JPH03273032A - 水素化ニトリルゴム組成物と繊維との接着方法 - Google Patents

水素化ニトリルゴム組成物と繊維との接着方法

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JPH03273032A JP2328188A JP32818890A JPH03273032A JP H03273032 A JPH03273032 A JP H03273032A JP 2328188 A JP2328188 A JP 2328188A JP 32818890 A JP32818890 A JP 32818890A JP H03273032 A JPH03273032 A JP H03273032A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08J2309/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08J2309/02Copolymers with acrylonitrile

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水素化ニトリルゴム組成物と繊維との接着方法
、詳しくは水素添加率が80%以上のアクリロニトリル
−ブタジェン共重合体(以下水素化ニトリルゴムと云い
、H−NBRで表わす)からなるゴム組成物と繊維との
有利な接着処理方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、ゴム/繊維複合材料において、ゴム組成物と繊維
とを接着させる方法として繊維をレゾルシン−ホルマリ
ン−ゴムラテックス(RFL)iで表面処理し、さらに
前記ゴム組成物をトルエン。
メチルエチルケトン、n−ヘキサン等の有機溶剤に溶か
したセメントでソーキング処理した後、両者を接着させ
る方法が知られている。
しかし、これらの方法は常温時における接着性の向上に
は一定の成果を収めるとしても近時、ゴム/繊維複合材
料が使用される頻度の高い熱時雰囲気(120°C〜1
50℃)での接着水準が低く、眉間剥離に起因する故障
が発生してしまう。
例えば、熱時雰囲気(120°C〜150℃)下で使用
される多リブベルト ローエツジベルト。
平ベルトなどの製品は従来、クロロブレンゴム(CR)
などの汎用ゴ1、が一般に用いられて来たが、自動車の
排ガス規制や高速度化によりエンジン周辺の温度が上昇
することに伴う苛酷な条件下での耐久性を向上させるた
め耐熱性にすぐれたゴムとしてエピクロルヒドリンゴム
(CI(R)、  クロルスルホン化ポリエチレンゴム
(CSM)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM
)等の使用が試みられている。ところが、CHRは熱軟
化性耐寒性に問題があり、またC3Mは内部発熱が大き
く、耐寒性、耐油性ともに問題がある。更にEPDMは
耐油性に問題があるなど、何れも寿命が充分でなく、機
能を充分に発揮することができない欠点がある。
そこで、最近に至り、耐油性、耐熱性を同時に具えたゴ
ムとして水素化ニトリルゴムが注目を浴びている。
ところが、この水素化ニトリルゴムは従来、繊維との接
着において常識となっているイオウを配合すれば耐熱性
の保持に問題を有することから、耐熱性、耐油性を同時
に具有させるためには配合物におけるイオウ使用量を可
及的に減らして繊維との接着を良好にする必要がある。
そのため、このような問題を解決すべく、更に研究が重
ねられ、本出願人においても繊維をカルボキシル基含有
3%以上のアクリロニトリル−ブタジェンラテックスと
、レゾルシン−ホルマリンとの混合液を10=1〜2:
1の固形分重量割合で、かつレゾルシン−ホルマリン混
合液のレゾルシンとホルマリンのモル比を1=3〜3:
1の割合になるように混合した溶液で処理し、しかる後
、これを未加硫ゴムと密着加硫せしめる繊維と水素化ニ
トリルゴム配合物との接着方法をさきに提案した。(特
公昭60−24131号公報参照)(発明が解決しよう
とする課!り しかし、上記提案に係る接着方法は、常温時における接
着性向上の面ではすぐれた成果を挙げたが、前述した最
近における使用頻度の高い熱時雰囲気下での接着水準に
対しては必らずしも十分でなく、しかもゴムラテックス
として特定された水素化ニトリルゴムラテックスの使用
を必要とする関係上、工業的利用の面でも制約を免れな
かった。
本発明は上述の如き実状に対処し、更に新規な処理方法
を見出し、特に水素添加率が80%以上の水素化ニトリ
ルゴムを主成分としたゴム組成物と繊維とを熱時雰囲気
下においても十分に接着させ、熱老化されても眉間剥離
を起こすことのないようにして熱時雰囲気下で使用され
る各種ベルトを始めゴム製品の耐久性を向上せしめるこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記目的を達成する本発明方法の特徴は、水素添
加率が80%以上の水素化ニトリルゴムと繊維とを接着
するにあたり、該繊維を少なくともポリエポキシド化合
物又は/及びポリイソシアネート化合物を含む第1処理
液で処理し、次いで、レゾルレンーホルマリンーゴムラ
テックスの第2処理液で処理し、その後、更に少なくと
もニトリルゴム又は/及び水素化ニトリルゴムからなる
ゴム組成物と塩化ゴムとを有機溶剤に溶かした第3処理
液で処理した後、これを未加硫ゴムと接着加硫せしめる
ことにある。
以下、更にこれを詳述すれば、先ず、上記本発明で用い
るゴム組成物としては水素添加率が80%以上のニトリ
ルゴム即ち、水素化ニトリルゴムを主成分とするゴム組
成物であり、必要に応じて補強剤、可塑剤、老化防止剤
、加硫剤等が添加混合される。
また、本発明で用いる繊維は、6−ナイロン6.6−ナ
イロン、ビニロン、ポリエステル アラミド等の合成繊
維、レーヨン等の再生繊維素繊維。
コツトン等の天然繊維を始め、一般にゴムとの接着に用
いられている繊維が含まれるが、特に耐熱用途のために
はポリエステル、アラミドは好適である。
そして、これらの繊維には未加硫ゴムとの接着に先立ち
、所要の処理が施されるが、この処理はポリエポキシド
化合物又は/及びポリイソシアネート化合物からなる第
1処理液でデイツプ処理し、次いでレゾルシン−ホルマ
リン−ゴムラテックスからなる第2処理液でデイツプ処
理し、さらにNBR又は/及びH−NBRを主成分とす
るゴム組成物と塩化ゴム、好適には塩素含有率60%以
上の塩化ゴムを20〜90重量部、NBR又は/及びH
−NBRゴム組成物を80〜10重量部の割合で、固形
分濃度5〜20%となるようにトルエン、メチルエチル
ケトン等の有機溶剤に溶かしたセメントからなる第3処
理液でソーキング処理を施す。
なお、これらの処理は別設、特異のものではなく、常法
によって行えばよい。より具体的には繊維に第1処理液
を付着させた後の乾燥処理は、150〜220℃、好ま
しくは160〜210°Cの温度範囲で1〜5分間実施
される。
更に第2処理液を付着させた後の加熱処理は繊維の種類
による多少の変動があるが、浸漬により付着した混合液
を反応定着させるのに十分な温度と時間を要し、通常1
40〜240°Cで1〜5分間で行われる。特に繊維と
してアラミドを使用するときには、170〜200°C
で2分間が最も有効である。しかし、処理条件によって
必らずしも拘束されるものではない。
また、第3処理液を付着させた後の乾燥処理は100〜
200°Cで1〜4分間行う。
前記第1処理液で使用するポリエポキシド化合物として
は、例えばエチレングリコール、グリセリン、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール等の多価アルコールや、ポ
リエチレングリコール等のポリアルキレングリコールと
エピクロルヒドリンのようなハロゲン含有エポキシ化合
物との反応生成物や、レゾルシン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ジメチルエタン、フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂等の多
価フェノール類やハロゲン含有エポキシ化合物との反応
生成物などである。
また、前記第1処理液で使用するポリイソシアネート化
合物としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、トルエン2.4−ジイソシアネート、4.4’
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、P−フエ
ニルジイソシアネート等のジイソシアネート類やトリフ
ェニルメタントリイソシアネート等の3価のイソシアネ
ート類但し、n=1〜3、(商品明PARI)で表わさ
れるものなどがある。
更にブロックトイソシアネートとしては上記のイソシア
ネートとフェノール、クレゾール、オクチルフェノール
、ε−カプロラクタム、亜硫酸水素ナトリウム等の活性
水素化合物との付加反応物を用いることができる。
そして、本発明の第2処理液で使用するレゾルシン−ホ
ルマリン−ゴムラテックスは、レゾルシンとホルマリタ
ンの初期縮合物をラテックスと混合したものであり、こ
の場合レゾルシンとホルマリンのモル比は3/1〜1/
3にすることが接着力を高める上で好適である。
またレゾルシンとホルマリンの初期縮合物は、これをラ
テックスのゴム分100重量部に対してその樹脂分が5
〜100重量部になるようにラテックスと混合したうえ
、全固形濃度を5〜40%濃度に調節される。
上記ゴムラテックスはクロロブレンラテックス。
アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムラテックス、
水素添加率80%のアクリロニトリル−フタジエン共重
合ゴムラテックスあるいはスチレン・ブタジェン・ビニ
ルピリジン三元共重合ゴムラテックス等が可能であり、
これは単独又は併用して使用する。
更に本発明で使用する第3処理液に用いるNBR又は/
及びH−NBRを主成分とするゴム組成物は、ゴムに加
硫剤、加硫促進剤、カーボンブラック等の補強剤、充填
剤等を含むものである。
特に、第3処理液に前記ゴム組成物を添加しない場合に
は、前記第1処理液、第2処理液そして第3処理液と順
次、処理された繊維と水素化ニトリルゴム組成物との接
着力は良好であるが、時間の経過にともなって接着力の
低下が大きくなる。
しかし、繊維に被覆している処理剤の被膜は柔軟性に欠
けるところから、例えばベルト芯線に用いたコードは屈
曲及び熱疲労によって接着層が劣化し、早期にベルト側
面から飛び出すといった問題がある。
かくして上記各処理液によって処理した繊維を次に前述
した未加硫ゴム組成物と密着し、加硫接着させるが、加
硫は通常の処理条件に従って既知の一般的方法によって
行えばよい。
以下、上記本発明方法の基本的実施例を示す。
実施例中、配合量は特記しない限り、重量部(PHR)
を表す。
(実施例1) 先ず処理液の調合として、トルエン90gにPAPI(
化成アップジョン社製ポリイソシアネート化合物)90
gを加えて十分に撹拌混合し第1処理液を調製した。
一方、水130 gにレゾルシン3glホルマリン(3
7%)2gを添加して十分に撹拌分散させ別にニラポー
ル(登録商標)2518FS(日本ゼオン社製、スチレ
ン・ブタジェン・ビニルピリジン三元共重合ゴムラテッ
クス(VP)40%水乳化液)400gを水400gで
希釈して、この希釈液の中に上記レゾルシン−ホルマリ
ン分散液をゆっくりかきまぜながら加えてゆき、均一に
混合して室温で1週間以上熟成し、第2処理液を作った
更に、引き続き下記第1表に示す配合に従ってゴム組成
物Aを調製した。
なお、配合方法は架橋剤を混入しない前半はBR形バン
バリーを用い、後半の架橋剤の添加は試験用ロール機に
より実施した。
(以下、余白) 第 ■ 表(ゴム配合A) 次に上記ゴム組成物を第2表に示す配合内容で各トルエ
ン溶液を調製した。
水旭電化社製 CR−20(塩素含有量65%)上記第
2表における配合−2は本発明に係るもので、配合−3
及び配合−4は比較例のもので、このようにして得られ
た各配合液を第3処理液とした。
以上、各調製した処理液に従って、次に繊維を処理し、
H−NBRゴム組成物との接着ならびにベルト走行試験
を下記の如く行った。
(イ)繊維の処理 1000d/]X5.上撚15回/10cm、下撚30
回/l0CIのポリエステル繊維からなるコードをコー
ド処理機を用いて上記第1処理液に浸漬した後、200
℃で2分間乾燥し、次いで第2処理液に浸漬した後、2
30°Cで2分間熱処理し、更に配合−2からなる第3
処理液及び比較のための配合−3及び配合−4処理液に
浸漬した後、150°Cで2分間乾燥処理した。
(II)接着及びベルト走行試験 かくして得られた処理コードについて第3表に示すH−
NBRゴム組成物との接着試験を行い、ゴムとコードの
剥離力、ゴム付着率を測定した。
この試験方法としては、まず処理を施したコードを、密
に並べて前記ゴム配合物に温度150℃、圧力50)c
g/cjで30分間加圧密着させ、巾25m。
長さ140■、厚さ3■のシート状の試料を得た。
この試料を140℃に所定時間放置した後、T剥離試験
を実施して剥離力を求め、同時にゴム付着率を求めた。
ゴム付着率は(テスト後のコード重量−テスト前のコー
ド重量)/テスト前のコード重量×100(%)で求め
た。
さらに当該処理コードを用いて第3表、第4表に示すI
I−NBRゴム組成物を用い、常法にて多リブベルトを
作成し、図に示す走行試験にてコードの耐ポツプアウト
性能(屈曲及び熱疲労によって接着層が劣化、破壊され
てベルトの側面、即ちプーリとの摩擦面から飛び出す現
象を言う)を調べた。
また、比較のために上記第2表の配合−3及び配合−4
の処理液を用いて、その他は上記方法とまったく同様に
して処理コード(比較例1及び比較例−2)を作成し、
同様に接着試験及びベルトの走行性能を調べた。両者の
結果を第5表にあわせて示す。
第5表中、()内はゴム付着率を示す。
第  3  表  クツションゴム配合圧縮ゴム配合 なお、ベルトの耐熱走行試験に用いた試験機は図に示す
ように駆動プーリ(1)(直径120m、4900r、
p、m)と従動プーリ(2)(直径120閣、 12P
S)及びテンションプーリ(3)(直径45閣、荷重5
7)cg)の間に多リブベルト(5)を巻回し、該多リ
ブベルト(5)に対してアイドラプーリ(5)(直径8
5 m )を加えて底部に亀裂が発注するかヌはコード
がポツプアウトするのに要した時間を測定した。
なお、雰囲気温度は120℃の高温条件とした。
上記の試験結果より分かるように第3処理液としてNB
R又は/及びH−NBRからなるゴム組成物と、塩化ゴ
ムを用いた本発明方法によるものでは高温下で熱劣化を
受けても接着性の低下は僅かであり、ベルトの耐久性に
おいても長時間ポツプアウトすることなく他の原因でベ
ルト寿命に至るが、比較のため塩化ゴムを用いない処理
液を用いた場合には剥離力も低く、ポツプアウトするこ
とが知見された。
また、第3処理液として塩化ゴムからなるゴム糊を用い
た場合には、オリジナルの接着力は良好であるが、時間
の経過につれて低下する。そしてコードに被覆している
接着膜が柔軟性に欠けるところから、該コードは早期に
ポツプアウトすることが知見された。
(実施例2) 実施例1の第2処理液のゴムラテックスをvPO代わり
にH−NBRと同種のラテックスを用いることによりH
−NBRとの接着性を向上させるべく NBR系のニラ
ポール(登録商標)LX−1571(日本ゼオン社製製
品、カルボキシル変性アクリロニトリル・ブタジェン共
重合ゴムラテックス40%水乳化液)に変更し、配合量
は同じとして第2処理液を調製し、これを用いて実施例
1と同一の方法1条件でコードの処理を行い、得られた
処理コードについて剥離力、ゴム付着率を測定し、更に
多リブベルトを作成してその耐久寿命を調べた。なお、
実施例1と同じく第3処理液に塩化ゴムを用いない場合
を比較のため行い、比較例2とした。
その結果をあわせて第6表に示す。表中、()内はゴム
付着率を示す。
上記試験結果より第3処理液に塩化ゴムを使用すること
によって第2処理液のラテックスの種類の影響を大きく
受けることなく、tl−NBRゴム組成物に対し繊維の
接着性向上が得られることが分かる。
(実施例3) 第1処理液としてペンタエリスリトールジグリシジルエ
ーテル20gに界面活性剤としてネオコール5W−30
(登録商標、第一工業製薬社製。
ジオクチルスルフオサクシネートナトリウム塩の30重
量%水溶液)Igを添加し、これを水976gに激しく
撹拌しながら添加した。そして次に10%苛性ソーダ水
溶液3gを加えて十分に撹拌混合し、調製した。
かかる第1処理液に実施例工と同様のポリエステル繊維
からなるコードを浸漬した後、150″Cで2分間乾燥
し、次いで実施例1と同様の第2処理液、第3処理液で
処理をし、第3表に示すHNBRゴム組成物との接着試
験を行った。
尚、比較例4として第3処理液に塩化ゴムを含めないも
のを用いた。
この結果は第7表に示す。表中、()はゴム付着率を示
す。
(以下、余白) 第 7 表 以上のように第1処理液としてポリエポキシド化合物を
用いても接着とゴムとの接着は良好であることが判る。
(発明の効果) 以上のように本発明方法は前記の如く第1処理液、第2
処理液及び第3処理液で処理することにより、とりわけ
第3処理液にニトリルゴム又は/及び水素化ニトリルゴ
ムからなるゴム組成物と塩化ゴムを用いることにより、
第2処理液のラテックスの種類に太き(影響を受けるこ
となく、しかも高温下で熱劣化を受けても接着性は殆ど
低下することなく良好な熱時雰囲気の接着性を保持して
、現下に要求される苛酷な条件下における耐久性を高め
ることができ、水素化ニトリルゴム組成物と繊維との接
着性向上に格段の効果が期待される。
なお、本発明方法は特に熱時雰囲気下で耐油性5耐熱性
の要求される多リブベルト、ローエツジベルト、平ベル
ト等の製品において水素化ニトリルゴム配合物と繊維と
を接着させるのに有用である。
【図面の簡単な説明】
図は縫着発明実施例において走行試験に用いた試験機の
概要を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水素添加率が80%以上の水素化ニトリルゴムと繊
    維との接着において、該繊維をポリエポキシド化合物又
    は/及びポリイソシアネート化合物を含む第1処理液で
    処理し、次いでレゾルシン−ホルマリン−ゴムラテック
    スの第2処理液で処理し、更にその後、ニトリルゴム又
    は/及び水素化ニトリルゴムからなるゴム組成物と塩化
    ゴムとを有機溶剤に溶解させた第3処理液で処理した後
    、未加硫ゴムと密着加硫せしめることを特徴とする水素
    化ニトリルゴム組成物と繊維との接着方法。 2、第3処理液の有機溶剤に溶かす塩化ゴムが塩素含有
    量60%以上である請求項1記載の水素化ニトリルゴム
    組成物と繊維との接着方法。
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