JPH03272006A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH03272006A
JPH03272006A JP6961090A JP6961090A JPH03272006A JP H03272006 A JPH03272006 A JP H03272006A JP 6961090 A JP6961090 A JP 6961090A JP 6961090 A JP6961090 A JP 6961090A JP H03272006 A JPH03272006 A JP H03272006A
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JP
Japan
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magnetic
recording medium
width
glass material
protective film
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JP6961090A
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English (en)
Inventor
Masamichi Yamada
雅通 山田
Sadakazu Takayama
定和 高山
Kenkichi Inada
健吉 稲田
Ikuo Shinoda
郁夫 信太
Tsukasa Ohata
大畑 司
Yasuyuki Arikawa
康之 有川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生用の磁気ヘッドに係り、特に、
高密度磁気記録に適した複合材からなる磁気ヘッドに関
する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ヘッドとしては、特開昭58−155513
号公報や特開昭60−234209号公報に記載される
ように、ヘッドギャップを介して高飽和磁束密度を有す
る非晶質磁性膜等の磁性膜からなる主磁気コアと、この
主磁気コアの両側に接合されたフェライトからなる補助
磁気コアとで磁気回路が構成され、主磁気コアの記録媒
体摺動面における形状を略X字状にしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、一対の逆V字状の突起部を有するフェ
ライト基板上に磁性膜を被着し、これら突起部の先端部
で、磁気ギャップを介し、ガラス材等により熱圧着ボン
ディングした構成となっているが、磁性膜の磁気特性の
保護などの点については充分配慮されておらず、このた
め、磁性膜とガラスとが反応をすることにより、磁気特
性が劣化するという問題があった。
また、上記従来技術において、記録媒体摺動面における
形状および構成材は、高密度磁気記録における記録媒体
との安定なコンタクトに関して充分に配慮されていると
は言い難く、特に、この記録媒体摺動面におけるフェラ
イトによる補助磁気コア、磁性膜による主磁気コアおよ
び充填ガラス材の構成材間では、記録媒体の走行による
摩耗が進行するにつれて摩耗差(偏摩耗)が生じ、記録
媒体との安定なコンタクトが得られずに再生出力が低下
するという問題もあった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、主磁気コアの
磁気特性の劣化の防止と高密度磁気記録における記録媒
体との安定なコンタクトとを実現可能とした磁気ヘッド
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、磁性膜とガラス
材との間に該ガラス材より融点の高い保護膜を形成し、
かつ該保護膜のビッカース硬度を該ガラス材のビッカー
ス硬度より大きくして基板のビッカース硬度より小さく
し、さらに、記録媒体摺動面における該保護膜の保護膜
幅(P)が、ヘッド摺動面の幅(W)、 トラック幅(
TW)に対しつ         2 を満たすようにする。
〔作用〕
保護膜は、磁性膜とガラス材との間に比較的厚く形成さ
れ、かつガラス材の融点より高い融点を有するので、ガ
ラスボンディング時の温度上昇に際しても、ガラスと磁
性膜とが反応することがなく、磁気特性の劣化が防止で
きる。
また、保護膜のビッカース硬度は、ガラス材のビッカー
ス硬度より大きくかつ基板材のビッカース硬度より小さ
て、しかも、記録媒体摺動面の形状として、保護膜の幅
(P)がヘッド摺動面の幅(W)。
トラック幅(TW)に対して を満たすようになっていることから、記録媒体の走行に
よる摩耗が進んだ場合に生ずるガラス材(一般に、ビッ
カース硬度が小さく摩耗が早い)の摩耗に連鎖した磁性
膜との間の偏摩耗等の安定コンタクトの阻害要因も防ぐ
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気ヘッドの一実施例の記録媒体
摺動面を示す平面図であって、la。
1bは基板、2a、2bは磁性膜、3a、3bは保護膜
、4は充填ガラス材、5はギャップである。
同図において、基板1a、lbは逆V字状の突起部を有
し、材料としてはMn−Znフェライト、Ni−Znフ
ェライト等の磁性材料あるいはZn−フェライト等の非
磁性材料を用いることができるが、ここでは、Mn−Z
n単結晶フェライト基板としている。
この基板1a、lbの突起部の斜面に主磁気コアを構成
する磁性膜2a、2bが形成されており、これら磁性膜
2a、2bの材料としてはFe−5i。
Fe−AQ −5i、 Fe−Ni、 Fe−Ga−3
i等の結晶質磁性材料あるいは非晶質磁性材料を用いる
ことができるが、ここでは、Co −Nb −Zr非晶
質磁性材料を用いている。これら磁性膜2a、2bの上
に保護11j3a、3bが積層されている。このように
磁性膜2a、2bおよび保護膜3a、3bが形成された
一対の基板1a、lbがSin、あるいはA[,01等
のギャップ材5を介し、充填ガラス材4によりギャップ
ボンディングされている。この充填ガラス材4は、ここ
では、鉛硼酸系低融点ガラスである。
保護膜3a、3bとしては、融点が充填ガラス材4の融
点(鉛硼酸系低融点ガラスの場合、300〜450°C
)よりも高く、かつ、ビッカース硬度が充填ガラス材4
のビッカース硬度(鉛硼酸系低融点ガラスの場合、ビッ
カース硬度(Hv)≧400)より大きくて基板1a、
lbのビッカース硬度(Mn −Zn単結晶フェライト
では750)より小さいものであって、更に、ギャップ
ボンディング時での温度の昇降温によるクラックの発生
を防止するために、基板1a、lbおよび磁性膜2a、
2bの熱膨張率(α)(Mn−Zn単結晶フェライトで
はαj;115X10−’I/°C,Co−Nb−Zr
非晶質磁性膜ではα=120〜125X10−71/’
 C)に近い熱膨張率を有する材料が選ばれる。表1に
保護膜3a、3bに適した材料、それらのビッカース硬
度(Hv)および熱膨張率(α)を示した。
く表 1〉 表1における硬度Hvおよび熱膨張率αの値は、同一材
料であっても、保i1[11j3a、3bの形成方法(
スパッタリング法、蒸着法、イオンブレーティング法等
)や形成プロセス条件(成膜速度、真空度、ガス圧、基
板温度等)等によって異なることが知られており、表1
の値はその代表的な一例を示すものである。最適な形成
方法および形成プロセス条件を選定することにより、表
1に示した所望の特性を有する保護膜3a、3bを形成
することができる。また、材料組成としては、表1に示
した組成に限定する必要がなく、表1内の組み合わせ組
成でも、組成比を変えても、保護膜3a。
3b特性が上記所望特性を満たしていればよい。
さらに、保護膜3a、3bを2層構成とすることも可能
である。磁性膜2a、2b上には、上記のように、保護
膜3a、3bが形成され、この保護膜3a、3bの2層
構成の例としては、その上に形成される充填ガラス材4
との界面に反応防止のために極薄(0,05pm 〜0
.5 μm)のCr、 Ta、 Ti、 W。
責○等のうちのいずれかの非磁性金属を形成するものが
ある。記録媒体とのコンタクトの安定化の点からはこの
非磁性金属を薄くした方が好ましく、充填ガラス材4と
の反応防止のための必要最小限の膜厚とする必要がある
一方、表1に示した保護膜3a、3bの形成膜厚は、記
録媒体との安定したコンタクトを実現する上で重要であ
る。第2図は第1図に示した磁気ヘッドが記録媒体と一
定時間コンタクトして摩耗したときの第1図のA−A’
断面を示したものである。ここで、保護膜3a、3bと
して表1に示す(MgO)x−3iO,(x = 1〜
2 )の材料をスパッタリング法によって形成された膜
としており、記録媒体摺動面の幅(W)60μm−17
0μm、  トラック幅(TW)は20〜60μmの範
囲とし、記録媒体はVTR用磁気テープを用いた。
保護膜3aが薄い場合には、第2図(a)に示すように
、特に、低融点の充填ガラス材4が大幅に摩耗し、更に
、これに連鎖して磁性膜2aが摩耗してMn−Zn単結
晶フェライトの基板1bとの間に大きな段差(偏摩耗)
が生ずる。この偏摩耗により、特に高密度磁気記録の場
合、スペーシング損失が大きくなって再生出力が劣化す
ることになる。
また、保護膜3aが比較的厚く形成されて第1図に示す
保護膜3aの幅(P)と記録媒体摺動面の幅(W)、 
 トラック幅(TV)とがの関係にあるときには、第2
図(b)に示すように、充填ガラス材4の摩耗とこれに
連鎖した磁性膜2aの摩耗とが保護膜3aによって断ち
切られており、このため、基板1aと磁性膜2aとの段
差が小さくなってスペーシング損失による再生出力の劣
化が改善されている。
第3図に、保護膜3aの幅(P)、記録媒体摺動の幅(
W)、トラック幅(TW)からなるパラメータ定時間(
ioo時間)走行させた後の記録波長1.0μmの再生
出力の関係を示した。
同図より、保護膜(P)が厚くなるに従って再生出力が
高くなり、磁気テープの走行による出力劣化が生じなく
なっている。特に、 の条件では、殆んど出力劣化が生ぜず、また、ことが分
かる。記録媒体との安定なコンタクトを実現するために
は(2)式の条件が望ましいが、保護膜3a、3bの膜
厚を厚くすると、保護膜3a。
3bの形成時間が長くなって製造コストが高くなるとい
う問題もあり、性能と製造コストの両者を考慮した場合
、(3)式の条件とすることも可能である。
なお、磁性膜2a、2bとして、単層構造としてもよい
が、高周波帯域での性能向上を図る上から層間絶縁膜と
磁性膜との多層構造としてもよく、同様の効果は充分得
られる。
第4図は本発明による磁気ヘッドの他の実施例の記録媒
体摺動面を示す平面図であって、6は基板であり、第1
図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、基板1b、磁性膜2 b 、保護膜3a
、3b、充填ガラス材4および磁気ギャップ5は第1図
に示した実施例と同じ構成である。基板6はMn−Zn
フェライト、 Ni−Znフェライト等の磁性基板であ
り、ギャップ5を挾んで磁性膜2bと磁性基板6とでト
ラック幅Twを形成している。
かかる構成の磁気ヘッドでは、磁性膜2bが記録媒体の
走行方向に対して磁性基板6の後方になるように、磁気
ヘッドを記録媒体に対して配置することにより、ギャッ
プ5を磁性膜2a、2bで構成した第1図の実施例と同
等の記録特性を実現することができる。また、磁性基板
6側では磁性膜2aが不要になるため、製造コストの低
減が図れる。しかも、保護膜3bは第1図に示した実施
例の保護膜3bと同様の効果を示し、記録媒体との安定
なコンタクトを実現することができる。
但し、磁性基板6側の保護膜3aは、保護膜3b程度の
膜層とする必要はなく、必要量低減の膜厚でよくて上記
条件式(2)式、(3)式を満たす必要はない。
第5図は本発明による磁気ヘッドのさらに他の実施例の
記録媒体摺動面を示す平面図であって、第1図に対応す
る部分には同一符号をつけている。
この実施例の構成材等は第1図に示した実施例と全く同
じである。異なるのは、基板1a、lbの突起部の形状
として、突起先端部に平坦部がある点である。
かかる構成の磁気ヘッドでは、主に基板1a。
1bと磁性膜2a、2bとの平坦部界面が、ギャップ5
と平行になるため、擬似磁気ギャップとなり易く、いわ
ゆる再生周波数特性にうねりを生ずるコンタ−効果が生
ずる場合がある。しかし、基板1a、lbの突起部の平
坦な領域をトラック幅(TW)に対して小さな値とする
ことにより、コンタ−効果を少なくすることができ、特
に、ディジタル信号の記録再生用ヘッドとしては充分に
使用が可能であるし、また、磁性膜2a、2bの膜厚が
少なくてすむために、製造コストが低いという利点があ
る。
この実施例においても、保護膜3a、3bは第1図に示
した実施例と同等の効果が得られ、記録媒体との安定な
コンタクトが実現できる。
なお、上記各実施例においては、基板1a−。
1bを、Mn−Zn単結晶フェライト等の磁性基板とし
たが、非磁性基板としてもよく、この場合においても磁
性膜2a、2bで磁気回路が構成され、フェライト材を
用いたときにこれによって発生する摺動ノイズを回避で
きるし、上記各実施例と同様の効果を得ることができる
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ガラス材と磁性
膜との反応による磁気特性の劣化や記録媒体が一定時間
走行した場合に生ずる基板と磁性膜との間の摩耗段差(
偏摩耗)による再生出力の劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気ヘッドの一実施例を示す平面
図、第2図は第1図に示した実施例の記録媒体走行後の
A−A’断面を示す図、第3図は記録媒体走行後の再生
出力と第1図における保護膜の幅との間の測定例を示す
図、第4図および第5図は夫々本発明による磁気ヘッド
の他の実施例を示す平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、突出部を有する一対の基板夫々の該突出部の両側面
    に少なくとも磁性膜と保護膜とを積層し、突出部の先端
    部で、ギャップ材を介し、ガラス材により該一対の基板
    をボンディングしてなる磁気ヘッドにおいて、記録媒体
    と当接するヘッド摺動面におけるヘッド摺動幅(W)、
    トラック幅(T_W)および上記夫々の保護膜の幅(P
    )が P/[(W/2)−(T_W/2)]≧0.07の関係
    を満たすことを特徴とする磁気ヘッド。 2、突出部を有する第1の磁性基板と突出部の両側面に
    少なくとも磁性膜と保護膜とが積送された第2の基板を
    、該夫々の突出部の先端部で、ギャップ材を介しガラス
    材によりボンディングしてなる磁気ヘッドにおいて、記
    録媒体と当接するヘッド摺動面におけるヘッド摺動幅(
    W)、トラック幅(T_W)および上記保護膜の幅(P
    )がP/[(W/2)−(T_W/2)]≧0.07の
    関係を満たすことを特徴とする磁気ヘッド。 3、請求項1または2において、前記保護膜のビッカー
    ス硬度が前記がラス材のビッカース硬度より大きくて前
    記基板のビッカース硬度よりも小さく、かつ前記保護膜
    の融点が前記ガラス材の融点よりも高いことを特徴とす
    る磁気ヘッド。
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