JPH03269587A - エンベロープ制御装置 - Google Patents

エンベロープ制御装置

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JPH03269587A
JPH03269587A JP2070263A JP7026390A JPH03269587A JP H03269587 A JPH03269587 A JP H03269587A JP 2070263 A JP2070263 A JP 2070263A JP 7026390 A JP7026390 A JP 7026390A JP H03269587 A JPH03269587 A JP H03269587A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野」□ この発明は、電子楽器やその他の楽音発生、制御もしく
は処理のための装置で利用される楽音信号用エンベロー
プ制御装置に係り、特に、楽音制御用のエンベロープ波
形の減衰特性を音色に応して変化させるようにしたエン
ベロープ制御装置1こ関するものである。
一従来の技術」 楽音信号制御用のエンベロープ波形は、一般に、A(ア
タック)、D(デイケイ)、S(サスティン)、R(レ
リース)といわ乙る特性からなっている。このうちレリ
ース特性は、サスティンレベルから0レヘルまで比較的
後やかに減衰してゆくものである。このレリースにおけ
る減衰の傾きは時間経過に従って、次第に緩やかになる
のか一般的である。
これは自然音の一般的な減衰特性を模倣したものであり
、これにより自然に発音を消去することがてきる。この
ようなエンベロープ波形を、選択された音色に応じて変
更するようにしたものとじては、従来、特公昭61−1
4519号、および特開昭55−108694号か知与
れている。
「発明か解決しようとする課題− ところて、ピアノ系の音色てあってダンパペダルが人為
的に操作された(ダンパペダルから足を離して急速減衰
させる)場合の音色や、木管楽器系の音色等の特定の音
色を発生させる場合においては、減衰させるべきタイミ
ング、すなわちキーオフと同時に、レリースもしくはサ
スティンの途中から減衰の傾きを急峻にして、エンベロ
ープ波形を急速に減衰し、逆に、その他の音色、例えば
ハープシコードのような音色を発生させる場合において
は、キーオフの後も、上述したレリース特性に従って緩
やかに減衰させ、リリースが長く感じられるようにした
方が、より自然楽器音に近い減衰特性が得られる。しか
しながら、従来においては、エンベロープ波形のアタッ
ク、デイケイ、サスティン、リリースの各レート(変化
率)や、アタック、サスティンの各レヘル(目標値)に
ついては、音色毎に変更されるものの、上述した特定の
音色、すなわちピアノ系てあってダンパペダルか操作さ
心た場合の音色や、木管楽器系の音色等に関して、キー
オフに応して急速減衰させることはてきなかった。
この発明は上述した事情に鑑みてなさt。fこものて、
特定の音色が選択さ乙た場合、エンベロープ波形を急速
減衰させることによって自然楽器に近い減衰特性を得る
ことができるエンベロープ制御装置を提供することを目
的としている。
−課題を解決するための手段」 この発明は、音色選択手段によって選択された音色に対
応したエンベロープ波形を決定するためのパラメータを
発生するパラメータ発生手段と、前記エンベロープ波形
を減衰させるへきタイミングを指示するタイミング指示
手段と、前記パラメータ発生手段から供給される各パラ
メータに応して前記エンベロープ波形を形成するエンベ
ロープ形成手段と、前記パラメータが特定の音色に対応
するものであった場合、前記タイミング指示手段の指示
に応じて、前記エンベロープ形成手段によって形成さI
′、、るエンベロープ波形を急速減衰させる急速減衰手
段とを具備することを特徴としている。
「作用」 上記の構成によ乙ば、音色選択手段によって特定の音色
、例えば、ピアノ系の音色であってダンパペダルか人為
的に操作さ乙Iコ場合(ダンパペダルから足か離された
場合)の音色や、木管楽器系の音色か選択された場合に
おいては、タイミング指示手段の指示に応して、エンベ
ロープ形成手段によって形成されるエンベロープ波形が
急速減衰されて、特有の楽音が表現され、一方、その他
の音色、例えばハープシコードのような音色が選択され
た場合においては、エンベロープ波形が緩やかに減衰さ
れて、リリースが長く感しられるようにすることができ
、これにより、選択さt、た音色に応じた減衰特性が得
らC9る。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例によるエンベロープ制御装
置を適用した電子楽器の構成を示す図である。
この図において、鍵盤11は発生すべき楽音の音高を指
定するための複数の鍵を有しており、この鍵盤11で押
圧さ乙た鍵が押圧検出回路12て検出さ礼る。押鍵検出
回路12は検出した押鍵のキーコートKCとキーオン信
号KONを出力し、キーコードKCは楽音信号発生回路
13に供給され、キーオン信号KONはエンベロープ波
形発生装置lOに供給される。楽音信号発生回路13は
供給されたキーコー1”KCに対応する音高の楽音信号
を音色選択回路I4で選択さC0た音色で発生する。こ
の例では、楽音信号発生回路13から発生される楽音信
号はデノヘル表現(対数表現)のデータ]ogMである
とする。
エンベロープパラメータ発生回路15は、エンベロープ
波形発生装置10て発生するエンベロープ波形のアタッ
ク、デイケイ、サスティン、レリース、フォーンングダ
ツブ等の各部分の変化レートやレヘルなどを設定する各
種パラメータデータを、音色選択回路14て選択さC0
乙音色に応して発生するもので、レートデータ発生回路
15aとレートデータ発生回路+5bとから構成されて
いる。変化レートを設定するパラメータデータには、ア
タックレートデータAR,デイケイレートデータDR,
サスティンレートデータSR,レリースレートデータR
R,フォーソングダンプレートデータFRがある。これ
らの変化レートデータは、第5図(a)に示すようなエ
ンベロープ波形の各部分の傾きを決定する。レベルを設
定するパラメータデータには、アタックレベルデータA
LとデイケイレベルデータDLがある。これらのレベル
データA L 、D Lは、第5図(a)に示すような
エンベロープ波形におけるアタックレヘルとデイケイレ
ベルを決定する。
ここで、上記音色選択回路I4と、レートデータ発生回
路15aの一構成例を示せば、第2図の通りである。す
なわち、音色選択回路14はピアノ Eピアノ、サキソ
ホン、・・・の各音色を選択するためのスイッチS W
 +〜S W nによって構成されており、レートデー
タ発生回路15aは、スイッチS W 、〜S〜′0に
よって各々続出アドレスか指定されるR OM (リー
トオンリメモリ)によって構成されている。このレート
データ発生回路15aを構成するROMには、第3図に
示すように、スイ・ソチS W l−S W nによっ
て各々選択さ乙る音色毎に、アタックレートデータAR
と、デイケイレートデータDRと、サスティンレートデ
ータSRと、レリースレートデータRRと、フォーソン
グダンプレートデータFRと、減衰特性指定データCと
か予め書き込まれている。そして、例えば、ピアノを選
択するためのスイッチSWlかオンとされた場合、レー
トデータ発生回路15Aからは、ピアノのエンベロープ
波形の各部分の変化レート等に関するアタックレートデ
ータARIと、デイケイレートデータDRIと、サステ
ィンレートデータSRIと、レリースレートデータRR
Iと、フォーシングダンプレートデータFRIと、減衰
特性指定データC(−“lビ)が出力される。減衰特性
指定データCは、CIとCOの2ビツトのデータてあり
、ピアノやEピアノのようなピアノ系の音色であって、
ダンパペダルの操作によって急速減衰させる必要のある
音色に関しては、C1−“1”となっており、また上記
のピアノ系の音色と、サキソホン、フルート、・・等の
木管楽器系の音色に関しては、データCO−”l”とな
っている。
上記エンベロープパラメータ発生回路15で発生された
各種パラメータデータはエンベロープ波形発生装置IO
に供給される。
エンベロープ波形発生装置10は、与えられた各種パラ
メータデータとキーオン信号KONに基づきデンヘル表
現(対数表現)のエンベロープ波形データIogEを発
生する。加算器16ではデンベル表現の楽音信号データ
IogEを加算することにより、 1ogE + IogM = log(E −M )な
るEとMの積(E−M)の対数表現を得る。これにより
、楽音信号に音量振幅エンベロープが付与される。加算
器16の出力は対数/リニア変換回路17に与えられ、
リニア表現からなる音量振幅エンへロープ付与済みの楽
音信号データE−Mを得る。この楽音信号データは、デ
イフタル/アナログ変換回路18てアナログ信号に変換
さ乙、サラントノステム19に至る。
次に、第4図を参照して、エンヘローブ波形発生装置1
0につ0て説明する。
このエンヘローブ波形発生装置10において、演算回路
20は、アタック(A)、デイケイ(D)、サスティン
(S)、レリース(R)、フォーノノググツブ(FD)
等の各部分に対応してアクツクレートデータAR,デイ
ケイレートデータDR,サスティンレートデータSR,
レリースレートデ−タ(またはRR’)、フォーシング
ダンプレートデータPRをクロックパルスφに従って規
凹的に繰り返し加算もしくは減算することにより第5図
(a)、(b)または(C)に示すようなエンベロープ
波形データENVDBを形成する。このエンベロープ波
形データENVDBはデノヘル表現であり、しかもOd
Bを最大レヘルとする減衰量て表現さ犯ているものとす
る。従って、このデータENVDBのヒツトがオール“
0″のとき最大レベルOdBを示し、オール“1”のと
き0レヘルを示す。
なお、第5図(a)はフォーノンゲタツブを行わないと
きのエンベロープ波形特性を示し、第5図(b)および
(c)はフォーノンゲタツブを行ったときのエンベロー
プ波形特性を示す。後述するようにフォーノンゲタツブ
は特定のフォーノンゲタツブ条件が成立した場合にのみ
行なわれるので、それ以外の通常のときには、第5図(
a)のような特性に従ってエンベロープ波形データEN
VDBが形成される。ただし、この実施例においては、
第5図(a)の特性において、レリース部Rにおけるエ
ンベロープ波形のレベルが所定のミュートレベルML以
下になると、該エンベロープ波形を急速に減衰させる制
御(これをミュート制御ということにし、これに対応す
る部分は同図ではR′で示さ杷ている)が行なわれるこ
とである。このミュート制御を行うものがミュート制御
装置60である。
第4図の例では、レリースレートデータRRがミュート
制御装置60に供給され、ミュート制御を行うときその
値が変更さ乙る。つまり、演算回路20では、レリース
モードにおL)て、始めは通常のレリースレートデータ
RRによって演算を行うか、ミュート制御を行うときに
はミュート制御装置60によって変更したレリースレー
トデータRR’に従って演算を行うようにしている。
ミュート制御装置60は、エンベロープ波形発生装置l
Oから出力されたエンベロープ波形データIogEが入
力され、そのレベルが楽音波形を有効に表現できる最小
レベルに対応する所定のミュートレベルML以下になっ
たことを検出するミュートレベル検出回路61と、この
検出回路61による検出に応じてエンベロープ波形を急
速減衰させるためにレリースレートデータRRをRR’
に変更するデータソフト回路62とを有している。
ミュートレベルMLは、例えば、−60dBに設定され
る。データシフト回路62は、エンベロープ波形レベル
がミュートレベルMLより犬のときはレリースレートデ
ータRRをシフトせずにそのまま出力し、ミュートレベ
ルM L以下になつf二ときはレリースレートデータR
Rをより大きな値に7フトし、シフトしたデータRR’
を出力する。
ミュート制御て使用するレートデータRR’の方か通常
のレリースレートデータRRよりも太きため、ミュート
部分R゛では、通常のレリース部Rよりも急速に減衰す
る。
演算回路20を制御するための制御信号はキーオン信号
KONに基づいて作成される。キーオン信号KONはア
ント回路21を介して立ち上がり/立ち下がり微分回路
22に供給され、キーオン信号KONの立ち上がり時(
押鍵されたとき)と立ち下かり時(If!l[鍵された
とき)に各々1パルスのキーオンパルスKONPとキー
オフパルスKOFPか発生さ乙る。アント回路21の他
の入力端に供給さiるフリップフロップ23のQ出力は
、通常“I”であり、フォーノンゲタツブを行うへき条
件の1つが成立し几とき“0”となる。
演算回路20か与出力さ乙たエンベロープ波形データE
\VDBの全ヒツトかアント回路24に供給され、この
全ヒツトか“1”のときのアント回路24の出力信号“
1”がALL″I”信号としてフリ、プフロソプ23の
セット入力端Sに供給される。また、ALL”!”信号
を反転した信号かアット回路25に供給される。アント
回路25の他の入力端にはキーオフパルスKOFPか供
給され、その出力がフリップフロップ23のリセット入
力端Rに供給される。M鍵される前に(キーオフパルス
KOFPか発生する前に)エンベロープ波形しヘルが零
になると、ALL″l”信号を反転した信号“O”によ
りアンド回路25か不動作となり、その後の離鍵によっ
てキーオフパルスKOFPか発生してもフリップフロッ
プ23はリセットさt。
ない。この場合、フォーノンゲタツブを行うべき条件は
成立しない。
一方、エンベロープ波形しヘルが零になる前に離鍵さ乙
ると、A L L ”l“信号がまだ発生していないと
きにキーオフパルスKOFPは発生することによりアン
ド回路25の出力が“l”となり、フリップフロップ2
3がリセットされる。これによりフリップフロップ23
のQ出力が“02となり、アット回路21を不動作にす
ると共に、そのQ出力を反転した信号“1”によってア
ント回路26を動作可能にする。アント回路26の他の
入力端にはキーオンKONが供給されている。フリップ
フロップ23のQ出力“0”に応じてアンド回路26が
動作可能となっている間に次の新たな鍵が押圧されると
、新たなキーオン信号KONの立ち上がりによってアン
ト回路26が動作状態となって、その出力が“l”とな
る。このアンド回路26の出力信号“l”が第1のダン
プ信号DPIとして、オア回路55へ供給され、フォー
シングダンプ信号FDとしてセレクタ32と遅延フリッ
プフップ83へ供給される。他方、次の新たな鍵が押圧
される前に前音のエンベロープ波形レベルが零になった
場合はALL”l”信号によりフリツプフツブ23がセ
ットされるので、第1のダンプ信号DPIは発生されな
い。これにより、新たな音を発音させる必要性からそれ
まで発音していた音を速やかに消去しなければならない
場合、すなわちエンベロープ波形レベルが零になる前に
離鍵され、かつ次の新たな鍵か押圧さr−f二ことを条
件として、ダンプ信号DPIか発生され、この信号がフ
ォーシングダンプ信号FDとして出力さ乙る。このフォ
ーシングダンプ信号FDに応して後述するようにフォー
ノングダツブ動作か行なわ乙る。
また、エンベロープ波形レベルが零になる前に離鍵さ乙
、ALL”l”信号がまた発生していないときにキーオ
フパルスKOFPか発生ずることによりアンド回路25
の出力が“l”となり、フリップフロップ23がリセッ
トさ乙た時点て、フリップフロップ23のQ出力が“1
”となり、このQ出力“1′が第2のダンプ信号DP2
として、アント回路56と57へ供給される。
アンド回路56の他方の入力端にはデマルチプレクサ5
8の“0”出力端の出力信号が供給され、アンド回路5
7の他方の入力端には同デマルチプレクサ58の“1”
出力端の出力信号とペダルスイッチ59の出力信号か供
給される。デマルチプレクサ58は、第1図に示すエン
ヘロープパラメータ発生回路15内に設けられたレート
データ発生回路+5a(第2図)から出力さC6る減衰
特性指定データCの内の一方のデータCOを“0”出力
端または“1”出力端から出力するものて、制御信号と
して供給される他方のデータC1が“O”の場合、デー
タCOを”0”出力端から出力し、データCIが“I”
の場合、データCOを“I”出力端から出力する。ペダ
ルスイッチ59は、ダンパペダルの操作に応してオン/
オフするもので、ダンパペダルか踏まれている場合、“
0”信号を出力し、ダンパペダルから足が離されて、減
衰が指示された場合、“1”信号を出力する。
これにより、音色選択回路14によって、ピアノやEピ
アノの音色が選択さ乙、かつダンパペダルか人為的に操
作された場合(ダンパペダルから足が離された場合)に
おいては、アント回路57が動作状態となり、また音色
選択回路14によって、サキソホン、フルート、・等の
木管楽器系の音色が選択された場合においては、アンド
回路56が動作状態となり、ここで、離鍵(キーオフパ
ルスKOFPの発生)に応じて、フリップフロップ23
がリセットされて、第2のダンプ信号DP2か発生され
ると、この信号かアント回路56もしくは57を介して
オアゲート55に供給され、このオアケート55からフ
ォーシングダンプ信号FDとして出力される。このフォ
ーシングダンプ信号FDに応じて後述するようにフォー
ノングダツブ動作か行なわ杷、この結果、エンへローブ
波形のレリースもしくはサスティンの途中から急速減衰
さt。る。
立ち上がり/立ち下かり微分回路22から発生さiたキ
ーオンパルスK O、’J PとキーオフパルスKOF
Pは、演算回路20の演算モートを制御するためのカウ
ンタ27に供給される。このカウンタ27は、2ヒツト
のバイナリカウンタてあり、キーオンパルスKONPに
より“00”にリセットされ、イネーブル端子ENに供
給さ乙るアント回路28の出力信号か“1”のときクロ
ック端子CLKに供給されるクロックパルスφのタイミ
ングで1カウントアツプされ、キーオフパルスKOFP
により“11”をロートする。このカウンタ27の2ヒ
ツト出力かモート信号M D o 、 M D Iとし
てfll用される。モート信号〜iD、、MD、の内容
と演算モートとの関係は次表の通りである。
第1表 信号MDIを反転した信号がアンド回路28に供給され
、アタック時またはデイケイ時にのみカウンタ27がカ
ウントアツプされることを可能にする。アンド回路28
の他の入力端には、エンベロープ波形データE N V
 D BとアタックレベルデータALあるいはデイケイ
部へルデータDLとを比較した比較器30の出力が後述
のようにオア回路29を介して供給される。セレクタ3
1には、エンベロープパラメータ発生回路15(第1図
)から出力されるアタックレートデータARと、デイケ
イレートデータDRと、サスティンレートデータSRと
、ミュート制御回路60のデータシフト回路62を介し
て供給されるレリースレートデータRR’(RR)とが
入力さ乙る。このセレクタ3Iては、モード信号MD、
、MD、の内容に応じてアタックレートデータAR,デ
イケイレートデータDR,サスティンレートデータSR
,レリースレートデータRR(RR)のいすC3かを選
択し、その出力はセレクタ32の“0”入力端に供給さ
乙る。セレクタ32の“1″入力端にはフォーシングダ
ンプレートデータFRが供給されており、前述したフォ
ーンングダンプ信号FDに応じてフォーンングダツブ動
作モード時は、“I”入力端のフォーシングダンプレー
トデータFRを選択し、それ以外のときには、“0”入
力端のセレクタ31の出力を選択する。セレクタ32の
出力は演算回路20の反転制御回路33に与えられる。
演算回路20で形成するエンベロープ波形データENV
DBは前述したように減衰量であるから、アタック部の
ような立ち上がり特性はレートデータを繰り返し減算す
ることにより得られ、デイケイ部のような減衰特性はレ
ートデータを繰り處し加算することにより得られる。そ
の場合、減算を補数の加算によって行うために反転制御
回路33か設けら)=−ている。
演算回路20において、演算結果かレジスタ34に蓄え
られ、このレジスタ34に蓄えられた前回の演算結果と
反転制御回路33を経由して与えられるレートデータと
が加算器35で加算(補数の加算の場合は減算)される
。この加算器35の出力かオア回路群36とアント回路
群37及びセレクタ80を介してレジスタ34に蓄えら
れる。
セレクタ80は、フォーノングダツブ信号FDが“0”
から”1”に立ち上がったときに立ち上がり微分回路8
1からパルス“ビが出力されたときだけ逆変換テーブル
82の出力を選択するが、それ以外のときは常にアンド
回路群37の出力を選択する。
最初は、キーオンパルスKONPによって、オア回路3
8からオア回路群36内の全オア回路に“l”か与えら
れ、レジスタ34にオール“1°がセットさC6る。こ
のレジスタ34の出力は、エンベロープ波形データEN
VDBとして演算回路20から出力さt、る。また、最
初は、アタックモートであるため、モート信号MDo、
MD、を入力したノア回路39の出力は“I”てあり、
これか減算を指示する信号として反転制御回路33及び
加算器35、アンド回路40に供給される。反転制御回
路33はセレクタ32から供給されるレートデータのヒ
ツト数に対応する数の排他オア回路からなり、ノア回路
39から供給される信号が“1”のときセレクタ32か
ら供給されるレートデータの各ビットを反転し、該信号
が“0”のとき該レートデータをそのまま通過させる。
また、ノア回路39の出力信号“l”は加算器35の最
下位桁のキャリイ入力端Ciに人力さ乙、反転されたレ
ートデータに1を加算して補数の加算つまり減算を行う
。こうして、アタックモード時は、演算回路20に初期
設定されたオール“1″からセレクタ31,32て選択
されfこアタックレートデータARを繰り返し減算し、
これにより、減算量で表されたエンベロ−プ波形データ
E N V D Bは第5図(a)に示すように一定の
傾きで立ち上かる。
アタックモード時は、セレクタ41でアタックレベルデ
ータALが選択さ乙、比較器30のB入力端に供給され
る。比較器30のへ入力端には演算回路20からのエン
ベロープ波形データENVDBか入力され、両者が一致
したときB=Aの出力端から“1”信号が出力され、オ
ア回路29に供給される。また、レートデータの値によ
っては、必ずしもB=Aが成立するとは限らず、それを
超えることもあるので、比較器30のB<Aの出力を遅
延フリップフロップ42と排他オア回路43とからなる
変化検出回路に与え、この変化検出回路の出力をオア回
路29に入力するようにもしている。エンベロープ波形
データENVDBの値かアタックレベルデータALの値
に到達すると、オア回路29の出力が“1”となり、ア
ンド回路28を介してカウンタ27に1”が与えられ、
該カウンタ27が1カウントアツプされる。これにより
、デイケイモードに切替わる。
なお、エンベロープ波形データENVDBかアタックレ
ベルデータALの値に到達する前に、オール“0”にな
ってしまった場合に、アント回路群37を閉じてエンベ
ロープ波形データE N V D Bの値をオール“0
“に保持するためにアンド回路40が設けらt、ている
。減算時に減算結果がオール“0”になる前は加算器3
5のキャリイ出力端C。
から毎回“I”が出ることにより、この“ドを反転しf
三信号が人力されたアンド回路40は動作せす、このア
ンド回路40の出力を反転した信号か入力さt。たアン
ド回路群37のゲートが開いている。
しかし、減算結果がオール“0”になると、もしくは超
えると、キャリイ出力端COから“ビは出力されず、ア
ント回路40の出力が“ビとなり、アンド回路群37の
ゲートが閉じらたる。これにより、エンベロープ波形デ
ータENVDBは最大値であるオール“0“を維持する
デイケイモードになると、ノア回路39の出力は“0”
となり、加算を指示する。セレクタ3132を介してデ
イケイレートデータDRが演算回路20に与えら乙、エ
ンベロープ波形データEhVDBの現在値に対してこの
デイケイレートデータDRを繰り返し加算する。これに
より、該エンベロープ波形データENVDBは第5図(
a)に示すように、一定の傾きて減衰する。デイケイモ
ート時はセレクタ41でディケイレへルデータDLを選
択し、比較器30のB入力端に与える。エンベロープ波
形データENVDBの値がディケイレへルデータDLの
値に到達すると、オア回路29の出力が“1”となり、
アント回路28を介してカウンタ27に“l”が与えら
れ、該カウンタ27か1カウントアツプされる。これに
より、サスティンモードに切替わる。
サスティンモートでは、セレクタ31.32を介してサ
スティンレートデータSRが演算回路20に与えられ、
エンベロープ波形データENVDBの現在値に対してこ
のサスティンレートデータSRを繰り返し加算する。こ
れにより、該エンベロープ波形データENVDBは第5
図(a)に示すように一定の傾きで緩やかに減衰する。
やかて、離鍵によりキーオフパルスKOFPが発生され
ると、カウンタ27に“11”かロートされ、こ乙によ
り、レリースモートに切替わる。レリースモードでは、
セレクタ31.32を介してレリースレートデータRR
’(すムわちRR)か演算回路20に与えら乙、エンベ
ロープ波形データENVDBの現在値に対してこのレリ
ースレートデータRR’(すなわちRR)を繰り近し加
算する。
前述のように、通常はレリースの始めてはエンベロープ
波形データlogEのレベルは所定のミュートレベルM
Lよりも大きく、従って、ミコート制御装置60のデー
タノット回路62てはレリースレートデータRRをノッ
トせずにそのまま出力する。これにより、演算回路20
ては、通常のレリースレートデータRRを繰り返し加算
し、得られるエンベロープ波形データENVDBは第5
図(a)のR部分に示すようにレリースレートデータR
Rに対応する一定の傾きて減衰する。
やがて、このエンベロープ波形データENVDBに対応
するエンベロープ波形データlogEのしヘルかミュー
トレヘルM L以下になると、このことか検出回路61
て検出され、これに応じて、データソフト回路62ては
レリースレートデータRRを所定ヒツトたけ上位にソフ
トしてその値を大きくしたレートデータRR’を出力す
る。これにより、演算回路20ては、値を大きくしたレ
リースレートデータRRを繰り返し加算し、得られるエ
ンベロープ波形データENVDBは第5図(a)のR゛
部分ようにR部分よりも急峻な傾きて袋速に減衰する。
なお、データシフト回路62におけるノット量を設定・
制御するためにシフトデータSFT、5FToがエンヘ
ローブパラメータ発生回路15から与えられる。このシ
フトデータSPT、、SFT、は例えば音色に応じて定
まるものである。ミュート部R゛における急速減衰の傾
きがこのソフトデータSFT、、SFT、によって可変
制御される。
一方、レリースモード中に前述のようにフォーノンクダ
ンプの条件か成立してフォーシングダンプ信号FDか発
生さgIこ場合は、セレクタ32てフォーノングダンプ
レートデータFRか選択さt5、演算回路20に与えら
れる。演算回路20ては、エンベロープ波形データEN
VDBの現在値に対してこのフォーノングダンプレート
データFRを繰り返し加算する。これにより、該エンベ
ロープ波形データENVDBは第5図(b)および(c
)のFD部分に示すように一定の傾きで急速に減衰する
第5図(b)は第1のダンプ信号DPIに基つくフォー
シングダンプ信号FDによって急速減衰される場合、す
なわち、エンヘロープ波形し・ヘルか零になる前に離鍵
され、かつ新たな鍵か押圧さiた場合の例を示し、また
第5図(c)は第2のダンプ信号DP2に基づくフォー
シングダンプ信号FDによって急速減衰される場合、す
なわち、ピアノやEピアノの音色が選択さ杷、かつダン
パペダルか操作された場合(ダンパペダルから足か離さ
れている場合)の例を示している。
このようなフォーノングダンプの始まりにおいては、セ
レクタ80が逆変換テーブル82の出力を選択し、フォ
ーンングダンプのエンベロープ波形データENVDBの
初期値か設定されるが、この理由は後述する。
なお、加算時に加算器35からキャリイアウド信号か出
力さh を二とき、つまりオール“ドを超えたとき、エ
ンベロープ波形データENVDBの値をオール“1”に
保持するためにアット回路44が設けら乙てし)る。こ
のアント回路44には加W器35のキャリイ出力端Co
の出力信号とノア回路39の出力を反転した信号とが入
力されており、加算時に加算器35からキャリイアウド
信号か出力さ乙たときこのアンド回路44からオア回路
38を介してオア回路群36に“1”を与え、エンベロ
ープ波形データENVDBの値をオール“l”にする。
演算回路20から出力さ乙たエンベロープ波形データE
NVDBは、カーブ変換テーブル45とセレクタ46の
“0”入力端に供給される。カーブ変換テーブル45の
出力は、セレクタ46の“l”入力に与えられる。モー
ド信号MDo、MDIを人力したノア回路47の出力信
号はアタックモードのとき“l”となり、この出力信号
とタイミング合わせ用の遅延フリップフロップ83を経
由したフォーシングダンプ信号FDとがオア回路48を
介してセレクタ46の制御入力に加わり、アタックモー
ト及びフォーノングダンプモートのときカーブ変換テー
ブル45の出力を選択し、それ以外のとき演算回路20
から出力さt、たエンベロープ波形データE N V 
D Bをそのまま選択する。
カーブ変換テーブル45は、人力さただエンベロープ波
形データENVDBを第6図に示すような特性でデータ
変換するものである。つまり、入力されたエンベロープ
波形データENVDBによって表される減衰量が大きい
ほど傾きが急峻になり、小さいほど傾きが緩やかになる
、いわば対数変換特性である。
アタックモートのときは、エンベロープ波形データEN
VDBは最小レベルに対応するオール“1′からアタッ
クレベルデータALに対応する値までアタックレートに
対応する傾きで直線的に変化する(立ち上がる)。これ
により、第6図に示すような特性のカーブ変換テーブル
45か順方向に読み出さ乙、その結果、アタック部のエ
ンベロープ波形データは第5図(d)、(e)、(f)
のように立ち上がりの傾きが始めは急峻で次第に比較的
緩やかになるような特性に変換される。
フォーシングダンプモートのときには、エンベロープ波
形データENVDBはレリース部の終わりのレベルに対
応する値から最小レベルに対応するオール“1”までの
フォーソングダンプレートに対応する傾きで直線的に変
化する(立ち下がる)。
これにより、第6図に示すような特性のカーブ変換テー
ブル45が逆方向に読み出され、その結果、フォーシン
クダンプ部のエンベロープ波形データは第5図(e)、
(f)のように減衰の傾きが始めは比較的緩く次第に急
峻になるような特性に変換さ乙る。
なお、逆変換テーブル82は、カーブ変換テーブル45
の入出力関係を逆にしたテーブルであり、エンベロープ
波形データENVDBを入力してそれに対応するデータ
を読み出し、こ乙をセレクタ80に入力する。この処理
を行υなかった場合は、フォーシンクダンプの始まりに
お0てカーブ変換テーブル45から読み出さt、るデー
タは、レリース部の終わりのデータENVDBとうまく
つながらないことがある。しかし、レリース部の終わり
のデータENVDBと同じデータをカーブ変換テーブル
45から出力させるために必要な該カーブ変換テーブル
45の入力データを、逆変換テーブル82から読み出し
、フォーシンクダンプの始まりにおいてこれをセレクタ
80て選択し、エンベロープ波形データENVDBとし
てカーブ変換テーブル45に入力すれば、該カーブ変換
テーブル45からはレリース部の終わりのデータENV
DBと同しデータがフォーシンクダンプの始まりのエン
ベロープ波形データ(IogE)として出力され、こう
して、レリース部の終わりのエンベロープ波形データE
NVDBとフォーシンクダンプ部の始まりのエンベロー
プ波形データ(IogE)とを滑らかにつなげることか
てきる。
こうしてアタック部とフォーシンクダンプ部におし)で
変化カーブの特性を変換したエンベロープ波形データ(
第5図(d)〜(f)参照)かセレクタ46か与出力さ
た、これかデノヘル表現のエンベロープ波形データlo
gEとして、エンヘロープ波形発生回路IOから出力さ
乙る。
前述のように、このデンベル表現のエンベロープ波形デ
ータlogEによって制御しf二楽音信号か対数/リニ
ア変換回路17(第1図)に与えら乙、最終的にはリニ
ア表現に変換さ乙る。このリニア変換により、第5図(
d)〜(f)のような特性のデンベル表現のエンベロー
プ波形は、第5図(g)〜(i)のような特性に変換さ
れる。したがって、アタック部は急峻に立ち上がり、ま
たフォーシンクダンプ部は急速に減衰する。なお、第5
図(a) 、 (d) 、 (g)はミュート制御が行
なわれる場合の波形例を各々示し、第5図(b) 、 
(e) 、 (h)と(c)、(f)、(i)はフォー
シングダンプが行なわれる場合の波形例を各々示してい
る。さらに説明すれば、第5図(b) 、 (e) 、
 (h)は、エンベロープ波形レベルが零になる前に新
たな鍵が押圧された場合の例を示し、第5図(c)、(
D(1)は、ピアノやEピアノの音色か選択さto、か
っダノパペダルか操作され几場合(グノパペタルか5足
か離されている場合)の例を示して0る。
まf−1第5図(j)は、木管楽器系の音色か選択され
サスティンの途中かるフォーシンクダンプか行lわたる
場合の波形例を示してし)る。
第7図は、第4図におけるミュート制御回路60の具体
例を示すものである。ミュートレベル検出信号61はデ
ノヘル表現からなるエンベロープ波形データlogEの
各ヒツトの内、48dBの重みに対応するビットと12
dBの重みに対応するヒツトとを入力したアント回路6
3か占チる。こ乙により、エンベロープ波形データIo
gEのレベルが60dB以下になると、アント回路63
に人力さ乙几両ヒツトの信号が共に“1”となり、所定
のミュートレベルML(この場合、−60dB)以下と
なったことが検出さt。る。アント回路63の出力はミ
ュートレベル検出信号MLDSとしてデータシフト回路
62のアンド回路64.65に各々入力される。
データシフト回路62は、アント回路6465を介して
与えられる2ヒツトのシフトデータSFT、、5FTO
によってソフト量か設定さt9るシフト回路66を有し
ている。このシフト回路66は、レリースレートデータ
RRを人力し、上記設定されたソフト量に応して該デー
タRRをノットする。また、上記ミュートレベル検出信
号M L DSが“ビのときアンド回路64.65が動
作状態とさiてシフトデータS F T + 、 S 
F T oがシフト回路66に与えられる。ソフトデー
タSFT、5FToの値とソフト量及びそれに対応する
倍率との関係は次表の通りである。
第2表 前述のようにシフトデータSFT、、5FToは音色等
に応じて与えられるものである。例えば、楽音波形の形
状が矩形波に比較的近い音色では、レヘルか小さくなっ
てもノイズの問題があまり深刻でなく、その場合はソフ
ト量は0または少むくとも良い。他方、複雑な波形形状
の音色ではレヘルが小さくなったときのノイズの問題が
大きいのてソフト量を大きくして減衰を速くする。
シフト回路66に入力されるレリースレートデータRR
は例えば7ヒツトであり、その出力は10ヒツトである
。この出力10ヒツトの内下位7ヒノトがオア回路群6
7を介してレートデータRR゛として出力さ乙る。出力
10ビツトの内上位3ヒツトはオア回路68に入力され
、その出力か“I”のときオア回路群67の出力データ
RR’を全ヒツト“1“(つまり最大値)にする。
第8図はエンベロープ波形発生装置IOの別の実施例を
示すもので、レートデータをデシベル表現で与え、かつ
、アタック部とフォーソングダンプ部のカーブを所望の
特性に設定するにあたって演算回路20に与えるレート
データをエンベロープ波形のレベルに応して変化させる
ことによりこ乙を実現するようにしたしのである。第8
図において第4図と同一符号か付されたしのは同一機能
のものであるのて説明を省略する。
第8図において、セレクタ310.320は第4図のセ
レクタ31.32に対応するものであるが、各々に入力
されるレートデータDBARDBDR,DBSR,DB
RR,DBFRかデシベル表現のデータである点か第4
図とは異なっている。
すなわち、第2図に示すレートデータ発生回路15aに
は、第3図に括弧で示すように、各音色毎にデシベル表
現のレートデータDBARDBDR,DBSR,DBR
R,DBPRか各々記憶さ乙ており、これらのレートデ
ータDBAR,D’BDR,DBSR,DBRR,DB
FRがセレクタ31O,320に供給される。また、ミ
ュート制御を行うためのミュート制御装置600の構成
も第4図とは幾分異なっている。
デシベル表現によりレートデータを設定すると、限られ
たヒツト数により設定できるレートデータのダイナミッ
クレンジを下記表に例示するように拡大することかてき
る。下記表ては、デシベル表現により重みつけられた6
ヒントのバイナリデータの各ビットの重みと、これをリ
ニア表現に変換しf二場合の各ヒントの重みの一例を示
している。
なお、エンベロープ波形のような時間関数波形の設定情
報をデシベル表現により設定する先行技術としては特公
昭51−24433号に開示さ乙f二らのかあるので、
ここでは詳しくは述へ広い。
第3表 つまり、リニア表現の6ヒツトバイナリデータでは0〜
32の範囲のデータしか表現てきないか、デシベル表現
の6ビツトバイナリデータではこれをリニア変換した場
合1〜232の範囲のデータ表現することができるので
ある。セレクタ320から出力されたデンヘル表現のレ
ートデータDBR(セレクタ310.320で選択され
たDBAR〜DBPRのし)ずれか)は加算器50、オ
ア回路群51を介して対数/リニア変換回路52に与え
られ、リニア表現のレートデータ(これをRATEで示
す)に変換されて演算回路20の反転制御回路33に人
力される。
加算器50、オア回路群5I及びゲート53は、第4図
のカーブ変換テーブル45と同様の機能(アタック部の
エンベロープ波形データを第5図(d)〜(f)のよう
な立ち上かりの傾きが始めは急峻で次第に比較的緩やか
になるような特性にし、フォーンングダツブ部のエンベ
ロープ波形データを第5図(e)、(f)のように減衰
の傾きか始めは比較的緩く次第に急峻になるような特性
にする機能)を実現するためのものである。ゲート53
には演算回路20で形成されたエンベロープ波形データ
ENVDBの上位4ビツトが入力され、このゲート53
の制御入力には第4図のノア回路47、オア回路48と
同じ条件で動作するノア回路470、オア回路480か
らなるロジックの出力か与えら乙る。
また、ミュート制御装置600は、ミュートレベル検出
回路610と、シフトデータ供給回路620と、上述の
加算器50を有し、前述のミュート制御装置60と同様
の機能を果たすものである。
つまり、加算器50は、ミュート制御のためのレートデ
ータ変換とフォーシンクダンプのためのレートデータ変
換の両方に共用さ乙る。ミュートレベル検出回路610
は前述のミュートレベル検出回路61と同様のものであ
り、エンベロープ波形データ]ogEのレベルがミュー
トレベル以下以下となったときミュートレベル検出信号
MLDSを出力する。シフトデータ供給回路620は該
検出回路610によりエンベロープ波形データIogE
のレベルがミュートレベル以下となったことが検出され
たとき、前述のシフトデータSFT、、5FToをセレ
クタ69の“I”入力端に与える。セレクタ69の“0
”入力端にはゲート53の出力が与えられる。モード信
号MD、、MDOがアンド回路70に与えられ、この出
力とフォーシンクダンプ信号FDの反転信号がアンド回
路7Iに与えら乙、このアント回路71の出力はセレク
タ69の制御入力に与えられる。レリースモード時にフ
ォーシンクダンプでないことを条件に、アンド回路7I
の出力か”I”となり、これによりシフトデータ供給回
路620からのシフトデータSFT、、SFT。をセレ
クタ69で選択して加算器50に入力する。他方、アタ
ックモードやフォーシンクダンプモートの時はゲート5
3の出力をセレクタ69で選択して加算器50に入力す
る。
加算器50はセレクタ320か出力されたデンベル表現
のレートデータDBRとセレクタ69で選択されたデー
タを加算する。つまり、アタックモードやフォーシング
ダンプモートの時はゲート53から出力されたエンベロ
ープ波形データENVDBの上位4ヒツトデータとレー
トデータDBRとを加算するが、ミュート制御を行うと
きはセレクタ69で選択されたシフトデータSFT、S
P T oをレリースレートデータDBRRに加算する
。加算器50の出力はオア回路n51を通過して対数/
リニア変換回路52に与えられる。オア回路群51は加
算器50のキャリイ出力端Coからキャリイアウド信号
か出力されたとき全ヒツト“1“の信号を対数/リニア
変換回路52に与え、それ以外のときは加算器50の出
力をそのまま対数、/リニア変換回路52に与える。加
算器50の加算結果か最大値−全ヒツト”l”を超えて
オーバーフローしfこときキャリイアウド信号か出ノJ
さ乙対数/リニア変換回路52に与えるデータを強制的
に最大値−全ヒツト“1”?こする。
アタックモートとフォーシングダンプモート以外のとき
、つまり、デイケイ、サスティン、レリースの各モード
のとき、オア回路480の出力は“0”であり、ゲート
53が閉して、加算器50の一方の入力にゲート53か
ら与えられるデータはオール“1”であり、セレクタ3
20から出力されたデノベル表現のレートデータDBR
がそのまま対数/リニア変換回路52に与えられる。た
たし、前述のようにミュート制御を行うときはノフトデ
−タSFT、、5FToかセレクタ69て選択さt。
て加算器50に入力され、セレクタ320から出力さ乙
たデシヘル表現のレリースレートデータDBRRに加算
される。
一方、アタックモードあるいはフォーシングダンプモー
ドのきは、オア回路480の出力は“1”であり、ゲー
ト53が開かれ、該ゲート53及びセレクタ69を介し
て加算器50の一方の入力端にエンベロープ波形データ
ENVDBの上位4ビツトデータか与えられる。そして
、セレクタ320から出力されるデンベル表現のレート
データDBR(アタックレートデータDBARまたはフ
ォーンングダンプレートデータDBFR)とエンベロー
プ波形データENVDBの上位4ヒツトデータとか加算
器50で加算される。エンベロープ波形データENVD
Bもまたデノベル表現のデータであり、加算器50では
デノベル表現のデータ同士の加算により実質的には乗算
を行う。
例えば、レートデータDBRが前出の第3表のように重
み付けされた6ヒツトのデータであるとし、エンベロー
プ波形データENVDBの上位4ヒツトは下記のように
重み付けさt6ているとすると、加算器50では4ヒツ
トか!なるENVDBの下位に2ビツトの“00”を追
加して両者のヒツトの重みを下記のように合わせて6ビ
ツトのデータ同士の加算を行なう。
第4表 この加算器50における演算において、ENVDBの上
位4ビツトは、レートデータDBHに対応するリニア表
現のレートデータRATEの値をエンベロープ波形デー
タENVDBのレベルに応じて、下記表のように2°倍
に倍増する働きをする。すなわち、デンベル表現のEN
VDBの上位4ビツトの値n(この場合nはIO進数で
あり、n−1か6dBに対応する)をデンヘル表現のレ
ートデータDBHに加算することにより、この加算結果
を対数/リニア変換回路52で変換して得られるリニア
表現のレートデータRATEは、元のレートデータDB
Hに対応するリニア表現の値を2n倍したものとlる。
第5表 (以下余白) つまり、エンベロープ波形データENVDBの減衰量が
6dB増加する(6dBレベル下かる)毎に、つまり、
エンベロープ波形データE N V D Bの減衰量が
nX6dBとなると、リニア表現のレートデータRAT
Eの値かO〜6dB未満のときに比べて2n倍に倍増さ
れる。このことは、エンベロープ波形データENVDB
の6dB毎の範囲に対応して、レートデータRATEの
値か、エンベロープ波形レベルが低いほどエンベロープ
波形変化の傾きか急になるように、2n倍に切り換えら
れるということを意味する。
こうして、アタック部とフォーシングダンプ部に関して
は、演算回路20で形成するエンベロープ波形データE
NVDBの現在レベルに対応してこのレベルが6dB変
化する毎に、該演算回路20で繰り返し加算もしくは減
算すべきレートデータRATEの値が2n倍に(エンベ
ロープ波形のレベルが小さいほどnが大きい)切り換え
られ、最終的に演算回路20から出力されるエンベロー
プ波形データENVDBは第5図(d)〜(Dに示すよ
うなものとなる。つまり、アタック部のエンベロープ波
形データは立ち上がりの傾きが始めは急峻で次第に比較
的緩やかになるような特性で発生さ乙、フォーシングダ
ンプ部のエンベロープ波形データは減衰の傾きが始めは
比較的緩く次第に急峻になるような特性で発生される。
このようにアタック部とフォーシングダンプ部において
予め第5図(d)〜(f)に示すような所望の特性を持
つデンヘル表現のエンベロープ波形データENVDBが
演算回路20から出力さ乙、こ乙がエンベロープ波形デ
ータlogEとしてエンヘローブ波形発生回路10から
出力される。
第9図はシフトデータ供給回路620の具体例を示すも
ので、シフトデータSFT、、5FToをアンド回路7
2.73に各々入力し、ミュートレベル検出回路610
からのミュートレベル検出信号MLDSが“I”のとき
このシフトデータ5FTS F T oを出力する。こ
のときシフトデータ5FT1,5FToの上下に各々2
ヒツトづつ“0”を追加して合計6ヒツトのデータとし
て出力する。
前述のように、レリースレートデータDBRRは6ヒソ
トのデータであり、加算器50における両者の加算にあ
たって各ヒツトの重みづけは次表のようになる。
第6表 この加算器50における演算において、シフトデータS
FT、、5FTOはレリースレートデータDBRRに対
応するリニア表現のレートデータRATEの値を前記第
2表のように2n倍に倍増する働きをする。すなわち、
シフトデータ5FTISFT、がデノベル表現データで
あるとすると、その値n(この場合nは10進数であり
、n=1か6dBに対応する)をデンヘル表現のレリー
スレートデータDBRRに加算することにより、この加
算結果を対数/リニア変換回路52て変換して得ら乙る
リニア表現のレートデータRATEは、元のレートデー
タDBRRに対応するリニア表現の値を2n倍したもの
となる。従って、前述の実施例と同様に、ミュート制御
時にレートデータの値を大きくして、第5図(d)のR
′部分のようにエンベロープ波形データを急速減衰させ
ることかできる。
なお、上述した各実施例では、エンヘロープ波形発生装
置10かデンヘル表現のエンベロープ波形データlog
Eを発生しているが、これはリニア表現のエンベロープ
波形データを発生するものでってもよい。また、エンヘ
ロープ波形発生装置におけるエンヘロープ波形形成方式
は上記各実施例のような演算方式に限らず、メモリ方式
なと、その他適宜の方式であってもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、音色選択手段
によって特定の音色、例えば、ピアノ系の音色てあって
ダンパペダルが人為的に操作さ乙た場合(ダンパペダル
から足か離された場合)の音色や、木管楽器系の音色か
選択された場合においては、タイミング指示手段の指示
に応じて、エンベロープ形成手段によって形成されるエ
ンベロープ波形が急速減衰されて、特有の楽音か表現さ
れ、一方、その他の音色、例えばハープノコードのよう
な音色が選択された場合においては、エンベロープ波形
が緩やかに減衰されて、リリースか長くge:)9るよ
うjこすることができ、これにより、選択された音色に
応した、より一層自然楽器音に近い減衰特性を得ること
ができるという効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるエンベロープ制御装
置を適用した電子楽器の構成を示すブロック図、 第2図は同実施例によるエンベロープ制御装置のエンベ
ロープパラメータ発生回路15内に設けられfニレート
データ発生回路15aと音色選択回路14との関係を示
すブロック図、 第3図は第2図に示すレートデータ発生回路15aに記
憶さiでいる各種レートデータと音色との関係を示す図
、 第4図は第1図のエンベロープ波形発生装置lOの構成
例を示すブロック図、 第5図は同実施例におけるエンベロープmtを示す波形
図、 第6図は第4図におけるカーブ変換テーブル45の変換
特性を示す図 第7図は第4図におけるミュート制御装置60の構成例
を示すブロック図、 第8図はエンベロープ波形発生装置■0の他の構成例を
示すブロック図、 第9図は第8図に示すソフトデータ供給回路620の構
成例を示すブロック図である。 10・・・・・・エンベロープ波形発生装置、14・・
・・・・音色選択回路、 15・・・・・・エンベロープパラメータ発生回路、1
5a・ レートデータ発生回路。 59  ペダルスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 音色選択手段によって選択された音色に対応したエンベ
    ロープ波形を決定するためのパラメータを発生するパラ
    メータ発生手段と、 前記エンベロープ波形を減衰させるべきタイミングを指
    示するタイミング指示手段と、 前記パラメータ発生手段から供給される各パラメータに
    応じて前記エンベロープ波形を形成するエンベロープ形
    成手段と、 前記パラメータが特定の音色に対応するものであった場
    合、前記タイミング指示手段の指示に応じて、前記エン
    ベロープ形成手段によって形成されるエンベロープ波形
    を急速減衰させる急速減衰手段と、 を具備することを特徴とするエンベロープ制御装置。
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