JPH0327048Y2 - - Google Patents

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JPH0327048Y2
JPH0327048Y2 JP1986012098U JP1209886U JPH0327048Y2 JP H0327048 Y2 JPH0327048 Y2 JP H0327048Y2 JP 1986012098 U JP1986012098 U JP 1986012098U JP 1209886 U JP1209886 U JP 1209886U JP H0327048 Y2 JPH0327048 Y2 JP H0327048Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、アスフアルトフイニツシヤやベース
ペーパ等に設備される敷き均し装置に関するもの
である。
「従来の技術」 周知のように、アスフアルトフイニツシヤにお
いては、第5図に示すように、走行車体1を走ら
せながら、ホツパ2に投入されたアスフアルト合
材(以下合材と略す)をバーフイーダ3で後方の
スプレツデイングスクリユ4に送り、ここで左右
に一様に広げてこれを支持アーム5,5の後方に
懸吊された敷き均し装置6により路面上に平らに
敷き均している。
上記敷き均し装置6は、第6図ないし第8図に
示すように、支持アーム5,5に固定された矩形
枠状のメインフレーム7の中央部に、クラウン調
整機構8によつて上下位置が調整されるクラウン
フレーム9を設け、このクラウンフレーム9と上
記メインフレーム7の左方の枠部との前方寄りの
位置に、左スクリード10を備えたガイドパイプ
11を、軸受け装置12を介して左右に移動自在
に取付けると共に、上記クラウンフレーム9と上
記メインフレーム7の右方の枠部との後方寄りの
位置に、右スクリード13を備えたガイドパイプ
14を、軸受け装置15を介して左右に移動自在
に取付けた構造となつている(実公昭58−30815
号公報)、幅の広い道路を中央にクラウンをつけ
て舗装するような場合、上記前方の左スクリード
10を左方に移動させ、かつその右方端が左方端
より高くなるように傾斜させると共に、後方の右
スクリード13を右方に移動させ、かつその左方
端が右方端より高くなるように傾斜させ、これに
より、施工幅とクラウン量を調整するようになつ
ている。また、上記前方の左スクリード10の前
面には、スプレツデイングスクリユ4と協働して
合材を右方側に送ると共に、後方の右スクリード
13に送られる合材量を調整するゲート16が配
設されており、このゲート16も後方の右スクリ
ード13に連繋して左右に傾斜させられる構造に
なつている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記従来の敷き均し装置6にお
いては、クラウンフレーム9を設けているから軸
受け装置12,15として球面軸受けが必要とな
り、また、ゲート16を後方の右スクリード13
に連繋して傾斜させるためにその取付け構造が特
殊になるなど、装置の構造が複雑になつてしまう
という欠点があつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
クラウンフレームや球面軸受けが不要でゲートの
構造も簡単な敷き均し装置を提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、左方フ
レームと右方フレームを、互いに向き合う内側面
に設けられた左側ブラケツトと右側ブラケツト
を、軸線を前後に向けた枢軸で枢着して上下に傾
斜自在に支持アームに取り付けられ、上記左方フ
レームと右方フレームにそれぞれ個々に設けられ
取付ブラケツトの間に、該取付ブラケツトの離間
距離を変えて上記枢軸を中心とする左方フレーム
と右方フレームの傾斜角を調整するねじ機構を設
けるとともに、上記左方フレームと右方フレーム
に前後に位置をずらして個々に取り付けられた各
固定ガイド部材に、可動ガイド部材を左右に移動
自在に個々に嵌挿し、該各可動ガイド部材に、左
スクリードシリンダと右スクリードシリンダによ
つて固定ガイド部材に対して左右に個々に移動さ
せられる左スクリードと右スクリードを互いに前
後に位置をずらして個々に取り付けられる一方、
上記左スクリードと右スクリードのうちの後方に
位置するスクリードのフレームの前部にゲートを
取り付け、また上記固定ガイド部材の少なくとも
一方に、その固定ガイド部材をねじ棒によつて上
下させる段差調整機構を設けた構成とした。
「作用」 上記構成の敷き均し装置によつて幅の広い道路
を中央にクラウンをつけて舗装する場合、左スク
リードシリンダで左スクリードを左方に、右スク
リードシリンダで右スクリードを右方にそれぞれ
移動させるとともに、左方フレームと右方フレー
ムとをねじ機構により枢軸を中心に傾斜させて両
スクリードの中央部を両端より高くする。この
際、ゲートは後方のスクリードと一緒に同角度傾
斜する。
両スクリードが前後に位置をずらして配設され
ていることに起因して、路盤に対する両スクリー
ドの高さにずれが生じたような場合には、段差調
整機構により一方のスクリードを他方のスクリー
ドに対して上又は下に動かして路盤に対する両ス
クリードの高さを一致させる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
を参照して説明する。
図中20は、走行車体の左方の支持アーム21
の後方端に連結部材21aを介して取付けられた
左方のフレーム、22は右方の支持アーム23の
後方端に連結部材23aを介して取付けられた右
方のフレームである。上記左方のフレーム20の
内側面(右方側面)の中段部の前方側と後方側の
所定部位には、各2枚の板状部材24a,24a
を前後に間隔をあけて縦に平行に設けて成る各左
側ブラケツト24がそれぞれ固着され、上記右方
のフレーム22の内側面(左方側面)の中段部の
前方側と後方側の所定部位には板状の各右側ブラ
ケツト25が、上記各左側ブラケツト24の各2
枚の板状部材24a,24aの間に挿入されてそ
れぞれ固着されると共に、この各左側ブラケツト
24と各右側ブラケツト25は、これらブラケツ
ト24,25の貫通孔に軸線を前後に向けて挿通
した各ピン2(枢軸)6により、相互に連結され
ている。そして、上記左方のフレーム20と右方
のフレーム22は、各ピン26を中心として上下
に傾斜するようになつている。
また、上記左方のフレーム20の上部で内側
(右側)寄りの中央部には取付けブラケツト27
が固着され、この取付けブラケツト27の上端に
は左ねじのおねじ部材28が、その基端のヨーク
28aと取付けブラケツト27の貫通孔に挿通し
たピン29により、上下に回動自在に取付けられ
る一方、上記右方のフレーム22の上部で内側
(左側)寄りの中央部には取付けブラケツト30
が固着され、この取付けブラケツト30の上端に
は右ねじのおねじ部材31が、その基端のヨーク
31aと取付けブラケツト30の貫通孔に挿通し
たピン32により、上下に回動自在に取付けられ
ている。上記各おねじ部材28,31の先端側は
互いに内方に向けられて、ターンバツクル33の
両端にそれぞれ螺入され、各ロツクナツト34に
より固定されている。そして、上記ターンバツク
ル33に対する両おねじ部材28,31の螺入量
を調整することにより、左方のフレーム20と右
方のフレーム22の傾斜角度を調整することがで
きるようになつている。
上記おねじ部材28,31とターナバツクル3
3はねじ機構を構成する。
さらに、上記左方のフレーム20の前方寄りの
部位には左方の外ガイドパイプ(固定ガイド部
材)35が軸線を左右に向けて固定して取付けら
れ、この外ガイドパイプ35には、左右一対のブ
ツシユ36,36を介して左方の内ガイドパイプ
(可動ガイド部材)37が左右に移動自在に挿通
されており、この内ガイドパイプ37に左スクリ
ード38が固定して設けられている。また、上記
右方のフレーム22の後方寄りの部位には右方の
外ガイドパイプ(固定ガイド部材)39が軸線を
左右に向けて取付けられ、この外ガイドパイプ3
9に右方の内ガイドパイプ(可動ガイド部材)4
0が、左右一対のブツシユ41,41を介して左
右に移動自在に挿通されており、この内ガイドパ
イプ40に右スクリード42が固定して設けられ
ている。
なお、上記各取付けブラケツト27,30の前
面には、前方に延びる帯板状のブラケツト27
a,30aが固着され、この左方のブラケツト2
7aの前端には指示板43が、右方のブラケツト
30aの前端には、指示針44を先端に備えた指
示板ガイド45がそれぞれ固定して取付けられて
おり、これら指示板43と指示針44により、タ
ーンバツクル33に対する両おねじ部材28,3
1の螺入量がわかるようになつている。また、図
中46は右方のフレーム22に設けられたゲー
ト、47は左方のフレーム20に対して左スクリ
ード38を左方に移動させたり元の位置に戻す左
スクリードシリンダ、48は右方のフレーム22
に対して右スクリード42を右方に移動させたり
元の位置に戻す右スクリードシリンダである。さ
らに、上記右方の外ガイドパイプ39は、右方の
フレーム22に設けられた段差調整機構49によ
つて上下位置が変えられるようになつており、こ
れにより左スクリード38に対する右スクリード
42の上下位置が調整されるようになつている。
この段差調整機構49は、右方のフレーム22に
固着したブラケツト50と、外ガイドパイプ39
に下端を固定され、上端側を上記ブラケツト50
の穴に挿通させた一対のねじ棒51と、このねじ
棒51に螺合されて上記ブラケツト50に回転自
在に支持されているナツト部材52と、このナツ
ト部材52に一体に設けたチエーンスプロケツト
53,53の相互に巻回されたチエーン54と、
ガイドパイプ39に固定し、先端をブラケツト5
0に設けた目盛板55に対面させた指示針56と
から成つており、上記ナツト部材52の一方を回
転させることにより、右方のフレーム22に対す
る外ガイドパイプ39の上下位置を調節し、その
調節量を目盛板55により確認するようになつて
いる。
しかして、上記構成の敷き均し装置によつて幅
の広い路面に合材をクラウンをつけて敷き均して
いく場合、先ず、左スクリード38を左方に、右
スクリード42を右方にそれぞれ移動させ、敷き
均し幅を調整する。次いで、各ロツクナツト34
を緩めてターンバツクル33を所定の方向に回
し、両おねじ部材28,31が相互に離間するよ
うにターンバツクル33に対する両おねじ部材2
8,31の螺入量を調整する。そして、左方のフ
レーム20をその右方端が左方端より高くなるよ
うに、右方のフレーム22をその左方端が右方端
より高くなるようにそれぞれ傾斜させ、これによ
り、左スクリード38と右スクリード42を所定
の状態に傾斜させる。この状態で走行車体を走ら
せながら従来と同様にして敷き均し作業を進めて
いく。
ここで、上記敷き均し装置では、左右一対のフ
レーム20,22を左右に傾斜させることによ
り、左スクリード38と右スクリード42をクラ
ウン量に合せて傾斜させるようにしたから、従来
のクラウンフレーム9や球面軸受けが不要にな
る。また、ゲート46は、単に右方のフレーム2
2の前方に連設するのみでクラウン量に合せて傾
斜するようになるから、従来のように特殊な取付
け構造にする必要がない。したがつて、装置の構
造が従来に比し大幅に簡略になり、製作費が低減
でき、装置の軽量化も可能になる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の敷き均し装置
は、左方フレームと右方フレームが、互いに向き
合う内側面に設けられた左側ブラケツトと右側ブ
ラケツトを、軸線を前後に向けた枢軸で枢着して
上下に傾斜自在に支持アームに取り付けられ、上
記左方フレームと右方フレームにそれぞれ個々に
設けられた取付ブラケツトの間には、該取付ブラ
ケツトの離間距離を変えて上記枢軸を中心とする
左方フレームと右方フレームの傾斜角を調整する
ねじ機構が設けられるとともに、上記左方フレー
ムと右方フレームに前後に位置をずらして個々に
取り付けられ各固定ガイド部材には、可動ガイド
部材が左右に移動自在に個々に嵌挿され、該各可
動ガイド部材には、左スクリードシリンダと右ス
クリードシリンダによつて固定ガイド部材に対し
て左右に個々に移動させられる左スクリードと右
スクリードが、互いに前後に位置をずらして個々
に取り付けられる一方、上記左スクリードと右ス
クリードのうちの後方に位置するスクリードのフ
レームの前部にゲートが取り付けられ、また上記
固定ガイド部材の少なくとも一方には、その固定
ガイド部材をねじ棒によつて上下させる段差調整
機構が設けられた構成とされているので、敷き均
し幅とクラウン量を自在に調整することができ、
しかも、従来のようなクラウンフレームや球面軸
受けが不要になると共に、ゲートの取付け構造も
簡単になり、したがつて、装置の構造が従来に比
し大幅に簡略化され、軽量化も可能になる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の敷き均し装置の
一実施例を示すもので、第1図は背面図、第2図
は平面図、第3図は第2図の−矢視断面図、
第4図は同−矢視断面図、また、第5図ない
し第8図は従来例を示すもので、第5図はアスフ
アルトフイニツシヤの側面略図、第6図は敷き均
し装置の平面図、第7図は同背面図、第8図は第
7図の−矢視断面図である。 20……左方のフレーム、21……支持アー
ム、22……右方のフレーム、23……支持アー
ム、38……左スクリード、42……右スクリー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左方フレーム20と右方フレーム22が、互い
    に向き合う内側面に設けられた左側ブラケツト2
    4と右側ブラケツト25を、軸線を前後に向けた
    枢軸26で枢着して上下に傾斜自在に支持アーム
    21,23に取り付けられ、上記左方フレーム2
    0と右方フレーム22にそれぞれ個々に設けられ
    た取付ブラケツト27,30の間には、該取付ブ
    ラケツト27,30の離間距離を変えて上記枢軸
    26を中心とする左方フレーム20と右方フレー
    ム22の傾斜角を調整するねじ機構28,31,
    33が設けられるとともに、上記左方フレーム2
    0と右方フレーム22に前後に位置をずらして
    個々に取り付けられた各固定ガイド部材35,3
    9には、可動ガイド部材37,40が左右に移動
    自在に個々に嵌挿され、該各可動ガイド部材3
    7,40には、左スクリードシリンダ47と右ス
    クリードシリンダ48によつて固定ガイド部材3
    5,39に対して左右に個々に移動させられる左
    スクリード38と右スクリード42が互いに前後
    に位置をずらして個々に取り付けられる一方、上
    記左スクリード38と右スクリード42のうちの
    後方に位置するスクリード42のフレーム22の
    前部にゲート46が取り付けられ、また上記固定
    ガイド部材35,39の少なくとも一方には、そ
    の固定ガイド部材35,39をねじ棒51によつ
    て上下させる段差調整機構49が設けられたこと
    を特徴とするアスフアルトフイニツシヤ等におけ
    る敷き均し装置。
JP1986012098U 1986-01-30 1986-01-30 Expired JPH0327048Y2 (ja)

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JP1986012098U JPH0327048Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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JP1986012098U JPH0327048Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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JPS62125110U JPS62125110U (ja) 1987-08-08
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428422A (en) * 1977-08-04 1979-03-03 Integrated Tech Ltd Road surface treating machine
JPS5729607A (en) * 1980-07-29 1982-02-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd Production of cellulose acetate fiber
JPS5830815U (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 日産自動車株式会社 車両用多重用表示計
JPS6011130U (ja) * 1983-06-29 1985-01-25 株式会社 アマダ 板材折曲げ加工機における金型ホルダ案内装置

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JPS62125110U (ja) 1987-08-08

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