JPH03273550A - リール台移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大きさが異なるテープカセ・ットが使用できる
情報記録再生装置に用いられ、リール台の位置を移動す
るリール台移動装置に関するものである。

〔従来の技術〕

近年情報記録再生装置はリール間の距離が異なる複数種
類のテープカセットを使用できるようにするため、１対
のリール台の位置を直線的に移動させるリール台移動装
置が設けられたものがある。

従来のリール台移動装置ばあらかしめテープカセットの
大きさを判別しておき、一対のリール台を夫々装着され
るテープカセットの大きさに対応するリールの位置に移
動させている。第５図はこのような従来のリール台移動
装置の一例を示す部分斜視図である。本図においてリー
ル台ベース１は直方体状をしており、その側面の所定の
位置に２つの貫通孔が形成される。これらの貫通孔には
一対のガイド軸２が平行に挿入されている。ガイド軸２
はリール台移動装置の本体上に一定の高さを保って固定
され、リール台ベースｌをその軸方向に直線移動自在に
保持するものである。リール台ベース１上にはリール台
３が固定されている。

一方リール台移動装置の本体上には垂直に一対のローラ
４，５が回転自在に保持され、ローラ４５の間にベルト
６が装着される。ベルト６上には対向する側面に同軸の
軸穴が形成されたコ字形の連結部材７が取付けられる。

−又リール台ベース１の側面には夫々軸穴が形成された
一対の板状の突片８，９が連結部材７を挟む位置に取付
けられ、夫々の軸穴に挿入された連結軸１０により連結
される。連結軸１０が挿入された連結部材７は、その軸
に巻回されたコイルバネ１１の中央部が固定され、コイ
ルバネ１１により左右の軸方向に付勢される。尚本図に
示すリール台移動機構と対称となる位置に同様のリール
台移動機構が設けられており、一対のリール台ベースは
夫々対称となる位置に移動するものである。

このように構成されたリール台移動装置では、ローラ４
，５を回転させることにより、ベルト６及びこれに連結
されたリール台ベース１をガイド軸２に沿って移動させ
、リール台３を所定のリール位置まで移動させるように
している。テープカセットが装着された場合には、リー
ル台ベース１は装着されたテープカセットの大きさを記
憶しておき、次に装着されるテープカセットの大きさを
判別し、その大きさに対応するテープカセットの位置に
移動する移動制御を行っている。

〔発明が解決しようとする課題］ このような従来のリール台移動装置では、リール台ベー
スの駆動とリール台の位置決めが同一の駆動装置を用い
て行われており、リール台ベースの高速移動と正確な位
置決めとの両立が困難であった。又リール台ベース１を
高速で移動するには、ベルト６に大きな負荷がかかるこ
ととなる。そのため機構部の信頼性が十分でないという
問題点があった。

本発明はこのような従来のリール台移動装置の問題点に
鑑みてなされたものであって、リール台の移動を高速化
すると共に、正確にリール台の位置決めができるように
することを技術的課題とする。

（課題を解決するための手段〕 本願の請求項１の発明は大きさが異なる複数種類のテー
プカセットを装着する情報記録再生装置に用いられ、リ
ール台を移動するリール台移動装置であって、リール台
を有し移動自在に保持された一対のリール台ベースと、
リール台ベースの位置を夫々規定するストッパーと、回
動自在に保持されリール台ベースと係合してリール台ベ
ースを移動させる一対のワイパーアームと、ワイパーア
ームを同時に逆方向に回動する駆動手段とを具備するこ
とを特徴とするものである。

又本願の請求項２の発明はストッパーがリール台ベース
の移動範囲の両端に設けられた第１．第２のストッパー
及びその中間に位置する第３のストッパーを有すること
を特徴とするものである。

又本願の請求項３の発明は第３のストッパーが回転スト
ッパーであることを特徴とするものである。

〔作用〕

このような特徴を有する本発明ムこよれば、駆動手段が
ワイパーアームを同時に逆方向に回動し、ワイパーアー
ムはリール台ベースと係合し、リール台が保持されたリ
ール台ベースを移動する。リール台ベースの移動範囲の
両端に設けられた第１のストッパーと第２のスト・７バ
ーはリール台ベースの位置を規定する。又その中間に設
けられた回転ストッパーはリール台ベースの位置を規定
するようにしている。

［実施例］ 本発明のリール台移動装置の一実施例について図面を参
照しつつ説明する。第１図は本発明の一実施例における
リール台移動装置を示す立面図、第２図は本実施例の供
給側リール台の拡大斜視図である。本図において、本体
２１上に略左右対称となる位置に供給側リール台移動機
構２２と巻取側リール台移動機構２３が設けられる。こ
れらのリール台移動機構２２．２３は夫々Ｌ、Ｍ、Ｓの
３種類のテーブカセントに対応してリール台の位置を変
更するものである。そして本体２１上乙こは一対の平行
な供給側のガイド軸２４ａ、２４ｂが本体２１から一定
の高さを保って固定される。同様にガイド軸２４ａ、２
４ｂと対称となる位置に一対の平行な巻取側のガイド軸
２５ａ、２５ｂが本体２１から一定の高さを保って固定
される。ガイド軸２４ｂ、２５ｂの一端は、７字形のＳ
カセット用のストッパー２６に連結される。又ガイド軸
２４ｂ、２５ｂの他端には、Ｌカセット用の一対のスト
ッパー２７．２８が固定される。

第２図に示すように、リール台ベース２９は角部が直角
に切欠かれたＬ字形の直方体であり、その側面には円形
と長円形の貫通孔が平行に形成される。その内部には図
示しないモータが設けられて上面のリール台３０を回転
自在に保持している。

又リール台ベース２９上には円柱形のピン３１が垂直に
植設されている。リール台ベース２９の２箇所の貫通孔
には夫々前述したガイド軸２４ａ２４ｂが挿入され、リ
ール台ベース２９がその軸方向に直線移動自在に保持さ
れる。又長円形の貫通孔は直線移動のときに平行に配置
されたガイド軸２４ａと２４ｂ間の精度的な誤差を吸収
するためのものである。これによりリール台ベース２９
はストッパー２６とストッパー２７の間を自在に移動す
ることができる。

又ストッパー２６とリール台ベース２９の間には、支軸
３２ａを中心として回動自在に保持されたＭカセント用
の回転ストッパー３２が設けられる。回転ストッパー３
２はストッパー２６に接する側面は半円柱形であり、対
向する面はリール台ベース２９の切欠部の面に接してい
る。又支軸３２ａの近傍には長円形の貫通孔３２ｂが形
成される。そして回転ストッパー３２の下面には、ピン
チソレノイド３３に取付けられたＬ字形のストッパーア
ーム３４が配置される。ストッパーアーム３４の一端乙
こは円柱形のピン３４ａが垂直に取付けられ、回転スト
ッパー３２の貫通孔３２ｂに係合している。

一方本体２１上のリール台ベース２９の近傍には、第２
図に示すように２段式の扇形のギア３５が回動自在に保
持される。又ギア３５は上段に扇形の平歯車３５ａが形
成され、下段ζこ扇形のウオーム歯車３５ｂが形成され
る。又平歯車３５ａにはその回転中心より外向きに直方
体状の切欠部３５ｃが設けられる。ギア３５の平歯車３
５ａと対称な本体２１上の巻取側リール台移動機構２３
側には扇状の平歯車３６が設けられ、平歯車３５ａと平
歯車３６は噛合している。又ギア３５のウオーム歯車３
５ｂはウオーム３７と噛合している。

そしてモータ３８のプーリ３８ａがタイミングベルト３
９を介してウオーム３７の軸上のプーリ３７ａに連結さ
れる。このギア３５と平歯車３６ウオーム３７．プーリ
３７ａ、プーリ３８ａ、タイミングベルト３９及びモー
タ３８によってワイパーアーム４０を回動する駆動手段
を構成している。一方ギア３５上には涙滴形のワイパー
アーム４０が設けられる。ワイパーアーム４０は円形に
打抜かれた打抜部４０ａ及び長円形の貫通孔４０ｂが形
成されており、打抜部４０ａは支持軸３５ｄを囲む位置
に配置される。

第３図はギア３５とワイパーアーム４０の分解斜視図で
ある。本図ｔこ示すように、ギア３５上にワイパーアー
ム４０が載置され、支持軸３５ｄが打抜部４０ａの中心
にくるように配置される。支持軸３５ｄの中心には２つ
のコイルハネ４１，４２が巻回されており、コイルハネ
４１，４２は夫々の両端を切欠部３５ｃと切欠部４０ｃ
に固定される。このコイルバネ４１，４２はワイパーア
ーＪ、、４０を支持軸３５ｄを中心軸に夫々左右の回動
方向に付勢するものである。尚第２図では図を明瞭にす
るため、コイルハネ４１，４２は省略している。さてワ
イパーアーム４０の貫通孔４０ｂにはリール台ベース２
９上のピン３］が挿入され、ワイパーアーム４０とリー
ル台ベース２９　ヲ連結している。又第１図に示すよう
に、巻取側リール台移動機構２３にも同様に図示しない
２つのコイルバネが取付けられたワイパーアーム４３が
平歯車３６上に設けられ、ワイパーアーム４３とリール
台４４が保持されたリール台ベース４５が連結されてい
る。

第４図は大きさが異なる３種類のテープカセットを重ね
て示した立面図である。外側から夫々孔テープカセット
、Ｍテープカセット、Ｓテープカセットを示しており、
図中の十印は夫々のテープカセットのリールの中心を示
している。

次に本実施例によるリール台移動装置の動作について説
明する。第１図に示すように、一対のリール台ベース２
９．４５が夫々のガイド軸２４゜２５の略中央に位置す
るＭテープカセットのリールの位置からＬテープカセッ
トのリールの位置へ移動する場合には、まずモータ３８
を駆動し、ウオーム３７に動力を伝達する。ウオーム３
７が回転することにより、ウオーム歯車３５ｂに回転が
伝えられ、ギア３５が回動する。そして噛合している巻
取側の平歯車３６に動力が伝達され、ギア３５と平歯車
３６は夫々矢印入方向ムこ回動する。

そのためワイパーアーム４０．４３は夫々２つのコイル
バネ４１，４２と図示しない巻取側の２つのコイルバネ
を介して夫々矢印Ｂ方向に回動することとなりビン３１
．４６を介して一対のリール台ベース２９．４５が夫々
のガイド軸２４ａ、２４ｂとガイド軸２５ａ、２５ｂに
沿って矢印Ｃ方向に移動する。そして夫々のリール台ベ
ース２９゜４５が一対のストッパー２７．２８に当接し
て移動が完了する。従ってストッパーの位置でリール台
３０．４４がＬカセットのリール位置に当たるようにあ
らかじめストッパー２７．２８を設けておく必要がある
。

又Ｍテープカセットのリール位置からＳテープカセット
のリール位置にリール台３０．４４を移動する場合には
、まずモータ３８によって矢印Ｃ方向に僅かに引戻す。

その後ピンチソレノイド３３を付勢することにより、ス
トッパーアーム３４゜４７が矢印り方向に引かれて回転
ストッパー３２４８を回動する。モしてモータ３８を逆
回転させることにより、リール台ベース２９．４５はス
トッパー２６に当接する位置まで移動して動作を完了す
る。これにより夫々のリール台ベース２９゜４５がスト
ッパー２６に当接するときのリール台３０．４４の位置
がＳテープカセットのリールの位置となる。又再度Ｍテ
ープカセットのリール位置まで移動する場合は前述した
逆の手順で動作させる。

このように構成されたリール台移動装置は、供給側リー
ル台移動機構２２と巻取側リール台移動機構２３とが略
対称となる位置に設けられており、ガイド軸の両端に固
定したＳカセット用のストッパーとＬカセット用のスト
ッパーにより夫々のテープカセットの位置決めをしてい
る。又Ｍテープカセットの位置はＭカセット用の回転ス
トッパーによって位置決めをしている。従ってリール台
ベースを高速で移動させても正確な位置決めを行うこと
ができる。

尚本実施例ではテープカセットの位置決めは３種類のス
トッパーを用いてリールの位置決めをしていたが、２種
類のテープカセットを用いる場合は２種類のストッパー
を用いてリールの位置決めをしてもよい。又更に多数の
テープカセットのリールの位置決めを複数のストッパー
を用いて行っても同様の効果が得られることはいうまで
ない。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したよう乙こ本発明によれば、複数種類
のテープカセットのリール位置ムこ対応してリール台ベ
ースを移動し、ストッパーを基準にして往復移動させる
ことができる。さらにテープカセットの位置決めとリー
ル台の移動を独立することにより、リール台の移動時に
移動範囲の中間に設けたストッパーを並行して動作させ
ることができ、リール台の移動を高速化することができ
る。

又正確にリール台の位置決めを行うことができるという
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるリール台移動装置の
立面図、第２図は同実施例における供給側リール台移動
機構を示す拡大斜視図、第３図は同実施例のギアとワイ
パーアームの分解斜視図、第４図は３種類のテープカセ
ットの立面図、第５図は従来のリール台移動装置の一部
分を示す斜視図である。 ２１−一一一・・−本体　　２２・・−・・−・供給側
リール台移動機構　　２３−−−−−−・巻取側リール
台移動機構　　２６゜２７　、２８−−−−−〜−スト
ッパー　　　２９　、４５−ｍ−−−・−リール台ベー
ス　　３０　、４４−−−−−−−リール台　　３２．
４８・・−・一回転ストッパー　　３３−・・・・・・
ピンチソレノイド　　３４．４７−・・−・・ストッパ
ーアーム３５・・−一一一−ギア　　３６−−−−平歯
車　　３７・・−・−ウオーム　　３８−・−モータ　
　３９−・−タイミングベルト　　４０．４３−・−・
・−ワイパーアーム４１　、４　：２−−−−−コイル
バネ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）大きさが異なる複数種類のテープカセットを装着
   する情報記録再生装置に用いられ、リール台を移動する
   リール台移動装置であって、リール台を有し移動自在に
   保持された一対のリール台ベースと、 前記リール台ベースの位置を夫々規定するストッパーと
   、 回動自在に保持され前記リール台ベースと係合して前記
   リール台ベースを移動させる一対のワイパーアームと、 前記ワイパーアームを同時に逆方向に回動する駆動手段
   とを具備することを特徴とするリール台移動装置。
2. （２）前記ストッパーは、前記リール台ベースの移動範
   囲の両端に設けられた第１，第２のストッパー及びその
   中間に位置する第３のストッパーを有することを特徴と
   する請求項１記載のリール台移動装置。
3. （３）前記第３のストッパーは、回転ストッパーである
   ことを特徴とする請求項２記載のリール台移動装置。