JPH0914958A - 位置検出方法 - Google Patents

位置検出方法

Info

Publication number
JPH0914958A
JPH0914958A JP16239195A JP16239195A JPH0914958A JP H0914958 A JPH0914958 A JP H0914958A JP 16239195 A JP16239195 A JP 16239195A JP 16239195 A JP16239195 A JP 16239195A JP H0914958 A JPH0914958 A JP H0914958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
measured
magnetic field
coil
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16239195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Miki
裕史 三木
Masami Yamazaki
雅巳 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16239195A priority Critical patent/JPH0914958A/ja
Publication of JPH0914958A publication Critical patent/JPH0914958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の観測地点より、被測定物の位置する方
向を精度よく、多大な労力を必要とすることなく、簡単
に検出することができる位置検出方法を提供する。 【構成】 観測地点に、同一直線上に磁気検出面の中心
を有する第1および第2受信コイル16,17が配列さ
れ、地下埋設配管1内に、同一中心点を有し、直交した
第1送信コイル6および第2送信コイル7が挿入され、
第1および第2送信コイル6,7にAM変調された交流
電流を与え、磁界を発生させ、第1および第2送信コイ
ル6,7の磁界強度を第1および第2受信コイル16,
17により計測し、第1および第2受信コイル16,1
7が計測した個々の計測信号の位相を比較し、位相が一
致するような第1および第2受信コイル16,17の配
列方向を求めることにより、地下埋設配管1の位置を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁界強度を計測して2
点間の位置を検出する位置検出方法に関し、特に、地下
埋設配管などの位置を検出する位置検出方法に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置検出方法としては、
磁界測定器を地上で移動走査し、地中より発せられる磁
界の垂直成分を計測し、地下埋設配管の位置を探知する
ものが、たとえば特開昭57−133373号公報に開
示されている。また、磁界発生素子をその中心磁力線が
常に鉛直方向に向くように、掘進機に取り付け、基板に
は水平に固定した直線上の磁界検出素子ガイドを設け、
磁界検出素子ガイドに鎖交面が鉛直かつ移動方向に対し
て直角をなし、移動可能に磁界検出素子を装着した磁界
検出装置を設け、磁界検出素子を磁界検出素子ガイド上
に移動させ、磁界強度がゼロ値となる位置を計測するも
のが、たとえば特開昭59−153112号公報に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した位
置検出方法においては、次のような問題点があることが
本発明者により見い出された。すなわち、特開昭57−
133373号公報の位置検出方法では、磁界発生素子
の真上の地上に、植え込み、ガードレールまたは電柱な
どの障害物があると、計測が不可能となる。測定を多回
数必要とし、多大な時間と労力を必要とする。
【0004】また、特開昭59−153112号公報の
位置検出方法では、送信側コイルと受信側コイルとが正
確に直交していなくてもゼロ値を得る位置は存在するの
で、測定誤差が生じ易い。水平方向のみの検知、すなわ
ち地下埋設配管の管軸上の位置のみ検知が可能であり、
任意の測定値から管の埋設されている方向が検知できな
いため、たとえば下水本管に枝管を非開削で施工しよう
とする場合、施工開始位置からどの方向に掘削すればよ
いかが判別できない。
【0005】また、前述した2つの方法は、いずれも送
信コイルの送信面を、その中心磁界が観測地点に直交す
るように調整する必要があり、労力が掛かると共に、誤
差の原因となる。本発明の目的は、前述した問題点に鑑
み、任意の観測地点より、被測定物の位置する方向を精
度よく、多大な労力を必要とすることなく、簡単に検出
することができる位置検出方法を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の位置検出方法は、観測地点に、同一直線上に磁
気検出面の中心を有する複数の受信コイルが配列され、
被測定物内に、同一中心点を有し、直交した第1送信コ
イルおよび第2送信コイルが挿入され、前記第1および
第2送信コイルにAM変調された交流電流を与え、磁界
を発生させ、前記第1および第2送信コイルの磁界強度
を前記複数の受信コイルにより計測し、前記複数の受信
コイルが計測した個々の計測信号の位相を比較し、前記
位相が一致するような前記複数の受信コイルの配列方向
を求めることにより、前記被測定物の位置を検出するも
のである。
【0008】
【作 用】前述した手段によれば、第1および第2送信
コイルの磁界強度を、同一直線上に磁気検出面の中心を
有する複数の受信コイルにより計測し、複数の受信コイ
ルが計測した個々の計測信号の位相が一致するような受
信コイルの配列方向を求め、被測定物の位置を検出する
ので、第1および第2送信コイルの姿勢制御を不要と
し、計測信号は信号波の周波数によるため、送信波の周
波数が高くなっても、低い周波数の観測だけで済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。ここで、図1は本発明の一実施例に係る
位置検出システムの概略構成図、図2は本発明の一実施
例に係る位置検出方法を説明するブロック図、図3は本
発明の一実施例に係る送受信コイルの相対位置とそのと
きの観測信号の波形図である。また、実施例を説明する
ための全図において同一の機能を有するものは同一の符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0010】図1において、位置検出システムは、被測
定物である地下埋設配管1内に、その長手方向へ移動可
能な移動台車2が導入され、移動台車2の車輪3にはロ
ータリーエンコーダーなどの車輪回転量センサー(図示
略す)が装着されると共に、この車輪回転量センサーが
出力する信号により移動台車2の走行距離を測定する制
御装置4が信号線5を介して接続されている。
【0011】移動台車2上には、磁気発生手段として、
第1送信コイル6および第2送信コイル7が、地下埋設
配管1の中心軸線Xと同一軸線上の、同一点を中心とし
て直交するように搭載されている。第1送信コイル6
は、信号線8を介して地下埋設配管1の外部に配設され
た発振器などの交流電流を供給する信号供給装置10に
接続されている。第2送信コイル7は、信号線9を介し
て信号供給装置10に接続されている。
【0012】一方、地上の観測地点には、磁気検出装置
11が移動可能に配置されている。磁気検出装置11
は、基台12上に1対の支持板13が対峙して立設さ
れ、これら1対の支持板13間には、変位棒14が移動
手段15によって、地下埋設配管1の中心軸線Xと平行
な軸線周りに回転し、かつ変位棒14の周面に対して直
角方向に平行移動するように支持されている。
【0013】変位棒14の両端部には、磁気検出コイル
として、磁気検出面の中心位置が同一直線上にある第1
受信コイル16および第2受信コイル17がそれぞれ巻
回されている。また、第1および第2受信コイル16,
17には、信号線18,19を介して第1および第2信
号測定器20,21が接続され、第1および第2信号測
定器20,21には、信号線22,23を介して信号波
を表示するオシロスコープなどの信号表示器24が接続
されている。さらに、第1および第2信号測定器20,
21と信号供給装置10とは信号線25により接続され
ている。
【0014】次に、かかる位置検出システムによる位置
検出方法について、図2および図3を参照して説明す
る。まず、第1および第2送信コイル6,7を、その中
心位置が地下埋設配管1の中心軸線X上に位置するよう
に移動台車2を移動させる。次いで、信号供給装置10
より、第1送信コイル6に、SIN変調された交流電流
が与えられ、第1送信コイル6は、何れの位相において
も中心磁力線Mcが地下埋設配管1の中心軸線Xと直交
する方向に磁界を発生する。また、第2送信コイル7に
は、COS変調された交流電流が与えられる。なお、こ
の場合、搬送波は、たとえば200KHzを使用し、変
調波は、たとえば400Hzを使用する。これにより、
第1および第2送信コイル6,7から、1つのコイルが
回転しているときと同じ回転磁界となるように、SIN
変調波およびCOS変調波が送信される。
【0015】その後、第1受信コイル16および第2受
信コイル17は、第1および第2送信コイル6,7の磁
界強度を計測し、その計測信号を第1および第2信号測
定器20,21に伝送する。第1および第2信号測定器
20,21は、第1および第2受信コイル16,17か
らの計測信号と、信号供給装置10から得られる搬送波
と同一の周波数である基準信号とを、200KHzで、
同期検波し、第1および第2送信コイル6,7と、第1
および第2受信コイル16,17との相対位置および信
号波の位相に応じた受信レベル(磁界強度)を信号表示
器24に出力する。
【0016】これにより、信号表示器24の表示画面2
4aには、第1および第2受信コイル16,17の計測
信号が400Hzの正弦波として得られる。なお、表示
画面24a上では、縦軸に受信レベル、横軸に時間がと
られている。次に、複数の第1および第2受信コイル1
6,17より検出される同期検波後の信号の位相が一致
するように、変位棒14を回転または平行移動する。
【0017】このとき、第1受信コイル16および第2
受信コイル17より得られる観測信号は、第1および第
2受信コイル16,17と第1および第2送信コイル
6,7との相対位置関係を位相差として表し、両者が一
致した場合に、第1受信コイル16および第2受信コイ
ル17の配列直線の方向が第1および第2送信コイル
6,7の中心を示すことになる(図3(a)参照)。ま
た、両者が一致していない場合には、その位相のずれ方
向から、第1受信コイル16および第2受信コイル17
の姿勢制御方向が決定される。
【0018】たとえば、第1受信コイル16の位相が進
んでいる場合には、第2受信コイル17を上側に移動す
るか、第1受信コイル16を下側に移動することによ
り、補正する(図3(b)参照)。また、第1受信コイ
ル16の位相が遅れている場合には、第1受信コイル1
6を上側に移動するか、第2受信コイル17を下側に移
動することにより、補正する(図3(c)参照)。
【0019】なお、第1および第2送信コイル6,7な
らびに第1および第2受信コイル16,17の位相の方
向は、その巻き方向などによって決定される。かくし
て、第1受信コイル16および第2受信コイル17の配
列方向が、地下埋設配管1の位置を示すことになり、観
測地点より地下埋設配管1の位置する方向が検出され
る。
【0020】このように、本実施例によれば、第1およ
び第2受信コイル16,17が計測した個々の計測信号
の位相が一致する第1および第2受信コイル16,17
の配列の向きが、第1および第2送信コイル6,7の中
心位置を示す。これにより、任意の観測地点からの地下
埋設配管1の位置が作業性よく、確実に検出される。以
上、本発明者によってなされた発明を、実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
更可能であることは、言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。本発明によれば、第1および第2
送信コイルの磁界強度を、同一直線上に磁気検出面の中
心を有する複数の受信コイルにより計測し、複数の受信
コイルが計測した個々の計測信号の位相が一致するよう
な受信コイルの配列方向を求め、被測定物の位置を検出
するので、ノイズや測定誤差を低減することができ、任
意の観測地点より被測定物の位置する方向を精度よく、
多大な労力を必要とすることなく、簡単に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である位置検出システムの概
略構成図である。
【図2】本発明の一実施例である位置検出方法を説明す
るブロック図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の一実施例である送受
信コイルの相対位置とそのときの観測信号の波形図であ
る。
【符号の説明】
1 地下埋設配管 2 移動台車 3 車輪 4 制御装置 5,18,19,22,23,25 信号線 6 第1送信コイル 7 第2送信コイル 8,9 電力線 10 信号供給装置 11 磁気検出装置 12 基台 13 支持板 14 変位棒 15 移動手段 16 第1受信コイル 17 第2受信コイル 20 第1信号測定器 21 第2信号測定器 24 信号表示器 24a 表示画面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測地点に、同一直線上に磁気検出面の
    中心を有する複数の受信コイルが配列され、被測定物内
    に、同一中心点を有し、直交した第1送信コイルおよび
    第2送信コイルが挿入され、前記第1および第2送信コ
    イルにAM変調された交流電流を与え、磁界を発生させ
    る工程と、前記第1および第2送信コイルの磁界強度を
    前記複数の受信コイルにより計測し、前記複数の受信コ
    イルが計測した個々の計測信号の位相を比較し、前記位
    相が一致するような前記複数の受信コイルの配列方向を
    求めることにより、前記被測定物の位置を検出する工程
    とを含むことを特徴とする位置検出方法。
JP16239195A 1995-06-28 1995-06-28 位置検出方法 Pending JPH0914958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16239195A JPH0914958A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 位置検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16239195A JPH0914958A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 位置検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0914958A true JPH0914958A (ja) 1997-01-17

Family

ID=15753697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16239195A Pending JPH0914958A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 位置検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0914958A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270904A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Tsushin Doboku Consultants Co Ltd 管路埋設位置計測システム、管路埋設位置計測方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270904A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Tsushin Doboku Consultants Co Ltd 管路埋設位置計測システム、管路埋設位置計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0793812B1 (en) Method and apparatus for detecting underground utility conveyances
US6549011B2 (en) Conductor tracing system
CA2646200C (en) Calibration method and calibration apparatus for a hand-held locating device
JPH03180689A (ja) ボーリング機械の位置を特定する装置
CN1147858A (zh) 探测器
CN102621582A (zh) 空间矢量法地下金属管线位置探测方法及装置
JP3352550B2 (ja) 位置検出方法
JP2001116850A (ja) 地中埋設管の探知方法および探知装置
JPH09325003A (ja) 位置検出方法
US6868922B2 (en) Method for measuring digging positions
JPH0914958A (ja) 位置検出方法
JPH0921637A (ja) 位置検出方法
US5208538A (en) Apparatus having a pair of magnetic field generating cables for measuring position of an underground excavator
JP2866078B2 (ja) 掘削推進機の位置探査装置及び位置探査方法
JPH0914959A (ja) 位置検出方法
JP3352549B2 (ja) 位置検出方法
JP3185819B2 (ja) 屋外電磁環境計測装置
JP2608618B2 (ja) 金属長尺物埋設位置測定装置
JP3352547B2 (ja) 位置検知方法
EP1217391A2 (en) Conductor tracing system
JP2002048875A (ja) 埋設位置検出システムおよびそのための受信装置
JPH0326983A (ja) 地中埋設管の位置検知方法及びその装置
RU2206906C1 (ru) Способ определения местоположения пробойника в грунте и устройство для его реализации
JP3041415B2 (ja) 楕円体パラメータを測定する電磁探査法
JPH1172480A (ja) 埋設金属管の防食被覆損傷位置探査方法とその装置