JPH0327148A - 涼感にすぐれた織編物 - Google Patents

涼感にすぐれた織編物

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JPH0327148A
JPH0327148A JP1158629A JP15862989A JPH0327148A JP H0327148 A JPH0327148 A JP H0327148A JP 1158629 A JP1158629 A JP 1158629A JP 15862989 A JP15862989 A JP 15862989A JP H0327148 A JPH0327148 A JP H0327148A
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JP
Japan
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woven
fibers
fabric
knitted cloth
single fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1158629A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yoneyama
雅之 米山
Toshiyuki Katsuki
俊幸 勝木
Kiyoshi Takizawa
清 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、春夏用のシャツ、パンツ、ブラウス等の肌に
直接着用する衣料に適した織編物であって、涼感にすぐ
れた鎗編物に関するものである。
く従来の技術〉 従来この分野においては、次のような種々の提案がされ
ている。
1. 全体に疎水性繊維を用い、且つ吸水加工を施した
もの。
2.表に親水性繊維,裏に疎水性繊維を用い、且つ吸水
加工を施したもの。
3. 吸水処瑠を施した布帛の裏面に部分的に撥水処理
を施したもの。
これらは,主に汗の処理を念頭に提案されたものである
〈発明が解決しようとする課題〉 肌に直接着用される衣料に用いられる織編物に涼感を与
えるためには、単に汗の処理のみならず,熱をいかに伝
導させて逃がすかについて考慮しなければならない。
上記した従来技術は、この点について考慮されていない
本発明者等は、この点について鋭意検討の結果本発明に
到達したものであb,本発明によれば,すぐれた涼感が
得られる。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、少なくとも裏面にレーヨンフィラメントが用
いられている織編物であって,咳レーヨンフィラメント
の単繊維繊度が7〜20デニールであシ、かつ裏面を構
或する糸に占める該レーヨンフィラメントの比率が50
重量多以上であることを特似とする涼感にすぐれた織編
物である。
布帛の涼感は,布帛の熱伝導性と関係する。すなわち熱
伝導性の大きい繊維を用いることによって布帛の涼感を
同上させることができる。次に、布帛の熱伝導性は、布
帛の含水率とも関係し,含水率が大きい程熱伝導性も太
きい。以上の視点から、繊維としての熱伝導率が大きく
、且つ吸湿、吸水性の大きい繊維が涼感を与えるものと
して適していると言える。
次に、布帛に使用されるヤーンの形態を考えると,フィ
ラメントの方が紡績糸よりも熱伝導性の大きい布帛を形
成する。
以上のことをもとに研究を行なった結果、熱伝導性が大
きく、吸湿、吸水性が大きく,且つフィラメント形態を
とりうる繊維が好1し〈、かような繊維としてレーヨン
フィラメントが優れていることを見出した。
参考として、第1表に繊維の吸湿率、第2表に繊維の熱
伝導率を示す。
第1表 繊維の吸湿率 第2表 繊維の熱伝導性 かくして,本発明者らは,レーヨンフィラメントを布帛
の裏に用いて涼感にすぐれた織編物の製造を検討する中
で、レーヨンフィラメントとして、単#R唯デニールが
従来衣料用に用いられていたものと比べてかなう太繊度
である、7デニール以上のものを用いる場合に特に涼感
にすぐれていることを見出した。
本発明者らは,単繊維繊度が7デニール以上の太繊度の
レーヨンフィラメントを用いることによって、保温性が
低下し,通気性が上昇することを見出した。これが、涼
感を向とさせるものと考えている。
さらに、該織編物を衣服として着用するとき,太繊度の
繊維と肌との接触による一種の刺激が涼感を増大させる
こととなる。しかしながら、20デニールを越えるとヤ
ーンの粗硬感が急に増大しかえって着用感を損なう。し
たがって涼感を与える範囲は7デニール以上20デニー
ル未満である。
よシ好1しくは、11〜18デニールである。
この範囲の太さのレーヨンフィラメントを衣服の肌に接
する側,ナなわら,布帛においては裏側に使用するに際
して、裏側におけるレーヨンフィラメントの占める比率
は、50重量多以上であることが必要である。
これ未満だと涼感効果は得られない。
使用スるレーヨンフィラメントは、マルチフィラメント
糸として単独で用いられてもよいし、他の繊維と複合し
た上で用いられてもよい。會た製編織時に他の繊維フィ
ラメント糸等と併用してもよい。他の繊絹との複合とし
ては、たとえばポリエステル,ボリアミドなどの熱可塑
性ボリマーからなる合或繊維等と複合する方法が挙げら
れる。
複合の一例を挙げれば,合成繊維フィラメントを芯部に
配し,レーヨンフィラメントを側部に配する様な芯鞘構
造の撚糸状としたものが挙げられ,このような複合糸は
ヤーンの補強とレーヨンの冷感の効率的な利用を同時に
達戊していることとなる。
さて、本発明において、通常ヤーンを構威している単繊
維デニールよbかなシ太い範囲であるところの単繊維繊
度が7デニールから20デニールであるレーヨンフィラ
メントを布帛の裏面に用いることによって、その布帛を
衣服として着用したき 時に次の如き作用発現する。
八 すなわち、着用省の汗を布帛が吸収するに際してレーヨ
ンフィラメントが汗を吸収し且つ吸収した汗を表側に移
送する速度のバランスが本発明の織編物においては特に
優れている。この理由は、一・般的な繊度を有する単l
/lI.維から構威されたヤーン、これは本発明の織編
物においては、好筐しくは布帛の表側に用いられている
ものであるが、このような一般的なヤーンの形威する毛
細管に対して裏直に用いられるレーヨンフィラメントヤ
ーンの形或する毛細管の方が大きい故に,優れた吸湿性
と吸水性によって、吸収した汗は,すみやかに毛細管の
吸引力の差を利用して布帛の表側に移動し易くなってい
るのである。この点よシ,表側を構成する単繊#n繊度
は,裏面側に用いられているレーヨンフィラメントの単
繊維繊度より低いのが好!しい。さらに表側を構成する
繊維は疎水性であることが,@収した汗を速やかに気化
させる上で好ましい。疎水性繊維としては、例えばJI
S L1018で規定する公定水分率が5%以下の繊維
、たとえばポリエステル繊維、ナイロン.アクリル繊維
、ポリ塩化ビニル繊維等が挙げられる。
本発明の織編物の形状としては、二重織、一重織の中で
も浮き柄のもの,九編ダブルニット、丸編ンングルニッ
トの中でもグレーティングを応用したものやインレイや
パイル等、トリコント、ラッセル等が挙げられる。1た
織編物の坪量としては50〜5 0 0 f/dが好ま
しい。
このように本発明によれば、熱伝導性が大きく通気性が
大きく、吸汗拡散性にすぐれた布帛を提供することが可
能となるのである。
以下実施例によって説明する。
実施例1 28ゲージ30インチ丸編機で添え糸編みによる〔坪量
l60f/rI!〕天竺リバーシブル編地を作った。使
用した糸の種類は第3表の如くである。
第3表には、得られた各編地の保温性比、通気性比およ
び裏面の接触冷感を示した。
ここで言う接触冷感とは,布帛の着用時の冷感に関係す
る数値であり,布帛を一定温度の銅板に接触させた時に
、瞬間的に銅板から布帛へ移動する熱量として表わされ
( cat/一・see),(,たがって数値が大きい
程冷感が大きい。
第3表から明らかなように、レーヨンフィラメントを使
用することによって、保温性が小さく、通気性が大きく
,冷感が大きい天竺リバーシブルが得られることがわか
る。
特に,単繊維デニールが7デニール以上においテ( t
ン7’ kA 4. 5 ) ,とくにすぐれているこ
とがわかる。
身ム丁牟臼 第3表 編地の保温性,通気性、冷感 (天竺リパーシプル) ?注1)保温性はJIS L1096A法にて測定し、
サンプル1を100として相対的に表わした。
(注2)通気性はJIS L1096A法にて測定し、
サンプル1を100として相対的に表わした。
(注3)冷感は前述の方法で■リ定し,サンプル1を1
00として相対的に表わした。
実施例2 たて糸にf’l!40番双糸、よこ糸に第4表に示す各
種糸を使用して坪ft220r/mのツイルを織った。
ツイルの表側には綿40番双糸が現われ、裏側には,各
種糸が主として(507!(量優以上)現われる。第4
表の各々の布の冷感を表わす冷感比と吸水拡散性を示す
拡散面積比とを表中に示した。
ここで言う拡散面積比とは、次のような方法によって得
た値のことである。すなわち,布の裏面に,JIS  
L1018のウイツキング法に準じて水滴を滴下し,水
滴が完全に布に浸み込んだ時の布の表と裏の、濡れ@積
比を拡散面積比とする。
第4表から,レーヨンフィラメントの単繊維繊度が7デ
ニール以上のものを使用したもの(サンプルA 4, 
5 )は、冷感と拡散面積比共に数値が大きく涼しく、
且つ吸汗性と汗の拡散性の良い性能をもつことがわかる
。         ,.AP#:。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも裏面にレーヨンフイラメントが用いられてい
    る織編物であつて、該レーヨンフイラメントの単繊維繊
    度が7〜20デニールであり、かつ裏面を構成する糸に
    占める該レーヨンフイラメントの比率が50重量%以上
    であることを特徴とする涼感にすぐれた織編物。
JP1158629A 1989-06-20 1989-06-20 涼感にすぐれた織編物 Pending JPH0327148A (ja)

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