JPH03270278A - ZnTeとZnSeからなる超格子 - Google Patents
ZnTeとZnSeからなる超格子Info
- Publication number
- JPH03270278A JPH03270278A JP2071659A JP7165990A JPH03270278A JP H03270278 A JPH03270278 A JP H03270278A JP 2071659 A JP2071659 A JP 2071659A JP 7165990 A JP7165990 A JP 7165990A JP H03270278 A JPH03270278 A JP H03270278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- znte
- znse
- lattice
- crystal layers
- single crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 29
- 229910007709 ZnTe Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- SBIBMFFZSBJNJF-UHFFFAOYSA-N selenium;zinc Chemical compound [Se]=[Zn] SBIBMFFZSBJNJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 24
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 4
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000006798 recombination Effects 0.000 description 1
- 238000005215 recombination Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、ZnTeとZnSeからなる超格子(以下、
ZnTe−ZnSe超格子と記す)に関し、特に短波長
の光を発する発光素子に用いられる。
ZnTe−ZnSe超格子と記す)に関し、特に短波長
の光を発する発光素子に用いられる。
(ロ)従来の技術
半導体を材料とする発光素子の発光色は、キャノアの再
結合が主に行われる半導体材料の禁制帯幅に依存する。
結合が主に行われる半導体材料の禁制帯幅に依存する。
このため、短波長の光を得るためには、禁制帯幅の大き
い材料を用いなければならない。例えば、青色光を得る
ことができる禁制帯幅を有する半導体材料としては、S
iC,GaN、ZnSe、ZnS等がある。
い材料を用いなければならない。例えば、青色光を得る
ことができる禁制帯幅を有する半導体材料としては、S
iC,GaN、ZnSe、ZnS等がある。
これらの材料を用いた発光素子においては、バンド構造
が直接遷移型であること及び効率よい少数キャリアの注
入が行えるpn接合が形成できることが発光効率の向上
に必要である。
が直接遷移型であること及び効率よい少数キャリアの注
入が行えるpn接合が形成できることが発光効率の向上
に必要である。
上記材料の中のZnSeに関してはその禁制帯幅が約2
.7eVと大きく、バンド構造が直接遷移型であるもの
の、自己補償効果等によりp型伝導のものを得ることが
困難であり、n型伝導のものしか得られないため、pn
接合が形成できない。
.7eVと大きく、バンド構造が直接遷移型であるもの
の、自己補償効果等によりp型伝導のものを得ることが
困難であり、n型伝導のものしか得られないため、pn
接合が形成できない。
一方、禁制帯幅が約2.3eVとZnSeより小さいも
のの、バンド構造が直接遷移型で、ZnSeと同じ結晶
構造を有し、容易にp型伝導のものが得られる半導体材
料にZnTeがある。
のの、バンド構造が直接遷移型で、ZnSeと同じ結晶
構造を有し、容易にp型伝導のものが得られる半導体材
料にZnTeがある。
そこで、sbを添加したp型ZnTe層とアンドープZ
nSe層とを交互に積層して、超格子構造によるp型多
層半導体を形成すること、及びアンドープZnTe層と
Gaを添加したn型ZnSe層とを交互に積層して、超
格子構造によるn型多層半導体を形成することが提案さ
れている(例えばApplied Physics L
etters51(20)、1987.P、1602−
1604)。即ち、斯るn型多層半導体とn型多層半導
体とを組み合わせてpn接合が形成できる。
nSe層とを交互に積層して、超格子構造によるp型多
層半導体を形成すること、及びアンドープZnTe層と
Gaを添加したn型ZnSe層とを交互に積層して、超
格子構造によるn型多層半導体を形成することが提案さ
れている(例えばApplied Physics L
etters51(20)、1987.P、1602−
1604)。即ち、斯るn型多層半導体とn型多層半導
体とを組み合わせてpn接合が形成できる。
(ハ)発明が解決しようとする課題
しかし乍ら、斯る先行技術においては、n型多層半導体
のキャリア濃度はI X 10 ”c m−’以下と低
いものしか得られず、発光素子として用いた場合、発光
効率が極めて低いものであった。
のキャリア濃度はI X 10 ”c m−’以下と低
いものしか得られず、発光素子として用いた場合、発光
効率が極めて低いものであった。
また、斯る先行技術ではn型多層半導体のZnTe層の
みにsbの添加を行うため、製造工程が煩雑である。こ
れは、ZnSe層にsbの添加を行うと、sbがZnS
e層中で深い準位を形成してしまい、これがZnTe層
で生じたキャリアをトラップするため、−導電型層とし
ての多層半導体全体が高抵抗化してしまい、p型缶導性
が損なわれるからである。
みにsbの添加を行うため、製造工程が煩雑である。こ
れは、ZnSe層にsbの添加を行うと、sbがZnS
e層中で深い準位を形成してしまい、これがZnTe層
で生じたキャリアをトラップするため、−導電型層とし
ての多層半導体全体が高抵抗化してしまい、p型缶導性
が損なわれるからである。
従って、本発明はp型ZnTe−ZnSe超格子のキャ
リア濃度を上げ、低抵抗化を図ることを技術的課題とす
る。さらに、本発明は製造工程が容易なp型ZnTe−
ZnSe超格子を提供するものである。
リア濃度を上げ、低抵抗化を図ることを技術的課題とす
る。さらに、本発明は製造工程が容易なp型ZnTe−
ZnSe超格子を提供するものである。
に)課題を解決するための手段
本発明は、ZnTe単結晶層と、ZnSe単結晶層とが
交互に積層された超格子であって、上記課題を解決する
ため、少なくとも上記ZnTe単結晶層には、p型不純
物としてLiが添加されていることを特徴とする。
交互に積層された超格子であって、上記課題を解決する
ため、少なくとも上記ZnTe単結晶層には、p型不純
物としてLiが添加されていることを特徴とする。
(ホ)作用
ZnTeのp型不純物にLiを添加したものでは、sb
を添加したものに比してキャリア濃度を上げることがで
きる。またLiはZnSe中で深い準位を形成しない。
を添加したものに比してキャリア濃度を上げることがで
きる。またLiはZnSe中で深い準位を形成しない。
(へ)実施例
以下に本発明の一実施例について詳述する。
先ず、ZnTeとZnSeの略中間の格子定数を有する
基板、例えばp型のInPを準備し、周知のMBE装置
の成長室に導入する。斯る成長室内の真空度は10−”
torr以下に保持されている。また成長室にはZn、
Te、Se、Liを収納した各セルが夫々の原料をIn
P基板に向かって照射するよう配置されている。
基板、例えばp型のInPを準備し、周知のMBE装置
の成長室に導入する。斯る成長室内の真空度は10−”
torr以下に保持されている。また成長室にはZn、
Te、Se、Liを収納した各セルが夫々の原料をIn
P基板に向かって照射するよう配置されている。
次いで、InP基板を320℃に保持し、Zn、Te、
Seの分子線強度を夫々I X 10−’torr、4
X 10−’torr、4 X 10−’torrとす
ると共にLiセルの温度を220℃に設定する。しかる
後、InP基板に対して、Zn分子線及びLi分子線を
連続的に照射し、Se分子線とTe分子線を16秒周期
で交互に照射して、ZnSe単結晶層とZnTe単結晶
層とを交互にエピタキシャル成長する。
Seの分子線強度を夫々I X 10−’torr、4
X 10−’torr、4 X 10−’torrとす
ると共にLiセルの温度を220℃に設定する。しかる
後、InP基板に対して、Zn分子線及びLi分子線を
連続的に照射し、Se分子線とTe分子線を16秒周期
で交互に照射して、ZnSe単結晶層とZnTe単結晶
層とを交互にエピタキシャル成長する。
これによって成長される各層は、夫々10形成度の層厚
に形成され、超格子となる。また、本実施例では不純物
となるLiが各層に一様に分布する。この時、ZnSe
単結晶層に添加されたLiは深い準位を形成せず、キャ
リアのトラップとならないため、ZnSe単結晶層は高
抵抗化しない。
に形成され、超格子となる。また、本実施例では不純物
となるLiが各層に一様に分布する。この時、ZnSe
単結晶層に添加されたLiは深い準位を形成せず、キャ
リアのトラップとならないため、ZnSe単結晶層は高
抵抗化しない。
第1図は本実施例によって作製された超格子のバンド構
造を示し、各層は図面左右方向に積層されている。図に
おいて、(1)はZnTe単結晶層、(2)はZnSe
単結晶層、(3)は伝導帯、(4)は価電子帯、(5)
はZnTe単結晶層(1)とZnSe単結晶層(2)と
の超格子によって伝導帯(3〉、価電子帯(4)に夫々
形成された量子準位である。
造を示し、各層は図面左右方向に積層されている。図に
おいて、(1)はZnTe単結晶層、(2)はZnSe
単結晶層、(3)は伝導帯、(4)は価電子帯、(5)
はZnTe単結晶層(1)とZnSe単結晶層(2)と
の超格子によって伝導帯(3〉、価電子帯(4)に夫々
形成された量子準位である。
(6)はZnTe単結晶層(1)中でアクセプタとして
働<Li原子、(7)はZnTe単結晶層(1)中のL
i原子(6)がイオン化して生じた正孔である。
働<Li原子、(7)はZnTe単結晶層(1)中のL
i原子(6)がイオン化して生じた正孔である。
而して本実施例のZnTe−ZnSe超格子では、超格
子によって形成される量子準位(5)間のバンド幅は約
2.5eVとなる。また、超格子全体としての導電型は
p型で、そのキャリア濃度は1×10”cm−’となり
、sbをアクセプタとして用いたものに比して約10倍
となる。
子によって形成される量子準位(5)間のバンド幅は約
2.5eVとなる。また、超格子全体としての導電型は
p型で、そのキャリア濃度は1×10”cm−’となり
、sbをアクセプタとして用いたものに比して約10倍
となる。
即ち、斯るn型多層半導体の上に、アンドープZnTe
層とGaを添加したn型ZnSe層とを交互に積層した
n型多層半導体を形成することによって、発光ダイオー
ドが形成でき、その発光効率はsbを用いたものに比し
て約10倍となる。
層とGaを添加したn型ZnSe層とを交互に積層した
n型多層半導体を形成することによって、発光ダイオー
ドが形成でき、その発光効率はsbを用いたものに比し
て約10倍となる。
以上、本実施例ではアクセプタとなるLiをZnTe単
結晶層(1)、ZnSe単結晶層(2)に−様に添加し
たが、製造工程の煩雑さを考慮しなければLiをZnT
e単結晶層(1)のみに添加し、ZnSe単結晶層(2
)をアンドープとしても従来より大きなキャリア濃度が
得られる。
結晶層(1)、ZnSe単結晶層(2)に−様に添加し
たが、製造工程の煩雑さを考慮しなければLiをZnT
e単結晶層(1)のみに添加し、ZnSe単結晶層(2
)をアンドープとしても従来より大きなキャリア濃度が
得られる。
即ち、本実施例においても超格子によって形成される量
子準位(5)間のバンド幅は約2.5eVとなり、超格
子全体としての導電型はp型で、そのキャリア濃度は1
X10”am’″Sとなる。
子準位(5)間のバンド幅は約2.5eVとなり、超格
子全体としての導電型はp型で、そのキャリア濃度は1
X10”am’″Sとなる。
(ト)発明の効果
本発明によれば、ZnTe単結晶層とZnSe単結晶層
との超格子の不純物としてLiを用いることによって、
p型多層半導体のキャリア濃度を高くすることができる
・。即ち、本発明を発光素子に適用すれば発光効率を向
上することができる。
との超格子の不純物としてLiを用いることによって、
p型多層半導体のキャリア濃度を高くすることができる
・。即ち、本発明を発光素子に適用すれば発光効率を向
上することができる。
またLiはZnSe中で深い準位を形成しないため、Z
nTe単結晶層、ZnSe単結晶層の各層に一様に添加
しても良い。即ち、Liを一様に供給することによって
、製造の際の工程を簡素化することができる。
nTe単結晶層、ZnSe単結晶層の各層に一様に添加
しても良い。即ち、Liを一様に供給することによって
、製造の際の工程を簡素化することができる。
第1図は本発明の一実施例のバンド構造を示す模式図で
ある。
ある。
Claims (1)
- (1)ZnTe単結晶層と、ZnSe単結晶層とが交互
に積層された超格子において、少なくとも上記ZnTe
単結晶層には、p型不純物としてLiが添加されている
ことを特徴とするZnTeとZnSeからなる超格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2071659A JPH03270278A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ZnTeとZnSeからなる超格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2071659A JPH03270278A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ZnTeとZnSeからなる超格子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03270278A true JPH03270278A (ja) | 1991-12-02 |
Family
ID=13466956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2071659A Pending JPH03270278A (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | ZnTeとZnSeからなる超格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03270278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5481455A (en) * | 1991-10-17 | 1996-01-02 | Nissan Motor Co, Ltd. | System for detecting hydroplaning of vehicle |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP2071659A patent/JPH03270278A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5481455A (en) * | 1991-10-17 | 1996-01-02 | Nissan Motor Co, Ltd. | System for detecting hydroplaning of vehicle |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3643665B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
JPH0652807B2 (ja) | 光子装置用の4元ii−vi族材料 | |
JPH0738487B2 (ja) | 広バンドギャップ半導体発光装置 | |
JP3251046B2 (ja) | 化合物半導体の成長方法、化合物半導体発光素子及びその製造方法 | |
US5416337A (en) | Hetero-superlattice PN junctions | |
US7049641B2 (en) | Use of deep-level transitions in semiconductor devices | |
JP2003519438A (ja) | 放射源 | |
US5250814A (en) | Semiconductor light-emitting devices | |
JPH04188678A (ja) | 半導体発光素子 | |
JP2003519931A (ja) | 相分離が抑制されたiii族窒化物半導体構造 | |
JPH0658977B2 (ja) | 半導体素子 | |
WO2003017386A1 (en) | Ii-vi compound semiconductor crystal and photo-electric conversion function element | |
JPH03270278A (ja) | ZnTeとZnSeからなる超格子 | |
JPH04112584A (ja) | 半導体装置 | |
JPS59225580A (ja) | 半導体発光ダイオ−ドおよびその製造方法 | |
US4284467A (en) | Method for making semiconductor material | |
JPS63288088A (ja) | 半導体レ−ザ | |
JPH0728052B2 (ja) | 半導体発光素子およびその製造方法 | |
JP3057547B2 (ja) | 緑色発光ダイオード | |
JPS63213378A (ja) | 半導体発光素子の製造方法 | |
JP2792249B2 (ja) | 発光素子およびその作製方法 | |
JP3405552B2 (ja) | 光半導体装置 | |
JP2929632B2 (ja) | 光素子の製造方法 | |
JP2804093B2 (ja) | 光半導体装置 | |
JPH11289109A (ja) | 化合物半導体発光素子 |