JPH03269035A - 耐熱性エラストマー組成物 - Google Patents

耐熱性エラストマー組成物

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JPH03269035A
JPH03269035A JP6790390A JP6790390A JPH03269035A JP H03269035 A JPH03269035 A JP H03269035A JP 6790390 A JP6790390 A JP 6790390A JP 6790390 A JP6790390 A JP 6790390A JP H03269035 A JPH03269035 A JP H03269035A
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淳一 村松
Hidenori Ishikawa
英典 石川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気絶縁材料、パツキン、ホース、チューブ等
に用いられる耐熱性エラストマー組成物に関する。更に
詳しくは、連続使用温度150℃以上の耐熱性エラスト
マーとポリオレフィンを混和して用いる場合、該耐熱性
エラストマーの耐熱性を犠牲にすることなく上記の用途
に提供できるようなポリオレフィン混和組成物に関する
(従来の技術) ポリオレフィンは、安価で物性も優れ、しかも様々な樹
脂やエラストマーと混和し易いことから従来よりブレン
ド用樹脂として利用されてきた。
最近では、耐熱性エラストマーと混和してその弱点とす
る物性、例えば機械強度、加工性勢を改質し、また高価
な耐熱性エラストマーの使用量を最小に抑えるために、
種々検討がなされるようになった。
耐熱性エラストマーとしては、シリコーンゴム(連続使
用温度180℃)やフッ素ゴム(連続使用温度180〜
230℃)が検討されている。
例えば、特公昭60−46486号公報ではポリオレフ
ィンとしてのエチレン系ポリマーに、耐熱性エラストマ
ーとしてプロピレンーテトラフルオロエチレン共重合体
を混和した組成物が、150℃で1週間の老化に耐える
耐熱性と、プロピレン−テトラフルオロエチレン共重合
体が有していた性質に由来する耐油性を示すことが示さ
れている。
また、ポリオレフィンとしてエチレンプロピレン共重合
体を、耐熱性エラストマーとしてシリコーンゴムを選ぶ
と現在のSEPラバーとして市販されているものになる
。SEPラバーは、シリコーンゴムの機械強度が改善さ
れる反面、特徴である耐熱性が犠牲になり120〜13
0℃程度の耐熱性しか示さないため、この耐熱性を更に
向上させるための検討もなされている。
例えば、特開昭63−304040号公報では特定のエ
チレンプロピレン共重合体と特定のシリコーンエラスト
マーの混和物にベンズイミダゾール安定剤を使用し、2
00℃で72時間の老化に耐える性能が得られたとされ
ている。また、特開平1−108240号公報では特定
のシリカ化合物であらかじめ処理されたシリカ系充填剤
を使用し、180℃で96時間の老化に耐える性能が得
られたとされている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の公知例での範囲内における耐熱性
を見た場合、組成物全体の耐熱性は、耐熱性の悪いポリ
オレフィンの影響を受けているため、使用した耐熱性エ
ラストマーの本来の性能よりもかなり低くなっている。
そのため、ポリオレフィンの混和によって機械物性等を
改善しても耐熱性が低下してしまうために、その用途が
制限されるという不都合が生じている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、ポリオレフィンによる改質効果を活かす
ために、組成物を形成する耐熱性エラストマーにもポリ
オレフィンにも効果のある安定剤系を見いだし、上記の
課題を解決すべく鋭意検討した結果本発明に至った。
即ち本発明は、連続使用温度150℃以上の耐熱性エラ
ストマー100重量部とポリオレフィン5〜200重量
部との混和物100重量部に対し、微粒子酸化チタンを
0.1以上5重量部以下配合したことを特徴とする耐熱
性エラストマー組成物であり、若しくは上記組成物に更
にメルカプトベンズイミダゾール系化合物を0.1以上
10重量部以下配合したことを特徴とする組成物である
本発明で用いられる連続使用温度150℃以上の耐熱性
エラストマーとは、財団法人日本電気用品試験所による
[有機絶縁物類の使用温度の上限値の確認試験及び登録
に関する5I!施規定」I:準じて連続使用温度が15
0℃以上であるか、またはあり得るものである。例えば
、シリコーンゴム、フッ素ゴム、7オス7アゼンゴム等
が挙げられ、各種市販されている。
本発明で用いられるポリオレフィンとは、エチレン、プ
ロピレン、ブテン、オクテン、ジシクロペンダジエン、
エチリデンノルボルネン等のオレフィン類の単独あるい
は共重合体、前記ポリオレフィン類と酢酸ビニル、アク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル等のエステルモノマ
ー類との共重合体などが含まれ、各種市販されている。
本発明で用いられる微粒子酸化チタンは、平均−次粒子
径0.01−0.Iミクσンのものである。これらは気
相法と呼ばれる方法で製造されるのが一般的であり、各
種市販されている。
本発明で用いられるベンズイミダゾール系化合物トして
は、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプ
ト5−メチルベンズイミダゾール、2−メルカプトベン
ズイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプト5−メチルベ
ンズイミダゾールの亜鉛塩等が挙げられ、特に好ましく
は2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、2−メ
ルカプト5−メチルベンズイミダゾールの亜鉛塩である
本発明における微粒子酸化チタンの配合量は、耐熱性エ
ラストマーとポリオレフィンとの混和物100重量部に
対し、0.1以上5重量部以下が好ましい。0.1重量
部未満では耐熱性への悪影響を防ぐことができなくなり
、5重量部を超えるとコストが上昇してしまう。
また、本発明においては更にペンズイミダゾール系化合
物を0.1以上lO重量部以下配合させることにより、
より効果を高めることができる。
0.1重量部未満ではベンズイミダゾール系化合物の効
果を十分に生かすことができず、10重量部を超えると
架橋を妨げたり、機械強度の低下及びコストの上昇等の
問題が生じる。
本発明の組成物は、一般に架橋して用いられ、公知の架
橋剤を用いた化学架橋、電子線等の放射線による架橋な
ど任意の方法が適用できる。熱論、架橋をし易くするた
めに架橋助剤、PHII整剤等を混合しても良く、また
様々な物性の調整のために無機系や有機系の添加剤、難
燃剤、充填剤等を加えても良い。
(作 用) 180℃程度までの老化条件では、フェノール系ラジカ
ル捕捉剤やチオエーテル系ラジカル分解剤が有効である
がそれを越える老化温度ではこれらの化合物は十分な効
力を発揮しない。
本発明で用いられる微粒子酸化チタンやメルカプトベン
ズイミダゾール系化合物の特に亜鉛塩は高温でも揮散せ
ず、且つラジカル捕捉作用を有する化合物であることに
より、強い効果を現すものと考えられる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
本発明の一般的な実鬼方法と評価方法を以下に示す。
まず、練り上がり組成物の体積が2.4リツトルになる
ように比重に応じて総重量を決め、表−1に示した材料
をその配合比に応じて110℃lこ予熱された3リット
ル加圧型ニーダ−に仕込んだ。
加圧蓋を降ろし、回転数29:43rpmで混練を開始
した。配合剤は、場合によっては何回かに分けて仕込ん
だ。混練は、ニーダ−のモーターの負荷が一定になって
から更に5分間続けられ、その後加圧蓋を上昇させて回
転数18:28rpmで混練し、100℃まで冷却した
次に、架橋剤としてジクミルパーオキサイドをポリマー
分100重量部に対して1.5重量部仕込み、再び加圧
蓋を降ろし2分間混練し、本発明の組成物を得た。
得られた組成物は、40mm−ゴム用押出機械にてヘッ
ド[1100℃、シリンダー温度90℃の温度条件にて
0.5mm”のスズメツキ撚線上に0.5mm肉厚で押
出し、直ちに15気圧の高圧蒸気に接触させて架橋させ
た。
引張強度(初期強度)は、JISC3005に従い測定
した。
耐熱性は、芯線を引き抜いた萱状サンプルを、実施例1
から5まで及び比較例1は210℃で96時間、実施例
6からIOまで及び比較例2は230℃で96時間の老
化条件で老化させた後、初期強度と同様に引張強度(老
化後強度)を測定することによって評価した。これらの
結果も表−1に示した。
本実施例では、シリコーンゴムとしては、東しダウコー
ニングシリコーン社製5RX530uコンパウンドを用
い、フッ素ゴムとしては、旭硝子(株)製アフラス15
0Eを代表例として用いた。
また、ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンの他にも多数の共重合体が知られているが、酸
化劣化の化学反応はどれも同じであるので、日本ユニカ
ー(株)の低密度ポリエチレングレード9025を使用
した。
実施例1〜5及び比較例1は耐熱性エラストマーとして
シリコーンゴムを用いた例である。
表−11:8いて、実施例1,4.5を見るとシリコー
ンゴムの欠点であった機械強度が、低密度ポリエチレン
比率の増加に伴って改良されるのが判る。それに対して
、老化後の強度や伸びの劣化は大きくなるが、しかしこ
のような厳しい条件で老化させt;後も実用的な物性を
保っている。
比較例1と実施例2.3.4を比較すると本発明の効果
が判る。
比較例1では、一般の顔料用酸化チタン(アナタース型
、粒子径0.1−0.2ミクロン)を用い、実施例2で
は微粒子酸化チタン(粒子径0゜02〜0.03ミクロ
ン)を用いた。この二つを比較して微粒子酸化チタンの
効果が大きいことが判る。
実施例3.4では更にメルカプトベンズイミダゾールま
たはメルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩を加えたも
のであるが、特に実施例4では効果が大きい。
実施例6〜10及び比較例2は、前述の実施例1〜5及
び比較例1におけるシリコーンゴムの代わりにフッ素ゴ
ムをそれぞれ用いた例であり、実施例1〜5及び比較例
1と同様に評価した。この場合、実施例1〜5の場合よ
りも老化温度が高いので効果は小さくなるが、同じよう
に微粒子酸化チタンとメルカプトベンズイミダゾール系
化合物の効果が表れている。
(以下余白) (発明の効果) 本発明によれば、連続使用温度150℃以上の耐熱性エ
ラストマーとポリオレフィンを混和して用いる場合に、
該耐熱性エラストマーの耐熱性の犠牲を最小にすること
ができる。
この成果により、該耐熱性エラストマーが従来機械強度
が低い、成形性が悪い、価格が高いなどの理白Jこより
使用されなかった用途においても、ポリオレフィンによ
る改質効果により目的の性質を得たところで使用するこ
とができるようになり、且つ耐熱性の低下に対してはほ
とんど意識することなく使用することができるようにな
った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続使用温度150℃以上の耐熱性エラストマー
    100重量部とポリオレフィン5〜200重量部との混
    和物100重量部に対し、微粒子酸化チタンを0.1以
    上5重量部以下配合したことを特徴とする耐熱性エラス
    トマー組成物。
  2. (2)連続使用温度150℃以上の耐熱性エラストマー
    100重量部とポリオレフィン5〜200重量部との混
    和物100重量部に対し、微粒子酸化チタンを0.1以
    上5重量部以下、メルカプトベンズイミダゾール系化合
    物を0.1以上10重量部以下配合したことを特徴とす
    る耐熱性エラストマー組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111138A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-24 Equistar Chemicals, Lp White polyolefin compositions having reduced die drool

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111138A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-24 Equistar Chemicals, Lp White polyolefin compositions having reduced die drool

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