JPH03276111A - カメラのゴースト防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラのゴースト防止装置に関する。

〔従来の技術〕

カメラの撮影レンズではレンズに部分的に強い直射光線
が入射するとレンズ表面で反射してゴーストを生ずる場
合がある。特に、撮影レンズ鏡胴内で凸レンズと凹レン
ズが所定の間隔で配置されている場合、凸レンズを通過
した入射光が凹レンズの表面で反射し、この反射光が再
び凸レンズの裏面で反射し、これによりゴーストを生じ
る場合がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来は、このようなゴーストはレンズ表面にコーティン
グを施すことによりゴースト防止を図っているが、充分
に効果を上げることができなし）。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ゴー
ストを生じさせる有害光を効果的にカントするカメラの
ゴースト防止装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

本発明は、前記目的を達成する為に、撮影レンズを構成
する凸レンズと凹レンズとが所定の隙間を保って配置さ
れ、凸レンズを通過した入射光が凹レンズの前面で反射
し、その反射光が凸レンズの後面で再び反射することに
よって生ずるゴーストを防止するカメラのゴースト防止
装置に於いて、凸レンズと凹レンズとの間にフィルムの
撮影コマに対応する略矩形状のマスクを配置したことを
特徴とする。

〔作用〕

本発明では、凸レンズと凹レンズとの間に略矩形状のマ
スクが配置されているので、凸レンズを通過した有害光
はカットされ、また凹レンズで反射した有害な反射光も
カットされる。

〔実施例〕

以下、添付図面に従って本発明に係るカメラのゴースト
防止装置の好ましい実施例を詳説する。

第１図では本発明に係るカメラの撮影レンズ鏡胴２０の
断面図が示され、固定筒２ＯＡ内には移動筒２０Ｂが軸
方向摺動自在に収納され、更に固定筒２ＯＡの外周には
カム筒２ＤＣが回動自在に支持されている。固定筒２Ｏ
Ａの第１図上で右端部ではフランジが形成され、固定筒
はこのフランジを介してカメラ本体の前部に固定される
ようになっている。

移動筒２ＯＢの前部には第ルンズ群２００がレンズ支持
枠２０２を介して固着されている。また移動筒２０Ｂ内
にはガイドバー２０４が軸方向に設けられる。第２レン
ズ群２０６のレンズ支持枠２０８は移動枠２１０に取付
けられ、この移動枠２１０はガイドバー２０４により軸
方向移動自在に支持されている。また移動筒２０Ｂ内に
はガイドバー２１２が軸方向に設けられこのガイドバー
２１２は移動枠２１０の溝２１４内に位置して移動枠２
１０の振れ止めをなす。更に、移動筒２０Ｂに於いては
第３レンズ群２１６がそのレンズ支持枠２１８を介して
ガイドバー２０４に軸方向移動自在に支持され、ガイド
バー２１２により振れ止めがなされている。

移動筒２ＯＢの後端には、第４レンズ群２２０がレンズ
支持枠２２２を介して固着される。

カム筒２０Ｃには３本の第１カム溝２２４（１本のみ図
示）、２２４．２２４．１本の第２カム溝２２５．１本
の第３カム溝２２９が形成されている。第１図に示すよ
うに、移動筒２０Ｂの外周に植立されたガイドビン２２
６は固定筒２０Δのストレート溝２２７内を貫通し、更
に第１カム溝２２４に位置している。従ってこの状態で
カム筒２０Ｃが回動すると移動筒２０Ｂは固定筒２ＯＡ
のストレート溝２２７と第１カム溝２２４とにより規制
されて軸方向に前後移動することになる。

これにより、第ルンズ群２００、第４レンズ群２２０は
移動筒２０Ｂと共に移動する。

同様に第２レンズ群２０６の移動枠２１０に突設された
ガイドビン２３１は固定筒２０Ａのストレート溝に嵌入
すると共にカム筒２０Ｃの第２カム溝２２５に嵌入し、
従ってカム筒２０Ｃが回動することによって前後移動す
ることになる。また、第３レンズ群２１６のレンズ支持
枠２１８にはガイドビン２３３が突設され、このガイド
ビン２３３は同様に固定筒２ＯＡのストレート溝内に位
置すると共にカム筒２０Ｃの第３カム溝２２９内に位置
している。従ってカム筒２０Ｃが回動することにより第
３レンズ群２１６も前後移動することになる。

二のように、撮影レンズは、レンズ群２００．２０６．
２１６．２２０の４群で構成され、レンズはＧ１−Ｇ１
３の１３枚で構成される。第４レンズ群３０のレンズＧ
１２〜Ｇ１３の間にはマスク４０が配置される。

マスク４０はレンズ支持枠２２２と一体に形成され、レ
ンズＧ１２の後面に沿うように第２図に示すように湾曲
面４０Ａに形成され、その開口部４０Ｂはフィルムの撮
影コマに対応して略矩形状に形成される。また、その隅
部は円弧状に形成される。

カム筒２０Ｃの外側には駆動リング２０Ｄが固着され、
この駆動リング２０Ｄにはギア部２０ＥＡが形成され、
図示しない駆動モータからの回転力が伝達されるように
なっている。

前記の如く構成された本発明のカメラのゴースト防止装
置によれば、レンズＧ１２を通過した有害光はマスク４
０でカットされ、また、レンズ６１３の前面で反射した
有害光は７スク４ｏでカットされる。従って、ゴースト
の原因となる有害光はマスク４０で確実にカットされる
。

前記実施例ではＧ１２と０１３との間にマスク４０を形
成することについて説明したが、これに限定されるもの
ではなく、他のレンズの間に本発明のマスクを適用でき
る。

また、マスク４０はレンズ支持枠２２２とは別体に形成
し、取付けるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、以上説明したように本発明に係る
カメラのゴースト防止装置よれば、凸レンズと凹レンズ
との間に略矩形状のマスクが配置されているので、凸レ
ンズを通過した有害光はカットされ、また凹レンズで反
射した有害な反射光もカットされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されるズームレンズ鏡胴の構造を
示す断面図、第２図は本発明のマスクを示す斜視図であ
る。 ２ＯＡ・・・固定筒、　　２０Ｂ・・・移動筒、２０Ｃ
・・・カム５ｌｌｉ、２００・・・第ルンズ群、２０６
・・・第２レンズ群、２０４・・・ガイ２１６・・・第
３レンズ群、２２０・・・第４４０・・・マスク、　Ｇ
１２・・・凸レンズ、凹レンズ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 撮影レンズを構成する凸レンズと凹レンズとが所定の隙
   間を保って配置され、凸レンズを通過した入射光が凹レ
   ンズの前面で反射し、その反射光が凸レンズの後面で再
   び反射することによって生ずるゴーストを防止するカメ
   ラのゴースト防止装置に於いて、 凸レンズと凹レンズとの間にフィルムの撮影コマに対応
   する略矩形状のマスクを配置したことを特徴とするカメ
   ラのゴースト防止装置。