284U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH0327646Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13920284U JPH0327646Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13920284U JPH0327646Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163490U JPS6163490U (ja) 1986-04-30
JPH0327646Y2 true JPH0327646Y2 (ja) 1991-06-14

Family

ID=30697582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13920284U Expired JPH0327646Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0327646Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022088523A (ja) * 2015-06-26 2022-06-14 株式会社菊池製作所 投薬機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022088523A (ja) * 2015-06-26 2022-06-14 株式会社菊池製作所 投薬機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6163490U (ja) 1986-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4653987A (en) Finger peristaltic infusion pump
JP5001268B2 (ja) パーソナルケア用の装置に対するカートリッジ、及びかかるカートリッジを有する装置
KR0141098B1 (ko) 외과용 비누 분배기
FI102693B (fi) Peristalttinen pumppu
KR102448511B1 (ko) 세탁기
US5462256A (en) Push button flow stop useable with a disposable infusion pumping chamber cassette
US20220273405A1 (en) Dual-water-tank water flosser
JPH11511665A (ja) 一体型電源と変動式流量コントロールとを有するパルス式潅流ポンプ
BRPI1000540A2 (pt) dispensador, e, alojamento de dispensador
US5975372A (en) Metering dispenser for liquids
CA2702708A1 (en) Household liquid dispenser with keyed spout fitment and refill
CA2463081A1 (en) Touch free dispenser
CA2123161A1 (en) Double-piston pump for administering medication
JPH0327646Y2 (ja)
JPH11508795A (ja) 点滴用医療液体のためのポンプ
US20210187192A1 (en) Infusion system having an infusion pump and having a pump module that can be coupled thereto
EP4081679A1 (en) Chemistry dispensing system for a laundry appliance having removable chemistry cartridges
PT88786B (pt) Aparelho distribuidor de liquido de cartucho duplo
KR200273886Y1 (ko) 치약 가압장치
CN211985733U (zh) 一种中医外治临床用辅助器械
KR100982704B1 (ko) 칫솔 비접촉식 치약 디스펜서
CN213248601U (zh) 一种保温盖
CN216864592U (zh) 一种衣物处理设备及分液器
KR100348433B1 (ko) 손 소독기
CN110461384A (zh) 具有可耦联的蠕动泵单元的设备