JPH0327261A - すし飯酢合せ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たきたでの米飯に、酢などを迅速に、かつ均
質に混合して良好なずし飯の酢合せをする動力を用いた
回転容器からなるずし飯酢合せ器に関するものである。

〔従来の技術〕

２種類以１の原料を短時間に混合可能で、しかもその構
造が簡単な回転式混合装置として、特公昭６２−５７３
７１号及び特公昭６２−５７３７２号の発明がなされて
おり、これらの装置は、回転軸方向に長い円筒形の回転
容器に原料投入日と取出口とを設け、その回転容器内部
に回転軸心と斜交する仕切板を取付けたもの、及びこれ
ら２枚以上の仕切板の回転軸心方向の各端部を互い違い
に延伸させたものであり、特にこの装置によれば、゜短
時間に充分均質な混合ができ、作業能率の向上がはかれ
ることが知られている。

一方、すし店などで使われる“しやり”と称されるすし
飯は、たきたでの米飯に対し、砂わＬ塩、化学調味料な
どを加えた酢をまんべんなく均質に混合する必要があり
、特に米飯が団子状になったり、米粒がつぶれることが
なく、しかも迅速に混ぜ合せる必要があるので、長年の
経験に基づ←熟練者による上記の調合の良青は、そのす
しの風味にも非常に大きく影響する重要なファクターで
ある。

従って、このようなすし飯の調合作業を経験をつんだ熟
練者でなくても容易に、かつ迅速にｊテなえる調合器の
実現がすし店だけでなく、米飯提供業者なとからも強く
要望されてきていた。

そこで、本発明者等は、前記特公昭６２−５７３７ｌ号
及び特公昭６２　　５７３７２号の発明に着目し、これ
をずし飯の酢合せに適用すべく種々実験を重ねた結果、
上記の発明の回転混合装置がすし飯の酢合せに対しても
有効に適用されうることを確認し、本発明に到達した。

〔発明の解決しようとする課題〕

本発明は、前記のごとき要望に応えるためになされたも
のであり、ｔし飯の酢合せを熟練者でなくても容易に、
かつ良好な状態で行ない・うるずし飯の酢合せ器を提供
することを解決課題としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するための手段として、本発明のずし
飯の酢合せ器は、円筒形の回転容器の両端面部のいづれ
かに、開閉自在なずし飯や酢の投入・取出口、及び送風
・排風穴を設けると共に、その回転容器の内部に回転軸
心と斜交する１枚または複数の仕切板、好ましくは２枚
の仕切板を取｛＝Ｊけることにより構或され、酢合せさ
れる米飯及び酢を適宜な割合で、開放した原料投入・取
出口から回転容器内に投入のＬ、そのすし飯や酢の投入
・取出口を閉じた状態で水平方向の回転軸心を中心に回
転させながら、送風・｛４ト風穴から、送風と排風とを
同時に行って、すし飯の酢合せを行うようにしたもので
ある。

［実施例〕 以下図面を参照して本発明の実施例を説明するが、第１
図は本発明の一実施例におけるずし飯酢合せ器の側面図
、第２図は第１図の正面図、第３図は第１図の回転容器
の斜視図、第４図は第１図の送風ファンの側面図、第５
−Ａ図は第１図の回転容器の米飯乏酢（以下原料という
）投入時の状態を示す側断面図、第５−Ｂ図は第５−Ａ
図の平断面図、第６−Ａ図及び第７−Ａ図は第５−Ａ図
の回転容器の回転状態を示す側断面図で、第６−Ｂ図は
第６−Ａ図の正断面図、第７−Ｂ図は第７−Ａ図の正断
面図である。

まず、このすし飯酢合せ器では、円筒形の回転容器１の
両端面部のいづれか、例えば第１図及び第２図に示すこ
の実施例の回転容器１の右側端面部を、開閉自在な円板
蓋２Ａ付の原料投入・取出口２としており、さらに、こ
の円板蓋２Ａの中心部分に送風・排風穴３を設けている
。

また、回転容器ｌの内部に回転軸心Ｘと斜交する仕切板
４を２枚平行に設けている。

この仕切板４は、１枚でも２枚以上でも良いが、この実
施例では同じ長さのものを２枚平行に、しかも仕切板４
の両端部と回転容器１の両端面部との間に間隙をおいて
配設している。

なお、この２枚の仕切板４は、回転軸心Ｘ方向の各端部
を互い違いに延伸させたものでも良い。

また、上記の回転容器１及び円板蓋２人付の原料投入・
取出口２からなるすし飯酢合せ器本体の使用材質として
は、合威樹脂、金属または強化ガラス、さらには木製等
を使用し、原料である米飯１４及び酢の接触面にはテフ
ロンシ一ト等を張設し、外部は必要に応じて断熱材を施
エし、さらに金属または合威樹脂系の材質による表面仕
上加工を施し、すし飯の酢合せ後に保温容器として兼用
をはかりうるような考慮をはらっている。

次に、この四転容器１は、回転架台６上にモータ７で回
転される２本または４本の同転受けローラ８上に支持さ
れて水平な回転軸心Ｘのまわりを回転するが、その回転
中に回転容器１の回転軸心Ｘ方向の振れを防止するため
、第３図に示すごとく、容器胴体の全周にリング状の凸
部９または凹部を設け、回転受けローラ８にも、これに
対応するリング状の凹部ｌＯまたは凸部を設けて振れ止
め装置としている。

試作し、有効性が認められた本ずし飯酢合せ器の主要部
の寸法の一例を挙げるならば、回転容器の直径及び長さ
は夫々４００薗であり、送風・排風穴の直径は１１０ｍ
ｍ、そして送風用ファン１２の出口径ｄは５０ｍ＋ａで
あった。

しかして、第１図の矢印Ａのごとく空気が流れるように
、送風と共に排風が同一穴口から行なわれる空気の反転
方式を採用しており、さらに送風・排風穴３の形状はテ
ーパ状にして、原料のはみ出しを防止している。

なお、第４図に示す送風用ファンｌ２には、ダンバー１
３を設けて、風量を調節可能にしている。

次に、−Ｔｈ記のすし飯酢合せ器によるすし飯の酢合せ
手順を説明すると、第８−Ａ図のごとく、、回転容器１
の回転軸心Ｘが垂直になる状態でその原料投入・取出口
２の一端面の円板１１２Ａを開けて、原料であるたきた
での米飯１４を迅速にこの回転容器ｌ内に、第５−Ａ図
及び第５一Ｂ図の状態で投入するが、この場合の投入量
は、回転容器を回転した場合に、米飯が送風・排風穴か
ら外に放出されない範囲内であれば良い。

その後、第８−Ｂ図において、投入された米飯１４の」
二に、砂糖、塩、化学調味料などを混合した酢１５を適
切な割合の量投入する。

次に、第８−Ｃ図のごとく、原料投入・取出口２に円板
蓋２Ａを取り付け、それを金具ｌ６により閉じるが、こ
の実施例では、この円板蓋２Ａの中央に送風・排風穴３
が開口して設けられている。

さらに、第８−Ｄ図のごとく、原料が投入された回転容
器１を回転架台６の２本または４本の回転受け口ーラ８
の所定位置に、水平状態で載置し、例えば５からＩＯＲ
ＰＭ程度の回転数にて、２から３分間欠印Ｒ方向に回転
し、第６Ａ図、第６−Ｂ図及び第７−Ａ図、第’ｌ−Ｂ
図のように、原料の」二昇と降下との繰り返し及び仕切
板４による攪拌効果により米飯１４と酢１５との混合に
よる酢合せが行なわれる。

この間、第８−Ｅ図のごとく、酢１５を投入された米飯
１４の風味や光沢を良くするため、及びすし飯を適温ま
で冷やすまでファン１２によって回転容器１内に空気を
送風するが、その送風及び容器内からの俳風は、第ｌ図
の矢印Ａのごとく、■個所の送風・排風穴３から同時に
行なう反転送風方式を採用している。

以しにより混合され、酢合せされたすし飯は、原料投入
・取出口２の円板１ｉ２Ａを外すことによって取出され
るものである。

〔発明の効果〕

以上に説明した本発明のすし飯酢合せ器によれば、経験
をつんだ熟練者でなくても光沢及び風味の良好なずし飯
を容易に、かつ迅速に調合できるという効果がある． 特に、本発明のすし飯酢合せ器によれば、その調合中に
米飯が団子状になったり、米粒がつぶれるようなことが
なく、しかも米飯と酢とがまんべんなく均質に混合され
、良好なすし飯を一度に大量にかつ容易に調合でき、そ
の調合作業の能率向上をはかる上で極めて有効である。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明の一実施例におけるすし飯酢合せ器の
側面図、第２図は第１図の正面図、第３図は第ｌ図の回
転容器の斜視図、第４図は第１図の送風ファンの側面図
、第５−Ａ図は第１図の回転容器の原料投入時の状態を
示す側面図、第５−Ｂ図は第５−Ａ図の平断面図、第６
Ａ図及び第７−Ａ図は第５−Ａ図の回転容器の回転状態
を示す側断面図で、第６−Ｂ図は第６−Ａ図の正断面図
、第７−Ｂ図は第’ｌ−Ａ図の正断面図、第８−Ａ図か
ら第８−Ｅ図までは第ｌ図のすし飯酢合せ器によるすし
飯の酢合せ手順を説明する一連の斜視図である。 １・・・回転容器、２・・・原料投入・取出口、３・・
・送風・排風穴、４・・・仕切板、８・・・回転受け口
ーラ、Ｘ・・・回転軸心。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒形の回転容器の端面に、開閉自在なすし飯及び酢の
   投入・取出口、及び送風・排風穴を設けると共に、該回
   転容器の内部に回転軸心と斜交する仕切板を取付けたす
   し飯酢合せ器。