JPH0327514Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327514Y2 JPH0327514Y2 JP1984056578U JP5657884U JPH0327514Y2 JP H0327514 Y2 JPH0327514 Y2 JP H0327514Y2 JP 1984056578 U JP1984056578 U JP 1984056578U JP 5657884 U JP5657884 U JP 5657884U JP H0327514 Y2 JPH0327514 Y2 JP H0327514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- ground
- knitted
- melting point
- point fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 19
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ラツセル編地からなるいす張りに
地関するものである。
地関するものである。
自動車の座席用いす張り地としては、一般に基
布にポリ塩化ビニル等の合成樹脂を積層した人造
皮革等が使用されているが、最近では高級品が好
まれるようになり、モケツトなどの織物が一部で
使用されるようになつた。しかしながら、モケツ
トなどの織物を使用した場合は、生産性が低く高
価になるため、大衆乗用車には適しないという欠
点があつた。そこで、生産性の高いラツセル編地
を使用することが試みられたが、このラツセル編
地を用いたいす張り地は、グランドを形成する鎖
編み部が苛酷な使用によつてランし易いという欠
点があつた。
布にポリ塩化ビニル等の合成樹脂を積層した人造
皮革等が使用されているが、最近では高級品が好
まれるようになり、モケツトなどの織物が一部で
使用されるようになつた。しかしながら、モケツ
トなどの織物を使用した場合は、生産性が低く高
価になるため、大衆乗用車には適しないという欠
点があつた。そこで、生産性の高いラツセル編地
を使用することが試みられたが、このラツセル編
地を用いたいす張り地は、グランドを形成する鎖
編み部が苛酷な使用によつてランし易いという欠
点があつた。
この考案は、ラツセル編地からなり、かつラン
の生じ難い、特に車両用に適したいす張り地を提
供しようとするものである。
の生じ難い、特に車両用に適したいす張り地を提
供しようとするものである。
すなわち、この考案は、合成繊維フイラメント
糸を表組織の柄糸およびグランドの地糸に用いて
編成されたラツセル編地からなり、そのグランド
を形成する鎖編み部が地糸と低融点繊維糸条との
複合糸で編成され、かつ鎖編み部の編み目ループ
が上記低融点繊維糸条の溶融によつて溶着固定さ
れていることを特徴とするいす張り地である。
糸を表組織の柄糸およびグランドの地糸に用いて
編成されたラツセル編地からなり、そのグランド
を形成する鎖編み部が地糸と低融点繊維糸条との
複合糸で編成され、かつ鎖編み部の編み目ループ
が上記低融点繊維糸条の溶融によつて溶着固定さ
れていることを特徴とするいす張り地である。
以下にこの考案の実施例を図面によつて説明す
る。なお、この実施例は、6枚おさの落下板つき
ラツセル機により、その第2おさないし第6お
さ、および第1ビーム列ないし第6ビーム列を用
いて編成されたものであり、第1図ないし第5図
は、おさのガイドポイントの動きによつて示した
編地の組織図である。
る。なお、この実施例は、6枚おさの落下板つき
ラツセル機により、その第2おさないし第6お
さ、および第1ビーム列ないし第6ビーム列を用
いて編成されたものであり、第1図ないし第5図
は、おさのガイドポイントの動きによつて示した
編地の組織図である。
第1図は、第2おさによつて編成される表組織
であり、第1ビーム列に巻かれたナイロンマルチ
フイラメント糸(420デニール、48フイラメント)
4本の引揃え糸からなる第1柄糸aによつて4−
6/2−0の組織に編成される。第2図は、第3
おさによつて編成される表組織であり、第2ビー
ム列に巻かれた上記第1柄糸aと同様の第2柄糸
bによつて2−0/4−6の組織に編成される。
第3図は、第4おさで編成される縦方向の伸び止
め用およびラン防止用のグランド組織であり、第
3ビーム列に巻かれたポリプロピレン系熱融着繊
維(融点160℃)からなる24番手の紡績糸の低融
点繊維糸条cと、第4ビーム列に巻かれたナイロ
ンマルチフイラメント糸(210デニール、24フイ
ラメント)からなる第1地糸dとを引揃え、2−
0/0−2の鎖編み組織に編成される。また、第
4図は、第5おさによつて編成されるたて方向の
伸び止め用のグランド組織であり、第5ビーム列
に巻かれたナイロンマルチフイラメント糸(420
デニール、48フイラメント)からなる第2地糸e
によつて0−2/2−0の鎖編み組織に編成され
る。また、第5図は、第6おさによつて編成され
るグランド組織であり、第6ビーム列に巻かれた
ナイロンマルチフイラメント糸(210デニール、
24フイラメント)からなる第3地糸fにより、0
−0/6−6の挿入組織に編成される。そして、
上記の第1〜第2柄糸a,bおよび第1〜第3地
糸d,e,fおよび低融点繊維糸条cからなるラ
ツセル編地は、テンタを使用して180℃の熱風で
処理され、更にボイル酸性染色され、仕上げセツ
トを施して製品とされるが、テンタで処理される
際に低融点繊維糸条cが溶融され、第1地糸dか
らなる鎖編み組織の編目ループを溶着固定するの
で、ランの発生が防止される。
であり、第1ビーム列に巻かれたナイロンマルチ
フイラメント糸(420デニール、48フイラメント)
4本の引揃え糸からなる第1柄糸aによつて4−
6/2−0の組織に編成される。第2図は、第3
おさによつて編成される表組織であり、第2ビー
ム列に巻かれた上記第1柄糸aと同様の第2柄糸
bによつて2−0/4−6の組織に編成される。
第3図は、第4おさで編成される縦方向の伸び止
め用およびラン防止用のグランド組織であり、第
3ビーム列に巻かれたポリプロピレン系熱融着繊
維(融点160℃)からなる24番手の紡績糸の低融
点繊維糸条cと、第4ビーム列に巻かれたナイロ
ンマルチフイラメント糸(210デニール、24フイ
ラメント)からなる第1地糸dとを引揃え、2−
0/0−2の鎖編み組織に編成される。また、第
4図は、第5おさによつて編成されるたて方向の
伸び止め用のグランド組織であり、第5ビーム列
に巻かれたナイロンマルチフイラメント糸(420
デニール、48フイラメント)からなる第2地糸e
によつて0−2/2−0の鎖編み組織に編成され
る。また、第5図は、第6おさによつて編成され
るグランド組織であり、第6ビーム列に巻かれた
ナイロンマルチフイラメント糸(210デニール、
24フイラメント)からなる第3地糸fにより、0
−0/6−6の挿入組織に編成される。そして、
上記の第1〜第2柄糸a,bおよび第1〜第3地
糸d,e,fおよび低融点繊維糸条cからなるラ
ツセル編地は、テンタを使用して180℃の熱風で
処理され、更にボイル酸性染色され、仕上げセツ
トを施して製品とされるが、テンタで処理される
際に低融点繊維糸条cが溶融され、第1地糸dか
らなる鎖編み組織の編目ループを溶着固定するの
で、ランの発生が防止される。
上記の実施例において、第1〜第2柄糸a,b
および第3〜第5地糸d,e,fおよび低融点繊
維糸条cの素材および太さは、適当に変更するこ
とができる。ただし、低融点繊維糸条cの融点
は、他の地糸に比べて20℃以上低いことが好まし
く、融点の差が20℃よりも小さいときは、溶着の
ための熱処理の際に温度コントロールが困難にな
り、生地全面の溶着が均斉に行なわれなくなる。
なお、融点の絶体温度は、後工程で溶融流出しな
い程度の水準に選定されることはもちろんであ
る。また、上記の実施例は、第1地糸dに低融点
繊維糸条cを引揃えて複合したものであるが、2
種の繊維を混紡、混繊、交撚など他の手段によつ
て複合してもよい。また、第1図および第2図の
表組織において、第1柄糸aおよび第2柄糸bの
振り幅を変更してもよく、また第1柄糸aまたは
第2柄糸bのいずれかを省略してもよい。また、
第4図の第2地糸eを省略してもよく、また第1
地糸dに低融点繊維糸条cを複合する代りに第2
地糸eに複合してもよく、更に第1地糸dおよび
第2地糸eの双方に低融点繊維糸条を複合するこ
とができる。なお、第5図の第3地糸fの左右の
振り幅を変更できることはもちろんである。
および第3〜第5地糸d,e,fおよび低融点繊
維糸条cの素材および太さは、適当に変更するこ
とができる。ただし、低融点繊維糸条cの融点
は、他の地糸に比べて20℃以上低いことが好まし
く、融点の差が20℃よりも小さいときは、溶着の
ための熱処理の際に温度コントロールが困難にな
り、生地全面の溶着が均斉に行なわれなくなる。
なお、融点の絶体温度は、後工程で溶融流出しな
い程度の水準に選定されることはもちろんであ
る。また、上記の実施例は、第1地糸dに低融点
繊維糸条cを引揃えて複合したものであるが、2
種の繊維を混紡、混繊、交撚など他の手段によつ
て複合してもよい。また、第1図および第2図の
表組織において、第1柄糸aおよび第2柄糸bの
振り幅を変更してもよく、また第1柄糸aまたは
第2柄糸bのいずれかを省略してもよい。また、
第4図の第2地糸eを省略してもよく、また第1
地糸dに低融点繊維糸条cを複合する代りに第2
地糸eに複合してもよく、更に第1地糸dおよび
第2地糸eの双方に低融点繊維糸条を複合するこ
とができる。なお、第5図の第3地糸fの左右の
振り幅を変更できることはもちろんである。
以上に説明したようにこの考案は、ラツセル編
地のグランドを形成する鎖編み部に低融点繊維糸
条を編み込み、これを溶融して編み目ループを溶
着固定したものであるから、ランの発生が完全に
防止され、かつ通気性を有し、洗たくが可能であ
り、いす張り地、特に苛酷な使用に耐えることが
要求される車両用いす張り地として好ましく、し
かも上記の溶着がグランドの鎖編み部で行なわ
れ、表組織では行なわれないので、外観に影響を
与えることがない。そして、ラツセル編地である
ため、従来の人工皮革に比べて外観が良好であ
り、織物に比べて生産性が高く、低価格で供給す
ることができる。更に上記の低融点繊維糸条を地
糸に複合して編成するので、編成動作が容易であ
る。
地のグランドを形成する鎖編み部に低融点繊維糸
条を編み込み、これを溶融して編み目ループを溶
着固定したものであるから、ランの発生が完全に
防止され、かつ通気性を有し、洗たくが可能であ
り、いす張り地、特に苛酷な使用に耐えることが
要求される車両用いす張り地として好ましく、し
かも上記の溶着がグランドの鎖編み部で行なわ
れ、表組織では行なわれないので、外観に影響を
与えることがない。そして、ラツセル編地である
ため、従来の人工皮革に比べて外観が良好であ
り、織物に比べて生産性が高く、低価格で供給す
ることができる。更に上記の低融点繊維糸条を地
糸に複合して編成するので、編成動作が容易であ
る。
図面はこの考案の実施例の組織図であり、第1
図は第2おさによる組織を、第2図は第3おさに
よる組織を、第3図は第4おさによる組織を、第
4図は第5おさによる組織を、第5図は第6おさ
による組織をそれぞれ示す。 a:第1柄糸、b:第2柄糸、c:低融点繊維
糸条、d:第1地糸、e:第2地糸、f:第3地
糸。
図は第2おさによる組織を、第2図は第3おさに
よる組織を、第3図は第4おさによる組織を、第
4図は第5おさによる組織を、第5図は第6おさ
による組織をそれぞれ示す。 a:第1柄糸、b:第2柄糸、c:低融点繊維
糸条、d:第1地糸、e:第2地糸、f:第3地
糸。
Claims (1)
- 合成繊維フイラメント糸を表組織の柄糸および
グランドの地糸に用いて編成されたラツセル編地
からなり、そのグランドを形成する鎖編み部が地
糸と低融点繊維糸条との複合糸で編成され、かつ
鎖編み部の編み目ループが上記低融点繊維糸条の
溶融によつて溶着固定されていることを特徴とす
るいす張り地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657884U JPS60167599U (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | いす張り地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657884U JPS60167599U (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | いす張り地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60167599U JPS60167599U (ja) | 1985-11-07 |
JPH0327514Y2 true JPH0327514Y2 (ja) | 1991-06-13 |
Family
ID=30580308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5657884U Granted JPS60167599U (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | いす張り地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60167599U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754310Y2 (ja) * | 1989-08-25 | 1995-12-18 | 東洋紡績株式会社 | ラッシェル編地 |
JP4511301B2 (ja) * | 2004-09-29 | 2010-07-28 | 旭化成せんい株式会社 | 布ばね材 |
JP2012017539A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Asahi Kasei Fibers Corp | 経編地 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928399B2 (ja) * | 1982-02-01 | 1984-07-12 | 韓国科学技術院 | リフアマイシン誘導体を製造するための生物学的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928399U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-22 | トヨタ自動車株式会社 | 椅子張り用表皮材 |
-
1984
- 1984-04-16 JP JP5657884U patent/JPS60167599U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928399B2 (ja) * | 1982-02-01 | 1984-07-12 | 韓国科学技術院 | リフアマイシン誘導体を製造するための生物学的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60167599U (ja) | 1985-11-07 |
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