JPH0327117A - アラミド自己捲縮フィラメント - Google Patents

アラミド自己捲縮フィラメント

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JPH0327117A
JPH0327117A JP15944789A JP15944789A JPH0327117A JP H0327117 A JPH0327117 A JP H0327117A JP 15944789 A JP15944789 A JP 15944789A JP 15944789 A JP15944789 A JP 15944789A JP H0327117 A JPH0327117 A JP H0327117A
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JP
Japan
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para
crimping
self
filament
present
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Pending
Application number
JP15944789A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamaguchi
淳 山口
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アラミド自己1@縮フィラメント(長繊維)
に関するものであり、更に詳しくは、フィブリル化が極
めて少なく、捲縮性に優れたパラ系アラミド自己捲縮フ
ィラメント・に関するものである。
(従来技術とその問題点) アラミド即ち芳香族ボリアミド系合戒繊維は優れた耐熱
性と耐炎性を有しているための難燃性の繊維として最近
賞用されている。特に、アラミドの中でも芳香族環のパ
ラ位又はそれに相当ずる位置でアミド基により連結され
た謂ゆるパラ系アラミドは、耐熱性が他のアラミド例え
ばメタ系アラミドに比べ−段とすぐれてお一勺、また機
械的11−能例えば強度、ヤング率や寸法安定性が格段
にずくれているので特に高性能の長繊紺どして注目され
ている。
しかし、パラ系アラミドの捲縮フィラメン1・に関して
は、該ボリマ−=或いは繊維の特性に起因する多くの問
題を内蔵しており、フィブリル化がなく、か一つ高い捲
縮率を角゛するものは未だ実現1〜ていないというべき
である。
即ち、アラミトの捲縮フィラメントとしては、インター
レース糸やタスラン加工糸などが公知だが、いずれも繊
維に外力を加え変形さ一辻でいるため、繊維のほぼ全面
に座屈が入り、いわば無傷のところがなくなってしまう
わけである。特に高い捲縮性を出4−ためには、繊維に
加える外力を大きくする必要があり、L記フィブリル化
が激しくなる結果、フィブリル化なく、かつ高い捲縮率
を有するパラ系アラミド捲縮フィラメン1・は得られて
いない。
(発明が解決しようとする!i題) 本発明の目的は、パラ系アラミドのフィラメントに関す
る上記の如き問題に鑑みてなされたもので、フィブリル
化が極めて少なく、捲縮性に優れたパラ系アラミド自己
捲縮フィラメントを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達戒するためには、本発明は次の構或をと
る.即ち、本発明は、251IIIl当りの捲縮数が2
0ケ以上で、捲縮率が20%以上を有するパラ系アラミ
ド自己捲縮フィラメント、である.本発明にいうパラ系
アラミドとは、次の構威単位からなる群より選択された
単位から実質的に構威されるボリアミドである. N H  A r +  N H   −−−−−−−
−  ( E )Co−Ar2−c〇一 −−−−−−
−−−−−−−−−  ( II )N H  A r
3  C O   −−−−−−−−−−  ( m 
)ここでA r l% A rzおよびA r 3は各
々2価のパラ配向性の芳香族基であり、(1)と(II
)はボリマー中に存在する場合は実質的に当モルである
.ここで、パラ配同性の芳香族基とは、それに結合して
いる2つのアξド基が互いに反対方向に同軸または平行
的に位置していることを意味する。
このような2価の芳香族基の具体例としては、パラフエ
ニレン、4.4’−ビフエニレン、1.4−ナフチレン
、1,5−ナフチレン、2.6−ナフチレン、2,5−
ビリジレンなどがあげられる。それらはハロゲン、低級
アルキル、ニトロ、メトキシ、スルホン酸又はその塩、
シアノ基などの非活性基で1または2以上置換されてい
てもよい。A r 1、ArzおよびAr3はいずれも
2種以上であってもよく、また相互に同じであっても異
なっていてもよい。
本発明のパラ系アラミドは、これまでに知られた方法に
より、各々の単位に対応するジアミン、ジカルボン酸、
アミノカルボン酸より製造することができる。具体的に
は、カルボン酸基を先ず酸ハライド、酸イミダゾライド
、エステル等に講導した後にアミノ基と反応させる方法
、またはアミノ基をイソシアナート基に誘導した後、カ
ルボン酸基と反応させる方法が用いられ、重合の形式も
いわゆる低温溶液重合法、界面重合法、溶融重合法、固
相重合法などを用いることができる.本発明のパラ系ア
ラミドには、上記した以外の基が約10モル%以下共重
合されたり、他のボリマーがブレンドされたりしていて
もよい.本発明のパラ系アラミドとして最も代表的なも
のは、ポリーP−フエニレンテレフタルアミド(以下P
PTAと略称する。)やポリーP−ペンズアミドである
本発明のパラ系アラミドの重合度は、あまりに低いと本
発明の目的とする機械的性質の良好なステーブルが得ら
れなくなるため、通常3.5以上、好ましくは4.5以
上の対数粘度ηinh  (硫酸100成にボリマー0
.5gを溶解して30’Cで測定した値)を与える重合
度のものが選ばれる。
本発明の自己捲縮フィラメントは、25+no+当りの
捲縮数が20ケ以上であり、捲縮率が20%以上の捲縮
を有すべきである。これらの条件が満たされなければ捲
縮フィラメントの特徴である嵩高性が不足する。
なお、ここで言う捲縮数及び捲縮率はJTSL1074
によって測定された値である。
本発明の捲縮フィラメントは、好ましくは4g/デニー
ル以上の単繊維強度をもち、更に好ましくは6g/デニ
ール以上の単繊維強度を有する。
ここで単繊維強度は把持長20mm、引張強度1onu
n/分で測定した値である。
本発明の捲縮フィラメントは、単糸織度が2デニール以
上好ましくは4デニール以上である。単糸繊度が小さく
なると高い捲縮を有するフィラメントが得られない。
本発明のパラ系アラミド自己捲縮フィラメントは、パラ
系アラミドと硫酸とからなる光学異方性ドープを紡糸ド
ラフト(巻取り速度とドープの吐出線速度比率)0.5
〜1.1の特定範囲で乾湿式紡糸することにより得るこ
とが出来る。紡糸ドラフトが1.1を超すと若干の捲縮
性のあるフィラメントとはなるが、本発明の特定された
所定の捲縮率を有するフィラメントは得られない。
なお、捲縮率の程度は、前記光学異方性ドープの紡糸ド
ラフト、、乾燥時のフィラメントにかける張力等の条件
を変えること6こより調整可能である。
即ち、紡糸ドラフ1・を小さくするか、乾燥時のフィラ
メントにかける張力を小さくすることで捲縮率は大きく
なり、その逆の条件を設定すると該捲縮率は小さくなる
特定の紡糸ドラフトで凝固液から引き出された凝固系条
は、洗浄により脱硫酸された後、ホッドロ−ノレ−1二
又はネ・ントコンベア」二で乾燥される。
(考案の効果) 本発明の捲縮フィラメントは、フィブリル化が極めて少
なく、かつ高い捲縮性を有しているため、耐摩耗性がよ
く、加工工程や製品にした後のへクリがなく高い捲縮が
保持されている。
このような特徴と、パラ系アラaドの本来固有する耐熱
性や耐薬品性を活用L2て、本発明の白己捲縮フィラメ
ントは、紡績糸やマット状、フエル1・状の加工物とし
て、種々の用途、例えば、耐熱性キャンバス、帆布、バ
ッグフィルター、耐熱服、保護手袋、保温材、*療材原
料、プラスヂックスマ〕コンクリ トの補強材などとし
てq用である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 対数粘度(〃inh )5.8のポリ−P−フエ.:r
− 1ノンテレフタルアミドと99,7%の濃硫酸から
、18%のポリマ−濃度の光学異Jj性ド−プをつくり
、脱泡及びが過後、紡糸機に送った。紡糸機は独立した
水iJZ下向に取付けられた1個の紡糸口金を持ってお
り、該紡糸口金はタンタル製で、直径O、07I11m
の細孔1000個が穿孔されているものである.]・ブ
は、計量ギや−ボンブで、紡糸1」金より空気中に押し
出された後、約7nunの空間を走行し一r、4゜C、
15%硫酸より或る凝固浴中に導入される乾式ジェット
湿式紡糸法6こより紡糸され、次いで浴より60m/分
の速度で引出された。
紡糸口金より空気中に吐出されたド−ブの伸長倍率は0
.97であった。
凝固浴より引出された繊維は、金網製のベル1・コンベ
ア−上に振落され、7べ月川コンヘア−十で水、カセイ
ソーダ水溶液ついで温水の順に洗浄されて、次いでトン
ネル乾燥機を通L 1 7 0゜C雰囲気温度下で、弛
乾状態で糸条を乾燥ずることで、自己捲縮フィラメント
を得た。
得られた白己捲縮フィラメンl・は、捲縮数が25ケで
、II縮率が22%、単繊維デニ−ル4.5の物性を有
しており、光学顕微鏡で観察した結果フィブリル化した
部分は殆んど認められなかった。
また、上記繊維を使用して平織物をV織したところ嵩高
性が優れたものが得られ、該織物を摩耗試験した結果、
長時間フィプリル化が発生せず耐摩耗性が良好であった
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパラ系アラミド内己捲縮糸の−実施例
の概略側面図であり、第2図は捲縮率と嵩高性との相関
グラフであり、図中A,Bは従来の捲縮加工糸であり、
C,Dば本発明の白己捲縮フィラメントである。 第1図 第2図 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 25mm当りの捲縮数が20ケ以上で、捲縮率が20%
    以上を有することを特徴とするパラ系アラミド自己捲縮
    フィラメント
JP15944789A 1989-06-23 1989-06-23 アラミド自己捲縮フィラメント Pending JPH0327117A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15944789A JPH0327117A (ja) 1989-06-23 1989-06-23 アラミド自己捲縮フィラメント

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JP15944789A JPH0327117A (ja) 1989-06-23 1989-06-23 アラミド自己捲縮フィラメント

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JPH0327117A true JPH0327117A (ja) 1991-02-05

Family

ID=15693955

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15944789A Pending JPH0327117A (ja) 1989-06-23 1989-06-23 アラミド自己捲縮フィラメント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008751A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Shimizu Corp 石綿発塵量の測定方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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