JPH03274037A - 変倍式複写機のレンズ移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、変倍式の複写機において変倍のための光学系
、特にレンズの移動装置の改良に関する。

〈従来技術〉 従来より変倍式の複写機に釦いては、例えば特開昭５９
−６９７４９号公報に示されている如く、光学系を構成
する単焦点レンズを光軸方向と平行に前後に移動するこ
とにより、原稿とレンズ、レンズと感光ドラムとのそれ
ぞれの光路比率を変倍させて拡大、縮少を行なわせるも
のがある。

このような変倍装置付の複写機では、その上部原稿台上
での原稿載置位置によって、変倍機構の構造を変更する
必要がある。例えば、原稿台上の走査に対する中心軸上
に原稿の中心軸を合わせて載置する方式の複写機では、
変倍作業を行なっても原稿と複写用紙の中心が一致する
ため、光軸に合わせて水平方向にのみ、レンズ光学系を
移動させれば良い。

一方、使用者の操作性を向上させるため、原稿台の左前
方角部に原稿の左前方隅部を一致させて載置する方式の
複写機では、走査系の中心軸と原稿の中心軸が一致しな
いため、変倍時に感光ドラムへの照射位置がズレでくる
。そのため、変倍時にはレンズ光学系を走査方向と平行
方向にだけでなく、走査方向に対して直交する方向にも
移動させ、原稿の左前方隅部と複写用紙の左前方隅部を
一致させるようにしている。

このような変倍式の複写機にむけるレンズ光学系の移動
装置は、第３図に示すように、レンズ馳をレンズフード
３１に取付け、レンズキャリッジ３３上で光軸Ｈと直交
する矢印Ａ’−Ｂ’方向に摺動自在に取付けされている
。レンズキャリッジ８８Ｆｉ、光軸Ｈと平行方向（矢印
Ａ−Ｂ）に摺動するようガイトレー／Ｉ／３５を嵌通さ
せ、レンズキャリッジ３３上のピン３４に駆動ワイヤー
４０の端部を張力調整用スプリング４１を介して張架し
ている。駆動ワイヤー４０は、ガイトレー／ｖ３５と平
行にガイドＶ−＃Ｂ５の両端部付近に位置するプーリー
４２ａ、４２　ｂに捲回して設けられ、デー！Ｊ−４２
ｂと同一軸上に設けられた歯車へ駆動モータ↓４３の歯
車が歯合し、レンズキャリッジ３３を移動させる駆動力
を発生している。前記レンズキャリッジ８３の下部には
ガイド溝３６が屈曲した状態で配設され、レンズフード
３１よりレンズキャリッジ３３の溝３８を貫通してガイ
ドピン３７が嵌合し、光軸Ｈに対して直交する方向への
移動するように誘導を行なっている。

ここで、上記構成のレンズ移動装置を拡大側に動作させ
るには、ｉずモーター４３を矢印Ｃ方向に回転させる。

これに歯合するブー！Ｊ−４２ｂは矢印り方向に回転さ
れ、駆動ワイヤー４０を巻取り、送り出しをする。駆動
ワイヤー４０はプーリー４２ａを通じてピン３４をスプ
リング４１側よジ引っはシ、レンズキャリッジ３３を矢
印Ａ方向に移動させている。レンズキャリッジ３３の移
動に従い、レンズフード３１はその下部のガイド溝３６
の横方向の誘導を受け、溝８８に従って矢印Ａ′方向に
移動する。尚縮少時には駆動モーター４３を矢印Ｅ方向
に逆回転させ全ての動作が逆になることでレンズフード
を矢印Ｂ′方向へレンズキャリッジを矢印Ｂ方向へ移動
させていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のように、光軸と直交する方向のレンズ移動をガイ
ド溝によって機械的に制御するものでは、レンズの移動
経路が限定されているため、例えば変倍率を間違えた際
等に訃いて第２図に示す通り最小倍率×０．７のレンズ
位置ａより最大倍率×１．４のレンズ位置Ｃへ移動させ
る必要が生じた場合、必ず破線で示す通り等倍位置×１
．０のレンズ位置すを経由して移動しなければならない
。そのため、変倍時に釦けるレンズ移動距離が長くなり
、変倍動作に時間が掛かる欠点があった。また、このよ
うな機械的な制御方法では、ガイド溝等の各部分の機械
的精度や組立精度、後々の調整精度、更にはガイドピン
、ガイド溝の耐久性等の機械精度が複写倍率精度及び複
写品質を高く保持するために重要であり、装置が複雑に
なり易い欠点が見られた。

本発明は、上記欠点に鑑み、光軸と直交する方向へのレ
ンズ移動を、独立した駆動モーターで行なうことにより
、変倍ヌピードの向上や、倍率精度、複写品質の向上を
図ることを目的とするものである。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、原稿の一側端部に応じて転写紙の一側端部を
基準に複写処理を行なうと共に原稿の画像を変倍する為
に光学装置のレンズを移動させて変倍コピーを可能にし
た変倍式複写機に釦いて、上記光学装置を構成するレン
ズと、光学装置の光軸に対して該レンズを平行に移動さ
せる第！の移動手段と、該光軸に対して該レンズを垂直
方向に移動させる第２の移動手段と、前記第１．第２の
移動手段をそれぞれ独立して作動させる駆動手段とから
なり、任意の変倍時にふ−いて、第１の移動手段と第２
の移動手段とをそれぞれ独立して駆動してレンズを移動
させることを特徴としている。

く作　用〉 したがって、レンズ移動がそれぞれ独立して駆動される
ため、任意の倍率管でのレンズ移動が最短距離で行なわ
れ、変倍時間の短縮ができまた、制御動作を電気信号で
行なうことから、倍率精度向上の為の調整等を容易に行
なうことができるものである。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図はこの発明の一実施例であるレンズ移動装置であって
、レンズ２ｔｉレンズフードｌに取付けされ、レンズキ
ャリッジ３上で図示しない光学系走査装置からの光軸Ｈ
に、直交する方向（矢印Ａ’　−Ｂ’力方向に摺動自在
に取付けされている。レンズキャリッジ３は、光軸Ｈと
平行方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に摺動するよう構成され、
ガイトレー／１１５ヲ嵌通させ、レンズキャリッジ３上
のピン４に駆動ワイヤー１０の端部を張力調整用スプリ
ング１１を介して張架している。駆動ワイヤーｌＯは、
ガイトレー／Ｌ１５と平行にガイトレー／Ｌ’５０両端
付近に位置するプーリー１２ａ、１２ｂに捲回して設け
られ、デー！Ｊ−１２ｂと同一軸上に設けられた歯車へ
例えば数値制御モーターよりなるレンズキャリッジ駆動
モーター１４が歯合し。

レンズキャリッジ３を移動させる駆動力を発生している
。筐た、該レンズフード１の下方ペース部分１ａには、
例えば数値制御モーターよりなるレンズフード駆動モー
ター１３が設けられ、該モーター軸上の歯車は、レンズ
キャリッジ３上に該レンズフードｌの摺動方向（矢印Ａ
’−Ｂ’方向）に平行に設けたラック７に歯合させ、レ
ンズフードｌを移動させる駆動力を発生している。尚、
１６．１７ａ光学センサーであってレンズカバー１及び
レンズキャリッジ３が等倍位置であるホームポジション
位置にあるか否かを検出している。

このような構成のレンズ移動装置の動作は、例えば拡大
側にレンズを移動させる場合には、まずレンズキャリッ
ジ駆動モーター１４を矢印Ｃ方向に回転させる。これに
歯合するブー！Ｊ−１２ｂは矢印り方向に回転され、駆
動ワイヤーｌＯのヌプリング１１何よりプーリー１２ａ
を介してピン４を索引し、レンズキャリッジ８を矢印Ａ
方向に移動させている。これと同時にレンズフード駆動
モーター１３は、矢印Ｇ方向に回転させる。すると該モ
ーター上の歯車は、レンズキャリッジ３上のラック７に
よシ矢印Ａ′方向への移動するためにレンズフードｌを
矢印Ａ′方向へ移動させることができる。

１ｆｃ、反対にレンズ移動装置を縮少側に移動させる場
合には、レンズキャリッジ駆動モーター１４を矢印Ｅ方
向に回転させる。するとデー！Ｊ−１２ｂは矢印Ｆ方向
に回転され駆動ワイヤー１０を巻き取り、送り出し、レ
ンズキャリッジ３を矢印Ｂ方向に移動させる。これと同
時にレンズフード駆動モーター１３は、矢印Ｈ方向に回
転され、ラック７と歯合しているためにレンズフードｌ
を矢印Ｂ′方向に移動させることができる。

上記拡大、縮少動作を行ない、複写操作を終了した後に
は、前記レンズ位置を等倍位置に戻す必要がある。この
場合、前記拡大時には縮少側へのレンズ移動制御を行な
い、縮少時には拡大側へのレンズ移動制御を行ない、Ｖ
ンズフードｌ及びレンズキャリッジ３が光学センサー１
６．１７にてホームポジション位置へ戻るのを検出する
筐で当該制御を続行すれば良い。

尚、本発明は上記の実施例に限定されるものでばなく、
本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正及び変更を加
え得ることは勿論である。例えば上記レンズフード又は
レンズキャリッジの移動を双方共にワイヤー駆動あるい
はギア駆動、その組み合わせを自由に行なうことは、製
品設計上において選択されるべきことである。また、双
方の摺動動作をリニアモーター等により行ない一層ヌム
ズな動作を得ることも可能である。

く効　果〉 以上の説明からも明らかな通り、光軸に対して平行及び
直交する方向にレンズを移動させる際に、それぞれ独立
して動作を行なう専用駆動モーターにて駆動しているた
め、例えば第２図に示すように、最少倍率×０．７のレ
ンズ位置ａより最大倍率×１．４のレンズ位置Ｃへ移動
させる必要が生じた場合にも、実線で示す通りの最短距
離での移動が可能になる。そのため変倍動作がスムーズ
になり、待ち時間の短縮が可能になる。また、機械的制
御機構が簡略化されるとともに機械的な誤差は電気的に
補正信号を重畳することにより容易に吸収することかで
き、正確な倍率設定が可能になるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である変倍式複写機のレンズ
移動装置を示す主要部分の斜視図、第２図は本発明及び
従来のレンズ移動状態を示す動作説明図、第３図は従来
の変倍式複写機のレンズ移動装置を示す部分斜視図であ
る。 １：レンズフード　　２：レンズ　　３：レンズキャリ
ッジ　　５：ガイドレーｌｖ　　７：ラック　　１０：
駆動ワイヤー　　１２ａ、１２ｂ：デーリー　　１８＝
レンズフード駆動モーター１４：レンズキャリッジ駆動
モーター　　Ｈ：光軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原稿の一側端部に応じて転写紙の一側端部を基準に
   複写処理を行なうと共に原稿の画像を変倍する為に光学
   装置のレンズを移動させて変倍コピーを可能にした変倍
   複写機において、 上記光学装置を構成するレンズと、光学装置の光軸に対
   して該レンズを平行に移動させる第１の移動手段と、該
   光軸に対して該レンズを垂直方向に移動させる第２の移
   動手段と、前記第１、第２の移動手段をそれぞれ独立し
   て作動させる駆動手段とからなり、任意の変倍時におい
   て、第１の移動手段と第２の移動手段とをそれぞれ独立
   して駆動し、レンズを移動させることを特徴とする変倍
   式複写機のレンズ移動装置。