JPH03271324A - 磁気特性の優れた電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

磁気特性の優れた電磁鋼板の製造方法

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JPH03271324A
JPH03271324A JP7022790A JP7022790A JPH03271324A JP H03271324 A JPH03271324 A JP H03271324A JP 7022790 A JP7022790 A JP 7022790A JP 7022790 A JP7022790 A JP 7022790A JP H03271324 A JPH03271324 A JP H03271324A
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JP
Japan
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cold rolling
less
steel sheet
magnetic properties
steel
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Pending
Application number
JP7022790A
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English (en)
Inventor
Masato Matsumoto
正人 松本
Tetsuo Toyoda
十代田 哲夫
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気特性の優れた電磁m板の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 近年、電気機器の効率化は、世界的な電力・エネルギー
節減の動きの中で強く要望されている。
このため、モータおよび中小型変圧器等の鉄心材料に広
く使用されている無方向性電磁鋼板においても、高い磁
束密度を保ちながらかつ鉄損が低いことへの要請が益々
高まっている。
従来から無方向性電磁鋼板などで、鉄損を低める手段と
して、一般に固有抵抗増加による渦電流損失低下の観点
から、Si等の含有量を高める方法が用いられてきた。
この例としては、5.5〜7%のSiを含有する珪素鋼
板が優れた磁気特性を持つことが知られている。しかし
、この手法ではSi含有量が増えると延性が低下し、通
常の冷間圧延が困難であることが知られている。この対
策として、例えば特開昭63−36906号においては
、Siを4〜7%含有する高珪素鋼板を特定の温度範囲
[20×Si (%)−50]℃以上400℃以下に加
熱し、圧延することを提案している。
(発明が解決しようとする課I!11)しかし、特開昭
63−36906号の提案においても、Si含有量が高
くなると、規則相が形成され、前記の特定の温度範囲で
圧延しても多数の割れが発生することがある0例えば、
6.5%Siを含有する鋼を290℃の温度に加熱し圧
延した場合、鋼板1−当たり5問以上の割れが3.5個
発生した。このように多数の割れが発生すると、工業的
に生産する場合には圧延歩留りが低くなり、製造コスト
が高くつき、低価格、高効率、低損失の電磁鋼板の要求
に十分に応えることができな(なるという問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記で説明した磁気特性の優れた電磁鋼板の
製造方法の問題点を解決するために、本発明者らが化学
成分、特にSiとAlの量を適切に調整し、さらに、冷
間圧延時の温度を制御することによって、磁気特性の優
れた電磁鋼板の製造力が可能であるという知見を得て完
成されたもので、C:0.01%以下、Si:4.0%
超え5.5%未満、Mn:0.05%以上1.0%以下
、P:0.005%以上0.1%以下、S:0.01%
以下、Al:0.2%以上1.0%以下を含有し、残部
Feおよび不可避不純物からなる鋼片を熱間圧延したの
ち冷却し、[60×Si (%) −90] ”C以上
300℃以下の温度範囲で冷間圧延する磁気特性の優れ
た′r4磁鋼板の製造方法である。
(作用) 以下、本発明の作用について発明者らの実験結果等に基
づいて説明する。
まずは、化学成分の限定理由について説明するSiは電
磁鋼板の鉄損を支配する比抵抗を高める元素として、従
来から工業的に使用されている。
しかし、Si添加量が増加し、6.5%近傍になるとF
e−5iの規則槽が形成され、圧延時に割れが発生する
確立が高くなる。一方、Si添加量を低減すると圧延時
の割れは発生しなくなるが鉄損が高くなりt磁鋼板とし
ての機能が損なわれてしまう。したがって、Siの添加
量は4.0%超え5.5%以下に限定する。
Alは、Mn、 Mo等とともに比抵抗を高める元素で
あるが、純鉄にこれらの元素を同量添加した場合、Al
を添加したものの比抵抗はSiを添加したものとほぼ同
しであるが、Mn、 Mo等を添加したものの比抵抗は
A I ’P S iを添加したものの比抵抗より低い
、このことから、Siを含有する鋼に、さらにAlを添
加した場合には、比抵抗の増加が期待できる。
また、純鉄にAlを添加する場合、添加量が12%まで
は規則槽を形成しないため、純鉄に少量のAlを添加し
ても加工性を劣化させることはない。
ここで、発明者らは比抵抗を高めるためのA1の最適添
加量を決定するために、4.0%超え5.5%以下のS
tをを含有する鋼にAlを添加した1を磁鋼板について
、鉄損と磁束密度を測定した。その結果を第1図および
第2図に示す。
第1図は鉄損に及ぼすAl添加量の影響を、第2図は磁
束密度に及ぼすAl添加量の影響をそれぞれ示す、第1
図から明らかなように、Alを0.2%以上添加するこ
とによって、鉄損の低い電磁鋼板が得られる。しかし、
Al添加量を多くすることはFeの磁気モーメントをA
lで薄めていることになり、Al添加量をあまり多くす
ると、第2図に示すように磁束密度が低下し、電磁鋼板
としての機能を果たさなくなる。したがって、本発明で
はSiの添加量は4.0%超え5.5%以下に限定した
上で、Alの添加量を0,2%以上1.0%以下に限定
する。
Cは磁気特性を保持するためには有害な元素であり、含
有量は少ないほど好ましく、0.2%以下にする必要が
ある。そのためには、溶鋼脱炭により低減するのがよく
、さらに磁気時効を防止するためには0.01%以下に
するのがよい。したがって、C含有量は0,01%以下
に限定する。
旧は熱間圧延時の赤熱脆性防止と集合&I!織の改善に
よる磁気特性の向上に効果のある元素であり、含有量が
0.05%未満ではそれらの効果は少なく、また、1.
0%を超えると磁気特性を劣化させる。したがって、M
nの含有量は0.05%以上1.0%以下に限定する。
Pは鉄損改善に効果のある元素であり、含有量がo、o
os%未満ではこの効果は少なく、また、0゜1%を超
えると磁束密度が低下する。したがって、Pの含有量は
0.005%以上0.1%以下に限定する。
Sは磁気特性向上に有害なMnS等の非金属介在物を生
成させる元素であり、少ないほど好ましく、0.01%
以下でなければ安定した磁気特性改善効果は得られない
。したがって、S含有量は0.01%以下に限定する。
つぎに、冷間圧延方法の限定理由について説明する。
本発明の!磁鋼板の製造方法は、通常の熱間圧延法によ
り圧延したのち、連続あるいはバッチ焼鈍を行った鋼板
または圧延ままの!liI板を脱スケールする。このと
きの焼鈍条件は通常の高級電磁鋼板の製造時と同し条件
でよい、また、脱スケールは冷間圧延時にスケールによ
り表面性状が劣化することを防止するために行うもので
ある。こののち、鋼板を[60×Si (%) −90
] ’C以上300℃以下の温度範囲に加熱し、冷間圧
延する。冷間圧延は中間に焼鈍をはさんだ2回以上の冷
間圧延または中間に焼鈍をはさまない冷間圧延とする。
冷間圧延時の加熱下限の温度は延性−脆性の遷移温度に
起因していることが推定され、また、加熱上限の温度は
、冷間圧延後の最終焼鈍時に優れた磁気特性を得るのに
好ましい繊維組織が得られ、焼鈍後優れた磁気特性を得
る上で必要な条件である。
したがって、冷間圧延時の温度範囲は[60×Si (
%) −90] ”C以上300℃以下に限定する。な
お、冷間圧延後の最終焼鈍条件は、通常の高級電磁鋼板
の製造時と同じ条件でよい。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
供試調板は第1表に示す化学成分を有する鋼を150 
kg真空溶解炉で溶製し、′得られた鋼塊を鍛直し厚さ
120m+m X幅35011111の鋼片にした。こ
の綱片を1150℃に加熱後、厚さ2.0m+mまで熱
間圧延したのち、第1表に示す熱延板焼鈍条件で熱延板
の焼鈍を行った。さらに、酸洗いで脱スケールを行った
のち、ワークロール径10に+*の冷間圧延機を用いて
厚さ0.5+smまで冷間圧延を行った。冷間圧延条件
は第1表に示すとおりである。冷間圧延可能なものにつ
いては、第1表に示す最終焼鈍条件で冷延板の焼鈍を行
った。これらの供試鋼板から試験片を採取し、JISに
基づき磁気特性を測定した。この結果を第1表に併記す
る。
!112.6、IOは本発明法で製造されたものであり
、冷間圧延時に5am以上の割れが発生することはなく
、磁気特性も優れている。
m111はSiが本発明法の限定条件の上限を、Alが
本発明法の限定条件の下限をそれぞれ外れているため、
冷間圧延時に5−11以上の割れが発生している。
綱3.7.8.11ば冷間圧延温度が本発明法の限定条
件の下限を外れているため、冷間圧延時に5−一以上の
割れが発生しており、特に11i17.11は冷間圧延
が不可能であった。
鋼9は冷間圧延温度が本発明法の限定条件の上限を外れ
ているため、鉄損が高くなっている。
114.5はAlが本発明法の限定条件の下限を外れて
いるため、鉄損が高くなっている。また、鋼12はAl
が本発明法の限定条件の上限を外れているため、磁束密
度が低くなっている。
鋼13.14はStが本発明法の限定条件の下限を外れ
ているため、鉄損が高くなっている。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係わる磁気特性の優れた
電磁鋼板の製造方法は、特にSiとAlの量を適切に調
整し、さらに、冷間圧延時の温度を限定しているため、
冷間圧延時に割れが発生することなく、かつ、磁気特性
に優れた電磁鋼板を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄損に及ぼすAl添加量の影響を、第2図は磁
束密度に及ぼすAl添加量の影響をそれぞれ示す図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. C:0.01%以下、Si:4.0%超え5.5%未満
    、Mn:0.05%以上1.0%以下、P:0.005
    %以上0.1%以下、S:0.01%以下、Al:0.
    2%以上1.0%以下を含有し、残部Feおよび不可避
    不純物からなる鋼片を熱間圧延したのち冷却し、[60
    ×Si(%)−90]℃以上300℃以下の温度範囲で
    冷間圧延することを特徴する磁気特性の優れた電磁鋼板
    の製造方法。
JP7022790A 1990-03-20 1990-03-20 磁気特性の優れた電磁鋼板の製造方法 Pending JPH03271324A (ja)

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