JPH0327297B2 - - Google Patents

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JPH0327297B2
JPH0327297B2 JP7305086A JP7305086A JPH0327297B2 JP H0327297 B2 JPH0327297 B2 JP H0327297B2 JP 7305086 A JP7305086 A JP 7305086A JP 7305086 A JP7305086 A JP 7305086A JP H0327297 B2 JPH0327297 B2 JP H0327297B2
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JP
Japan
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head
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hexagonal
nut
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JP7305086A
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English (en)
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JPS62236676A (ja
Inventor
Teruo Myamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukiboshi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tsukiboshi Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsukiboshi Manufacturing Co Ltd filed Critical Tsukiboshi Manufacturing Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用ホイールレンチの着脱に
使用される片口L形ホイールナツトレンチの製造
方法に関する。
(従来の技術) 一般的には、自動車用の工具として、ホイール
を着脱するために、ナツトレンチが具備され、該
ナツトレンチは、両口形ナツトレンチ、片口T形
ナツトレンチ、片口L形ナツトレンチ(これらの
3種類のものを総称するときは、以下単に「レン
チ」という)がある。これらのレンチは、JIS規
格D8105で規定され、該品質である外観、硬さ、
強さおよび材料と、形状ならびに寸法が規正され
ている。このレンチは、一般には断面円形の機械
構造用炭素鋼鋼材のS45Cが用いられ、比較的C
(炭素)量の多い鋼材を、熱間鍜造して製造され
る。熱間鍜造される理由は、例えば、一定の円形
断面の鋼材から、頭部およびシヤンク部を加工す
るためで、シヤンク部は頭部よりも細く形成され
る。また、該頭部には六角部口径を凹状に形成す
るため、熱間鍜造であつても、大きな鍜圧力を必
要とする。しかも、該鋼材は中充体であり、該体
積にもとづく塑性変形圧力は、必然的に大きくな
り、プレス力の増大は、変形抵抗が増加し、鋼材
の組織を破壊することにつながるため、中充体で
ある限り、冷間鍜造には限度がある。
片口L形ナツトレンチにおいては、頭部に対し
てシヤンク部の長さは非常に長く、前記のように
中充体からなる鋼材を鍜造するとき、シヤンク部
の太さの鋼材を、一定長さに切断し、その一端を
加熱して、頭部を熱間鍜造する方法が、加工上最
も早い方法である。
しかしながら、加熱するさいに起る脱炭によつ
て、完成した該レンチは、該鋼材が本来有する機
械的性質を失し、その硬さ、強さが劣下する場合
が生ずる。このため、両口ナツトレンチもしくは
片口T形ナツトレンチにおいては、管状で案外板
厚の薄い鋼管をその両端、または一端で、シエー
ビングあるいはエキスパンデイング加工により頭
部を形成し、六角部口径を形成したものである
が、これらは、拡管成形加工であるため、ナツト
と嵌め合わされる六角部口径の外周縁の肉厚が薄
くなる傾向があり、ナツトを締め付けるときの異
常なトルクで、六角部口径を変形して、ナツトと
六角部口径との嵌り具合が悪くなり、ナツト螺
合、締付けが不可能になるような欠点は避けられ
なかつた。
(発明の目的) そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実
情と使用上の欠点に鑑み、片口L形ナツトレンチ
を冷間鍜造によつて製造し、該鍜造加工特有の塑
性変形に伴う残留応力、異方性、折出硬化、加工
硬化を利用して、機械的性質をより向上させ、加
工工程中の材質改善を意図するものである。
(発明の構成) かかる目的を達成するために本発明は、所定の
外径および孔径を有する中空状の構造用炭素鋼鋼
管を原材料とし、該素材を一定長さに切断して第
1素材を、前記第1素材はヘツデイング、スエー
ジング、もしくはすえ込み加工でシヤンク部、頭
部を得る中間素材を形成し、さらに頭部にはマン
ドレルを押込み、頭部外径を大きく、口径部内径
を拡管加工して第2素材を、第2素材口径部に六
角部を形成する雄型を押込んで、六角部口径を成
形して第3素材とし、該第3素材のシヤンク部の
所定位置で曲げ加工して完成するものであるが、
第1素材から第3素材の形成においては、夫々ヘ
ツデイング、レデユーシング、スエージングもし
くは据え込み加工を併用するようにしている。
(実施例) 材料は、長尺で中心に孔が貫通し、外径一定の
中空状鋼管を使用し、一般には構造用炭素鋼鋼管
を原素材として、材質的にはS45C相当材を、一
定長さに切断して第1素材Aを得る(第1図)。
該第1素材Aの一端でマンドレル(図示してい
ない)を挿入して孔5aを拡管となるように押圧
し、該押圧に基づきダイス(図示していない)内
に第1素材は押し込まれるようにしている。即
ち、スウエージング加工とヘツデイング加工を併
用して、マンドレルおよび加圧板(図示していな
い)で口径部4bを拡管成形同時に、外周6b・
頭部1bに続き、テーパー部3bを有し、据え込
み・押込み加工している。該据え込み、押込み加
工によつて、シヤンク部2bは長さ方向にシゴキ
加工され、該長さは伸長し、孔5bは縮管状に中
空状の中間素材Bが形成される(第2図)。
ついで、中間素材Bは、さらにレデユーシング
加工とヘツデイング加工で頭部1cには、口径部
4cにマンドレル(図示していない)を押し込
み、外周6cには加圧板(図示していない)を押
し当てるようにヘツデイング加工しながら、該中
間素材Bをダイス(図示していない)内に押込む
ように据え込み加工して、夫々、頭部1c、口径
部4c、外周6cを拡管状に、首部3cと連なる
シヤンク部2cを孔5cとともに縮管状に仕上げ
る。そしてシヤンク部2cは、前工程のシヤンク
部2bよりもダイスでシゴキ、細く加工(第3
図)して、第2素材Cを得る。このとき、口径部
4cの直径は、次工程で得られる六角部口径4e
の六角部形状に内接する円筒状の孔に拡管加工す
る。
第2素材Cは、さらに、口径部4cに対して、
該先端に口径部4cの直径を有する円柱部と、球
面部と、さらに円柱部後端を六角形状としたマン
ドレル(図示していない)を前記口径部4cに挿
嵌めされ、外周6cを押圧する加圧板(図示して
いない)が外周6bを成形し、前記マンドレルと
加圧板がヘツデイング加工により口径部4cに
除々に六角形状部に押込まれるとともに、シヤン
ク部2cもダイス(図示していない)内にシゴ
キ、据え込み加工する。最終的には、六角部口径
4が凹状に形成され、外周6は平面的に頭部1が
加工され、首部3からシヤンク部2が一定の直
径、長さに仕上げられ第3素材D(第4図)が形
成される。このとき孔5は、当初の孔5aに対し
て1/3〜1/5程度に縮管され、外径においては、2/
3〜1/3程度に縮小されるが、板厚は増大する。
第3素材Dは、シヤンク部2の所定個所で曲げ
加工して、曲部7eを設けて、片口L形ナツトレ
ンチE1もしくはE2に仕上げられる。
第2素材Cを得るとき、中間素材Bを得るよう
にしたのは、シヤンク部2bが頭部1bに比較し
て長いため、通常行われる据え込み加工では、素
材Aをダイスに押込むときに、素材Aに座屈荷重
を与えないようにしたものであり、レデユーシン
グ加工のようにダイスの入口のRが小さい(第3
図首部3cおよび第4図首部3参照)ため、強い
圧縮力を必要とし、該圧縮力は、前記座屈荷重と
して弊害となるばかりか、加工能力を低下させる
のを防止するための予備加工工程である。また、
加工工程中において、荷酷な縮管加工と拡管加工
を併用して、加工を促進するためである。
また、該製造工程においては、冷間鍜造するも
ので、工程間において、必要に応じて該素材をボ
ンデライト処理することは言うまでもない。そし
て、加工完了後、焼入れ、焼もどしをすることに
より、鋼の調質をしてもよいことは勿論であり、
装飾性を向上するために、メツキ処理を施しても
よい。
(効果) 以上のように、片口L形ナツトレンチの頭部か
らシヤンク終端まで中空孔が貫通しているので、
従来例における中充体よりも、ネジリに対して強
く、貫通する孔とシヤンクの外径の調整によつ
て、従来における中充体からなる片口L形ナツト
レンチよりも軽量化できて、該強さを増すことが
できる。軽量化の促進は、作業性の容易さをも増
大し、前記ネジリに対する強さの向上は、ナツト
を固く充分に締め付けることが可能となる。そし
て、頭部および六角部口径を冷間鍜造で形成した
から、脱炭は起ることなく、とくに、ナツトと接
する六角部口径は、表面硬化が著しく、耐摩耗性
および、締付け力による異常トルクがかかつて
も、六角部口径を変形させるおそれはない。他
方、加工中においても、中央に貫通する孔が存在
するから、金型内において、空気抜きの役目をも
必然的に果すこととなり、単位面積も小さいから
鍜圧力も小さくなる。しかも、頭部、外周、シヤ
ンク金型に押し当て、もしくはシゴキ加工され、
六角部口径は鍜圧されるので、夫々の外観は良好
で、例えばメツキ仕上げするとしても、特別な研
削をすることなく、該仕上げをすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明にかかる製造工程
にもとづく図面であつて、第1図ないし第4図は
工程中における素材の断面図、第5図は完成品の
一部断面側面図および表面図である。 A……第1素材、B……中間素材、C……第2
素材、D……第3素材、E……片口L形ナツトレ
ンチ、1……頭部、2……シヤンク部、3……首
部、4……六角部口径、5……孔、6……外周、
7……曲げ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 頭部とシヤンク部が一体で、該頭部に設けた
    六角部口径にナツトを挿嵌し、頭部を中心にシヤ
    ンク部を回動して、前記ナツトを着脱する片口L
    形ホイールナツトレンチの製造方法において、所
    定の外径および孔径を有する中空状の長尺鋼管を
    原材料とし、該鋼管を一定長さに切断して第1素
    材を得、該第1素材は一方向からダイスに押込
    み、シヤンク部は第1素材の外径より細く、か
    つ、頭部側にはマンドレルを押込み該頭部外径を
    大きく、加えて該頭部の口径孔は次工程における
    六角部口径に内接する円筒状の孔として第2素材
    を得たのち、前記第2素材には六角部口径を形成
    する雄型を押込んで六角部口径を成形して第3素
    材を得、さらに該第3素材はシヤンク部の所定位
    置で曲げ加工してL形としたことを特徴とする片
    口L形ホイールナツトレンチの製造方法。 2 前記第2素材を得る工程中において、中間素
    材を形成することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の片口L形ホイールナツトレンチの製造
    方法。
JP7305086A 1986-04-01 1986-04-01 片口l形ホイ−ルナツトレンチの製造方法 Granted JPS62236676A (ja)

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