JPH03275024A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH03275024A
JPH03275024A JP7477290A JP7477290A JPH03275024A JP H03275024 A JPH03275024 A JP H03275024A JP 7477290 A JP7477290 A JP 7477290A JP 7477290 A JP7477290 A JP 7477290A JP H03275024 A JPH03275024 A JP H03275024A
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JP
Japan
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suction port
port body
electric motor
vacuum cleaner
driving
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JP7477290A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電気掃除機の吸込口体に係わり、特に、吸込
口本体の自走機構に関する。
(従来の技術) 従来、たとえば特開昭63−197427号公報に記載
されているように、吸込口本体の進行方向に対応して、
電動機により回転駆動される回転ブラシを正転または逆
転させることにより、吸込口本体の走行を助ける電気掃
除機の吸込口体が知られている。そして、この電気掃除
機の吸込口体においては、使用者により吸込口本体に外
部から加えられる前後方向の操作力を検出する検出手段
として、吸込口本体の下部に被掃除面との摩擦抵抗によ
り揺動するレバーを支持し、このレバーを電動機の極性
を切換える切換スイッチのアクチュエータに連動させた
構造が採られている。
そうして、使用者が吸込口本体を前方へ押したときには
、吸込口本体に対してレバーが後方へ揺動して、電動機
が正転することにより回転ブラシが前進方向へ回転し、
吸込口本体を後方へ引いたときには、レバーが前方へ揺
動して、電動機が逆転することにより回転ブラシが後退
方向へ回転するようになっている。すなわち、使用者が
吸込口本体に加える操作力に応じて、回転ブラシの回転
方向が反転するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記従来の構造では、下記のような問題があっ
た。
第1に、自走機構が回転ブラシを利用したものであるた
め、被掃除面がじゅうたんである場合には吸込口本体の
走行を助けることができるとしても、回転ブラシの引っ
掛かりが少ないたたみなどでは、吸込口本体の走行をあ
まり助けることができない。
第2に、吸込口本体に外部から加えられる前後方向の操
作力を検出する検出手段が切換スイッチおよびレバーか
らなっているため、このレバが一定のストローク揺動し
なければ、回転ブラシの回転方向が反転せず、使用者の
操作に対する回転の切換え動作の追従性が悪い。そのた
め、吸込口本体の走行に関して細かい操作を行ないにく
い。
第3に、被掃除面が板の間なとの走行が軽くなる床面で
ある場合には、レバーに十分な抵抗が加わらず、反転動
作か確実に行なわれにくい。そして、板の間なとでは吸
込口本体の走行に対する抵抗が本来小さいにもかかわら
ず、使用者の操作に対する回転の切換え動作の追従性が
悪いため、回転ブラシの回転がかえって走行に対して抵
抗を与えることになる。すなわち、吸込口本体を細かく
自由に走行させることができず、かえって使用しにくい
本発明は、専用の走行用動輪を設けることにより、この
ような問題点を解決しようとするもので、じゅうたんあ
るいはたたみ等どのような被掃除面であっても確実に吸
込口本体の走行を助けることができるとともに、使用者
の操作に対する走行用動輪の反転動作の追従性がよく、
スムーズに掃除を行なうことができる電気掃除機の吸込
口体を提供することを第1の目的とするものである。
また、この電気掃除機の吸込口体において、本来軽い走
行が可能な板の間などの被掃除面で、走行用動輪が吸込
口本体の走行に対して抵抗となることがなく、吸込口本
体を細かく自由に走行させることができるようにするこ
とを第2の目的とするものである。
また、使用者の操作に対する走行用動輪の反転動作をよ
りいっそう確実にできるようにすることを第3の目的と
するものである。
さらに、吸込口本体を空中に浮かせたりしたときの安全
性を高めることを第4の目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の電気掃除機の吸込[1体は、前記第
1の目的を達成するために、下面が開口した吸込室を有
する吸込口本体と、この吸込口本体に左右方向を回転軸
方向として正逆回転自在に支持された走行用動輪と、こ
の走行用動輪を正逆回転駆動する電動機を含む駆動手段
と、前記吸込口本体に外部から加えられる前後方向の操
作力を検出する検出手段と、この検出手段からの信号を
受けて前記吸込口本体に前向きの操作力が加わったとき
前記走行用動輪を前進方向へ回転させる信号を前記駆動
手段に送り吸込口本体に後向きの操作力が加わったとき
前記走行用動輪を後退方向へ回転させる信号を前記駆動
手段に送る主制御手段とを備え、さらに、前記検出手段
を感圧素子により構成したものである。
また、請求項2の電気掃除機の吸込口体は、前記第2の
目的を達成するために、前記電動機の駆動時にこの電動
機に走行用動輪を接続させ電動機の停止時にこの電動機
から走行用動輪を切り離すクラッチ機構を加えたもので
ある。
また、請求項3の電気掃除機の吸込口体は、前記第3の
目的を達成するために、前記吸込口本体に回動軸により
上下回動自在に支持され前記吸込室を掃除機本体に連通
させる連通管を備え、前記検出手段は、前記連通管の回
動軸に加えられる操作力を感圧素子により検出するよう
にしたものである。
さらに、請求項4の電気掃除機の吸込口体は、前記第4
の目的を達成するために、感圧素子に加わる力が所定の
力量上の場合に前記主制御手段から駆動手段への走行用
動輪を回転させる信号をオフして前記電動機を停止させ
る副制御手段を加えたものである。
(作用) 本発明の請求項1の電気掃除機の吸込口体では、掃除時
、走行用動輪を接地させた状態で、使用者が吸込口本体
を被掃除面上で走行させようとするとき、感圧素子から
なる検出手段が使用者により吸込口本体に外部から加え
られる前後方向の操作力を検出し、検出手段からの信号
に応じて主制御手段が駆動手段に信号を送り、この駆動
手段による走行用動輪の回転方向を制御する。すなわち
、吸込口本体に前向きの操作力が加わったときには、走
行用動輪が駆動手段の電動機により前進方向へ回転され
、この走行用動輪の回転により吸込口本体が前進する。
一方、吸込口本体に後向きの操作力が加わったときには
、逆に走行用動輪が電動機により後退方向へ回転され、
吸込口本体が後退する。こうして吸込口本体が被掃除面
上で走行されながら、塵埃が吸込口本体内の吸込室に吸
込まれる。前述のように、感圧素子からなる検出手段に
より吸込口本体に加えられる操作力か検出されて、吸込
口本体の走行方向が反転されるとき、反転のためのスト
ロークがほとんどなく、使用者の操作に対して走行用動
輪の反転動作が速やかに追従する。
また、請求項2の電気掃除機の吸込口体では、駆動手段
の電動機が駆動しているときには、クラッチ機構により
電動機に走行用動輪が接続され、この走行用動輪が電動
機により正逆回転駆動される。一方、電動機が停止して
いるときには、クラッチ機構により電動機から走行用動
輪が切り離され、この走行用動輪は電動機とは独立して
自由に回転できるようになる。本来軽い走行が可能な板
の間などの被掃除面では、電動機により走行用動輪を駆
動する必要はなく、電動機を停止させておいてよいが、
このとき、電動機から走行用動輪が切り離されることに
より、この走行用動輪が吸込口本体の走行に対して抵抗
として働かないとともに、この吸込口本体は細かい動き
に容易に対応する。
また、請求項3の電気掃除機の吸込口体では、掃除時、
吸込口本体に回動軸により上下回動自在に支持されてい
る連通管がたとえば延長管およびホースを介して掃除機
本体に接続され、吸込口本体の吸込室へ吸込まれた塵埃
が連通管、延長管およびホースなどを介して掃除機本体
に導かれる。
そして、たとえばホースの延長管側の端部を把持してい
る使用者により、吸込口本体に前後方向の操作力が加え
られるが、検出手段は、連通管の回動軸に加わることに
なる前記操作力を感圧素子により検出する。
さらに、請求項4の電気掃除機の吸込口体では、感圧素
子に加わる力が所定の力量上の場合には、副制御手段に
より、主制御手段から駆動手段への走行用動輪を回転さ
せる信号がオフされて電動機は停止し、感圧素子に加わ
る力が所定の力量上である場合のみ、電動機が駆動する
。たとえば、板の間など吸込口本体の走行に対する抵抗
が小さい被掃除面では、結果的に使用者が吸込口本体に
対して加える前後方向の操作力が小さくなることにより
、電動機は停止し、走行用動輪は駆動されない。また、
掃除中使用者が一時的に吸込口本体を持ち上げたような
ときにも、感圧素子に加わる力が小さくなることにより
、走行用動輪がそれまで回転していたとしても停止する
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例の構成
を図面に基づいて説明する。
第2図および第4図において、11は横長の吸込口本体
で、この吸込口本体11は、下部本体ケース12とこの
下部本体ケース12上に結合固定された上部本体ケース
13とからなっている。そして、前記吸込口本体11内
には、横長の吸込室16が前側に区画形成されていると
ともに、車輪駆動機構室17と風路室18とブラシ駆動
機構室19とが後側に左右に並べて区画形成されている
。前記吸込室16は、下面が開1コしていて、この開口
が吸込口20になっている。
また、前記吸込口本体11の後部中央には、第1の連通
管21が回動軸22により所定角度上下回動自在に支持
されている。この第1の連通管21は、前端部が前記風
路室18内に回動自在に嵌合されているとともに、後部
が吸込口本体11から後側外方へ突出しており、前記吸
込室16のほぼ中央部に対向していて、この吸込室16
に内部か連通している。
また、第3図に示すように、前記第1の連通管21は、
前端部の左右両側面から外方へ突出形成された回動軸2
2がそれぞれ軸受23に回動自在に軸支されており、こ
れら軸受23が、前記下部本体ケース12内に形成され
た支持壁24と上部本体ケース13内に形成された支持
壁(図示しない)とによりそれぞれ挟まれて保持されて
いる。
さらに、前記第1の連通管21の後端部には、屈曲した
第2の連通管25の前端部が同軸的かつ回動自在に嵌合
されている。この第2の連通管25は、図示しない掃除
機本体に接続されたホースに延長管を介して着脱自在に
接続されるものである。そして、前記吸込室16は、両
速通管21.25、延長管およびホースを介して掃除機
本体内の集塵室に連通されるようになっている。
そして、第3図に示すように、前記第1の連通管21の
少なくとも一方の軸受23は、下部が下方へ向かって尖
った3角形状になっていて、下面の前後両側がそれぞれ
前方および後方へ傾斜した傾斜面23a 、 23bに
なっている。そして、これら傾斜面23a 、 23b
にそれぞれシート状の感圧素子26゜27が貼り付けら
れている。一方、前記支持壁24にも、軸受23の傾斜
面23a 、 23bにそれぞれ対向する傾斜面24g
 、 24bが形成されており、これら傾斜面24a 
、 24bに前記両感圧素子26.27がそれぞれ当接
されている。これら感圧素子26.2?は、圧力を受け
ると、電気的抵抗値が下がるものである。
また、前記吸込口本体11の吸込室16内には、回転ブ
ラシ31が軸受32により回転自在に支持されている。
一方、前記ブラシ駆動機構室19内には、前記回転ブラ
シ31を回転駆動する回転ブラシ用電動機33が設けら
れており、この電動機33の出力軸34に固定されたプ
ーリーと前記回転ブラシ31の端部に固定されたプーリ
ーとに動力伝達用のヘルド35が掛は渡されている。
さらに、前記吸込口本体11の後部中央付近の下側には
、連通管21.25の左右両側方に位置して走行用動輪
としての後車輪41.42が左右方向を回転軸方向とし
て正逆回転自在に支持されている。
これら後車輪41.42は、前記吸込口本体11に軸支
され連通管21.25の下方を通っている車軸43にそ
れぞれ同軸的に固定されている。また、前記吸込口本体
11の車輪駆動機構室17内には、前記雨後車輪4]、
 42を正逆回転駆動する車輪用電動機44と、ギヤボ
ックス45と、伝達軸46と、電磁クラッチ機構47と
が設けられている。前記車輪用電動機44の出力軸48
は、ギヤボックス45内の減速ギヤ列を介して伝達軸4
6に機械的に接続されており、この伝達軸46は電磁ク
ラッチ機構47を介して前記車軸43に接離自在に接続
されている。
また、前記吸込口本体11の下面前縁部の左右両側には
、それぞれ前車輪51.52が左右方向を回転輪方向と
して正逆回転自在に支持されている。
さらに、前記両電動機33.44への給電用のコード5
3が吸込口本体11の後面から導出されている。
つぎに、前記車輪用電動機44に係わる電気回路の構成
を第1図に基づいて説明する。なお、この電気回路は吸
込口本体11に内蔵されている。
まず、前記車輪用電動機44を含む駆動手段61の構成
を説明する。外部の交流電源62が整流回路63に接続
されるが、この整流回路63の両出力端間に、抵抗64
.65とダイオード66、67と電界効果トランジスタ
ー68.69との直列回路が一対接続されている。また
、前記両抵抗64.65およびダイオード66、67の
直列回路に、npn型トシトランジスターフ12と前記
車輪用電動機44とダイオードT3.14との直列回路
がそれぞれ並列に接続されている。さらに、前記整流回
路63の正極出力端と両npn型トランジター71.7
2のベースとの間に、それぞれpnp型トシトランジス
ターフ576および抵抗77、78が直列に接続されて
おり、両pop型トランジスター75゜76のベースが
それぞれ前記抵抗64.65およびダイオード66、6
7の中間点に抵抗79.80を介して接続されている。
なお、前記トランジスター68.69゜71、72とそ
れぞれ並列に保護用のダイオード81゜82、83.8
4が接続されている。
したがって、一方の電界効果トランジスター68がオン
になると、ダイオード66に電流が流れて、一方の p
np型トシトランジスターフ5ンになるとともに、一方
の npn型トシトランジスターフ1ンになり、このト
ランジスター71から車輪用電動機44を介してダイオ
ード73へと電流が流れる。これに対して、他方の電界
効果トランジスター69がオンになると、ダイオード6
7に電流が流れて、他方のpnp型トシトランジスター
フ6ンになるとともに、他方のnpn型トシトランジス
ターフ2ンになり、このトランジスター72から車輪用
電動機44を介してダイオード74へと電流が流れる。
こうして、電界効果トランジスター68.69のオン・
オフにより、車輪用電動機44に流れる電流が反転され
、この電動機44が正逆転するようになっている。もち
ろん、両電界効果トランジスター68.69がともにオ
フになっていれば、電動機44は停止している。
また、前記両感圧素子26.27が、使用者により吸込
口本体11に外部から加えられる前後方向の操作力を連
通管21の回動軸22において検出する検出手段91を
構成している。
92は主制御手段で、この主制御手段92は、検出手段
91からの信号を受けて、吸込口本体11に前向きの操
作力が加わったとき後車輪41.42を前進方向へ回転
させる信号を駆動手段61に送り、吸込口本体11に後
向きの操作力が加わったとき後車輪41、42を後退方
向へ回転させる信号を駆動手段61に送るものである。
より具体的には、主制御手段92は、両感圧素子26.
27の抵抗値を比較し、前側の感圧素子26の抵抗値の
ほうが小さいとき一方の電界効果トランジスター68の
ゲートに電圧を加えてこのトランジスター68をオンさ
せ、後側の感圧素子27の抵抗値のほうが小さいとき他
方の電界効果トランジスター69のゲートに電圧を加え
てこのトランジスター69をオンさせるものである。
また、93は副制御手段で、この副制御手段93は、感
圧素子26.27の抵抗値から、これら感圧素子26.
27が一定以上の圧力を受けたかどうかを判別し、−室
以上の圧力を受けたときのみ前記主制御手段92を動作
させるものである。換言すれば、副制御手段93は、感
圧素子26.27に加わる圧力が一定の圧力以下の場合
、主制御手段92から駆動手段61への後車輪41.4
2を回転させる信号をオフして、両電界効果トランジス
ター68.69がともにオフになるようにするものであ
る。
さらに、94は切換制御部で、この切換制御部94は、
両電界効果トランジスター68.69のオン・オフに対
応する車輪用電動機44の駆動ないし停止に連動して、
前記電磁クラッチ機構47を制御するものである。すな
わち、切換制御部94は、いずれかの電界効果トランジ
スター68.69がオンになったとき電磁クラッチ機構
47により車輪用電動機44に後車輪41.42を機械
的に接続させ、両電界効果トランジスター68.69が
いずれもオフになったとき電磁クラッチ機構47により
車輪用電動機44から後車輪41.42を機械的に切り
離すものである。
っぎに、前記実施例の作用について説明する。
掃除にあたっては、掃除機本体にホースを介して接続さ
れた延長管の先端部を第2の連通管25に接続しておく
。そのうえで、使用者は、ホースの延長管側の端部を把
持して、後車輪41.42および前車輪51.52が接
地した吸込口本体11を被掃除面上で主に前後方向に走
行させながら、掃除を行なう。このとき、吸込口本体1
1に対して第1の連通管21が上下方向に回動するとと
もに、この第1の連通管21に対して屈曲した第2の連
通管25が円周方向に回動することにより、吸込口20
が被掃除面に対向した状態が容易に保たれる。
そして、掃除機本体内に設けられた電動送風機の駆動に
より、塵埃が吸込口本体11の吸込口20から吸込室1
6内に吸込まれ、風路室18、連通管21゜25、延長
管およびホースを介して、掃除機本体の集塵室内に導か
れる。なお、じゅうたんなどを掃除する場合には、回転
ブラシ用電動機33を駆動して、回転ブラシ31を回転
させ、この回転ブラシ31によりじゅうたんから塵埃を
掻き出すとよい。
使用者が吸込口本体11を被掃除面上で前方に走行させ
ようとするとき、第3図に矢印F、て示すように、使用
者がホースの延長管側の端部を前へ押す力は、連通管2
1.25からその回動軸22を介して軸受23に伝わり
、さらに、矢印F2で示すように、この軸受23から前
側の感圧素子26を介し7て吸込口本体11に伝達され
る。この吸込し】本体11には被掃除面から摩擦抵抗が
加わるので、前述のようにして使用者が加える操作力の
少なくとも一部は、前側の感圧素子26に圧力として加
わる。その結果、この圧力に応じて、前側の感圧素子2
6の抵抗値が減少する。一方、吸込口本体11を後方に
走行させようとすると、逆に、矢印F3て示すように、
使用者が後へ引く力は、矢印F4で示すように、後側の
感圧素子27に圧力として加わる。その結果、この圧力
に応じて、後側の感圧素子27の抵抗値が減少する。
じゅうたんなとの走行性の悪い床面すなわち吸込口本体
11の走行に対する抵抗が大きい被掃除面では、使用者
が吸込口本体11に対して加える前後方向の操作力が大
きくなる。その結果、感圧素子26.27に加わる圧力
も大きくなるが、この圧力に対応する感圧素子26.2
7の抵抗値が減少しである設定値以下になると、副制御
手段93により、主制御手段91が動作して、車輪用電
動機44が駆動するとともに、これに連動して切換制御
部94が作動し、電磁クラッチ機構47により車輪用電
動機44が後車輪41.42に接続される。
このとき、検出手段91からの信号に応じて、主制御手
段92が駆動手段61の電動機44による後車輪41.
42の回転方向を制御する。すなわち、吸込口本体11
に前向きの操作力が加えられているときには、前側の感
圧素子26の抵抗値が後側の感圧素子27の抵抗値より
も低いので、電界効果トランジスター68のベースに電
圧が加えられて、このトランジスター68がオンになる
とともに、これに連動してトランジスター71.75が
オンになり、電動機44が正転する。したがって、この
電動機44により後車輪41.42は前進方向へ回転駆
動され、これにより吸込口本体11が前進する。一方、
吸込口本体11に後向きの操作力が加えられているとき
には、前側の感圧素子26の抵抗値よりも後側の感圧素
子27の抵抗値が低いので、電界効果トランジスタ69
のベースに電圧か加えられて、このトランジスター69
がオンになるとともに、これに連動してトランジスター
72.76がオンになり、電動機44が逆転する。した
がって、後車輪41.42は逆に後退方向へ回転駆動さ
れ、これにより吸込口本体11が後退する。
また、たたみなとの比較的走行性の悪い被掃除面でも、
後車輪di 42が回転して、吸込口本体11の走行を
助けることになる。
こうして、回転ブラシ31ではなく、専用の後車輪41
.42により吸込口本体11を自走させることにより、
各種じゅうたんあるいはたたみ等どのような被掃除面で
あっても、吸込口本体11の走行を確実に助けることが
できる。
また、使用者が意図するように吸込口本体11の走行方
向が反転されるよう、この吸込口本体11に加えられる
操作力を検出する検出手段91を感圧素子26. 27
により構成したので、従来のように検出手段がレバーお
よびスイッチからなっているような場合とは異なり、走
行方向の切換えのためのストロークがほとんと必要ない
。そのため、使用者の操作に対して後車輪41.42の
反転動作が速やかに追従するので、細かい走行操作も行
ないやすくなり、スムーズに掃除を行なうことができる
さらに、連通管21の回動軸22に加わることになる操
作力を感圧素子26.27により検出するので、被掃除
面の細かい凹凸などにあまり影響を受けることなく確実
に検出を行なえ、使用者の操作に対する後車輪41.4
2の反転動作がよりいっそう確実なものとなる。
一方、板の間などの走行性のよい床面すなわち吸込口本
体11の走行に対する抵抗が小さい被掃除面では、結果
的に使用者が吸込口本体11に対して加える前後方向の
操作力が小さくなる。その結果、感圧素子26.27に
加わる圧力も小さくなり、この圧力に対応する感圧素子
26.27の抵抗値が前記ある設定値以上になるので、
副制御手段93により、感圧素子26.27の抵抗値に
かかわらず、主制御手段92から駆動手段61への信号
がオフされ、トランジスター68.69.7+、 72
.75.76はすべてオフになる。そのため、車輪用電
動機44は停止している。また、これに連動して、電磁
クラッチ機構47により電動機44から後車輪41.4
2が切り離され、これら後車輪41.42は、駆動され
ないのみならず、電動機44とは独立して自由に回転で
きるようになる。
これにより、本来軽い走行が可能な板の間などの被掃除
面では、後車輪41.42が吸込口本体11の走行に対
して抵抗となることがなく、細かい前後の動きに対して
、吸込口本体11は容易に自由に動くことができ、狭い
場所の掃除でも容易に行なえる。
しかも、その際、車輪用電動機44は自動的に停止し、
手動でこの電動機44を停止させるような必要がなく、
操作性がよい。
これに対して、吸込口本体11の走行中、その走行のた
めに一定以上の操作力が必要になると、前述のように、
感圧素子26.27に加わる圧力が大きくなることによ
り、電動機44により後車輪41゜42が回転駆動され
るようになり、吸込口本体11の走行を助けることがで
きるようになる。
さらに、掃除中、使用者が吸込口本体11を一時的に空
中に持ち上げたときには、連通管21には前後方向の操
作力が加えられず、吸込口本体11側に加わる重力によ
り、連通管21の軸受23の両感圧素子26. 27が
支持壁24から離れようとし、同様に、両感圧素子26
.27に加わる圧力が所定の圧力以下になる。したがっ
て、副制御手段93により、主制御手段92は動作しな
いようになり、後車輪41.42は、それまで回転して
いたとしても停止する。このように、吸込口本体11を
空中に浮かせたときには、後車輪4!、 42か回転し
なくなくなるので、回転している後車輪41.42に手
を挟んだり、髪の毛を巻き込んだりすることがなく、安
全である。
なお、吸込口20側が上向きになるように吸込口本体1
1が裏返しにされたときこの吸込口本体11側から感圧
素子26.27に加わる荷重よりも、主制御手段92が
動作するために感圧素子26.27に加えられなければ
ならない圧力が大きくなるようにすれば、吸込口本体I
Iを裏返しにしたときにも、後車輪41.42を自動的
に停止させることができ、安全性を高めることができる
〔発明の効果〕
本発明によれば、っぎのような効果が得られる。
請求項1の電気掃除機の吸込口体では、電動機により正
逆回転駆動される専用の走行用動輪を吸込口本体に設け
たので、各種じゅうたんあるいはたたみ等どのような被
掃除面であっても、吸込口本体の走行を確実に助けるこ
とができる。また、使用者が意図するよう吸込口本体の
走行方向を主制御手段により反転させるために、この吸
込口本体に外部から加えられる前後方向の操作力を検出
する操作手段を感圧素子により構成したので、検出手段
において走行方向の切換えのためのストロークがほとん
ど必要なく、シたがって、使用者の操作に対して走行用
動輪の反転動作を速やかに追従させることができ、細か
い走行操作も行ないやすくなり、スムーズに掃除を行な
うことができる。
また、請求項2の電気掃除機の吸込口体では、クラッチ
機構により、電動機の駆動時にこの電動機に走行用動輪
を接続させ電動機の停止時にこの電動機から走行用動輪
を切り離すので、本来軽い走行が可能で走行用動輪を駆
動させる必要のない板の間などの被掃除面では、走行用
動輪を電動機とは独立に自由に回転させることができ、
走行用動輪が吸込口本体の走行に対してかえって抵抗に
なってしまうことを防止できるとともに、使用者の操作
に対応して吸込口本体を容易かつ自由に細かく走行させ
ることができる。
また、請求項3の電気掃除機の吸込口体では、吸込口本
体に上下回動自在に支持され吸込口本体の吸込室を掃除
機本体に連通させる連通管の回動軸に加えられる操作力
を感圧素子により検出するので、操作力の検出を確実に
行なうことができ、使用者の操作に対する走行用動輪の
反転動作をよりいっそう確実なものとできる。
さらに、請求項4の電気掃除機の吸込口体では、副制御
手段により、感圧素子に加わる力か所定の力以下の場合
に電動機を停止させるので、吸込口本体を空中に浮かせ
たとき、感圧素子に加わる力が所定の力以下になって走
行用動輪が自動的に停止することにより、回転している
駆動用車輪に手を挟んだり髪の毛を巻き込んだりするこ
とがなく、安全である。なお、請求項4の構成を請求項
2の電気掃除機の吸込口体に追加すれば、板の間などの
吸込口本体の走行に対する抵抗が小さい被掃除面では、
電動機が自動的に停止するので、手動でこの電動機を停
止させるような必要がなく、操作性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例を示
す回路図、第2図は同上一部を断面にした側面図、第3
図は同上感圧素子部分の斜視図、第4図は同上一部を切
り欠いた平面図である。 11・・吸込口本体、16・・吸込室、21.25・・
連通管、22・・連通管の回動軸、26.27・・感圧
素子、N、 42・・走行用動輪としての後車輪、44
・・車輪用電動機、47・・電磁クラッチ機構、61・
・駆動手段、91・・検出手段、92・・主制御手段、
93・・副制御手段。 平成2年3月23日 発  明 者 竹 本 律 雄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下面が開口した吸込室を有する吸込口本体と、 この吸込口本体に左右方向を回転軸方向として正逆回転
    自在に支持された走行用動輪と、この走行用動輪を正逆
    回転駆動する電動機を含む駆動手段と、 前記吸込口本体に外部から加えられる前後方向の操作力
    を検出する検出手段と、 この検出手段からの信号を受けて前記吸込口本体に前向
    きの操作力が加わったとき前記走行用動輪を前進方向へ
    回転させる信号を前記駆動手段に送り吸込口本体に後向
    きの操作力が加わったとき前記走行用動輪を後退方向へ
    回転させる信号を前記駆動手段に送る主制御手段とを備
    え、 前記検出手段は、感圧素子からなることを特徴とする電
    気掃除機の吸込口体。
  2. (2)前記電動機の駆動時にこの電動機に走行用動輪を
    接続させ電動機の停止時にこの電動機から走行用動輪を
    切り離すクラッチ機構を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. (3)前記吸込口本体に回動軸により上下回動自在に支
    持され前記吸込室を掃除機本体に連通させる連通管を備
    え、 前記検出手段は、前記連通管の回動軸に加えられる操作
    力を感圧素子により検出することを特徴とする請求項1
    または2記載の電気掃除機の吸込口体。
  4. (4)感圧素子に加わる力が所定の力以下の場合に前記
    主制御手段から駆動手段への走行用動輪を回転させる信
    号をオフして前記電動機を停止させる副制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1、2または3記載の電気掃
    除機の吸込口体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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