JPH03267823A - 自動車電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車電話システムの移動機に搭載された自
動車電話装置に利用する。特に、移動機側における受信
障害の改善策に関するものである。

〔概要〕

本発明は自動車電話装置において、 自移動機が使用する受信帯域が分割された複数の帯域を
通過させる高周波フィルタの一つを選択して使用するこ
とにより、 異なる系が共存する地域内でも受信相互変調およびその
他の受信障害が起こりにくいようにしたものである。

〔従来の技術〕

第４図は自動車電話装置の共用器のフィルタ特性を示す
図である。

従来、自動車電話装置は、アンテナで受信した高周波信
号の帯域制限を目的とした第４図に示されるような受信
通過帯域特性を有するフィルタ型アンテナ共用器（以下
、共用器という。）または受信フィルタのみを使用して
いたために、上記帯域内の高周波信号であればすべて共
用器、または受信フィルタを通過してそののちに続く第
一ミクサへすべて供給されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来例の自動車電話装置では、受信
周波数帯域と通過帯域とが一致する共用器、または受信
フィルタを使用したときには、セルラ方式の場合以下の
ような欠点があった。

第５図は自動車電話装置のセルラ方式の系割当を示す図
である。第６図は自動車電話装置の受信障害を説明する
図である。第６図（ａ）はゾーンサービスエリアを示し
、第６図ｂ）は移動機がサイ）ＳＢ１からサイ）ＳＡ＋
　に接近したときに受信相互変調が発生するのを示し、
また第６図（Ｃ）は二つの強電界の電界ＥＡＩＩ　ＥＡ
１２による受信相互変調周波数を示す図である。

まず、第５図に示すようにセルラ方式では自動車電話用
に割当られた周波数帯域の内でもさらに互いに独立した
二つの系Ａおよび系Ｂから構成されており、かりに移動
機が系Ｂの加入者で第６図（ａ）に示すような系Ａ、Ｂ
が共に存在する地域内を走行中の場合（第６図（ａ）で
は移動機は自動車で示す。）に、第６図ら）でサイ）Ｓ
Ｂ＋　からサイトＳＡ１側へ接近したときに（点Ｐより
サイトＳＡ１側に接近）、移動機の受信フィルタ特性は
系Ａ、Ｂ二つの系を共にカバー（サイ）ＳＡ、　、ＳＢ
の電波がすべて受信機に入る。）しているために、移動
機側では受信相互変調（以下、ＩＭという。）が起きる
。そのときの周波数関係が第６図（Ｃ）に示すような場
合（サイ）ＳＡ、の強電界の電界ＥＡ　Ｉ　Ｉ、ＥＡ１
２によるＩＭ波の周波数ｆＡｉ□と希望波の周波数ｆＢ
ｌとが一致する場合）には移動機にとって周波数ｆ　Ａ
ｊｍＨが見掛上の妨害波と見なされ、正常な通話品質の
維持が不可能となる欠点があった。

本発明は上記の欠点を解決するもので、受信相互変調お
よびその他の受信障害が起こりにくく、高品位な自動車
電話サービスを受けることができる自動車電話装置を提
供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、移動機に設けられ、アンテナに接続され自移
動機が使用する受信帯域の高周波を通過する受信フィル
タと、この受信フィルタに接続された第一ミクサとを備
えた自動車電話装置において、上記受信フィルタと上記
第一ミクサとの間に挿入され、上記使用する受信帯域が
分割された複数の帯域を通過させる高周波フィルタおよ
びこの高周波フィルタの一つを選択する手段を含む選択
フィルタ手段を備えたことを特徴とする。

また、本発明は、上記選択フィルタ手段と縦続に接続さ
れた受信用高周波増幅器を含むことができる。

〔作用〕

受信高周波部の受信フィルタと第一ミクサとの間に選択
フィルタ手段を設け、選択フィルタ手段の選択する手段
で受信帯域が分割された複数の帯域のうちの一つの帯域
を通過する高周波フィルタを選択し、受信相互変調波を
除き希望する高周波を入力する。

また、選択フィルタ手段と縦続して受信用高周波増幅器
を接続しその利得を上げることができる。

以上の動作により、同一地域内に二つ以上の系が存在す
るエリア内でも移動機にとってはあたかも希望する系、
または、希望する周波数のみが存在するエリアでサービ
スを受けているのと見なせるために、他系の強電界エリ
アでも受信相互変調波が発生しにくく、またその他の受
信障害も起こりにくい。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明一実施例自動車電話装置のブロック構成図で
ある。第１図において、自動車電話装置は、移動機に設
けられた受信高周波部を備え、受信高周波部は、アンテ
ナ１に接続され自移動機が使用する受信帯域の高周波を
通過する受信フィルタとしての共用器２と、この共用器
２に接続された第一ミクサ７と、第一ミクサ７に接続さ
れた第一ローカルオシレータ８とを含む。

ここで本発明の特徴とするところは、上記受信高周波部
は共用器２と第一ミクサ７との間に挿入され、上記使用
する受信帯域が分割された複数の帯域を通過させる高周
波フィルタとして高周波フィルタ５．６および高周波フ
ィルタ５．６のうちの一つを選択する手段として選択切
替スイッチ３．４を含む選択フィルタ手段を含むことに
ある。

このような構成の自動車電話装置の動作について説明す
る。第３図は本発明の自動車電話装置の高周波数フィル
タの特性を示す図である。

第１図において、選択切替スイッチ３．４は、制御信号
９に基づき希望周波数に応じて必要な高周波フィルタの
選択切替を行う。すなわち、系Ａを使用する場合には選
択切替スイッチ３．４は高周波フィルタ５側を選択、逆
に系Ｂを使用する場合には高周波フィルタ６側が選択さ
れる。

したがって、異なる系が共存する地域内でも、高周波フ
ィルタ５．６の切替選択により、移動機側からは見掛上
単一系によるゾーン構成と見なせるために、受信相互変
調およびその他の受信障害が起こりにくい。

第２図は本発明の他の実施例自動車電話装置のブロック
構成図である。第２図において、１０は共用器２と第一
ミクサ７との間に挿入された受信用高周波増幅器を示し
、受信用高周波増幅器１０が選択フィルタ手段２０の後
段に設けられている場合を示す。この場合に高周波フィ
ルタを挿入することにより、１Ｍ波を除きかつ受信用高
周波増幅器１０の利得を大きくすることができる。また
本実施例では高周波フィルタ５．６を受信用高周波増幅
器１０の後段に設けたが、前段に設けてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、受信相互変調およびそ
の他の受信障害が起こりにくく、高品位な自動車電話サ
ービスを受けることができる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例自動車電話装置の受信高周波部
のブロック構成図。 第２図は本発明性の実施例自動車電話装置の受信高周波
部のブロック構成図。 第３図は本発明の自動車電話装置の高周波フィルタ特性
を示す図。 第４図は自動車電話装置の共用器のフィルタ特性を示す
図。 第５図は自動車電話装置のセルラ方式の系割当を示す図
。 第６図は自動車電話装置の受信障害を説明する図。 １・・・アンテナ、２・・・共用器（フィルタ型アンテ
ナ共用器）、３．４・・・選択切替スイッチ、５・・・
系Ａの高周波フィルタ、６・・・Ｂ系の高周波フィルタ
、７・・・第一ミクサ、８・・・第一ローカルオシレー
タ、９・・・制御信号、１０・・・受信用高周波増幅器
、２０・・・選択フィルタ手段、ＳＡ、　、ＳＢ、〜Ｓ
Ｂｓ・・・サイト、ＺＡ、　、ＺＢ２〜ＺＢ３−・・ゾ
ーン、ＥＡＩＩ　　、ＥＡＩ２、ＥＢｌ・・・電界、ｆ
ＡＩｌ　、ｆＡＩ２　、ｆＢ＋、・・周波数、ｆ　Ａｉ
ｍＬｓ　　ｆ　Ａｔ□・・・受信相互変調波の周波数。 実艶例　高用液フィルタの特・注 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、移動機に設けられ、アンテナに接続され自移動機が
   使用する受信帯域の高周波を通過する受信フィルタと、
   この受信フィルタに接続された第一ミクサとを備えた 自動車電話装置において、 上記受信フィルタと上記第一ミクサとの間に挿入され、
   上記使用する受信帯域が分割された複数の帯域を通過さ
   せる高周波フィルタおよびこの高周波フィルタの一つを
   選択する手段を含む選択フィルタ手段を備えたことを特
   徴とする自動車電話装置。 ２、上記選択フィルタ手段と縦続に接続された受信用高
   周波増幅器を含む請求項１記載の自動車電話装置。