JPH03268786A - ミシンの上送り装置 - Google Patents

ミシンの上送り装置

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JPH03268786A
JPH03268786A JP6941490A JP6941490A JPH03268786A JP H03268786 A JPH03268786 A JP H03268786A JP 6941490 A JP6941490 A JP 6941490A JP 6941490 A JP6941490 A JP 6941490A JP H03268786 A JPH03268786 A JP H03268786A
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JP
Japan
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upper feed
lever
foot
slider
presser
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Application number
JP6941490A
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English (en)
Inventor
Masanari Iwata
岩田 政成
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ミシンの上送り装置に係り、特に被縫製物
の厚さが変化しても良好な縫製作業を行なうことが可能
なミシンに関するものである。
〔従来の技術] 第7図〜第10図は例えば特公昭62−58756号公
報に示された従来のミシンの上送り装置を示すもので、
第7図は上送り装置の断面図、第8図は上送り装置の要
部詳細図、第9図はレバ一部分の構成図、第10図は上
下棒部分の詳細を示す斜視図である。
図において、(3)はアーム本体(1)に固定された針
棒メタル+21 f41によって摺動案内された針棒で
、その中央部には針棒抱き(5)がネジ(6)によって
アーム本体(1)に固定されている。(8)はアーム本
体(1)に固定された押え棒メタル(7)によって摺動
案内された中空状の押え棒で、アーム本体(1)外部へ
露出したその下端には布押え足(17)を固定する取付
ブロック(15)が、アーム本体(1)内部にあるその
上端部にはL型レバー+261が段付ネジ(25)によ
って回動支持された押え棒抱き(16)が固定されてい
る。(9)は上記押え棒(8)の中空部を形成する内円
筒面で摺動案内された上下棒で、その下端部の上記押え
棒(8)の下部より露出した部分にはビン(12)によ
ってコロ(11)が回転結合されており、その押え棒(
8)の上端部に形成された穴にはビン(10)が結合さ
れている。このビン(10)は押え棒(8)に穿けられ
た長大を貫通し、アーム本体fl)内部で露出し、上記
し型レバー(26)と係合している。(41)は上下棒
(9)と、押え棒(8)の上部に固定されたフタ(13
)にネジ係合された調節ネジ(14)との間に配設され
たバネ、(40)はアーム本体(1)にネジ係合した調
節ネジ(19)と押え棒(8)との間に配設されたバネ
である。(18)はその上端部のツマミ(23)を下方
に押し下げてその下端部の歯部118a)を調節ネジ(
14)の上端面の溝に係合して回すことにより上記バネ
(41)の長さを変え上下棒を下方に付勢する力を調節
する調節棒で、通常はバネ(21)によってその下端部
(18alが調節ネジ(14)と係合しない位置に保持
されている。第8図、第9図において(65)は主軸C
63)に固定された編心軸(64)の回転運動をビン(
66)を介してリンク(46)へ伝えるロッド、(47
)はこのリンク(46)の運動を上送り上下レバー(4
8)へと伝える上送り上下軸で、軸受(45)によって
アーム本体(1)内に回転支持されている。(43)は
上送り上下レバー(48)の先端に段付ネジC30)と
ナツト(51)で回転結合されたローうである。(56
)は上軸(63)の回転に連動する上送り前後軸A C
551の揺動運動を軸(58)、従動レバー(57)を
介して、上送り前後軸(28)回りにアーム本体(11
に回動支持された上送り前後レバー(30)に伝える駆
動レバーで、上送り前後軸A C55)に固定されてい
る。(38)はその後端がビン+38bl 、連結リン
ク(31)、ビン(15b)を介して取付ブロック(1
5)に連結されるとともに、その前端上部のローラガイ
ド部(38ajで上記上下棒(9)の下端に回転結合さ
れたコロ(11)を挟持している上送り台で、その前端
下部には上送り足(39)が配設されている。上送り台
(38)はまたその後端部においてビン+38bl、連
結リンク(671、ビン(37)を介して上記上送り前
後レバー(30)の下端に連結されている。
次に動作について説明する。図示しないモーターによっ
て主軸(63)が回転すると、この主軸(63)の回転
に連動して上送り前後軸A C551が揺動運動するに
の間の伝達機構は周知のものであるため図示しない)。
上送り前後軸A +551の揺動運動は駆動レバー(5
6)、軸(58)、従動レバー(57)、リンク連結部
(57al を介して上送り前後レバー(3Q)へと伝
えられ、さらにこの上送り前後レバー(30)の揺動運
動は連結リンク(67)を介して上送り台(38)へと
伝えられ、上送り足(39)を布送り方向に運動させる
さらに主軸(63)の回転は、第9図に示すように偏心
軸(64)、ロッドf651.ビン(66)を介してリ
ンク(46)へと伝えられる。このときロッド(65)
は図中、符号D−Dで示す方向に運動し、リンク(46
)を揺動運動させて、このリンク(46)と一体に結合
されるとともにアーム本体(1)に回転支持された軸(
47)を介して上送り上下レバー(48)およびこの上
送り上下レバー(48)の先端に結合されたローラ(4
3)を図中の符号E−Eで示す方向に揺動運動させる。
この上送り上下レバー(48)およびローラ(43)の
揺動運動は、L型レバー(26)に当接し、段付ネジ(
25)を支点として、L型レバー(26)は図中、符号
F−Fで示すよう揺動運動をする。するとビン(10)
はこのL型レバー(26)に当接し、図中、符号H−H
で示すような上下運動をする。ビン(10)が上下運動
することにより上下棒(9)が上下動しコロ(11)を
介して上送り台(38)へと伝えられ上送り足(39)
を上下方向に運動させる。この上送り足(39)の上下
運動は、上送り足(39)の上記布送り方向の運動と同
期しており、この2つの運動が合成して上送り足(39
)の布送り運動が発生する。また主軸(63)の回転は
図示しないリンク機構によって針棒抱き(5)へと伝え
られ、針棒(3)を上下動させる。主軸(63)の回転
に連動して生じる以上の動作、さらにこれらと協調した
図示しない部分(例えば天秤機構、下送り機構等)の動
作によって縫製作業が実現される。縫製作業時において
は、布押え(17aj と図示しない針板間に被縫製物
が挿入されるため、布押え足(17)は被縫製物の厚さ
だけ上昇し、被縫製物には布押え[17al を介して
バネ(40)からの力(押え力)が作用する。バネ(4
1)の力は上下棒(9)を下方に押圧するが、この力は
ビン(lO)を介してL型レバー(26)にて支持され
ている。上軸(63)の回転によってローラ(43)が
第9図の符号E−Eで示す時計方向に回動すると、ビン
(10)を介して時計方向のトルクを受けているL型レ
バー(26)も時計方向に回動する。さらにローラ(4
3)が時計方向に回動すると上送り足(39)は被縫製
物上に着地し。
ビン(10)の下方への動きは停止する。この状態にお
いてバネ(41)の力は上送り足(39)から被縫製物
へと加わり送り動作が開始される。この上送り状態(上
送り足着地の状態)、すなわちバネ(41)の力が被縫
製物に作用する状態では、L型レバー(26)はビン(
lO)、ローラ(43)のいずれとも係合せずフリーな
状態になっている。
次に被縫製物の厚さがこの機構に及ぼす影響について説
明する。被縫製物(厚さtとする)を針板と布押え(1
7al との間に挿入により布押え(17alが被縫製
物の厚さ分tだけ上昇すると、これと−体に固定されて
いる押え棒抱き(16)もtだけ上昇するため、L型レ
バー(26)の支?5(251もバネ(41)が圧縮さ
れてtだけ上昇する。さらに上送り足(39)の着地面
もtだけ上昇するため、上送り着地時のビン(10)の
位置もt上昇する。往って上送り着地時のビン(lO)
の位置と、段付ネジ(25)の相対位置関係は被縫製物
の厚さによって変化せず、被l製物の挿入によってその
位置(高さ)を変えない上送り上下軸(47)との位置
関係のみが変化する。第11図、第12図はいずれも被
縫製物の厚さが、上送り動作に与える影響を図示したも
のであり、図中符号末尾のアルファベットAは上送り足
(39)が被縫製物に着地(または離陸)する瞬間の状
態に。
また行号末尾のアルファベットBは上送り足(39)が
被縫製物から最も離れている状態に対応したものである
ことを示している。
また第11図、第12図はL型レバー(26)とローラ
(43)との関係を示す図であり、第11図(a)、第
12図(alは被縫製物が薄物の場合を示し、第11図
(b)。
第12図(blは被縫製物が厚物の場合の状態を示して
いる。
第11図(al において、上送り足(39)が送り動
作しているときはローラ(43)は43Cの状態にある
上送り足(39)が送り動作を完了し被縫製物から離陸
する瞬間はローラ(43)は43Aの状態に、ビン(1
0)はIOAの状態にあり、L型レバー(26)はロー
ラ(43)、ビン(10)と係合を開始する瞬間にある
(26Aの状態)。上送り足(39)が戻り動作9最も
高く上昇するとき、すなわちローラ(43)が図で最も
左へ回動するときL型レバー(26)は26Bの状態に
なり、ビン(10)はrlだけ上昇しビンはflOB)
の位置にある6次に縫製物が厚い場合段付ネジ(25)
に対し上送り上下軸(47)は第11図(a)の場合よ
りも相対的に近づいた笥11図fb)のようになる、こ
の図の場合においてもローラ(43)が43Cの状態か
ら43Aの状態まで回動する間は薄物(第11図(a)
)の場合と同じである。ローラ(43)がさらに左へ回
動し第11図(al  と同じ傾きのローラf43Bl
の状態になると、h2<h+であるためし型レバー(2
6)は第11図ia)のローラ(43B)の状態よりも
さらに反時計方向に進んだ位置まで回動しビン(10)
をriDr+]だけ持ち上げる。すなわちこの第11図
の場合上送り足(39)上昇高さは被縫製物厚さに依存
し、かつ厚さが大きいほど上昇量が大きくなる。第12
区は第11図の以上の点を改良したもので、上送り足(
39)が着地(または離陸)する瞬間のL型レバー(2
6)の状態26Aにおけるローラ(43)との係合面が
第11図のように鉛直方向と平行でなく、下に下がるほ
ど上送り上下軸(47)から離れるような傾きを持ち、
被縫製物の厚さによってビン(10)、および上送り足
(39)の上昇高さが変わらないような形状となってい
る。しかしながらこの第12図の形状のものにおいては
、被縫製物厚さの異る第12図fal と第12図(b
lの場合でコマ(43)がL型リンク(26)に接する
上軸の位相が同じでなく、同等の送りが実現出来ないと
いう問題を生じる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のミシンの上送り装置は以上のように構成されてい
るので、被縫製物の厚さによって上送り足(39)の上
昇量が変化し、また上送り足(39)の動作に不具合を
生じたりして、被縫製物の厚さによって被縫製物の送り
のモーションが変化し順調な送りができないなどの問題
点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、被縫製物の厚さによって上送り足の上昇量が
変化したり、上送り足の動作に不具合を生じたりするこ
とのないミシンの上送り装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るミシンの上送り装置は、布押え足を有す
る取付ブロックを取付けた中空状の押え棒と、押え棒の
中空部の軸方向に摺動自在に遊嵌し、下端に第一係合部
とアーム本体内の先端に第二係合部を設けた上下棒と、
上下棒の下端の第一係合部と結合する連結部と、上送り
足を装置した揺動体と、上記上下棒に常には下方に弾性
力を付与する弾性部材と、主軸に連動して揺動体に被縫
製物の送り方向に沿う往復動を付与する第一連動手段と
、主軸に連動して上下棒に設けた第二係合部と係合し、
上下棒に上下運動を付与する第二連動手段と、第二連動
手段を構成する上送り上下レバーと押え棒抱き上に回動
支持されたレバーとの間に直動案内されたスライダとを
備えたものである。
[作用] この発明におけるミシンの上送り装置は、主軸に連動し
て揺動体に被縫製物の送り方向に沿う往復動を付与する
第一連動手段と、主軸に連動して上下棒に設けた第二係
合部と係合して、上下棒に上下運動を付与する第二連動
手段と、第二連動手段を構成する上送り上下レバーと押
え棒抱き上に回動支持されたレバーとの間に直動案内さ
れたスライダとによって、上送り上下軸の運動をスライ
ダを介して間接的にL型レバーへと伝達する。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第6図によって説
明する。
第1図はミシンの上送り装置の側面断面図、第2図はミ
シンの上送り装置の要部断面図、第3図〜第5図はミシ
ンの上送り装置の要部詳細図、第6図はスライダとL型
レバーとの関係を示す状態図である。
図において、(3)はアーム本体(11に固定された針
棒メタル(21(4)によって摺動案内された針棒で、
その中央部には針棒抱き(5)がネジ(6)によってア
ーム本体fil に固定されている。(8)はアム本体
(1)に固定された押え棒メタル(7)によって摺動案
内された中空状の押え棒で、アーム本体(1)外部へW
fflしたその下端には布押え足(17)を固定する取
付ブロック(15)が、アーム本体+1+内部にあるそ
の上端部にはL型レバー(26)が段付ネジ(25)に
よって回動支持された押え棒抱き(16)が固定されて
いる。(9)は上記押え棒(8)の中空部を形成する内
円筒面で摺動案内された上下棒で、その下端部の上記押
工棒(8)の下部より露出した部分には第一係合部とな
るビン(12)によってコロ(11)が回転結合されて
おり、その上端部に形成された穴には第二係合部となる
ビン(10)が結合されている。このビン(10)は押
工棒(8)に穿けられた長穴を貫通しアーム本体(1)
内部で露出し、上記り型レバー(26)の水平方向の腕
と結合している。
(41)は上下棒(9)と、押工棒(8)の上部に固定
されたフタ(13)にネジ係合された調節ネジ(14)
との間に配設された弾性部材となるバネで、上下棒(9
)に常には下方に弾性力を付与している。(40)はア
ム本体(1)にネジ係合した調節ネジ(19)と押え棒
(8)との間に配設されたバネである。(18)はその
上端部のツマミ(23)を下方に押し下げてその下端部
の歯部(18al をF1節ネジ(14)の上端部のビ
ンに係合して回すことにより上記バネ(41)の長さを
変更し上下棒(9)を下方に付勢する力を調節する調節
棒で、調節ネジ(19)内に設けた鋼球との摩擦力にて
その高さ方向の位置が保持されている。
(38alは連結部となるローラガイド部で、上下棒(
9)の下端のコロ(11)と結合している。(38)は
揺動体となる上送り台で、主軸(63)に連動している
第3図〜第5図において、  (651は主軸(63)
に固定された偏心輪(64)の回転運動をビン(66)
を介してリンク(46)へ伝えるロッド、(47)はこ
のリンク(46)の運動な上送り上下レバー(48)へ
と伝える上送り上下軸で、軸受(図示せず)によってア
ーム本体(1)内に回転支持されている。(43)は上
送り上下レバー(48)の先端に段付ネジ(50)とナ
ツト(図示せず)で回転結合されたコマである。(34
)はアーム本体(1)に固定された取付台(35)にリ
ニアベアリング(52)を介して水平方向に直動可能に
取り付けられたスライダで、その2つの平行な鉛直面で
形成するガイド面で、上記コマ(43)と上記し型レバ
ー(26)の鉛直方向の腕先端部に回転結合されている
コマ(44)を摺動案内している。(56)は上軸(6
3)の回転に連動する上送り前後軸A (551の揺動
運動をその先端の二叉部に係合するコマ(59)を介し
て従動レバー(57)、さらに上送り前後軸B(28)
と、これと一体に固定された上送りレバーガイド(29
)に伝える駆動レバーで、上送り前後軸A(55)に固
定されている。(30)は上記上送りレバーガイド(2
9)で摺動案内されるとともにその上端部を上記押え棒
抱き(16)にビン(24)で回転支持された2つの連
結リンク(31)の他の一端とビン(32)にて回転結
合された上送り前後レバーで、その下端部はビン(37
)にて上送り台(38)の後端部と回転結合されている
上送り前後レバー(30)、従動レバー(57)、ネジ
(60)によって第一連動手段(68)構成する。この
第一連動手段(68)は、主軸に連動して上送り台(3
8)に布送り方向に沿う往復動を付与する。
L型レバーf261 、スライダ(34)、リンク(4
6)、上送り上下レバー(48)、ロンド(65)によ
って第二連動手段(69)を構成している。そして、こ
の第二運動手段(69)は、主軸(63)に連動して上
下棒(9)に設けたビンf101と係合し上下棒(9)
に上下運動を付与する。上送り台(38)はその前方下
部に上送り足(39)が結合されるとともにその前方上
部に形成されたローラガイド部(38a)にて上記上下
棒(9)下部に回転結合されたコロ(11)を挟持して
いる。
次に動作について説明する。図示しないモーターによっ
て主軸(63)が回転すると、主軸(63)の回転に連
動して上送り前後軸(55)が揺動運動する。
上送り前後軸(55)の揺動運動は駆動レバー(56)
、コマ(59)、従動レバー(57)、上送り前後軸B
 f28+、上送りレバーガイド(29)を介して上送
り前後レバー f30)へと伝えられ、さらにこの上送
り前後レバー (301の揺動運動はビン(37)を介
して上送り台(38)へと伝えられ上送り足(39)を
布送り方向に運動させる。さらに主軸(63)の回転は
偏心輪(64)、ロッド(651,ビン(66)を介し
てリンク(46)へと伝えられ、さらに上送り上下軸(
47)を介して上送り上下レバー(48)を揺動運動さ
せる。上送り上下レバー(48)の揺動運動はその先端
に回転結合されたコマ(43)とスライダ(34)との
係合によりスライダ(34)の水平運動へ、この水平運
動がまたL型レバー(26)の鉛直腕先端部に回転結合
されたコマ(44)とスライダ(34)との係合により
L型レバーの揺動運動へと変換され、さらにビン(10
)、上下棒(9)、コロ(11)を介して上送り台(3
8)へと伝えられ上送り足(39)を上下方向に運動さ
せる。この上送り足(39)の上下運動は上記布送り方
向の運動と同期しており、この2つの運動が合成して上
送り足(39)の布送り運動が発生する。また主軸(6
3)の回転は図示しないリンク機構によって釘棒抱き(
5)へと伝えられ、針棒(3) を上下動させる。主軸
(63)の回転に連動して生じる以上の動作に加え、こ
れらと協調した図示しない部分の動作により縫製作業が
実現される。バネ(40)とバネ(41)の作用につい
ては従来技術と同じであるため説明を省く。
第6図はL型レバー(26)のスライダ(34)内での
動作状態を示す区であり、第6図(alは被l製物が薄
物の場合を示し、第6図(blは被縫製物が厚物の場合
の状態を示している。
次に第6図よって被縫製物の厚さによってどのように作
用するかを説明する。被縫製物(厚さtとする)を針板
と布押えf17al との間に挿入により布押え(17
alがtだけ上昇すると、これと一体に固定されている
押え棒抱き(16)もtだけ上昇するため、押え棒抱き
(16)上に固定されているL型レバー(26)の支点
すなわち段付ネジ(251、及び押工棒抱き(16)に
連結リンク(31)を介して連結された上送り前後レバ
ー(30)もt上昇する。さらに、上送り足(39)の
着地面もtだけ上昇するため、上送り足+391@地時
のビン(10)の位置もt上昇する。
従って上送り足(391@地時のビン(10)の位置と
、段付ネジ(25)の相対位置関係は被縫製物の厚さに
よって変化せず、被縫製物の挿入によってその位置(高
さ)を変えない上送り上下軸(47)との位置関係のみ
が変化する。図中の符号末尾のアルファベットAは、上
送り足(39)が被縫製物に着地(または離陸)する瞬
間の状態、また図中の符号末尾のアルファベットBは、
上送り足(39)が被縫製物から最も離れている状態に
対応したものであることを示している。
第6図fal において、上送り足(39)が被縫製物
から離陸する瞬間は、上送り上下レバー(48)の先端
に回転結合されたコマ(43)は図中43Aの位置にあ
り、コマ(43)と係合するスライダ(34)は実線で
示す状態にあり、スライダ(34)と係合するL型レバ
ー(26)先端のコマ(44)は図中44Aの位置にく
るため、L型レバー(26)は実線で示す26Aの状態
にある。この状態においてL型レバー(26)とビン(
10)は接触開始の状態にあるf26A1. flOA
+。この状態から主軸(63)が回転し、上送り上下レ
バー(48)が図で最も左へ旋回したとき、その先端の
コマ(43)は43Bの位置まで移動し、それによって
スライダ(34)は−A鎖線で示す位置へ2コマ(44
)は44Bで示す位置へ、L型レバーC26)は26B
で示す状態へと移動する。その結果ビン(lO)は図の
IOAで示す位置からrl上にあるJOBで示す位置ま
で上昇し1、このr、に対応した上送り足(39)の上
昇量が得られる。一方、厚物縫製時の第6図fblにお
いては、第6図(alの場合に比べ、段付ネジ(25)
に対する上送り上下軸(4月の相対位置が低くなる(h
z<hi。
上送り足(39)が離陸する瞬間、及び最も上昇する瞬
間の上送り上下レバー(48)の姿勢は被縫製物の厚さ
によって変化しないため、第6図fblの場合において
もL型レバー(43Al (43B+、段付ネジ(25
)の水平方向の相対位置間係は第6図falの場合と同
様であり、コマ(43)が43A、43Bの位置にある
場合のスライダ(34)のアーム本体(1)内での位置
は、第6図falの薄物縫製時の場合と全く同じである
( fat (blいずれの場合もスライダの水平移動
量はX)。よってこのスライダ(34)で案内されるL
型レバー(26)上のコマ(44)の2位置44A、 
44Bの水平位置、さらにL型レバー(26)の2位置
26A、26Bの状態も第6図ial と全く同じとな
り、その結果としてビン(lO)の上昇量は第6図(a
lの場合と同じrlとなる。従って縫製物の厚さによっ
て上送り足(39)上昇量は変化を受けない。以上では
説明を簡潔でわかり易くするために、上送り足(39)
が離陸する状態と上送り足(39)が最も上昇した状態
の2つのみを比較したが、この機構においては上送り足
(39)のあらゆる状態において被縫製物の厚さは影響
しない。
なお、上記実施例ではスライダ(34)と上下棒(9)
間の運動伝達手段にL型形状をしたL型レバー(26)
を用いたものを示したが、L型以外の双腕レバーにして
もよい、また上記実施例でスライダ(34)はアーム本
体(1)上に直動可能に取り付けたが、押え棒抱き(1
6)上に取り付けても同様の効果を得ることができる。
さらにスライダ(34)の直動案内にリニアベアリング
を用いたものを示したが、スライダ(34)の一部を円
筒等の形状にしてメタル等にて直動案内してもよいのは
明らかである。また上記実施例では上送り上下レバー(
48)先端のコマ(43)と、L型レバー(26)先端
のコマ(44)をスライダ(34)に設けた同一の案内
面にて案内したものを示したが、各々別の案内面や案内
手段によって行ってもよいことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば主軸に連動して揺動体
に被縫製物の送り方向に沿う往復動を付与する第一連動
手段と、主軸に連動して上下棒に設けた第二係合部と係
合し、上下棒に上下運動を付与する第二連動手段と、第
二連動手段を構成する上送り上下レバーと押え棒抱き上
に回動支持されたレバーとの間に直動案内されたスライ
ダとによって、上送り上下軸の運動をスライダを介して
間接的にL型レバーへと伝達するので、被縫製物の厚さ
によって上送り足の上昇量が変化したり、上送り足の動
作に不具合を生じたりすることのない、良好な縫製作業
を行なうことができる信頼性の高いミシンの上送り装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の一実施例に係り。 第1図は上送り装置の側面断面図、第2図は上送り装置
の要部断面図、第3図〜第5図は上送り装置の要部詳細
図、第6図はスライダとL型レバーとの関係を示す状態
図、第7図〜第12図は従来のミシンの上送り装置に係
り、第7図は上送り装置の断面図、第8図は要部詳細図
6第9図はレバー部分の構成図、第1O図は上下棒部分
の詳細を示す斜視図、第11区、第12図はL型レバー
とローラとの関係を示す図である。 図において、(1)はアーム本体、(3)は針棒。 (5) は計棒抱き、(8)は押工棒、(9)は上下棒
。 (10)は第二係合部(ビン) 、  f12+は第一
係合部(ビン) 、 (171は布押二足、(17a)
は布押工。 (18)は調節棒、(26)はL型レバー、(30)は
前後レバー、  (341はスライダ、 f381は送
り台、 (4Glはリンク、  f48)は上送り上下
レバー、(63)は主軸、(65)はロッド、(67)
は連結リンク、(68)は第一連動手段、(69)は第
二連動手段である。 なお、 を示す。 図中、 同7行号は同一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 布押え足を有する取付ブロックを取付けた中空状の押え
    棒と、押え棒の中空部の軸方向に摺動自在に遊嵌し、下
    端に第一係合部とアーム本体内の先端に第二係合部を設
    けた上下棒と、上下棒の下端の第一係合部と結合する連
    結部と、上送り足を装着した揺動体と、上記上下棒に常
    には下方に弾性力を付与する弾性部材と、主軸に連動し
    て揺動体に被縫製物の送り方向に沿う往復動を付与する
    第一連動手段と、主軸に連動して上下棒に設けた第二係
    合部と係合し、上下棒に上下運動を付与する第二連動手
    段と、第二連動手段を構成する上送り上下レバーと押え
    棒抱き上に回動支持されたレバーとの間に直動案内され
    たスライダとを備えたことを特徴とするミシンの上送り
    装置。
JP6941490A 1990-03-19 1990-03-19 ミシンの上送り装置 Pending JPH03268786A (ja)

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