JP3751790B2 - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報記憶媒体としての光ディスクを収納したディスクカートリッジを受け入れて光ディスクに対する情報処理を行う光ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報記憶媒体として光ディスクが広く使用されている。このような光ディスクの中には、光ディスクの損傷、汚れの付着等を防止するため、ディスクカートリッジ内に収納された状態で使用されるものが提供されている。
【0003】
このようなディスクカートリッジは、通常、光ディスクを収納した偏平なケースを有し、このケースの両面には、光ディスクを露出するための窓部がそれぞれ形成されている。また、ケースには、窓部を開閉するためのシャッタが摺動自在に取り付けられている。
【0004】
一方、上記光ディスクに対して情報の読み出し、書き込み等の処理を行う光ディスク駆動装置は、前面に挿通口が設けられた矩形箱状の筐体と、ディスクカートリッジが載置されるトレイとを備え、このトレイは、筐体内部に対し、挿通口を通して引き込みおよび引出し可能に設けられている。筐体内部には、ディスクカートリッジのシャッタを開閉するシャッタ開閉機構、光ディスクを支持するターンテーブル、光ディスクに対して情報の読み出し、書込みを行う光ヘッド、ターンテーブルを駆動するモータ、ターンテーブル上に載置された光ディスクをクランプするクランプホルダ等が設けられている。
【0005】
光ディスク駆動装置を作動させる場合、引出された状態のトレイにディスクカートリッジを載置した後、トレイ駆動機構によりカートリッジと共にトレイを筐体内へ引き込む。すると、シャッタ開閉機構によりカートリッジのシャッタが開放される。そして、光ディスクが所定位置に到達すると、ターンテーブルが上昇して光ディスクを支持するとともに、光ディスクはクランプホルダに押し付けられ所定位置に保持される。この状態で、ターンテーブルを回転駆動するとともに、光ヘッドにより情報の読み出しあるいは書込みを行う。
【0006】
一般に、ディスクカートリッジのシャッタは、光ディスク駆動装置に対する挿入方向と直交する方向に沿って開閉自在に設けられている。そして、上記光ディスク駆動装置によれば、シャッタ開閉機構は回動自在に設けられたシャッタ開閉アームを有し、このシャッタ開閉アームは、挿入されているディスクカートリッジのシャッタに当接し、シャッタを挿入方向と反対方向に押圧するとともに、カートリッジに押されて回動しシャッタを開放する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の光ディスク駆動装置において、ディスクカートリッジによりシャッタ開閉アームを押圧する際、シャッタは、このシャッタ開閉アームからシャッタを開放する方向の力を受けると同時に、シャッタ開閉アームの角度により、シャッタあるいはシャッタ保持部材をカートリッジのケースに押付ける方向の力、すなわち、カートリッジの挿入方向と反対方向の力を受ける。
【0008】
そのため、シャッタあるいはシャッタ保持部材は、カートリッジ本体に押し付けられた状態で移動するため、これらの間に摩擦が生じる。従って、シャッタの開閉動作を繰り返すことにより、磨耗粉が発生する可能性が高くなる。そして、ディスクカートリッジ内部でこのような摩擦粉が発生すると、光ディスクの表面に付着しやすく、記憶再生動作のエラーを発生する頻度が高くなる。
【0009】
従来では、上記のような問題を解決するため、市販のメディアクリーナによって光ディスク表面を定期的にクリーニングすることも行われているが、ディスクカートリッジの取扱いが面倒となってしまう。また、シャッタとして磨耗に強い特殊な材料を使用することも考えられるが、この場合、ディスクカートリッジの製造コストが上昇してしまうという問題がある。
【0010】
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、摩擦粉等を生じることなくディスクカートリッジのシャッタを円滑に開閉することができ、信頼性の向上した光ディスク駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の態様に係る光ディスク駆動装置は、光ディスクを収納しているとともに上記光ディスクを露出する窓部を有したカートリッジ本体と、上記カートリッジ本体に所定の開閉方向に沿って移動自在に設けられ上記窓部を開閉するシャッタと、を備えたディスクカートリッジを受け入れて上記光ディスクに対する情報処理を行う光ディスク駆動装置において、
筐体と、上記ディスクカートリッジが載置される装填部を有しているとともに、上記ディスクカートリッジを脱着可能な引出し位置と、上記ディスクカートリッジが上記筐体内の所定の装填位置に位置する引き込み位置と、の間を、上記シャッタの開閉方向とほぼ直交する方向に沿って往復移動自在に上記筐体に設けられたトレイと、上記トレイの上記引出し位置から引き込み位置への移動に応じて、上記シャッタに上記開閉方向のみに力を作用させてシャッタを開放するシャッタ開閉機構と、を備え、
上記シャッタ開閉機構は、上記シャッタの開閉方向と平行な方向に沿って、上記シャッタを閉塞する閉塞位置と、シャッタを開放する開放位置との間を移動自在に上記トレイに設けられているとともに、上記トレイに装填されたディスクカートリッジのシャッタと係合する係合部を有したシャッタ開閉部材と、上記トレイに形成され上記シャッタの開閉方向と平行な方向に延びているとともに上記シャッタ開閉部材の移動をガイドするガイド部と、上記筐体内に設けられているとともに上記シャッタ開閉部材と係合するガイド面を有し、上記トレイの上記引出し位置から引き込み位置への移動に応じて、上記シャッタ開閉部材をシャッタ開放方向へ移動させるガイドレールと、上記シャッタ開閉部材を上記閉塞位置に向けて付勢しているとともに前記ガイド面に向けて付勢した付勢部材と、を備えている。
上記構成の光ディスク駆動装置によれば、シャッタ開閉機構は、ディスクトレイが引き出し位置から引き込み位置に移動されると、これに連動してディスクカートリッジのシャッタに、このシャッタの開閉方向に沿った方向のみの力を作用させて、シャッタを開放する。そのため、シャッタの開閉時、ディスクカートリッジのシャッタおよびカートリッジ本体にトレイの移動方向に沿った反力が作用せず、その結果、シャッタとケースとの摩擦を低減し、摩擦粉等の発生を防止することができる。これにより、摩擦粉等に起因する記録再生時の誤動作を防止し、信頼性の高い光ディスク駆動装置を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係る光ディスク駆動装置について詳細に説明する。まず初めに、光ディスク駆動装置に装填されるディスクカートリッジについて説明する。
【0014】
図1および図2に示すように、ディスクカートリッジ10は、ディスク状の記録媒体として、光ディスク14を収納した偏平な矩形状のケース12を備えている。カートリッジ本体として機能するケース12は、ほぼ同一構造を有する一対のハーフケース13a、13bを接合することにより形成されている。
【0015】
光ディスク14の表面と対向しているケース12の上壁および下壁、つまり、ハーフケース13a、13bの主壁11a、11bには、光ディスク14へアクセスするための窓部16がそれぞれ形成され、互いに対向している。各窓部16は、それぞれケース12のほぼ中央から、後述する光ディスク駆動装置に対するディスクカートリッジ10の挿入方向Aに向かって、ケース12の前端面12a近傍まで延びている。
【0016】
ケース12内に収納された光ディスク14の中心部には、中心孔19および中心孔の周囲に位置したクランプ領域18が設けられている。そして、中心孔19、クランプ領域18、および光ディスク14の両面の一部は、窓部16を通して露出している。
【0017】
ケース12には、窓部16を開閉する両面一体型のシャッタ22が摺動自在に取り付けられている。シャッタ22は、それぞれ窓部16を開閉する一対の矩形状の遮蔽板22aと、これら遮蔽板の前端同志を連結しているとともにケース前端面12aと対向した連結板22bと、を有し、断面U字形状に形成されている。そして、シャッタ22は、ケース12の前端面12a側からケース12の両表面側を挟むようにして取り付けられている。また、連結板22bには、シャッタ22を開閉するための係合突部23が形成されている。
【0018】
シャッタ22は、図1に示すように、窓部16を閉塞する閉塞位置と、図2に実線および2点鎖線でそれぞれ示すように、閉塞位置の両側に位置しそれぞれ窓部16を開放する2つの開放位置と、の間をケース12の前端面12aと平行な方向、つまり、ディスクカートリッジ10の挿入方向Aと直行する開閉方向Bに沿って摺動可能となっている。シャッタ22は、ケース12内で窓部16の両側に配設された図示しない2つのシャッタばねにより常時閉塞位置に向かって付勢されている。
【0019】
ハーフケース13a、13bの表面の内、シャッタ22の遮蔽板22aが摺動する領域は、浅い矩形状の凹所15として形成され、窓部16もこの凹所内に形成されている。また、ハーフケース13a、13bは、凹所15の後端中央部から窓部16の近傍まで突出した抜け止め用の突部17を有し、この突部17は、遮蔽板22aの自由端部と係合して遮蔽板を凹所15内に保持している。
【0020】
各ハーフケース13a、13bの主壁11a、11bの後端部中央および後端面中央部には、ラベル貼付部6が連続して形成されている。ケース12の両側壁12b、12cの後端部には、光ディスク駆動装置のトレイに対してディスクカートリッジ10を位置決めするためのスロット26がそれぞれ形成されているとともに、両側壁12b、12cの前端部には、光ディスクドライブ側のローディング機構を引っ掛けるための凹所27がそれぞれ形成されている。その他、ハーフケース13a、13bには、種々の検出用の透孔が形成されている。
【0021】
次に、上述したディスクカートリッジ10を受け入れて光ディスク14に対する情報の読み出しあるいは書き込みを行う光ディスク駆動装置について説明する。図3に示すように、光ディスク駆動装置はほぼ矩形状の筐体30を備え、筐体の前面開口にはベゼル32が嵌合され前壁を構成している。このベゼル32には、筐体30内に対してディスクカートリッジ10を出し入れするたの細長い矩形状の挿通口34が形成されている。
【0022】
また、光ディスク駆動装置は、ディスクカートリッジ10を筐体30内に対して装填および取出しするためのディスクトレイ36を備えている。ディスクトレイ36は、ほぼ矩形板状のトレイ本体42と、トレイ本体の前端に設けられた矩形板状の前面パネル44と、を一体に有している。そして、ディスクトレイ36は、ディスクカートリッジ10を収納するための凹所からなる装填部38を形成している。この装填部38は、ディスクカートリッジ10とほぼ等しい幅を有すた矩形状に形成されている。また、前面パネル44にはディスクトレイ36を引き出しおよび引き込みするための開閉スイッチ41が設けられているとともに、トレイ本体42の底壁には、装填部38に開口したアクセス開口39が形成されている。
【0023】
上記構成のディスクトレイ36は、筐体30内に設けられた図示しないガイド機構およびトレイ駆動機構により、挿通口34を通して、図3に示す筐体から引き出された引出し位置と、筐体内に引き込まれた後述の引き込み位置との間を矢印A方向に沿って移動可能となっている。そして、ディスクトレイ36を筐体30から所定の引出し位置まで引出すことにより、装填部38が露出し、この装填部に対してディスクカートリッジ10の脱着が可能となる。また、ディスクトレイ36を筐体30内の所定の引き込み位置まで移動させることにより、ディスクカートリッジ10が筐体30内に装填され、光ディスク14に対する情報の読み出し、書込みが可能となる。この際、ディスクカートリッジ10は、その挿入方向Aがディスクトレイ36の移動方向Aと一致した状態でディスクトレイの装填部38に装填される。
【0024】
図4ないし図6に示すように、ディスクトレイ36の挿入方向先端部には、装填されたディスクカートリッジ10の先端部を保持するブッリジ状のカートリッジ保持部材48が設けられ、トレイ本体42の幅方向に沿って延びている。また、ディスクトレイ36の挿入方向先端部には、シャッタ開閉機構50の一部を構成するシャタ開閉部材52が設けられている。このシャッタ開閉部材52は細長い矩形状に形成され、その長手方向がディスクトレイ36の移動方向Aと直行する方向、すなわち、シャッタ22の開閉方向Bと一致するように設けられている。ディスクトレイ36において、トレイ本体42の底壁先端部には、開閉方向Bと平行に延びたガイドレール54およびガイド溝56が一体に形成されている。そして、シャッタ開閉部材52は、ガイドレール54およびガイド溝56により開閉方向Bに沿ってガイドされ、図示の閉塞位置と後述する開放位置との間を移動自在に設けている。なお、ガイドレール54およびガイド溝56は、この発明における第1ガイド部を構成している。
【0025】
シャッタ開閉部材52は、ディスクトレイ36に装填されたディスクカートリッジ10に向かって突出した押圧爪58と、押圧爪と反対方向に突出したフック60と、更に、ディスクトレイの底面と直交する方向に突出した係合突起としてのガイドピン62と、を一体に備えている。
【0026】
ディスクカートリッジ10をディスクトレイ42に装填すると、押圧爪58は、シャッタ22の先端部に設けられた係合突部23の端面に係合する。また、シャッタ開閉部材52のフック60とディスクトレイ42に設けられたばね受け63との間には、付勢部材として機能する引っ張りばね64が架設されている。そして、シャッタ開閉部材52は引っ張りばね64により図示の閉塞位置方向に付勢され、ディスクトレイ36に設けられたストッパ65に当接することにより、閉塞位置に保持されている。なお、シャッタ開閉部材52の閉塞位置は、ディスクトレイ42の幅方向ほぼ中央部に設定されている。
【0027】
一方、図3、図4、図6および図7に示すように、ディスクカートリッジ10のシャッタ22を開閉するためのシャッタ開閉機構50は、ディスクトレイ36の移動に応じてシャッタ開閉部材52を移動させるガイドレール70を備え、このガイドレール70は筐体30の天壁30aの内面に固定されている。また、駆動部材として機能するガイドレール70は、天壁に対して垂直に延びているとともにシャッタ開閉部材52のガイドピン62をガイドするガイド面72を有している。第2ガイド部として機能するガイド面72は、筐体30の幅方向ほぼ中央部から図4において筐体の右側壁に向かって斜めに延びた、すなわち、ディスクトレイ36の移動方向Aと交差する方向に延びた第1ガイド面72aと、第1ガイド面に続いて右側壁とほぼ平行に延びた第2ガイド面72bと、を有している。
【0028】
図7に示すように、筐体30内には、ディスクカートリッジ10に収納されている光ディスク14の中心孔19と係合するクランパ74が設けられている。また、筐体10内の底部には光ディスク14の駆動系76が設けられている。この駆動系76は、ディスクカートリッジ10内の光ディスク14を支持および回転駆動するターンテーブル78、光ディスクに対して情報の読み出しおよび書込みを行う図示しない光ヘッド等を備えている。
【0029】
上記構成の光ディスク駆動装置において、ディスクカートリッジ10を装填する場合、図3および図4に示すように、開閉スイッチ41を押してディスクトレイ36を筐体30から所定の引出し位置まで引出し、装填部38を露出させる。この状態で、装填部38に対してディスクカートリッジ10を装填する。
【0030】
ディスクトレイ36を引き出した状態において、シャッタ開閉機構50のシャッタ開閉部材52は、引っ張りばね64により付勢させれ閉塞位置に保持されている。そして、ディスクカートリッジ10をその挿入方向Aがディスクトレイ36の移動方向Aと一致するように、かつ、カートリッジの前端面が筐体30側となるようにディスクトレイの装填部38に装填する。これにより、ディスクカートリッジ10はディスクトレイ36内に保持され、シャッタ22の係合突部23は、シャッタ開閉部材52の押圧爪58と隣接対向して位置する。
【0031】
この状態で開閉スイッチ41を押すと図示しないトレイ駆動機構が作動し、ディスクトレイ36は、移動方向Aに沿って図示の引き出し位置から図7および図8に示す引き込み位置に移動される。ディスクトレイ36が引き込み位置に向かって移動すると、シャッタ開閉部材52のガイドピン62はガイドレール70の第1ガイド面72aに当接し、以後、ディスクトレイの移動に応じて第1ガイド面72aおよび第2ガイド面72bに沿って移動する。
【0032】
それにより、シャッタ開閉部材52は、挿入方向Aと反対方向の力、および開閉方向Bの力を受ける。従って、シャッタ開閉部材52は、引っ張りばね64の付勢力に抗し、開閉方向Bに沿って開放位置まで移動される。シャッタ開閉部材52が開放位置まで移動した時点で、ガイドピン62はガイドレール70の第2ガイド面72bに当接し、以後、ディスクトレイ36が引き込み位置に到達するまで、第2ガイド面72bに沿って移動しシャッタ開閉部材52を開放位置に保持する。
【0033】
また、図8に示すように、シャッタ開閉部材52が閉塞位置から開放位置へ移動すると、ディスクカートリッジ10のシャッタ22は押圧爪58に押圧され、シャッタ開閉部材と連動して閉塞位置から開放位置に移動した後、開放位置に保持される。これにより、ディスクカートリッジ10の窓部16が開放し、光ディスク14へのアクセスが可能となる。このようにして、ディスクトレイ36が引き出し位置から引き込み位置へ移動するまでの間、ディスクトレイの移動に連動して、ディスクカートリッジ10のシャッタ22が開放される。
【0034】
図7に示すように、ディスクトレイ36が引き込み位置まで移動すると、クランパ74がディスクカートリッジ10の窓部16を通して光ディスク14の中心孔19に対向する。同時に、駆動系76の昇降機構が駆動され、ターンテーブル78がディスクトレイ36のアクセス開口39およびディスクカートリッジ10の窓部16を通って上昇し、光ディスク14を支持するとともにクランパ74に押し付ける。これにより、光ディスク14はディスクカートリッジ10のケース内面から離間した状態に支持され、回転駆動が可能となる。そして、この状態で、ターンテーブル78を駆動して光ディスク14を回転させるとともに、図示しない光ヘッドにより光ディスクに対する情報の読み出しあるいは書込みを行う。
【0035】
一方、光ディスク駆動装置からディスクカートリッジ10を取り出す場合には、ディスクトレイ36の開閉スイッチ41を押す。すると、ターンテーブル78およびクランパ74が初期位置に復帰した後、図示しないトレイ駆動機構が作動し、ディスクトレイ36が引き込み位置から引き出し位置に移動される。
【0036】
ディスクトレイ36の移動に伴い、シャッタ開閉部材52のガイドピン62はガイドレール70の第2ガイド面72bおよび第1ガイド面72aに沿って移動する。そして、シャッタ開閉部材52は、引っ張りばね64の付勢力により、開放位置から閉塞位置に移動され、閉塞位置に保持される。同時に、ディスクカートリッジ10のシャッタ22は、シャッタ開閉部材52に追従して開放位置から閉塞位置へ移動し、窓部16を閉塞する。そして、ディスクトレイ36が引き出し位置まで引き出されることにより、このディスクトレイからディスクカートリッジ10を取り出すことができる。
【0037】
以上のように構成された光ディスク駆動装置によれば、シャッタ開閉機構50は、シャッタ22の開閉方向Bと平行な方向に沿って移動自在に設けられたシャッタ開閉部材52を備え、ディスクトレイ36の移動を利用して、このシャッタ開閉部材52を開閉方向へ移動させることにより、ディスクカートリッジ10のシャッタを開放する。そして、シャッタ22の開放時、シャッタ開閉部材52はディスクトレイ36の移動方向に反力を受けるが、このシャッタ開閉部材はディスクトレイ36上に設けられているため、シャッタ22には上記反力が伝達されない。
【0038】
従って、シャッタ22の開閉時、ディスクカートリッジ10のシャッタ22およびケース12にはシャッタの開閉方向Bのみに力が作用する。その結果、シャッタとケースとの摩擦を低減し、摩擦粉等の発生を防止することができる。これにより、摩擦粉等に起因する記録再生時の誤動作を防止し、信頼性の高い光ディスク駆動装置を得ることができる。また、シャッタに特別な材料を使用する必要がなく、ディスクカートリッジの製造コスト低減を図ることが可能となる。
【0039】
更に、シャッタ開閉機構50は、ディスクトレイ36の移動力を利用してシャッタを開放することから、特別な駆動機構を設ける必要がなく、構造の簡素化および製造コストの低減を図ることができる。
【0040】
なお、この発明は上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態においては、シャッタ開閉部材を移動させる駆動部材としてガイドレールを用いたが、回動自在に設けられた開閉アーム等を用いてもよい。ディスクトレイは、引き出し位置から押し込み位置まで手動で移動する構成としもよく、また、ディスクトレイ、シャッタ開閉部材の形状、構造等は必要に応じて種々変形可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、ディスクカートリッジのシャッタ開閉方向とほぼ平行な方向に移動可能に設けられたシャッタ開閉部材により、シャッタに対して開閉方向のみに力を作用させる構成としたことから、摩擦粉等を発生することなくディスクカートリッジのシャッタを円滑に開閉することができ、信頼性の向上した光ディスク駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク駆動装置に装填されるディスクカートリッジを示す斜視図。
【図2】シャッタを開放した状態における上記ディスクカートリッジを示す斜視図。
【図3】ディスクトレイが引き出された状態における、この発明の実施の形態に係る光ディスク駆動装置を示す斜視図。
【図4】上記ディスクトレイが引き出された状態の光ディスク駆動装置を示す平面図。
【図5】上記ディスクトレイの前端部を拡大して示す平面図。
【図6】上記ディスクトレイの前端部およびシャッタ開閉機構を示す斜視図。
【図7】上記ディスクトレイが筐体内へ引き込まれた状態における上記光ディスク駆動装置の断面図。
【図8】上記ディスクトレイが筐体内へ引き込まれた状態における上記光ディスク駆動装置の平面図。
【符号の説明】
10…ディスクカートリッジ
12…ケース
14…光ディスク
16…窓部
22…シャッタ
30…筐体
34…挿通口
36…ディスクトレイ
42…トレイ本体
50…シャッタ開閉機構
52…シャッタ開閉部材
54…ガイドレール
58…押圧爪
62…ガイドピン
64…引っ張りばね
70…ガイドレール
72a…第1ガイド面
72b…第2ガイド面

Claims (2)

  1. 光ディスクを収納しているとともに上記光ディスクを露出する窓部を有したカートリッジ本体と、上記カートリッジ本体に所定の開閉方向に沿って移動自在に設けられ上記窓部を開閉するシャッタと、を備えたディスクカートリッジを受け入れて上記光ディスクに対する情報処理を行う光ディスク駆動装置において、
    筐体と、
    上記ディスクカートリッジが載置される装填部を有しているとともに、上記ディスクカートリッジを脱着可能な引出し位置と、上記ディスクカートリッジが上記筐体内の所定の装填位置に位置する引き込み位置と、の間を、上記シャッタの開閉方向とほぼ直交する方向に沿って往復移動自在に上記筐体に設けられたトレイと、
    上記トレイの上記引出し位置から引き込み位置への移動に応じて、上記シャッタに上記開閉方向のみに力を作用させてシャッタを開放するシャッタ開閉機構と、を備え、
    上記シャッタ開閉機構は、
    上記シャッタの開閉方向と平行な方向に沿って、上記シャッタを閉塞する閉塞位置と、シャッタを開放する開放位置との間を移動自在に上記トレイに設けられているとともに、上記トレイに装填されたディスクカートリッジのシャッタと係合する係合部を有したシャッタ開閉部材と、
    上記トレイに形成され上記シャッタの開閉方向と平行な方向に延びているとともに上記シャッタ開閉部材の移動をガイドするガイド部と、
    上記筐体内に設けられているとともに上記シャッタ開閉部材と係合するガイド面を有し、上記トレイの上記引出し位置から引き込み位置への移動に応じて、上記シャッタ開閉部材をシャッタ開放方向へ移動させるガイドレールと、
    上記シャッタ開閉部材を上記閉塞位置に向けて付勢しているとともに前記ガイド面に向けて付勢した付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 上記シャッタ開閉部材は係合突起を有し、上記ガイドレールは、上記筐体内に固定的に設けられ、上記ガイド面は、上記トレイの移動方向に対して斜めに延び上記シャッタ開閉部材を上記閉塞位置と開放位置との間でガイドする第1ガイド面と、上記シャッタ開閉部材を開放位置に保持する第2ガイド面と、を有していることを特徴とする請求項に記載の光ディスク駆動装置。
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