JP4599870B2 - ミシンの押さえ上げ装置 - Google Patents
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前記パルスモータは、制御部によって制御されると共に、該制御部に予め格納されている、前記縫製布の厚さに応じたパルス信号に基づく回転角を、前記第1カム、及び第2カムに与え、前記縫製が可能な状態は、前記外押さえが下降した状態において、前記制御部からの前記パルス信号に基づく前記パルスモータによる駆動により、前記間欠押さえ移動機構が、前記間欠押さえの上下動する中心位置を前記縫製布の厚さに応じて上下方向に変位させる状態を含むことを特徴とするものである。
前記針棒7に沿って間欠押さえ11が上下動可能に設けられている。間欠押さえ11は、間欠押さえ駆動機構12によって駆動されることにより、前記針棒7の上下動に同期して上下動するように構成されている。又、前記間欠押さえ11は、間欠押さえ移動機構13に駆動されて当該針棒7の上下動に同期した当該上下動の中心位置を上方向又は下方向へ変移可能に構成されている。更に、該間欠押さえ移動機構13は、間欠押さえ11を上限としての退避位置まで上昇させる機能を有するものである。
図11は、第一カム34が原点から330度回転する間における第一カム34と第一従動子33との位置関係を示し、図11(イ)は図10(イ)の時点に該当し、図11(ロ)は図10(ロ)の時点に該当し、図11(ハ)は図10(ハ)の時点に該当し、図11(ニ)は図10(ニ)の時点にそれぞれ該当するものである。
図13乃至図19はパルスモータMの駆動軸35の回転に伴って、間欠押さえ11の上方又は下方への変位、及び外押さえ14の動作を示す図である。
この時、第一カム34は図11(イ)に示す0度から図11(ロ)に示す110度までの間においてカム径が徐々に拡径するため、図2に示すように、間欠押さえ移動機構13の連結軸32は右方向(図中、矢示方向)へ徐々に移動することにより、同図2に示すように、操作腕31が時計方向へ回転して操作腕31の先端で支持片20を上方へ押し上げて、揺動片17の中心を上方へ変移させることにより、間欠押さえ11が上限の退避位置まで上昇する。この時点における間欠押さえ駆動機構12の形態は図13,図14に示す状態にある。同図14に示すように、揺動片17の揺動中心Bは上方へ変移している。次に、図12(イ),(ロ)に示すように、第二カム55は図12(イ)に示す0度から図12(ロ)に示す110度までの間においてカム径は一定のため、外押さえ移動機構15の連結軸53は移動しない。このため、図13に示すように、外押さえ14は上昇したままである。
次に、パルスモータMの駆動軸35が図10(ハ)から110度回転して、図10(ニ)の状態に移行した場合には、第一カム34は図11(ハ)に示す220度から図11(ニ)に示す330度までの間においてカム径が徐々に縮径するため、図17に示すように、間欠押さえ移動機構13の連結軸32は左方向(図中矢示方向)へ移動することにより、同図17に示すように、操作腕31が同図中、反時計方向へ回転して支持片20が下方へ下がり、揺動片17の揺動中心Bが下方へ変移すると、間欠押さえ11は圧縮バネ21(図1に示す)によって下方へ押し下げられる。一方、図12(ハ),(ニ)に示すように、第二カム55は図12(ハ)に示す220度から図12(ニ)に示す330度までの間においてカム径は一定のため、外押さえ移動機構15の連結軸は移動しない。このため、図16に示すように、外押さえ移動機構15の押圧部51は下降したままであって、従って、外押さえ14を下方へ押し下げたままである。
一方、図7において、前記外輪24の突設部25を長孔29の上端に取付けた場合には、外輪24の一定距離の往復動によって揺動部17は大きく揺動して、第二連結片19も大きなストロークで往復動する。その結果、揺動片17は大きく揺動することになって、間欠押さえ11は上下方向へ向けて大きな距離だけ上下動することができる。そして、前記外輪24の突設部25と前記長孔29との取付け位置を調整することにより、間欠押さえ11の上下動のストロークを任意に調整することができる。
尚、一つの外形カムの原点から180度までの区間を間欠押さえ移動機構13の制御に割当て、又、該外形カムの180度から360度までの区間を外押さえ移動機構15の制御に割当てるようにできる。つまり、一つの外形カムの原点から180度までの区間に、第一実施形態の第一カム34のカム面と同様のカム面を形成し、又、180度から360度までの区間に、第一実施形態の第二カム55のカム面と同様のカム面を形成することができる。このように構成した場合には、第一実施形態と比較して一つのカムで足りるため、より一層部品数の減少を図ることができる。
図21は第二実施形態を示す。この第二実施形態の特徴は、間欠押さえ11の上部と、ミシンフレーム6のような固定部材との間に引っ張りバネ71を設けることにより、間欠押さえ11を常時上方向へ付勢し、又、間欠押さえ移動機構13の操作腕31を支持片20に設けられている爪36に上側から当接するようにした点にある。
第一実施形態においては、図1に示すように、圧縮バネ21のバネ力に抗して、間欠押さえ移動機構13によって、間欠押さえ11を上方に変位させるものであるが、この第二実施形態においては、引っ張りバネ71のバネ力に抗して、間欠押さえ移動機構13によって、間欠押さえ11を下方に変位させるものである。
図24及び図25は第四実施形態を示す。この第四実施形態の特徴は、第一カム34又は第二カム55を溝カムで構成し、第一,又は第二従動子33,54が嵌合するように構成した点にある。図24は溝カムの正面図を示し、図25は図24のC−C線断面図である。ところで、第一実施形態のように、第一、第二カム34,55を外形カムで構成した場合には、第一,第二従動子33,54を該第一、第二カム34,55のカム面に常時当接させるように付勢するバネのような付勢手段が必要になる。しかし、前述のように、第一カム34,第二カム55を溝カムで構成した場合には、第一,第二従動子33,54が溝カムの溝34aに嵌合するものであるため、構成上、バネのような付勢手段が必要なく、部品数を減少させることができる。
又、図27は第五実施形態を示す。図27は図10と同様の図である。この第五実施形態においては、間欠押さえ11の動作と外押さえ14の動作との間に、両者が停止状態の重複部Rを設けた点にある。このように、間欠押さえ11と外押さえ14の両者が停止状態の重複部Rを設けたため、この重複部Rにおいて、パルスモータMの脱調の調整を行うことができる。
3 脚柱部
4 アーム部
11 間欠押さえ
12 間欠押さえ駆動機構
13 間欠押さえ移動機構
14 外押さえ
15 外押さえ移動機構
M パルスモータ
K 位相決定手段
Claims (4)
- ミシンモータにより針棒に同期して上下動可能に設けられ、縫製布の針貫通部の近傍を間欠的に押さえる間欠押さえと、
上下動可能に設けられて該間欠押さえの周囲において縫製布を押さえる外押さえと、
前記ミシンモータとは異なる同一のパルスモータにより駆動される第1カム、及び第2カムと、
該第1カムのカム面の変化に従い前記間欠押さえを前記上下動の範囲から上方の退避位置に退避可能に設けられた間欠押さえ移動機構と、
第2カムのカム面の変化に従い外押さえを上下動させる外押さえ移動機構を備え、
前記間欠押さえが退避位置にあり、且つ、前記外押さえが上方に位置する、布交換が可能な状態と、
前記間欠押さえが退避位置にあり、且つ、前記外押さえが下方に位置する、布送りが可能な状態と、
前記間欠押さえが退避位置より下方にあり、且つ、前記外押さえが下方に位置する、縫製が可能な状態とに切り換え可能であるミシンの押さえ上げ装置であって、
前記パルスモータは、制御部によって制御されると共に、該制御部に予め格納されている、前記縫製布の厚さに応じたパルス信号に基づく回転角を、前記第1カム、及び第2カムに与え、
前記縫製が可能な状態は、前記外押さえが下降した状態において、前記制御部からの前記パルス信号に基づく前記パルスモータによる駆動により、前記間欠押さえ移動機構が、前記間欠押さえの上下動する中心位置を前記縫製布の厚さに応じて上下方向に変位させる状態を含むことを特徴とするミシンの押さえ上げ装置。 - 前記パルスモータの駆動軸の回転位置を検出するためのエンコーダを備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの押さえ上げ装置。
- 前記エンコーダは、前記パルスモータの原点位置を検出可能であることを特徴とする請求項2に記載のミシンの押さえ上げ装置。
- 前記パルスモータは、ミシンのフレーム外に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のミシンの押さえ上げ装置。
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- 2004-03-31 JP JP2004102752A patent/JP4599870B2/ja not_active Expired - Fee Related
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