JPH0327576B2 - - Google Patents

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JPH0327576B2
JPH0327576B2 JP57053970A JP5397082A JPH0327576B2 JP H0327576 B2 JPH0327576 B2 JP H0327576B2 JP 57053970 A JP57053970 A JP 57053970A JP 5397082 A JP5397082 A JP 5397082A JP H0327576 B2 JPH0327576 B2 JP H0327576B2
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Japan
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JP57053970A
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Uiitsueru Harutomuuto
Pufuareru Geruharuto
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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Publication of JPH0327576B2 publication Critical patent/JPH0327576B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/0622Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C08G73/0627Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms with only one nitrogen atom in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/0622Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C08G73/0638Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms with at least three nitrogen atoms in the ring
    • C08G73/0644Poly(1,3,5)triazines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34926Triazines also containing heterocyclic groups other than triazine groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明の対象は、新規のポリ−ビス−トリアジ
ニルイミド、その製造方法および合成重合体用安
定剤としてのその用途に関する。 新規のポリ−ビス−トリアジニルイミドは、 式() [式中、nは2〜10の整数であり、 X1およびX2は互いに同じでもまたは異なつて
いてもよく、Cl、フエニル基、−OH、−ONaまた
は下記式()、()、()または()の基、
殊に()、()または()、特に()また
は()の基
【式】
【式】
を意味する。] に相当する。 上記式()中、R5は水素原子またはC1〜C18
−アルキル基または、C1〜C4−アルキル基で置
換されていてもよいC5〜C12−シクロアルキル基、
またはC3−C12−アルケニル基または、1個また
は2個のClによつてまたは1個または2個のC1
〜C4−アルキル基によつてまたはC1〜C4−アル
コキシ基によつてまたはC1〜C2−カルボアルコ
キシ基によつて置換されていてもよいフエニル基
またはC7〜C14−フエニルアルキル基または 式() (式中、R11は水素原子またはメチル基であり
そしてR12は水素原子、1個または2個のOH−
基によつて置換されていてもよいC1〜C4−アル
キル基、2,3−エポキシプロピル基、アリル基
またはベンジル基、殊に水素原子を意味する。) で表される基を意味し、 R6はR5の所で記した意味並びに追加的に、C1
〜C18−、殊にC1〜C4−ヒドロキシアルキル基、
C3〜C21−アルコキシアルキル基、殊にC1〜C18
−、特にC1〜C3−アルコキシプロピル基または
ジメチルアミノC2〜C5−アルキル基の意味を有
し、R5と同じでも異なつていてもよく、または R5およびR6はこれらが結合しているN−原子と
一緒に成つてピロリジン環、無置換のまたは2個
までのC1〜C4−アルキル基、殊にメチル基で置
換されたピペリジン環、モルホリン環またはヘキ
サメチレンイミン環である。 式()中、R7はR6の所に記した意味を有し
そして Tは式() [式中、X4およびX5は互いに同じでも異なつ
ていてもよく、式()、()または()の基
である、殊に()または()の基である。] で表される基である。 式()中、指数r、sおよびtは互いに同じ
でも異なつていてもよい2〜6、殊に2または3
を意味し、vは0〜3の整数、殊に0または1、
特に0でありそしてR8およびR9はR5の所の意味、
殊に水素原子または式()の基、特に水素原子
であり、互いに同じでも異なつていてもよく、そ
してTは前述の意味を有する。 式()中、R10も同様に、R5の所に記した基
である。 式()中、R1はR6またはTと同じ意味であ
る。X3は、−NR13−なる基――但し、R13はR5
所で記した基の1つである――を意味し、Yは−
NR14−なる基――但しR14は互いに同じかまたは
異なるR5なる基である――である。 R3はC2〜C18−、殊にC2〜C12−、特にC2〜C6
−アルキレン基、C2〜C12−ビス−(プロポキシ)
−アルキレン基、無置換のまたは、4個までのメ
チル基で置換されたモノ−、ジ−またはトリシク
ロアルキレン基――但し、モノシクロアルキレン
基の場合には、2つのC−原子がプロピレン基に
よつて置換されていてもよいN−原子に替えられ
ていてもよい――、またはC6〜C18−アリーレン
基またはC7〜C18−アルアルキレン基または、ピ
ペラジニレン基または炭素原子数5〜12の二環式
基――このものは環中に一つのN原子を持ちそし
てアミノ基および/またはアミノメチレン基によ
つて置換されている――が基−X3−R3−Y−基
の代わりに存在してもよい。 そして式()中、X1、X2、X3、YまたはR1
基の少なくとも1個が式()の基を含有してい
なければならない。 式()の化合物は、X3とYとが同じ場合に
はアイソタクチツク構造でありそしてX3とYと
が異なる場合にはアタクチツク構造である。 ポリ−ビス−トリアジニルイミドは次の様にし
て得られる: 最初に、原料として好ましくいビス−トリアジ
ニルイミドを、式(1)の置換トリアジニルアミン [式中、R1は上述の意味を有する。] とNH−アミド基に対して等モル量のシアヌルク
ロライドとを−5〜+10℃、殊に0〜5℃のもと
で反応させることによつて合成する。 式(A) [式中、R1は上述の意味を有する。] で表される、塩素原子で置換されているビス−ト
リアジニルイミドを、存在する各々のジクロルト
リアジニル環中に含まれる塩素原子の1つを置換
する為に、方法段階Aに於いて遊離原子価がHで
飽和されている0.95〜1.05倍、殊に当量の原子価
量の式()、()または()の化合物または
これらの化合物の混合物と10〜70℃、殊に40〜70
℃、特に50〜70℃のもとで反応させる。 次で方法段階Bに於いて、方法段階Aに従つて
得られたビス−トリアジニルイミド [式中、R1、X1およびX2は上述の意味を有す
るが、X1およびX2は塩素原子であつてはならな
い。] を使用しそして式(C) H−X3−R3−Y−H (C) [式中、R3、X3およびYは上述の意味を有す
る。] で表されるジアミンと反応させて、重合体ビス−
トリアジニルイミドを得る。(B)段階の反応は、
0.8〜1.2倍、殊に0.95〜1.05倍、特に等モル量の
ジアミンを使用しそして50〜200℃、殊に100〜
180℃、特に130〜180℃のもとで実施する。 個々の方法段階で生ずる生成物は一般にそれぞ
れ単離するが、相次ぐ反応段階を中間生成物の単
離処理なしに実施することも可能であり、これに
よつて方法は特に簡単に成る。 本発明の生成物は、尖鋭な融点を勿論有してい
ない無色〜淡黄色の樹脂である。 全ての反応は不活性有機溶剤、例えば石油エー
テル、ベンジン、アセトン、エーテル、ジオキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン
またはこれらの混合物中で行なう。更にハロゲン
化水素受容体として無機塩基を当量添加する。例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウムおよび炭酸カリウムの固体の状態のもの
または水溶液のものが適する。 原料の(A)のビス−(2,4−ジクロル−1,3,
5−トリアジン−6−イル)−イミドの例を以下
に示す: 1 メチル−ビス−(2,4−ジクロル−1,3,
5−トリアジン−6−イル)−イミド 2 エチル−ビス−(2,4−ジクロル−1,3,
5−トリアジン−6−イル)−イミド 3 ブチル−ビス−(2,4−ジクロル−1,3,
5−トリアジン−6−イル)−イミド 4 2−エチル−ヘキシル−ビス−(2,4−ジ
クロル−1,3,5−トリアジン−6−イル)
−イミド 5 ヘキシル−ビス−(2,4−ジクロル−1,
3,5−トリアジン−6−イル)−イミド 6 ドデシル−ビス−(2,4−ジクロル−1,
3,5−トリアジン−6−イル)−イミド 7 オクタデシル−ビス−(2,4−ジクロル−
1,3,5−トリアジン−6−イル−イミド 8 シクロヘキシル−ビス−(2,4−ジクロル
−1,3,5−トリアジン−6−イル)−イミ
ド 9 ベンジル−ビス−(2,4−ジクロル−1,
3,5−トリアジン−6−イル)−イミド 10 2,4−ジクロルフエニル−ビス−(2,4
−ジクロル−1,3,5−トリアジン−6−イ
ル)−イミド 11 3−メトキシプロピル−ビス−(2,4−ジ
クロル−1,3,5−トリアジン−6−イル)
−イミド 12 2,4,6−トリス−〔ドデシル−(2,4−
ジクロル−1,3,5−トリアジン−6−イ
ル)−イミド〕−1,3,5−トリアジン シアヌルクロライドとの反応によつて本発明の
化合物をもたらす式(1)のトリアジン化合物の例に
は以下のものがある: 13 2,4−ビス−〔N−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)−3−メトキシプ
ロピル−アミノ〕−6−(3−メトキシ)−プロ
ピルアミノ−1,3,5−トリアジン 14 2−〔N−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)−3−メトキシプロピル−ア
ミノ〕−4−シクロヘキシルアミノ−6−クロ
ル−1,3,5−トリアジン 15 N,N′−ビス−〔2,4−ビス−<N−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
−3−メトキシプロピルアミノ>−1,3,5
−トリアジン−6−イル〕−1,6−ジアミノ
ヘキサン 式()および()から誘導される単官能の
アミノ化合物の例には以下のものがある: 16 2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノ
−ピペリジン 17 2,2,6,6−テトラメチル−4−ブチル
アミノ−ピペリジン 18 2,2,6,6−テトラメチル−4−オクタ
デシルアミノ−ピペリジン 19 2,2,6,6−テトラメチル−4−(3−
メトキシ)−プロピルアミノピペリジン 20 2,2,6,6−テトラメチル−4−(3−
ジメチルアミ)−プロピルアミノ−ピペリジン 21 アンモニア 22 メチルアミン 23 ブチルアミン 24 ヘキシルアミン 25 ドデシルアミン 26 2−エチル−ヘキシルアミン 27 オクタデシルアミン 28 シクロヘキシルアミン 29 ベンジルアミン 30 3−メトキシプロピルアミン 31 3−オクタデシルオキシプロピルアミン 32 3−ジメチルアミノプロピルアミン 33 ジエチルアミン 34 ジブチルアミン 35 ジシクロヘキシルアミン 36 ジオクタデシルアミン 37 1,9−ビス−〔2,4−ビス−<N−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
−3−メトキシプロピルアミノ>−1,3,5
−トリアジン−6−イル〕−トリアザノナン−
1,5,9 38 1,7−ビス−〔2,4−ビス−<N−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
−3−メトキシプロピルアミノ>−1,3,5
−トリアジン−6−イル〕−1,4,7−トリ
アザヘプタン 39 1,5,12−トリス−〔2,4−ビス−<N
−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)−3−メトキシプロピルアミノ>−1,
3,5−トリアジン−6−イル〕−1,5,8,
12−テトラ−アザドデカン 40 2−アミノプロパノール 41 2,2,6,6−テトラメチル−4−(3−
エトキシ)−プロピルアミノ−ピペリジン 式(C)の二官能アミノ化合物の例には以下のもの
がある: 42 1,2−ジアミノエタン 43 1,3−ジアミノプロパン 44 1,6−ジアミノヘキサン 45 3−メチルアミノプロピルアミン 46 3−シクロヘキシルアミノプロピルアミン 47 4,7−ジオキサデカン−1,10−ジアミン 48 4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミ
ン 49 N,N′−ビス−シクロドデシル−1,6−
ジアミノヘキサン 50 1,3−ビス−(アミノメチル)−シクロヘキ
サン 51 ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン 52 N,N′−ビス−(3−アミノプロピル)−ピ
ペラジン 53 ピペラジン 54 2(3),5(6)−ビス−(アミノメチル)−ノルボ
ルナン(異性体混合物)55 3(4),8(9)−ビス
−(アミノメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.026
−デカン(異性体混合物) 56 1−アミノ−2−(アミノメチル)−3,3,
5−トリメチル−シクロペンタン 57 1−アミノ−3−アザ−5,7,7−トリメ
チル−ビシクロ−〔3.3.1〕−ノナン 58 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−1,2−ジアミノエ
タン 59 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−1,6−ジアミノヘ
キサン 60 N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,6−ジアミノヘキサン 61 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−1,3−ビス−(アミ
ノ−メチル)−シクロヘキサン 62 N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,3−ビス−(アミノメチル)
−シクロヘキサン 63 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−4,7−ジオキサデ
カン−1,10−ジアミン 64 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−(3),5(6)−ビス−(ア
ミノメチル)−ノルボルナン(異性体混合物) 65 N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−2(3),5(6)−ビス−(アミノメチ
ル)−ノルボルナン(異性体混合物) 66 N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−3(4),8(9)−ビス−
(アミノメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.026〕−
デカン(異性体混合物) 67 N,(N′)−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)−3(4),8(9)−ビス−(アミ
ノメチル)−トリシクロ−〔5.2.1.026〕−デカ
ン(異性体混合物) 多くの刊行物から多数のポリアルキルピペリジ
ル基含有トリアジン安定剤が公知である(ドイツ
特許第2636130号、同第2636144号、ドイツ特許出
願公開第2752740号、同第2933078号、同第
2944729号、同第3022896号、同第3027223号、同
第3045839号、ヨーロツパ特許出願第2754号、同
第3542号、同第13665号および同第14683号明細
書)。それらのうちドイツ特許出願公開第3045839
号明細書に記載の、ジアミノ化合物によつて連結
された2つのトリアジン環が繰り返えし構造単位
を形成しているポリ−ビス−トリアジニルアミン
が本発明のポリ−ビス−トリアジニルイミドに構
造上、確に最も近似している。 ポリイミド類が安定化の目的に適し得ること
は、ドイツ特許出願公開第2719131号明細書、第
35頁、最後の段落で確に明らかにされているが、
かゝるイミド類がいかなる限定的構造を有するべ
きかとかまた個々にいかなる性質を有しているか
という記載が全くない。このことは、このものが
この刊行物に記載されそして特に有利であると表
記されたポリエステル、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリ尿素およびポリシリルエステルに匹敵し
ていないらしいと結論付けさせている――これら
の物質の種類の代表例が例示されていないだけ
に、なおいつそうである――。 驚ろくべきことに、本発明の新規のポリ−ビス
−トリアジニルイミドは、ドイツ特許出願公開第
2719131号明細書に非常に有用であると示した上
記化合物に同等であるだけでなく、むしろ明らか
により卓越しており、その卓越が揮発性、洗浄安
定性、相溶性および効力、要するに用途工業上に
重要なあらゆる判断規準に関している。この卓越
は反応性の不安定なイミド基の存在にもかゝわら
ず記することができることは、予期できなかつた
しまた全く驚ろくべきことである。 更に、本発明のイミドがドイツ特許出願公開第
3045839号のトリアジニルアミドに比較してその
構造上の懸念にもかゝわらず少なくとも同等であ
ることが判つたことも予期できなかつたことであ
る。 新規のポリ−ビス−トリアジニルイミドは安定
化すべき重合体中に問題なしに混入できそして光
に帰因する酸化分解に対して重合体を安定化する
のに卓越的に適している。新規の安定剤は優れた
安定化作用の他に、安定化すべき重合体との相溶
性、水性媒体での洗浄に対する移行安定性――こ
れは屋外に暴露する場合に重要である――、高い
加工温度でも安定な熱安定性および低い揮発性
も、特にドイツ特許出願公開第2719131号明細書
の実施例1に比較して優れている。 新規の化合物は――既に記した様に――合成樹
脂用安定剤として用いられそして酸素、熱および
光の作用による害を阻止する。かゝる合成樹脂の
例には以下のものがある: 一つまたは二つの不飽和結合を有する炭化水素
から誘導される重合体、例えばポリオレフイン、
例えば場合によつては架橋し得るポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリイソブテ
ン、ポリメチルブテン−1、ポリメチルペンテン
−1、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリス
チレン、上記単一重合体の基礎と成る単量体の共
重合体、例えばエチレン/プロピレン共重合体、
プロピレン/ブテン−1−共重合体、プロピレ
ン/イソブテン−共重合体、スチレン/ブタジエ
ン−共重合体並びにエチレン/プロピレン/ジエ
ン(例えば、ヘキサジエン、ジシクロペンタジエ
ンまたはエチリデンノルボルネン)−三元共重合
体、上記単一重合体の混合物、例えばポリプロピ
レン/ポリエチレン−混合物、ポリプロピレン/
ポリブテン−1−混合物、ポリプロピレン/ポリ
イソブチレン−混合物またはブタジエン−アクリ
ルニトリル共重合体/スチレン−ブタジエン共重
合体−混合物; ハロゲン含有ビニル重合体、例えばポリビニル
クロライド、ポリビニリデンクロライド、ポリビ
ニルフルオライド、ポリクロロプレンおよび塩素
化ゴム並びにビニルクロライドおよびビニリデン
クロライド相互のまたはこれらと他のオレフイン
系不飽単量体との共重合体; α,β−不飽和酸およびその誘導体から誘導さ
れる重合体、例えばポリアクリレートおよびポリ
メタアクリレート、ポリアクリルアミドおよびポ
リアクリルニトリル並びにこれら相互の共重合体
およびこれらと他のビニル化合物との共重合体、
例えばアクリルニトリル/ブタジエン/スチレン
−共重合体、アクリルニトリル/スチレン−共重
合体およびアクリルニトリル/スチレン/アクリ
ルエステル−共重合体; 不飽和アルコールおよびアミンあるいはそのア
クリル誘導体またはアセタールから誘導される重
合体、例えばポリビニルアルコール、ポリビニル
アセテート、−ステアレート、−ベンゾエート、−
マレエート、ポリビニルブチラール、ポリビニル
アリルフタレート、ポリアリルメラミンおよびこ
れらと他のビニル化合物との共重合体、例えばエ
チレン/ビニルアセテート共重合体; エポキシドから誘発される単一−および共重合
体、例えばポリエチレンオキサイドまたは、ビス
グリシジルエーテルから誘発される重合体; ポリアセタール、例えばポリオキシメチレンお
よびポリオキシエチレン並びに、共重合性単量体
としてエチレンオキサイドを含有しているポリオ
キシエチレン; ポリウレタンおよびポリ尿素; ポリカーボネート; ジアミンとジカルボン酸とからおよび/または
アミノカルボン酸または相応するラクタムから誘
導されるポリアミドおよび共重合体アミド、例え
ばポリアミド6、ポリアミド6/6、ポリアミド
6/10、ポリアミド11、ポリアミド12; ジカルボン酸とジアルコールとからおよび/ま
たはヒドロキシカルボン酸または相応するラクト
ンから誘発されるポリエステル、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリ−1,4−ジメチロ−ルシクロヘキサン
テレフタレート; アルデヒド類を一方としそしてフエノール類、
尿素類およびメラミン類をもう一方として誘導さ
れる架橋重合体、例えばフエノール/ホルムアル
デヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂および
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂。 更に、新規の化合物は樹脂および塗料の分野で
の安定剤としても使用できる。例えば、自動塗装
に使用される熱可塑性−および熱硬化性アクリル
樹脂〔“エンサイクロペデア・オブ・ポリマー・
サイエンス・アンド・テクノロジー
(Encyclopedia of polymer Science and
Technology)”、インターサイエンス
(Interscience)出版社、ニユーヨーク、第1巻、
(1964)、第273〜276頁および第13巻(1970)、第
530〜532頁;W.R.フユラー(Fuller)の“アン
ダースタンデング・ペイント(Understanding
Paint)”、アメリカン・ペイント・ジヤーナル
(American Paint Journal)社、セント・ルイ
ス(1965)、第124〜135頁〕、通例の焼付け塗料で
あるアクリル樹脂塗料〔例えば、H.キツテル
(Kittel)の“塗料および被覆物の教科書
(Lehrbuch der Lacke und Beschichtungen)”
第1巻、第2部、第735頁および第742頁(ベルリ
ン、1972)およびH.ワグナー(Wagner)、H.F
ザルクス(Sarx)の“塗料用合成樹脂
(Lackkunstharze)”第229〜235頁〕並びに、熱
架橋性アクリル樹脂とスチレンとを基礎とする全
く特別な混合物並びにアクリル/メラミン−樹脂
およびアルキツド/アクリル/メラミン樹脂を基
礎とする塗料および被覆物がある。この種の塗料
は他の添加物として外の通例の光安定剤、フエノ
ール系酸化防止剤、顔料、染料、金属不活性剤等
を含有していてもよい。 ポリオレフイン類、スチレン重合体類、ポリア
ミド類、ポリ−(メタ)アクリレート類の安定化
およびポリウレタンの安定化が特に重要であり、
この目的の為に本発明の化合物は特に適してい
る。かゝる重合体の例には高密度および低密度の
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロ
ピレン−共重合体、ポリスチレン、スチレン/ブ
タジエン/アクリルニトリル−三元共重合体、ポ
リオレフイン類の混合物またはスチレン重合体の
混合物並びに、ポリエーテルまたはポリエステル
を基礎とするポリウレタン; 新規の安定剤は一般的な通例の方法で重合体組
成物中に導入する。この導入は、例えば新規化合
物および場合によつては他の添加物を溶融物中
に、技術的に通例である方法に従つて成形前また
は成形中に混入することによつてまたは溶解また
は分散させた化合物を重合体に塗布することによ
つて直接にまたは重合体の溶液、懸濁液または乳
化液中に混入しそして場合によつては溶剤を後で
蒸発させることによつて行なうことができる。使
用量は安定化すべき物質に対して0.01〜5、殊に
0.05〜2.5、特に0.1〜1.0重量%である。新規の化
合物は、該化合物を例えば1〜50、殊に2.5〜20
重量%の濃度で含有するマスター・バツチの状態
でも安定化すべき合成樹脂に添加できる。 本発明の化合物の添加によつて安定化された合
成樹脂は、場合によつては更に他の公知の通例の
添加物、例えばフエノール系のおよびスルフイド
系の酸化防止剤、金属不活性化剤および光安定
剤、ホスフイツト系安定剤、金属化合物、エポキ
シ系安定剤および多価アルコールをも含有してい
てもよい(ドイツ特許出願公開第2427853号明細
書、第18〜24頁参照)。 酸化防止剤の例には、立体障害フエノール類、
例えば2,6−ジ−第3−ブチル−4−メチルフ
エノール、4,4′−ブチリデン−ビス−(2,6
−ジ−第3−ブチルフエノール)、4,4′−チオ
−ビス−(2−第3−ブチル−5−メチルフエノ
ール)、2,5−ジ−第3−ブチル−4−ヒドロ
キシアニソール、2,2−ビス−(3,5−ジ−
第3−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)−マロ
ン酸ジオクタデシルエステル、1,3,5−トリ
ス−(3,5−ジ−第3−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2,4,6−トリ−メチルベンゼ
ン、2,4,6−トリ−(3,5−ジ−第3−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−フエノール、
フエノール系トリアジン化合物、例えば1,3,
5−トリス−(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−イソシアヌレート、β−
(3,5−ジ−第3−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)−プロピオン酸と例えばオクタデカノー
ル、ペンタエリスリツトおよびトリス−ヒドロキ
シエチル−イソシアヌレートとのエステル、3,
3−ビス−(3−第3−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)−ブタン酸と例えばエチレングリコー
ルとのエステル:脂肪アルコールとチオジプロピ
オン酸とのエステル、3,5−ジ−第3ブチル−
4−ヒドロキシベンジル−リン酸エチル−エステ
ルのCa−またはNi−塩、ジオクタデシル−スル
フイドおよび−ジスルフイドがある。 紫外線吸収剤および光安定剤には、2−(2′−
ヒドロキシフエニル)−ベンズトリアゾール類、
例えば5−クロル−3′,5′−ジ−第3−ブチル−
および5−クロル−3′,5′−ジ−第3アミル−誘
導体;2−ヒドロキシベンゾフエノン類、例えば
4−ヘプトキシ−または4−オクトキシ誘導体;
オクチルフエニル−サリチレートの如きサリチレ
ート;ニツケル錯塩、例えば2,2′−チオ−ビス
−〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
−フエノール〕とのニツケル錯塩およびブチルア
ミンまたはその他のアミン類、修酸ジアミドおよ
び立体障害アミン類が包含される。 ホスフイツト類としては脂肪族、芳香族または
脂肪芳香族のもの、例えばトリスノニルフエニル
−ホスフイツト、トリス−(2,4−ジ−第3−
ブチルフエニル)−ホスフイツト、トリス−(2−
第3−ブチル−フエニル)−ホスフイツトまたは
ペンタエリスリツトホスフイツトのエステルも挙
げられる。 安定剤として公知の金属化合物とはこの発明の
関係に於ては以下のものを意味する:約12〜32個
のC−原子を有する脂肪族カルボン酸またはオキ
シカルボン酸のカルシウム−、バリウム、ストロ
ンチウム−、亜鉛−、カドミウム−、マグネシウ
ム−、アルミニウム−および鉛セツケン、上記各
金属と芳香族カルボン酸との塩、例えばベンゾエ
ートまたはサリチレート並びに上記各金属の(ア
ルキル)−フエノレート、更には有機錫化合物、
例えばジアルキル錫チオグリコレートおよび−カ
ルボキシレート。 公知のエポキシ系安定剤には、例えばエポキシ
ド化された高級脂肪酸、例えばエポキシド化した
大豆油、タル油(talloil)、亜麻仁油またはエポ
キシド化したブチルオレエート並びに長鎖オレフ
インのエポキシド類がある。 多価アルコールの例には例えばペンタエリスリ
ツト、トリメチロールプロパン、ソルビツトまた
はマンニツトがあり、即ち5または6個のC−原
子および2〜6個のOH基を有するアルコールが
好ましい。 ポリ−α−オレフイン類、例えばC2−〜C4
α−オレフインの高圧−、中圧−および低圧重合
体(特にポリエチレンおよびポリプロピレン)ま
たはこの種のα−オレフインの共重合体等の為の
有効な安定剤組成物は、100重量部の重合体に対
して例えば0.01〜5重量部の本発明の化合物、
0.05〜5重量部のフエノール系安定剤、場合によ
つては0.01〜5重量部の硫黄含有共安定剤並びに
場合によつては0.01〜3重量部の塩基性または中
性金属セツケン、例えばカルシウム−ステアレー
トまたは亜鉛ステアレートまたは相応する酸化物
並びに場合よつては0.01〜5重量部の、アルコキ
シヒドロキシベンゾフエノン、4−ヒドロキシフ
エニルベンゾトリアゾール、ベンジリデン−マロ
ン酸モノニトリルエステルの群からの公知の紫外
線安定剤またはいわゆる消光剤(例えばニツケル
−キレート)より組成されている。その他の通例
の添加物としては例えば可塑剤、滑剤、乳化剤、
填料例えば、チヨーク、タルク、アスベスト、顔
料、明色化剤、防炎剤および帯電防止剤が考えら
れる。 本発明に従つて安定化された合成樹脂は色々な
形で、例えばフイルム、繊維、テープ、プロフイ
ールとしてはまたは塗料、接着剤またはプラスチ
ツク−セメントのバインダーとして使用できる。 以下の実施例にて本発明を更に詳細に説明す
る: 例 以下の製造例において、用いた原料は、第 〜
37頁に挙げた化合物の番号を示す記号で記す。方
法生成物は樹脂であるので、融点に関してのデー
タは“大体”の値である。“樹脂”とだけ記され
ている場合には、この生成物は柔らかい樹脂のコ
ンシステンシ−を示している。 実施例 1 撹拌式装置中に200mlのトルエンと100mlのアセ
トンとを最初に導入しそして10℃に冷却する。
38.5g(0.1モル)の化合物11(反応成分1)の添
加後に45.6g(0.2モル)の化合物30(反応成分
2)を滴加する。次に、50℃に加熱しそして32g
(0.2モル)の25%NaOHを2時間内に滴加する。
50℃で4時間、後撹拌し、過しそして液の上
側有機相を分離除去し、Na2SO4で乾燥しそして
減圧下に乾燥濃縮する。残渣を高減圧下に乾燥す
る。融点130℃の下記構造の無色の樹脂74g: 分析:Cl理論値9.23%、測定値9.1%。 実施例 2〜20 他の反応成分の使用下に実施例1と同様に実施
する:
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() [式中、nは2〜10の整数であり、 X1およびX2は互いに同じでもまたは異なつて
    いてもよく、Cl、フエニル基、−OH、−ONaまた
    は下記式()、()、()または()の基を
    意味し 【式】 【式】 −OR10 () (これらの式中、R5は水素原子またはC1〜C18
    −アルキル基または、C1〜C4−アルキル基で置
    換されていてもよいC5〜C12−シクロアルキル基、
    またはC3〜C12−アルケニル基または、1個また
    は2個のClによつてまたは1個または2個のC1
    〜C4−アルキル基によつてまたはC1〜C4−アル
    コキシ基によつてまたはC1〜C2−カルボアルコ
    キシ基によつて置換されていてもよいフエニル基
    またはC7〜C14−フエニルアルキル基または式
    () で表される基――但し、R11は水素原子またはメ
    チル基でありそしてR12は水素原子、1個または
    2個のOH−基によつて置換されていてもよいC1
    〜C4−アルキル基、2,3−エポキシプロピル
    基、アリル基またはベンジル基を意味する――で
    あり、 R6はR5の所で記した意味並びに追加的に、
    C1′〜C18−ヒドロキシアルキル基、C3〜C21−ア
    ルコキシアルキル基またはジメチルアミノC2
    C5−アルキル基の意味を有し、R5と同じでも異
    なつていてもよく、または R5およびR6はこれらが結合しているN−原子
    と一緒に成つてピロリジン環、無置換のまたは2
    個までのC1〜C4−アルキル基で置換されたピペ
    リジン環、モルホリン環またはヘキサメチレンイ
    ミン環であり、 R7はR6の所に記した意味を有しそして Tは式() で表される基――但し、X4およびX5は互いに同
    じでも異なつていてもよく、式()、()また
    は()の基である――であり、 r、sおよびtは互いに同じでも異なつていて
    もよい2〜6の整数を意味し、 vは0〜3の整数であり、 R8およびR9はR5の所の意味を有し、互いに同
    じでも異なつていてもよく、そして R10も同様に、R5の所に記した基である。)、 R1はR6またはTと同じ意味であり、 X3は、−NR13−なる基――但し、R13はR5の所
    で記した基の1つである――を意味し、 Yは−NR14−なる基――但し、R14は互いに同
    じまたは異なるR5なる基である――であり、 R3はC2〜C18−アルキレン基、C2〜C12−ビス
    −(プロポキシ)−アルキレン基、無置換のまた
    は、4個までのメチル基で置換されたモノ−、ジ
    −またはトリシクロアルキレン基――但し、モノ
    シクロアルキレン基の場合には、2つのC−原子
    がプロピレン基によつて置換されていてもよいN
    −原子に替えられていてもよい――、またはC6
    〜C18−アリーレン基またはC7〜C18−アルアルキ
    レン基または、ピペラジニレン基または炭素原子
    数5〜12の二環式基――このものは環中に一つの
    N原子を持ちそしてアミノ基および/またはアミ
    ノメチレン基によつて置換されている――が基−
    X3−R3−Y−基の代わりに存在してもよく、 そして式()中、X1、X2、X3、YまたはR1
    基の少なくとも1個が式()の基を含有してい
    なければならない。] で表されそしてX3とYとが同じ場合にはアイソ
    タクチツク構造をそしてX3とYとが異なる場合
    にはアタクチツク構造を持つポリ−ビス−トリア
    ジニルイミド。 2 一般式() [式中、nは2〜10の整数であり、 X1およびX2は互いに同じでもまたは異なつて
    いてもよく、Cl、フエニル基、−OH、−ONaまた
    は下記式()、()、()または()の基を
    意味し 【式】 【式】 −OR10 () (これらの式中、R5は水素原子またはC1〜C18
    −アルキル基または、C1〜C4−アルキル基で置
    換されていてもよいC5〜C12−シクロアルキル基、
    またはC3〜C12−アルケニル基または、1個また
    は2個のClによつてまたは1個または2個のC1
    〜C4−アルキル基によつてまたはC1〜C4−アル
    コキシ基によつてまたはC1〜C2−カルボアルコ
    キシ基によつて置換されていてもよいフエニル基
    またはC7〜C14−フエニルアルキル基または式
    () で表される基――但し、R11は水素原子またはメ
    チル基でありそしてR12は水素原子、1個または
    2個のOH−基によつて置換されていてもよいC1
    〜C4−アルキル基、2,3−エポキシプロピル
    基、アリル基またはベンジル基を意味する――で
    あり、 R6はR5の所で記した意味並びに追加的に、C1
    〜C18−ヒドロキシアルキル基、C3〜C21−アルコ
    キシアルキル基またはジメチルアミノC2〜C5
    アルキル基の意味を有し、R5と同じでも異なつ
    ていてもよく、または R5およびR6はこれらが結合しているN−原子
    と一緒に成つてピロリジン環、無置換のまたは2
    個までのC1〜C4−アルキル基で置換されたピペ
    リジン環、モルホリン環またはヘキサメチレンイ
    ミン環であり、 R7はR6の所に記した意味を有しそして Tは式() で表される基――但し、X4およびX5は互いに同
    じでも異なつていてもよく、式()、()また
    は()の基である――であり、 r、sおよびtは互いに同じでも異なつていて
    もよい2〜6の整数を意味し、 vは0〜3の整数であり、 R8およびR9はR5の所の意味を有し、互いに同
    じでも異なつていてもよく、そして R10も同様に、R5の所に記した基である。)、 R1はR6またはTと同じ意味であり、 X3は、−NR13−なる基――但し、R13はR5の所
    で記した基の1つである――を意味し、 Yは−NR14−なる基――但し、R14は互いに同
    じまたは異なるR5なる基である――であり、 R3はC2〜C18−アルキレン基、C2〜C12−ビス
    −(プロポキシ)−アルキレン基、無置換のまた
    は、4個までのメチル基で置換されたモノ−、ジ
    −またはトリシクロアルキレン基――但し、モノ
    シクロアルキレン基の場合には、2つのC−原子
    がプロピレン基によつて置換されていてもよいN
    −原子に替えられていてもよい――、またはC6
    〜C18−アリーレン基またはC7〜C18−アルアルキ
    レン基または、ピペラジニレン基または炭素原子
    数5〜12の二環式基――このものは環中に一つの
    N原子を持ちそしてアミノ基および/またはアミ
    ノメチレン基によつて置換されている――が基−
    X3−R3−Y−基の代わりに存在してもよく、 そして式()中、X1、X2、X3、YまたはR1
    基の少なくとも1個が式()の基を含有してい
    なければならない。] で表されそしてX3とYとが同じ場合にはアイソ
    タクチツク構造をそしてX3とYとが異なる場合
    にはアタクチツク構造を持つポリ−ビス−トリア
    ジニルイミドを製造するに当たつて、 A) 構造式(A) を有する、塩素原子で置換されているビス−トリ
    アジニルイミドを、存在する各々のジクロルトリ
    アジニル環中に含まれる塩素原子の1つを置換す
    る為に、遊離原子価がHで飽和されている0.95〜
    1.05倍の原子価量の式()、()または()
    の化合物またはこれらの化合物の混合物と10〜70
    ℃のもとで反応させ、次に (B) 構造式(B) [式中、R1、X1およびX2は上述の意味を有す
    る。] で表されるビス−トリアジニルイミドを50〜200
    ℃でもとで0.8〜1.2モル当量の式(C) H−X3−R3−Y−H (C) [式中、R3、X3およびYは上述の意味を有す
    る。] で表されるジアミンと反応させて、重合体ビス−
    トリアジニルイミドを得、これらの反応をいずれ
    の変法あるいはいずれの段階においても不活性有
    機溶剤中で且つハロゲン化水素受容体としての当
    量の無機塩基の存在下に実施しそして個々の反応
    段階を、中間生成物を単離せずに実施してもよい
    ことを特徴とする、上記ポリ−ビス−トリアジニ
    ルイミドの製造方法。 3 一般式() [式中、nは2〜10の整数であり、 X1およびX2は互いに同じでもまたは異なつて
    いてもよく、Cl、フエニル基、−OH、−ONaまた
    は下記式()、()、()または()の基を
    意味し 【式】 【式】 −OR10 () (これらの式中、R5は水素原子またはC1〜C18
    −アルキル基または、C1〜C4−アルキル基で置
    換されていてもよいC5〜C12−シクロアルキル基、
    またはC3〜C12−アルケニル基または、1個また
    は2個のClによつてまたは1個または2個のC1
    〜C4−アルキル基によつてまたはC1〜C4−アル
    コキシ基によつてまたはC1〜C2−カルボアルコ
    キシ基によつて置換されていてもよいフエニル基
    またはC7〜C14−フエニルアルキル基または式
    () で表される基――但し、R11は水素原子またはメ
    チル基でありそしてR12は水素原子、1個または
    2個のOH−基によつて置換されていてもよいC1
    〜C4−アルキル基、2,3−エポキシプロピル
    基、アリル基またはベンジル基を意味する――で
    あり、 R6はR5の所で記した意味並びに追加的に、C1
    〜C18−ヒドロキシアルキル基、C3〜C21−アルコ
    キシアルキル基またはジメチルアミノC2〜C5
    アルキル基の意味を有し、R5と同じでも異なつ
    ていてもよく、または R5およびR6はこれらが結合しているN−原子
    と一緒に成つてピロリジン環、無置換のまたは2
    個までのC1〜C4−アルキル基で置換されたピペ
    リジン環、モルホリン環またはヘキサメチレンイ
    ミン環であり、 R7はR6の所に記した意味を有しそして Tは式() で表される基――但し、X4およびX5は互いに同
    じでも異なつていてもよく、式()、()また
    は()の基である――であり、 r、sおよびtは互いに同じでも異なつていて
    もよい2〜6の整数を意味し、 vは0〜3の整数であり、 R8およびR9はR5の所の意味を有し、互いに同
    じでも異なつていてもよく、そして R10も同様に、R5の所に記した基である。)、 R1はR6またはTと同じ意味であり、 X3は、−NR13−なる基――但し、R13はR5の所
    で記した基の1つである――を意味し、 Yは−NR14−なる基――但し、R14は互いに同
    じまたは異なるR5なる基である――であり、 R3はC2〜C18−アルキレン基、C2〜C12−ビス
    −(プロポキシ)−アルキレン基、無置換のまた
    は、4個までのメチル基で置換されたモノ−、ジ
    −またはトリシクロアルキレン基――但し、モノ
    シクロアルキレン基の場合には、2つのC−原子
    がプロピレン基によつて置換されていてもよいN
    −原子に替えられていてもよい――、またはC6
    〜C18−アリーレン基またはC7〜C18−アルアルキ
    レン基または、ピペラジニレン基または炭素原子
    数5〜12の二環式基――このものは環中に一つの
    N−原子を持ちそしてアミノ基および/またはア
    ミノメチレン基によつて置換されている――が基
    −X3−R3−Y−基の代わりに存在してもよく、 そして式()中、X1、X2、X3、YまたはR1
    基の少なくとも1個が式()の基を含有してい
    なければならない。] で表されそしてX3とYとが同じ場合にはアイソ
    タクチツク構造をそしてX3とYとが異なる場合
    にはアタクチツク構造を持つポリ−ビス−トリア
    ジニルイミドを有効成分とする合成重合体用の安
    定剤。 4 重合体がポリオレフインである特許請求の範
    囲第3項記載の安定剤。 5 重合体がハロゲン含有重合体、ポリアクリレ
    ートまたはポリメタクリレートまたはスチレンの
    単一−または共重合体である特許請求の範囲第3
    項記載の安定剤。 6 重合体を基準として0.01〜5重量部の量でポ
    リビストリアジニルイミドが使用される光の害的
    影響に対しての、特許請求の範囲第3項記載の安
    定剤。
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