JPH03269805A - ヘッド切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はヘッド切換装置に関し、例えば磁気記録媒体に
磁気ヘッドを用いて記録し再生する装置において、ヘッ
ドを記録状態あるいは再生状態に切換えるためのヘッド
切換装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来の磁気記録再生装置において、１つ以上の磁気ヘッ
ドをスイッチにより、記録、再生状態に切換える回路は
、第３図に示されるように、構成されることが多い。第
３図においては、ヘッド（Ｈ）が２つ存在する場合の構
成が示されている。入力端子３１１は周波数変調等を受
けた映像信号を入力する端子であり、ＲＥＣＡＭＰ　３
１２は入力端子３１１より入力された信号を記録媒体に
記録するのに必要な電流値のレベルまで増幅する記録増
幅器である。５Ｗ３０３〜５Ｗ３０８は、ヘッド３０１
，３０２を記録状態あるいは再生状態に切換えるための
ヘッド切換スイッチであり、ＰＲＥＡＭＰ３Ｉ６，３１
７は再生時のＨ３Ｏ１，Ｈ３Ｏ２からの再生信号を増幅
するプリアンプである。

この構成において、Ｈ３Ｏ１およびＨ３Ｏ２を記録動作
させる時、５Ｗ３０３〜５Ｗ３０８は、第４図に示され
る５Ｗ３０３〜５Ｗ３０８とＨ３Ｏ１、Ｈ３Ｏ２との関
係により、オンオフが制御されている。すなわち、５Ｗ
３０５，３０６が“ＯＦＦ″　５Ｗ３０７，３０８が“
ＯＮ”の状態（記録待機状態）で、５Ｗ３０３あるいは
５Ｗ３０４が“ＯＮ”し、これによって、ＳＷ３０３が
“ＯＮ”でＨ１％５Ｗ３０４が“ＯＮ”でＨ３Ｏ２に記
録電流が流れ、記録動作が行なわれる。

一般に上記５Ｗ３０３〜５ｗ３ｏ８は、機械的な接点を
持つリレーやトランジスタ等の電子的スイッチが用いら
れており、特にコストの面で高価なリレーに代わり、安
価なトランジスタスイッチが広く用いられている。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、最近の映像信号の高画質化によって、映
像信号の高帯域化、高Ｓ／Ｎ化が計られたために、磁気
記録媒体に周波数変調されて記録される映像信号の帯域
も広くなり、また、帯域の広さに伴ってキャリア周波数
も従来に較べ高い周波数となった。

そのため・、従来の周波数では問題なかったトランジス
タスイッチもトランジスタのエミッタとコレクタ間の容
量により、トランジスタの“ＯＦＦ”状態のインピーダ
ンスが高い周波数成分の信号に対しては小さくなる。こ
のために、記録動作をしていないヘッドにも漏洩記録電
流が流れ、誤記録することがあった。そして、その誤記
録の部分が記録済のトラックであった場合には、再生映
像信号にビット等の妨害を与え、再生映像信号の画質を
著しく劣化させるという問題があった。

本発明は上述した従来例の欠点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、非記録中の磁気ヘッド
による誤記録及び再生映像信号の画質の劣化を防止でき
るヘッド切換装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に
係わるヘッド切換装置は、少なくともひとつのヘッドを
有し、前記ヘッドを記録動作状態または再生動作状態へ
切り換える制御を行うヘッド切換装置において、前記ヘ
ッドの第１の一端子に接続され、前記第１の端子の接地
／非接地を切り換える第１の切換手段と、前記ヘッドの
第２の端子に接続され、前記第２の端子の接地／非接地
を切り換える第２の切換手段と、前記第１の端子に接続
され、前記ヘッドへの電流の供給／非供給を切り換える
第３の切換手段と、前記第３の切換手段が前記ヘッドに
電流を供給しない側に切り換えられたときには、前記第
１の切換手段を接地させる接地手段とを備えることを特
徴とする。

うに動作させることにより、第３のスイッチの漏洩電流
がヘッドに流れないようにしたものである。

［作用］ かかる構成によれば、第１の切換手段はヘッドの第１の
一端子に接続され、第１の端子の接地／非接地を切り換
え、第２の切換手段はヘッドの第２の端子に接続され、
第２の端子の接地／非接地を切り換え、第３の切換手段
は第１の端子に接続され、ヘッドへの電流の供給／非供
給を切り換え、接地手段は第３の切換手段がヘッドに電
流を供給しない側に切り換えられたときには、第１の切
換手段を接地させる。このようにして、第３の切換手段
による漏洩電流がヘッドに流れないよう制御できる。

［実施例］ 以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。

第１図は本実施例のヘッド切換装置の構成を概略的に示
す回路図である。

第１図において、１は周波数変調等を受けた映像信号の
入力端子を示し、２は入力端子ｌより入力された信号を
記録媒体に記録するのに必要な電流値のレベルまで増幅
する記録増幅器（ＲＥＣＡＭＰ）を示している。３は記
録モードと再生モードとの切換を行う信号を入力する入
力端子を示し、４゜５は記録ゲート信号を入力する入力
端子を示している。４１〜４８はヘッド切換スイッチ用
のトランジスタ（Ｑ）を示している。Ｑ４１．Ｑ４２は
ＳＷＩ　（第３図）、Ｑ４３．Ｑ４４はＳＷ２　（第３
図）、Ｑ５はＳＷ３　（第３図）、Ｑ４６は５Ｗ４（第
３図）、Ｑ４７ばＳＷ５　（第３図）、モしてＱ４８は
ＳＷ６　（第３図）と等価である。３１〜３６は各トラ
ンジスタのベース抵抗（Ｒ）、２１．２２はＲＥＣＡＭ
Ｐ　２の出力とＨｌｌ、ＨＩ３間のＡＣ結合用コンデン
サ（Ｃ）　、６１〜６４はダイオード（Ｄ）、５１〜５
３は制御信号を反転するためのインバータ（ＩＮＶ）を
それぞれ示している。６，７はそれぞれ再生時のＨｌｌ
、１２からの再生信号を増幅する本装置外部のプリアン
プ（ＰＲＥ　ＡＭＰ）をそれぞれ示している。

また、Ａは再生モードを切換える再生モード切換信号、
Ｂ、Ｃは記録ゲート信号をそれぞれ示している。

次に、本実施例の動作について説明する。

第２図は第１図のヘッド切換装置のトランジスタスイッ
チの制御信号の動作を示すタイミングチャートである。

同図において、再生モード（ｔｏ〜ｊ＋、ｔ。

以降）においては、記録、再生モード切換信号Ａは“Ｌ
”である。その時記録ゲート信号Ｂ、Ｃも“Ｌ″である
。したがってＤ点（第１図）はモード切換信号Ａの反転
信号と記録ゲート信号Ｂの反転信号とのダイオードＤ６
１．Ｄ６３　（ＯＲ回路を構成している）により“Ｈ”
となる。同様にＥ点もモード切換信号Ａの反転信号と記
録ゲート信号Ｃの反転信号とのダイオードＤ６２．Ｄ６
４によるＯＲ回路により“Ｈ”となる。したがってこの
再生モードの時には、Ｃ４５，Ｃ４６のトランジスタス
イッチのみが“ＯＮ”となり、Ｈｌｌ及び）１１２によ
り再生された信号はそれぞれプリアンプへ送られる。

次に記録モード（１＋〜１１）の時は、記録再生モード
切換信号Ａは“Ｈ”となる。この時、ＲＥＣＡＭＰ　２
の電源が入り、入力端子２より入力された信号は増幅さ
れ、Ｃ４１，Ｃ４２及びＣ４３、Ｃ４４に記録モード期
間は常に供給される。

ここで記録ゲート信号Ｂ、Ｃが“Ｈ”とならない。すな
わち、記録動作をしない記録待機状態の期間（１＋〜ｔ
　２　、　ｔ　ｓ〜ｔ＜、ｔａ〜ｔ７）においては、Ｄ
点及びＥ点は再生モードの時と同様に“Ｈ”となってい
る。したがって、Ｃ４１とＣ４２並びにＣ４３とＣ４４
は“ＯＦＦ″　Ｃ４５、Ｃ４６，Ｃ４７，Ｃ４８はそれ
ぞれ“ＯＮ”となる。Ｃ４１とＣ４２並びにＣ４３とＣ
４４は“ＯＦＦ”であるが、トランジスタのエミッタと
コレクタと間の容量による漏洩電流がトランジスタを流
れてＣ２１，Ｃ２２へと流れる。しかし、Ｃ４５，Ｃ４
６は“ＯＮ”して十分にインピーダンスが低いため、漏
洩電流はＣ４５，Ｃ４６のコレクタからエミッタを経て
グランド（ＧＮＤ）に流れることになる。

したがって、記録待機状態においてはＨｌ　１゜Ｈｌ２
に漏洩電流は流れない作用がある。

次に、記録ゲート信号Ｂが“Ｈ”になる期間（ｔｉ〜ｔ
ｓ、ｔ４〜ｔｓ）において、Ｄ点は“Ｌ″　Ｅ点は“Ｈ
”である。したがってＣ４１及びＣ４２はＯＮ″′　Ｃ
４３及びＣ４４は“ＯＦＦ″　Ｃ４５は“ＯＦＦ″　Ｃ
４６，Ｃ４７゜Ｃ４８はそれぞれＯＮ”である。したが
って記録電流は十分インピーダンスが低くなったトラン
ジスタＱ４１及びＣ４２を流れ、Ｃ２１、Ｈｌｌを経て
十分にインピーダンスの低くなったＣ４７のコレクタか
らエミッタを経てＧＮＤに流れる。

一方、Ｃ４３及びＣ４４の漏洩電流は、Ｃ２２を経て十
分にインピーダンスの低いＣ４６のコレクタからエミッ
タを経てＧＮＤに流れる。

したがって、Ｈｌｌで記録動作を行なっている時にはＨ
ｌ２の方には漏洩電流が流れない。

同様に、Ｈｌ２が記録動作を行なっている時にＨｌｌに
漏洩電流がながれないのは言うまでもない。

このように、ヘッドを記録、再生モードに切換えるヘッ
ド切換装置において、ヘッドに電流を供給するか、しな
いかを切換えるスイッチのヘッドへの出力ラインに接続
された、ヘッド端子を接地するか、しないかを切換える
スイッチを先のスイッチがヘッドに電流を供給しない時
には接地させることによってヘッド電流を供給制御する
スイッチからのヘッドへの漏洩電流を無くすことができ
る。

以上説明したように、本実施例によれば、記録動作を行
なっていないヘッドによる記録済部分への誤記録がない
ため、映像信号へのビット等の妨害を与えるずに済むと
いう効果がある。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、記録動作を行な
っていないヘッドによる記録済部分への誤記録がないた
め、映像信号へのビット等の妨害を与えるずに済むとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例のヘッド切換装置の構成を概略的に示
す回路図、 第２図は第１図のヘッド切換装置のトランジスタスイッ
チの制御信号の動作を示すタイミングチャート、 第３図は従来のヘッド切換装置の構成を概略的に示す回
路図、 第４図は第３図に示されるヘッド切換装置のスイッチ動
作に対応する記録動作を説明する図である。 図中１．３，４，５，３１１・・・入力端子、２゜３１
２・・・ＲＥＣＡＭＰ、６．７．３１６、３１７・・・
ＰＲＥＡＭＰ　　、　１１．１２．３０１，３０２・・
・Ｒ５２１゜２２・・・Ｃ１３１〜３６・・・Ｒ１４１
〜４８・・・Ｑ、　　５１〜５３−Ｉ　Ｎ　Ｖ、６１〜
６４　・Ｄ、３０３〜３０８・・・ＳＷである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　少なくともひとつのヘッドを有し、前記ヘッドを記録
   動作状態または再生動作状態へ切り換える制御を行うヘ
   ッド切換装置において、前記ヘッドの第１の一端子に接
   続され、前記第１の端子の接地／非接地を切り換える第
   １の切換手段と、前記記録ヘッドの第２の端子に接続さ
   れ、前記第２の端子の接地／非接地を切り換える第２の
   切換手段と、前記第１の端子に接続され、前記ヘッドへ
   の電流の供給／非供給を切り換える第３の切換手段前記
   第３の切換手段が前記ヘッドに電流を供給しない側に切
   り換えられたときには、前記第１の切換手段を接地させ
   る接地手段とを備えることを特徴とするヘッド切換装置
   。