JPH03272558A - 蛍光ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、大型カラーデイスプレィ装置等の表示素子と
して用いられる蛍光ランプに関するものである。但し、
用途としては、大型デイスプレィ装置等のみに限定され
ず、他にも広く使われるランプに関するものである。

（従来の技術） ここでは、カラーデイスプレィ用に使用される蛍光ラン
プを例に説明する。従来ランプの槽底を第２図に示す０
図において（イ）は平面図、（ロ）は（イ）図において
Ａ−Ａ’線に沿う断面図を示す、ｌはフィラメントコイ
ル２を保持するステム内部リード線、３はセラミックス
体、４はガラス製バルブ、５はガラス製ステム、６はラ
ンプ頭部のガラス板、７はガラス板とセラミックス体と
を接合するためのフリットを示す。このステム内部リー
ド線ｌは、通常０．６　ｗａφ鉄線にニッケルメッキ（
厚さ数μｍ）を施したものが用いられる。蛍光ランプ製
造工程において、フィラメント２とステム内部リード線
１の接合時に５００°Ｃ以上の熱が加わる。この時、接
合工程は空気中で行なわれるために、ニッケルメッキ層
が酸化・変質されることがある。このように、酸化・変
質した部材を使用して作製されたランプを点灯させると
、点灯輝度にチラッキが生しる。これは、酸化・変質し
たステム内部リード線のために、熱電子の放射が変動し
やすくなり、ランプ輝度のチラッキにつながるものと推
定される。このように、現行ランプでは、ステム内部リ
ード線の表面酸化が蛍光ランプの品質低下につながると
いう欠点を有している。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記の欠点を解決するために提案されたもの
で、チラッキのない蛍光ランプを提供することを目的と
する。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため本発明は光源管を有する蛍光
ランプにおいて、フィラメント電極を保持するり一ト線
部材が、ガラスに包みこまれた構造を有することを特徴
とする蛍光ランプを発明の要旨とするものである。

（作　用） 本発明はステム内部リード線全体をガラスで包み込み封
止することにより、ステム内部リード線がランプ内に露
出しなくなる。従って、たとえステム内部リード線の表
面が酸化・変質したとしても、ランプ内部に、リード線
が露出している部分がないので、フィラメントからの熱
電子放射を妨げることはない。

（実施例） 次に本発明の実施例について説明する。

なお実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱
しない範囲で、種々の変更あるいは改良を行いうること
は云うまでもない。− 第１図は本発明の蛍光ランプを示す。（イ）図は平面図
、（ロ）は（イ）図においてＡ−Ａ’線に沿う断面図を
示す。

図において１はステム内部のリード線、２はリード線の
先端に取りつけられている陰極フィラメント、３はラン
プ頭部のセラミック体、４はガラス製バルブ、５はステ
ム、６はランプ頭部のガラス板、７はガラス板６とセラ
ミック体３、セラミック体３とステム４の頭部とを接合
するためのフリットを示す。

しかしてステム４でリード線ｌを包むと共に、ａの部分
はリード線ｌとステム５とを溶接し、ガラスで肉盛りし
て封止するものである。

蛍光ランプのフィラメント形状、放電管の直径、ランプ
内に封入するアルゴンガスおよび水銀の量は従来のもの
と同一の条件とする。

従来品と、本発明による試作品を同一条件で点灯し、人
間の目でチラッキの判断を行なった。従来品では、ｌＯ
個中子個にチラッキがあり、試作品では、１０個中子ラ
うキのあるものは無かった。

（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、ステム内部リード線を
ガラスで封止することにより、蛍光ランプのチラッキの
発生を防止しうる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による試作ランプの断面構成図、第２図
は従来品蛍光ランプの断面構成図を示す。 ｌ・・・ステム内部リード線、２・・・陰極フィラメン
ト、３・・・セラミックス体、４・・・パルプ（ガラス
）、５・・・ステム（ガラス）、６・・−ガラス、７・
・・フリット。 第１ｒｌ！Ｊ （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光源管を有する蛍光ランプにおいて、フィラメント電極
   を保持するリード線部材が、ガラスに包みこまれた構造
   を有することを特徴とする蛍光ランプ。