JPH0326983A - 地中埋設管の位置検知方法及びその装置 - Google Patents

地中埋設管の位置検知方法及びその装置

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JPH0326983A
JPH0326983A JP1162265A JP16226589A JPH0326983A JP H0326983 A JPH0326983 A JP H0326983A JP 1162265 A JP1162265 A JP 1162265A JP 16226589 A JP16226589 A JP 16226589A JP H0326983 A JPH0326983 A JP H0326983A
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JP
Japan
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magnetic field
synchronization signal
underground pipe
receiver
current
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Pending
Application number
JP1162265A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Miyamoto
幸展 宮本
Yasuhiro Wasa
泰宏 和佐
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NEC Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
NEC Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0326983A publication Critical patent/JPH0326983A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は地中埋設管の位置を磁気的に検知する方法及び
装置、特に該地中埋設管に電磁誘導により電流を流し、
この誘導電流により発生する磁界を介して該地中埋設管
の対象部分の位置を検知する方法及び装置に関するもの
である。
(従来の技術) ガス管、水道管、電力ケーブルまたは電話ケーブル等の
地中埋設管が密に設置されている都市等に於いては、こ
れらの地中埋設管の保守、取替等の工事に際して、他の
地中埋設管の損傷を防止するために、その位置を正確に
検知する必要がある.地中埋設管の位置、即ち地上対応
位置と深さを検知するための従来の方法としては、通常
は、手軽で比較的検知精度が良いことから磁気的検知方
法が多く使用されている。そして、かかる磁気的検知方
法では、地中埋設管に交流電流を流し、この交流電流に
より周囲に発生する磁界の分布から検知する方法が最も
多く採用されており、この場合、地中埋設管に交流電流
を流す方法としては、地上の露出部に直接に交流電流源
を接続して流す直接送信法と、送信器で発生させた送信
磁界により電磁誘導で流す誘導送信法とがある.本発明
は後者の誘導送信法に関するもので、この方法では地上
露出部が必要個所に存在しない地中埋設管にも適用し得
るという利点があるが、この方法で高精度に地中埋設管
を検知するためには、該地中埋設管に流れる誘導電流が
作る磁界のみを高精度に検知する必要がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら誘導送信法では、誘導電流が作る磁界に加
えて、送信器で発生させた送信磁界も受信器に受信され
易く、かかる送信磁界は受信器により検知した検知磁界
を歪めて検知精度が悪化し、この傾向は送信機と受信器
の距離が近くなる程顕著となる。従って、送信器の近く
で地中埋設管の検知を行う必要がある場合には、これが
大きな誤差要因となっている.しかも誘導電流が作る磁
界と送信磁界は、当然周波数が同一であるので、通常の
フィルタでは区別することができず、その影響の除去は
困難である。
本発明は以上の課題を解決することを目的とするもので
ある. (課題を解決するための手段) 前述した課題を解決するための手段を、実施例に対応す
る図面を参照して説明すると、本発明の地中埋設管の位
置検知方法は、送信器1で発生させた送信磁界2により
電磁誘導で地中埋設管3に誘導電流4を流し、この誘導
電流4により発生するるR界5を受信器6で検知して前
記地中埋設管3の位置を検知する方法に於いて、前記送
信器1から受信器6に前記送信磁界2に同期した磁界同
期信号7aを送信すると共に、前記受信器6では前記磁
界同期信号7aと、検知した磁界8とから、該検知磁界
8のうち前記送信磁界2に対して90゜だけ位相のずれ
た成分8aを得て、この成分8aによって前記地中埋設
管3の位置を検知するものである。
また本発明の地中埋設管の位置検知装置は、前述の方法
を適用する装置として、電磁誘導で地中埋設管3に誘導
電流4を流すための送信器lと、この誘導電流4により
発生ずる磁界5を検知ずる受信器6とから構成し、前記
送信器1には送信磁界2を発生させる送信磁界発生手段
9と、該送信磁界2に同期した磁界同期信号7aを発生
させる同期信号発生手段10aと、該磁界同期信号7a
を前記受信器6に送信する送信千段11aを構成すると
共に、該受信器6には磁界検出千段l2と、同期信号受
信手段13と、検知磁界8と磁界同期信号7aから、該
磁界同期信号7aに対して90゜だけ位相のずれた磁界
成分8aを算出する処理千段14と、算出結果の出力手
段15とを構成したものである。
かかる横或に於いて、同期信号発生千段10aは、送信
磁界2を検知する磁気センサ16の出力を処理千段17
aにより処理して磁界同期信号7aを発生させる構成と
する他、送信磁界発生用電流を検知する手段l8の出力
を処理して磁界同期信号7aを発生させる構成とするこ
ともでき、後者の場合の処理.には移相処理を含む. 次に本発明の他の位置検知方法は、 送信器lで発生させた送信磁界2により電磁誘導で地中
埋設管3に誘導電流4を流し、この誘導電流4により発
生する磁界5を受信器6で検知して前記地中埋設管3の
位置を検知する方法に於いて、前記送信器lから受信器
6に、前記送信磁界2を発生させる磁界発生用電流に同
期した電流同期信号7bを送信すると共に、前記受信器
6では該電流同期信号7bを移和して得られる磁界同期
信号7aと、検知した磁界8とから、該磁界8のうち前
記送信磁界2に対して90″だけ位相のずれた成分8a
を得て、この成分8aによって前記地中埋設管3の位置
を検知するものである。
そして、かかる方法を適用する装置として、本発明の地
中埋設管の他の位置検知装置は、電磁誘導で地中埋設管
3に誘導電流4を流すための送信器1と、この誘導電流
4により発生する磁界5を検知する受信器6とから構成
し、前記送信器lには送信磁界2を発生させる送信磁界
発生手段9と、該送信磁界発生用電流に同期した電流同
期信号7bを発生させる電流同期信号発生手段10bと
、該電流同M信号7bを前記受イε器6に送信する送信
手段1lbを構成すると共に、該受信器6には磁界検出
手段12と、同期信号受信手段13と、電流同期信号7
bの移相手段19と、移相させて得た磁界同期信号7a
.l!:検知磁界8から、前記送信磁界2に対して90
”だけ位相のずれた磁界成分8aを算出する処理手段1
4と、算出結果の出力手段15とを構成したものである
かかる構成に於いて、同期信号発生手段10bは、送信
磁界発生用電流を検知する手段18の出力を処理手段1
7bにより処理して電流同期信号7bを発生させる構成
とすることができる。
以上の構成に於いて、受信器6の処理千段l4は、検知
磁界8と磁界同期信号7aの位相差検出手段20と、検
知磁界8の整流平滑千段2lと、該整流平滑手段21の
出力と前記位相差検出手段20の出力から前記磁界同期
信号に対して906だけ位相のずれた磁界成分を算出す
る算出手段22とから構成することができる.例えばこ
の算出手段22は、汎用または専用のプロセッサ等のデ
ィジタル演算千段23により構成し、前記整流平滑千段
2lの出力と前記位相差検出手段20の出力をA−D変
換手段24によりA−D変換して処理する構成とするこ
とができる。
この位相差検出手段20は、検知磁界8をその零レベル
をしきい値として矩形波に変換する変換千段33と、該
変換千段33の変換出力と前記磁界同期信号7aとの排
他的論理和をとる排他的論理和手段34と、その出力の
整流平滑千段35により構成することができる。
また、この他処理手段14は、検知磁界8を磁界同期信
号7aに同期させてディジタル値に変換するA−D変換
手段25と、該A−D変換千段25の時間軸出力をフー
リエ変換するフーリエ変換千段26と、フーリエ変換手
段26の周波数軸出力から送信磁界2の周波数に対応す
る周波数成分の実効値と、磁界同期信号7aに対する位
相差を得て、磁界同期信号7aに対して90゜だけ位相
のずれた磁界成分8aを算出する算出千段27とから構
成することができ、かかるフーリエ変換手段26及び算
出手段27も汎用または専用のプロセッサ等により構成
することができる。
更に、処理千段14は、以上の他に、磁界同期信号7a
の90@移相手段28と、該移送手段28により90″
移相した磁界同期信号7a′と検知磁界8を乗するアナ
ログ乗算手段29と、該アナログ乗算千段29の出力の
低域通過フィルタ30とから構成することができる。
また、前述した出力手段l5は、送信磁界2に対して9
0”だけ位相のずれた磁界成分8aを表示する構成とし
たり、送信磁界2に対して906だけ位相のずれた磁界
成分8aから算出した地中埋設管3の位置を表示する構
成とすることができる. (作用及び実施例〉 以上の本発明の作用を実施例に対応する図面を参照して
説明する。第1図は本発明の基本概念を表わすもので、
本発明はかかる図に示すように、送信器Iで発生させた
送信磁界2により電磁誘導で地中埋設管3に誘導t流4
を流し、この誘導電流4により発生する磁界5を受信器
6で検知する.地中埋設管3に流れる誘導電流4の位相
は電磁誘導の法則から、送信磁界2に対して90゜だけ
ずれ、従って該誘導電流4により地中埋設管3の周囲に
円筒状の分布を持つように発生する磁界5も、前記送信
磁界2に対して90″だけ位相がずれる。受信器6では
、この磁界5のみを検知することができれば地中埋設管
3の位置を精度良く検知することができるのであるが、
実際上は、受信器6はこの磁界5と送信磁界2とが重畳
された状態で磁界を検知する.第2図は、この状態を表
わしたもので、(alは受信器6が送信器lの近くにあ
る場合、山}は(alよりも遠くにある場合の各磁界の
ベクトル図を表わしている。かかる図に示すように、目
的とする磁界5(8a)は、検知磁界8と、送信磁界2
と検知磁界8の位相差φとから、次式により容易に算出
することができる. H−MXsin φ・−・−(1) (但し、M:検知磁界8の絶対強度 H:目的とする磁
界5 (8a)の強度) そして、前記位相差φは、受信86に於いて検知磁界8
と送信磁界2の位相を比較することにより容易に求める
ことができる。
しかして、本発明は、前述したように誘導電流4により
発生する磁界5を受信器6で検知する際、送信器lから
受信器6に、前記送信磁界2に同期した磁界同期信号7
aまたは、該送信磁界2の発生用電流に同期した電流同
期信号を無線または有線で送信し、そして受信器6では
、これらの同期信号?a,7bを用いて検知磁界8を処
理することにより、送信磁界2と検知磁界8の位相差φ
、そしてこの位相差φに基づいて磁界5に対応する成分
8aを容易に算出することができる.尚、送{ε器1か
ら受信器6に送信する同期信号が、送信磁界2の発生用
電流に同期した電流同期信号7bの場合には、該電流同
期信号7bと前記磁界同期信号7aとの位相差を受信器
6に於いて補正すれば良い. 以上の動作は、第3図(a). (b)に示すように送
信器lに、送信磁界2を発生させる送信磁界発生手段9
と、前記En界または電流同M信号発生千段10a,1
0bと、これらの同期信号7a,7bの送信千段11a
,llbを設けると共に、受信器6に磁界検知手段l2
と、同期信号受信手段13と、受信した磁界同期信号7
aまたは受信した電流同期信号7bを移相手段19によ
り移相して得た磁界同期信号7aと前記磁界検知手段に
よる検出磁界8から前記磁界成分8aを算出する処理手
段14を構成した装置により行うことができ、そしてこ
の装置に、該処理手段l4の算出結果を出力する出力手
段l5を構成して、地中埋設管の位置検知装置を構成す
ることができる。
かかる構成に於いて、同期信号発生千段IQaは、第4
図(a). (b)に示すように送信磁界2を検知する
磁気センサl6の出力を処理千段17aにより処理して
磁界同期信号7aを発生させる構成とする他、送信磁界
発生用電流を検知する手段18、例えばシリーズ抵抗等
の出力を処理して磁界同期信号7aを発生さセる構成と
することもでき、後者の場合の処理には移相処理を含む
.後者の場合には、千段l8は例えば直列抵抗を送信コ
イル31と発振器32間に接続するだけで容易に構成す
ることができ、またこの手段18を介して発生させる電
流同期信号7bと所望の磁界同期信号7aとの位相差は
、回路定数により一義的に決定するので、その補正も単
純な移相器で容易に行うことができる.また前者は、磁
気センサ16として、受信器6の磁界検知千段12と同
じ特性を有するものを用いることにより、正確な磁界同
期信号7aを容易に発生することができる.また、同期
信号発生千段10bは、後者の構成に於ける移相処理を
受信器6の移相手段19で行うようにして構成すること
ができる。
次に、以上の装置に於いて、受信器6の処理千段t4は
、例えば第5図(alに示すように、検知磁界8と磁界
同期信号7aの位相差検出千段20と、検知磁界8の整
流平滑千段21と、該整流平滑千段21の出力と前記位
相差検出手段20の出力から前述の(1)式の演算を行
う算出手段22とから構成することができる。かかる構
成に於いて、位相差検出手段20は、例えば第6図fa
)に示すように、検知磁界8を、その零レベルをしきい
値として矩形波に変換する変換千段33と、該変換千段
33の変換出力と前記磁界同期信号7aとの排他的論理
和をとる排他的論理和千段34と、その出力の整流平滑
手段35により構成することができる。
かかる構成に於いては、第6図(b)に示すように、排
他的論理和手段により、位相差に応じてデューティ比が
変化する矩形波を得ることができ、かかる矩形波を平滑
手段により平滑することにより、前記位相差に対応した
直流信号を得ることができる。
また前記算出手段22は、アナログ演算手段としても良
いし、汎用または専用のプロセッサ等のディジタル演算
手段23により構成し、前記整流乎711手段2lの出
力と前記位相差検出千段20の出力をA−D変換手段2
4によりA−D変換して処理する構成とすることができ
る。
また、この他処理手段14は、第5図(b)に示すよう
に検知磁界8を磁界同期信号7aに同期させてディジタ
ル値に変換するA−D変換手段25と、BaA−o変換
手段25の時間軸出力をフーリエ変換するフーリエ変換
手段26と、フーリエ変換手段26の周波数軸出力から
送信磁界2の周波数に対応する周波数成分の実効値と、
磁界同期信号7aに対する位相差φを得て、前述の(1
)式の演算を行う算出手段27とから構成することがで
きる。かかる構成に於いては、検知磁界8を磁界同期信
号7aに同期させてA−D変換を行った後にフーリエ変
換を行って周波数軸出力から、送信周波数に対応する周
波数成分の実効値と位相を得ているので、この位相は磁
界同期信号7aと検知磁界8との位相差φに対応し、こ
うして前述した(1)式により磁界成分8aが得られる
。フーリエ変換手段26は、CPU等により行うことも
できるが、専用のFFTプロセッサ等を用いることによ
り処理時間の短縮化を図ることができる。
以上の処理手段14は、処理の一部または全てをディジ
タルで行っているが、例えば第5図(Clに示すように
全てをアナログで処理することもできろ。1!IIら、
第5図(Clの処理千段14は検知磁界8と、移相手段
28により位相を90″ずらした磁界同期信号73′を
乗するアナログ乗算千段29と、該アナログ乗算千段2
9の出力の低域通過フィルタ30とから構成したもので
、この構成では、いわゆる同期検波の原理により、低域
通過フィルタ30の出力により前記磁界成分8aを直流
成分として得ることができる。
また、以上の処理手段l4に於いて処理した結果の出力
千段15は、前述したように、送信磁界2に対して90
°だけ位相のずれた磁界成分8aを表示する構成とした
り、送信磁界2に対して90°だけ位相のずれた磁界成
分8aから算出した地中埋設管3の位置を表示する構成
とすることができる。
以上に説明した本発明の方法及び装置を具体的に通用し
た例を以下に示す。検知対象としての地中埋設管3は、
全長約50m、直径50mの鋼管とし、埋設深度は約l
mとした。また、使用周波数は9kHzとした. 第7図は、受信器6に於いて検知する磁界及び位相が、
送信器lからの距離、即ち第l図に於けるY軸方向のM
隔距離に対してどの様に変化するかを示したもので、(
a)が磁界、(b)が位相に対応するものである. (a)に於いて実線で表わした従来方法では、磁界は受
信器6が送信器lに近い位置に於いては非常に大きく、
遠くなるにつれて急激に低下しているのに対して、本発
明を通用して検知した磁界は、同図中の破線で示すよう
に、ほぼ直線的に低下している。これは実際に地中埋設
管3に流れる電流の、距離に対する減衰特性と相似して
おり、このことから、本発明によりCal中の破線で示
すように検知した磁界は誘導電流による磁界のみである
ことがわかる。
第8図(a), (b>は、送信器1から前記Y軸方向
に8m離れた場所の、該地中埋設管3に直交する方向、
即ち第1図に於けるX軸方向に対する、夫々水平方向(
X軸方向〉、鉛直方向(Z軸方向)の磁界成分の分布を
検知した結果を表わしたものである.また、第9図(a
l, (blは、第8図(a), (blの検知結果か
ら、地表上の各点に於ける磁界の向きを求め、これらの
向きに対応する直線群の交点により、地中埋設管3の位
置を検知した結果を示すもので、(a)が本発明、(b
)が従来方法を示すものである。尚、この図は紙面が第
1図のXZ面を示しており、実際の地中埋設管3の位置
は黒点で表わしている。
前述した直線群は、ノイズや測定誤差により交点がバラ
つくので、これらの平均から地中埋設管3の位置を算出
すると、従来法に於いては深度は2. 4 2 mとな
り、前述したように真値の1mとは大きく異なっている
。これに対して本発明に於ける深度は1. 0 6 m
となり、ほぼ真値に一致している。このことから、本発
明に於いては地中埋設管の位置の検知を高精度に行える
ことがわかる。尚、前述したように、出力千段15は、
このような位置算出結果を表示等で出力するようにして
も良いし、各磁界成分を表示等で出力する等、適宜であ
るゆ 以上の本発明は、通常の位置検知方法と同様に、受信器
6側を地中埋設管3の検知対象部分の上方に於いて移動
させて検知する方法に適用し得るのは勿論の事、例えば
特願昭63年第125377号の願書に添付した明細書
及び図面に開示されているように送信器6@を前記検知
対象部分の上方に於いて移動させて検知する方法等に適
用し得ることは勿論である, (発明の効果) 本発明は以上の通り、 送信器で発生させた送信磁界によりtm誘導で地中埋設
管に誘導電流を流し、この誘導電流により発生する磁界
を受信器で検知して前記地中埋設管の位置を検知する方
法及び装置に於いて、受信器では送信磁界に同期した磁
界同期信号と、検知した磁界とから、該磁界のうち前記
送信磁界に対して90”だけ位相のずれた成分を得て、
この成分によって地中埋設管の位置を検知するようにし
たので、送信器から直接に受信器に受信される送信磁界
の影響をなくし、送信器と受信器の距離が離れている場
合は勿論の事、近くで検知しなければならない場合でも
高精度の位置検知を行えるという効果がある.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法及び装置の基本的概念を表わした説
明図、第2図(a). (b)は各磁界のベクトル図、
第3図(a). (b)は本発明の装置の概念説明図、
第4図(al, (b)は送信器の構成説明図、第5図
(al、(bl, (C)は受信器の構成説明図、第6
図(al, (blは第5図(a)の構成に於ける位相
差検出手段の、夫々構成、動作説明図、第7図(a).
 (b)は送信器から受信器の距離に対しての、夫々磁
界及び位相の変化を表わす測定結果、第8図(al, 
lb)は地中埋設管に直交する方向に対する夫々水平方
向、鉛直方向の磁界成分の分布を表わす測定結果並びに
第9図(a),(blは夫々本発明、従来例に於ける位
置検知結果を表わした説明図である。 符号1・・・送信器、2・・・送信磁界、3・・・地中
埋設管、4・・・誘導電流、5・・・誘導電流により発
生する磁界、6・・・受信器、?a,7b・・・同期信
号、8・・・検知磁界、8a・・・磁界成分、9・・・
送信磁界発生手段、10a.10b・−・同期信号発生
手段、lla,1lb・・・送信手段、12・・・磁界
検知手段、13・・・同期信号受信手段、14・・・処
理手段、15・・・出力手段、l6・・・磁気センサ、
17a.17b・・・処理手段、18・・・電流検知手
段、19・・・移相手段、20・・・位相差検出手段、
21.35・・・整流平滑手段、22.27・・・算出
手段、23・・・ディジタル演算手段、24.25・・
・A−D変換手段、26・・・フーリエ変換手段、28
・・・移相手段、29・・・アナログ乗算手段、30・
・・低域通過フィルタ、3l・・・送信コイル、32・
・・発振器、33・・・矩形波変換手段、34・・・排
他的論理和手段。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送信器で発生させた送信磁界により電磁誘導で地
    中埋設管に誘導電流を流し、この誘導電流により発生す
    る磁界を受信器で検知して前記地中埋設管の位置を検知
    する方法に於いて、前記送信器から受信器に前記送信磁
    界に同期した磁界同期信号を送信すると共に、前記受信
    器では該磁界同期信号と、検知した磁界とから、該磁界
    のうち前記送信磁界に対して90°だけ位相のずれた成
    分を得て、この成分によって前記地中埋設管の位置を検
    知することを特徴とする地中埋設管の位置検知方法
  2. (2)送信器で発生させた送信磁界により電磁誘導で地
    中埋設管に誘導電流を流し、この誘導電流により発生す
    る磁界を受信器で検知して前記地中埋設管の位置を検知
    する方法に於いて、前記送信器から受信器に、前記送信
    磁界を発生させる磁界発生用電流に同期した電流同期信
    号を送信すると共に、前記受信器では該電流同期信号を
    移相して得られる磁界同期信号と、検知した磁界とから
    、該磁界のうち前記送信磁界に対して90゜だけ位相の
    ずれた成分を得て、この成分によって前記地中埋設管の
    位置を検知することを特徴とする地中埋設管の位置検知
    方法
  3. (3)電磁誘導で地中埋設管に誘導電流を流すための送
    信器と、この誘導電流により発生する磁界を検知する受
    信器とから構成し、前記送信器には送信磁界を発生させ
    る送信磁界発生手段と、該送信磁界に同期した磁界同期
    信号を発生させる同期信号発生手段と、該磁界同期信号
    を前記受信器に送信する送信手段を構成すると共に、該
    受信器には磁界検知手段と、同期信号受信手段と、検知
    磁界と磁界同期信号から該磁界同期信号に対して90゜
    だけ位相のずれた磁界成分を算出する処理手段と、算出
    結果の出力手段とを構成したことを特徴とする地中埋設
    管の位置検知装置
  4. (4)電磁誘導で地中埋設管に誘導電流を流すための送
    信器と、この誘導電流により発生する磁界を検知する受
    信器とから構成し、前記送信器には送信磁界を発生させ
    る送信磁界発生手段と、該送信磁界発生用電流に同期し
    た電流同期信号を発生させる電流同期信号発生手段と、
    該電流同期信号を前記受信器に送信する送信手段を構成
    すると共に、該受信器には磁界検知手段と、同期信号受
    信手段と、電流同期信号の移相手段と、移相させて得た
    磁界同期信号と検知磁界から、前記送信磁界に対して9
    0゜だけ位相のずれた磁界成分を算出する処理手段と、
    算出結果の出力手段とを構成したことを特徴とする地中
    埋設管の位置検知装置
  5. (5)第3項記載の磁界同期信号発生手段は、送信磁界
    を検知する磁気センサの出力を処理手段により処理して
    磁界同期信号を発生させる構成としたことを特徴とする
    地中埋設管の位置検知装置
  6. (6)第3項記載の磁界同期信号発生手段は、送信磁界
    発生用電流を検知する手段の出力を処理手段により処理
    して磁界同期信号を発生させる構成とし、該処理には移
    相処理を含むことを特徴とする地中埋設管の位置検知装
  7. (7)第4項記載の電流同期信号発生手段は、送信磁界
    発生用電流を検知する手段の出力を処理して電流同期信
    号を発生させる構成としたことを特徴とする地中埋設管
    の位置検知装置
  8. (8)第3項記載または第4項記載の処理手段は、検知
    磁界と磁界同期信号の位相差検出手段と、検知磁界の整
    流平滑手段と、該整流平滑手段の出力と前記位相差検出
    手段の出力から前記磁界同期信号に対して90゜だけ位
    相のずれた磁界成分を算出する算出手段とから構成した
    ことを特徴とする地中埋設管の位置検知装置
  9. (9)第8項記載の位相差検出手段は、検知磁界を、そ
    の零レベルをしきい値として矩形波に変換する手段と、
    該変換手段の変換出力と前記磁界同期信号との排他的論
    理和をとる排他的論理和手段と、その出力の平滑手段と
    から構成したことを特徴とする地中埋設管の位置検知装
  10. (10)第8項記載の算出手段は、ディジタル演算手段
    により構成し、前記整流平滑手段の出力と前記位相差検
    出手段の出力をA−D変換して処理することを特徴とす
    る地中埋設管の位置検知装置
  11. (11)第3項または第4項記載の処理手段は、検出磁
    界を磁界同期信号に同期させてディジタル値に変換する
    A−D変換手段と、該A−D変換手段の時間軸出力をフ
    ーリエ変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換手段
    の周波数軸出力から送信磁界の周波数に対応する周波数
    成分の実効値と、磁界同期信号に対する位相差を得て、
    磁界同期信号に対して90゜だけ位相のずれた磁界成分
    を算出する算出手段とから構成したことを特徴とする地
    中埋設管の位置検知装置
  12. (12)第3項または第4項記載の処理手段は、磁界同
    期信号の90゜移相手段と、該移相手段により位相を9
    0゜ずらした磁界同期信号と検知磁界とを乗するアナロ
    グ乗算手段と、該アナログ乗算手段の出力の低域通過フ
    ィルタとから構成したことを特徴とする地中埋設管の位
    置検知装置
  13. (13)第3項または第4項記載の出力手段は、送信磁
    界に対して90゜だけ位相のずれた磁界成分を表示する
    構成としたことを特徴とする地中埋設管の位置検知装置
  14. (14)第3項または第4項記載の出力手段は、送信磁
    界に対して90゜だけ位相のずれた磁界成分から算出し
    た地中埋設管の位置を表示する構成としたことを特徴と
    する地中埋設管の位置検知方法
  15. (15)第1項または第2項記載の位置検知方法に於い
    て、同期信号は無線で通信することを特徴とする地中埋
    設管の位置検知方法
  16. (16)第1項または第2項記載の位置検知方法に於い
    て、同期信号は有線で通信することを特徴とする地中埋
    設管の位置検知方法
  17. (17)第3項または第4項記載の送信手段及び受信手
    段は無線通信手段を構成することを特徴とする地中埋設
    管の位置検知装置
  18. (18)第3項又は第4項記載の送信手段及び受信手段
    は伝送ケーブルを介して通信させる構成としたことを特
    徴とする地中埋設管の位置検知装置
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