JPH03273581A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディスク状の情報記録媒体（以下、ディスクと
いう、）を内蔵するディスクカートリッジに関するもの
である。

従来の技術 従来、ディスクを格納する方法として、複数枚のディス
クを取出自在に収納するディスクマガジンタイプと、筐
体内で１枚のディスクを回転自在に収納内封するディス
クカートリッジタイプとがある。これらは主にコンパク
トディスク（以下、ＣＤと記す、）のディスクプレーヤ
およびオートチェンジャにおいて多〈実施されており、
ディスクマガジンタイプの従来例としては、例えば特開
昭６０−２５４４５０号公報などがあり、また、ディス
クカートリッジタイプの従来例では特開平１−ＩＥ！５
０８２号公報に開示されたディスク格納方法などがある
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記ディスクマガジンタイプの場合、複
数のディスクが同じマガジン内に収納されるため、マガ
ジンの大きさが大きくなり、持ち運びに適さないもので
あった。また、マガジン内にディスクが収納されている
かどうかさらにはディスクに記録されている内容は外部
から認識できない上、ドライブ装置に装着された状態で
は任意の一枚のディスクを取り出す場合でも、−旦、装
置の動作状態を停止してマガジン全体を取り出さなけれ
ばならないという不便さがあった。また、前記ディスク
カートリッジタイプにおいては、ディスクを回転自在に
収納するために一般的にカートリッジの構造が複雑にな
り、またＣＤのようにケースに納められずに市販されて
いるものに対しては、ケースに収納するための構造が必
要になるため、同様にカートリッジの構造が複雑になる
。

また、前記ディスクマガジンタイプの場合、操作者によ
ってマガジンがドライブ装置に装着された後は、マガジ
ンからディスクが装置内に取り出され、ディスクが再生
された後に再びマガジンの中へ収納されるという一連の
動作がドライブ装置によって行われる。この動作の中で
、ディスクがドライブ装置によってマガジンの開口部を
通じて挿入される際、その挿入状態が不完全であり、デ
ィスクの一部が開口部から外部に突出している場合、そ
の突出したディスクにドライブ装置内の移動部分が衝突
あるいは接触し、ディスクが損傷を受けたり、ドライブ
装置の動作に支障をきたすおそれがある。　（特開昭８
０−２５４４５０号公報参照。　） これら従来の問題に対し、本発明の第１の目的は、各々
のディスクを個別に取り扱うことができ、使用者が容易
にディスクを収納、取り出しできると共に持ち運びが容
易な、新しいタイプのカートリッジを提供することにあ
る。

また、本発明の第２の目的は、カートリ、ジにディスク
を収納する際の挿入動作に必要な力を軽減し、かつ、収
納動作を確実ならしめることにある。

課題を解決するための手段 上記した従来のディスク収納方法における欠点に鑑み、
本発明のディスクカートリッジでは、ディスクを挿入、
排出するための開口部を一側面に有する箱状のケースと
、前記ディスクを前記ケース内に引き込むための引き込
み手段と、前記ディスクを前記ケース内の所定の位置に
保持するための保持手段と、前記ディスクを前記ケース
外へ排出するごとく移動するディスク排出手段と、前記
引き込み手段と前記保持手段の少なくとも一方を前記デ
ィスクの挿入方向へ移動付勢する付勢手段とにより構成
するものである。

作用 前記した構成により本発明のディスクカートリ、ジは、
ディスクの収納動作が引き込み手段と付勢手段の協調動
作によってなされるため、ディスクをカートリッジに挿
入するのに必要な外力が軽減され、かつ、収納動作を確
実ならしめることができる。

実施例 以下、第１図〜第６図にしたがい、本発明のディスクカ
ートリッジの一実施例を説明する。

第１図は本発明のディスクカートリッジの分解斜視図、
第２図はディスクカートリッジの外観斜視図である。第
１図および第２図において、カートリッジ１は上ケース
２ａと下ケース２ｂとが合わさって一体を成した箱状の
ケース２を有し、内部に１枚のディスク２１を出し入れ
自在に挿入することができる。上ケース２ａは透明な樹
脂でできており、カートリッジエに収納されたディスク
２１の表面に印刷された曲名などのディスク２工に記録
されている内容をあられす情報が、カートリッジ１の外
部から見えるようになっている。ケース２の一方の側面
はディスク２１を出し入れするための開口部１５を有し
ており、開口部１５と隣接する側面にはその長手方向に
長い溝部５を形成している。溝部５において、開口部１
５と反対側の端部付近には上ケース２ａと下ケース２ｂ
の互いに対向する位置に略コの字状の切欠き４を形成し
ている。この切欠き４は溝部５が形成された側面の中央
より開口部１５側に近い位置に形成している。さらに、
カートリッジ１を正規に装填した状態の図示しないディ
スクドライブ装置において、切欠き４の近傍に姿勢検出
手段（図示せず）を設けることにより、異なる姿勢でカ
ートリッジ１が挿入された場合には、姿勢検出手段は切
欠き４を検出しないためカートリッジ１が誤挿入された
ものと判断し、ディスクドライブ装置からカートリッジ
１の排出が行われる。

また、カートリッジ１の内部でディスク２１の記録面の
損傷を防止するため、ディスク２１の記録面と下ケース
２ｂの上面２ｃとの隙間を所定の間隔に保つように、ケ
ース２ｂの表面２ｃにはディスク形状と略同形状なる部
分を有するＵ字状の段部３を形成している。さらに、段
部３の開口部１５の近傍にはディスク２１をケース２の
内部へスムーズに案内するためにテーバ部３　ａｌ　　
３　ｂを形成している。

ケース２の内部にはディスク２１を排出するための板金
部材の円弧状のスライドアーム８（ディスク排出手段）
を内蔵しており、スライドアーム８は溝部５の長手方向
に往復移動自在に案内されている。スライドアーム８の
一方の端部にはツメ８ａが形成され、ツメ８ａは溝部５
内に位置している。さらに上記端部には屈曲部９ａを形
成した吸込バネ８が前記スライドアーム８の一部分とし
てこれと一体に設けられている。また、スライドアーム
８の他方の端部８ｂは、ケース２の内部にディスク２１
を挿入した状態では開口部１５と反対位置でディスク２
１の外周部に対向するごとく設けられている。また、ス
ライドアーム８の屈曲部に設けられたバネ掛け１１１８
ｃには、バネ１１（付勢手段）の一方のフック部を係止
しており、バネ１１の他方のフック部は下ケース２ｂに
植立するビン７に係止されている。ここで通常状態にお
いては、バネ１１の引張弾性付勢力によりスライドアー
ム８はケース２の開口部１５とは反対方向へ付勢されて
いる。

また、ケース２のＵ字状の段部３の一方の直線部分には
凹部６ａを形成しており、くの字状の屈曲部ｆＯａを形
成した板金部材のロックバネ１０が配置される。ロック
バネ１０の一方の端部の１字部１０ｂは下ケース２ｂに
形成したＬ字ｗｅｂに係止されている。

ケース２には表面から裏面にかけて凹部形状のラベルエ
リア１２ａ、１２ｂが形成されており、ケース２に挿入
されたディスク２１の内容等を表記するためのラベル１
３を貼付してイル。

次に、第２図および第３図〜第５図を用いてドライブ装
置内におけるディスクカートリッジからのディスク排出
動作の説明を行う。

本実施例のディスクカートリッジでは、その使用動作と
して２つの場合がある。すなわち、１つはカートリッジ
内にディスクが収納されている状態のものをそのドライ
ブ装置に装填し、ドライブ装置の内部でカートリッジか
らのディスクの排出およびそれへの挿入が行われる場合
、そして、２つには使用者が直接カートリッジに対して
ディスクを挿入および排出する場合である。ここではま
ず、第１の場合について説明を行う。

第２図において、カートリッジ１にはディスク２１がす
でに収納されており、ディスクドライブ装置にカートリ
ッジ１が装填された状態を示すものとする。上記ディス
クドライブ装置には、スライドアーム８のツメ８ａと係
合しつつ、これを移動するためのアーム駆動手段３１が
設けられている。アーム駆動手段３１は、所定の位置に
装填された上記カートリッジ１に対し、ケース２の表裏
面と略垂直な方向から切欠き４の内部を通過するように
移動する。アーム駆動手段３１はカートリッジ１の切欠
き４の内側まで到達すると、溝部５の内部でその長手方
向に移動を開始し、ツメ８ａと係合した後、これを移動
させることによりディスク２１の排出を行う。

第３図から第５図は、上記の動作中におけるカートリッ
ジ１の内部の様子を示すものである。

まず、第３図は上記アーム駆動手段３１がツメ８ａと係
合した状態を示す。ディスク２１は吸込バネ９およびロ
ックバネ１０の弾性付勢力により、ケース２の内部の所
定の位置に保持されている。

この状態よりディスクドライブ装置のアーム駆動手段３
１が溝部５の内部でスライドアーム８のツメ８ａを矢印
Ａの方向へ移動すると、ディスク２１はその外周部がス
ライドアーム８の端部８ｂに押され、吸込バネ９および
ロックバネ１０からの弾性付勢力に逆らいつつ上記矢印
Ａ方向へ移動す第４図はアーム駆動手段３１がツメ８ａ
をケース２の溝部５の端部まで移動させ、スライドアー
ム８の摺動移動が完了した状態である。ディスク２１は
、吸込バネ９およびロックバネ１０によりケース２の内
部へと引き込まれる方向の力を受けており、スライドア
ーム８の端部８ｂにより支持されている。その後、ディ
スク２１は、ディスクドライブ装置のディスク搬送機構
（図示せず）により矢印Ｂの方向へ引き出され、ケース
２の外部へと排出される。

第５図はディスク２１がドライブ装置の内部へと排出さ
れた後のカートリッジ１の状態を示すものである。スラ
イドアーム８はバネ１１の弾性力を受けつつ、アーム駆
動手段３１によって保持されたままであり、ツメ８ａは
ケース２の溝部５の端部に位置している。

次に、第６図、第７図および第３図を用いてディスク挿
入動作の説明を行う。

ディスク２１がドライブ装置の内部からカートリ、ジ１
の内部へ挿入される収納動作に際し、カートリッジ１は
上記のように第５図の状態で待機している。

第８図において、ディスク２１が開口部１５より挿入さ
れると、ディスク２１の外周部は吸込バネ９およびロッ
クバネ１０に当接する。このとき、吸込バネ９およびロ
ックバネ１０はディスク２１に対しそれぞれ矢印Ｑおよ
びＰの弾性付勢力を発生し、ディスク２１は（Ｐ１＋Ｑ
１）の大きさでケース２の外部へ排出しようとする抵抗
力（排出力）を受ける。

この抵抗力に逆らいつつ、さらにディスク２１が挿入さ
れると、第７図のようにディスク２１がスライドアーム
８の端部８ｂに当接する。この状態においては、吸込バ
ネθおよびロックバネ１０はディスク２１に対しそれぞ
れ矢印ＳおよびＲの弾性付勢力を発生し、ディスク２１
は（Ｒ１＋８１）の大きさでケース２の内部方向へ引き
込もうとする吸込力を受ける。しかしながら、分力Ｓ１
については、ディスク２１がスライドアーム８の端部８
ｂに当接している場合、ディスク２１を移動させるに有
効な力とはならず、前記スライドアーム８の端部８ｂに
ディスク２１を押圧するごとく作用するだけである。一
方、これらの動作と前後してアーム駆動手段３１が矢印
りの方向へ移動を開始し、スライドアーム８はバネ１１
により矢印Ｔの方向へ弾性付勢されているため、アーム
駆動手段３１の移動と共にこれと一体になって矢印りの
方向へ移動する。ここで、ディスク２１をケース２の内
部方向へ引き込もうとする力は（Ｒ１＋Ｔ）となる。す
なわちディスク２１は、分力Ｓ１によってスライドアー
ム８上に押圧、保持され、これと一体に吸込力（Ｒ１＋
Ｔ）によってケース２の内部方向へ引き込まれることに
なる。

ここで吸込バネ８およびロックバネ１０は、ディスク２
１の両サイドに位置させなければならず、カートリ；ジ
１を小型にしようとした場合、寸法的に大きな制約を受
けて設計されねばならない。

この結果、これらのバネは発生力の大きさに限界があり
、それら自体ではディスク２１の吸込力が十分に大きく
できない場合が生ずる。しかし、前記のように設計的に
余裕のある位置に設けられたバネ１工の発生力を吸込力
に利用することにより、十分な大きさの吸込力を確保す
ることができる。

以上の結果、ディスク２１はケース２の内部方向へと移
動してディスク規制部３ｃに当接し、第３図の状態とな
る。このとき、ロックバネ１０はディスク２１に対し矢
印Ｕの弾性付勢力を発生し、ディスク２１はその分力Ｕ
１およびバネ１１の最終発生力との合力によってケース
２の内部に保持される。

以上のようにして、ディスク挿入動作が完了する。

以上の説明は、カートリッジ１内にディスク２１が収納
されている状態のものをそのドライブ装置に装填し、ド
ライブ装置の内部でカートリッジ１からのディスク２１
の排出およびそれへの挿入が行われる場合のものであっ
た。

第８図は使用者が直接、カートリッジ１に対してディス
ク２１を挿入および排出する場合のカートリック１の状
態を示したものである。

スライドアーム８は外部から支持されておらず、バネ１
１によってケース２の端部に付勢されている。ディスク
２工はその挿入、排出動作において、主にロックバネ１
０の作用力を受ける。したがってドライブ装置内におけ
る挿入動作のように、ノイネ１１の発生力をディスク２
１の吸込力に利用することはできない。

なお、本実施例では、吸込バネ８、ロック１＜ネ１０お
よびバネ１１がディスクの引き込み手段。

保持手段を兼ねる構造となっているが、これらの機能を
個別に持たせる構成も考えられ、本発明の意図するもの
であればいかなるものであっても構わない。

発明の詳細 な説明したように、本発明のディスクカートリッジは、
各々のディスクを個別に取り扱うことができると共に、
使用者の手によってカートリッジへのディスクの収納、
排出が容易に行える。このためＣＤのよろにすでに市販
されているディスクに適応することができ、持ち運びが
容易で、かつ、ディスクドライブ装置に複数枚のディス
クを装填した場合でも、任意な一枚のディスクを取り出
すことが可能になる。また、ドライブ装置の内部におい
ては、ディスクの収納動作が引き込み手段と付勢手段の
協調動作によってなされるため、ディスクをカートリッ
ジに挿入するのに必要な外力が軽減され、わっ、収納動
作を確実ならしめることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のディスクカートリッジにおける分解斜
視図、第２図は本発明のディスクカートリッジにおける
外観斜視図、第３図は本発明のディスクカートリッジに
おけるディスク保持状態を示すｍ平面図、第４１！Ｉは
本発明のディスクカートリッジにおけるディスク排出動
作の中間状態を示す憂吟僻看平面図、第５図は本発明の
ディスクカートリッジにおけるディスク排出動作の完了
状態を示すｍ平面図、第６図は本発明のディスクカート
リッジにおけるディスク挿入動作の開始状態を示すＷ面
図、第７図は本発明の第３図 ディスクカートリッジにおける別なディスク挿入坪 動作の開始状態を示す４ＨＩＭ１面図である。 工・・・ディスクカートリッジ、　　２・・・ケース、
３・・・段部、　　３ｃ・・・ディスク規制部、　　４
・・・切欠き、　　５・・・溝部、　　８・・・スライ
ドアーム、８ａ・・・ツメ、　　９・・・吸込バネ、　
　１０・・・ロックバネ、１５・・・開口部、　　２１
・・・ディスク、　　３１・・・アーム駆動手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディスクを挿入，排出するための開口部を一側面に有す
   る箱状のケースと、 前記ディスクを前記ケース内に引き込むための引き込み
   手段と、 前記ディスクを前記ケース内の所定の位置に保持するた
   めの保持手段と、 前記ディスクを前記ケース外へ排出するごとく移動する
   ディスク排出手段と、 前記引き込み手段と前記保持手段の少なくとも一方を前
   記ディスクの挿入方向へ移動付勢する付勢手段と、を有
   することを特徴とするディスクカートリッジ。