JPH03266528A - 自動選局受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 特定周波数で送信される路側交通情報や緊急情報を受信
するラジオ受信機に関し、 いずれの受信状態にあっても上記情報の受信区域に入る
と自動的に上記情報に切換え受信できることを目的とし
、 路側交通情報や救命緊急情報等の特定周波数キャリアを
検出するキャリア検出回路と、キャリア検出信号により
、装置がいかなる状態にあっても特定周波数キャリアの
情報を受信できるように切換えられる受信回路とを設け
た構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、特定周波数で送信される路側交通情報や緊急
情報を受信するラジオ受信機に関する。

首部高速道路をはじめとする各高速道路では、路側に送
信アンテナを設置して微弱電波を送信して運転者に交通
情報を提供するシステムを実施している。この場合、運
転者にとってはラジオ受信機がどのような受信状態にあ
っても交通情報受信区域に入ればその交通情報を受信で
き、交通情報を正確に知った上で運転できることが望ま
しい。

〔従来の技術〕

上記のような路側交通情報システムは、所定間隔をおい
て路側に送信アンテナを設置し、例えばＡＭ波１８２０
Ｋ　Ｈｚの周波数の微弱電波を送信している。運転者が
この交通情報の周波数にプリセットしていれば、交通情
報受信区域に入ると交通情報が受信できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

然るに、従来の受信機において交通情報のための周波数
（ＡＭ波の１６２０Ｋ　Ｈｚ　＞にプリセットして運転
している人は殆どなく、又、カーステレオ等を使用して
いる場合はわざわざスイッチを切って交通情報周波数に
セットし直すことは面倒なために殆ど行なわれず、従っ
て、重要な交通情報を聴き逃すという問題点があった。

本発明は、いずれの受信状態にあっても情報受信区域に
入ると自動的にその情報に切換え受信できる自動選局受
信装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原Ｉｌ１図を示す。同図中、２０はキ
ャリア検出回路で、路側交通情報や救命緊急情報等の特
定周波数キャリアを検出する。２１は受信回路で、キャ
リア検出回路２０からの検出信号により、装置がいかな
る状態にあっても特定周波数キャリアの情報を受信でき
るように切換えられる。

〔作用〕

例えば路側交通情報受信区域に自動車が移動すると、キ
ャリア検出回路２０によって交通情報周波数キャリアが
検出され、これにより、それまで受信していたラジオ放
送局チャンネル又はカーステレオから自動的に交通情報
を受信できるように切換えられる。従って、わざわざ交
通情報周波数にプリセットしておく必要はなく、又、受
信中のチャンネル又はカーステレオかられざわざ交通情
報周波数にセットし直す必要もなく、交通情報を聴き逃
すことはない。

〔実施例〕

第２図は本発明装置の一実施例のブロック図を示す。同
図中、１はアンテナ、２は受信部で、受信部２は大略Ａ
Ｍ、ＦＭチューナ２ａ、シンセサイザ２ｂにて構成され
ている。３はＡＦアンプで、４はカーステレオ、５はＡ
Ｍアンプ３の出力とカーステレオ４の出力とを切換える
スイッチ、６はスピーカである。７は操作パネルで、復
帰ボタンＳ＋、自動選局オン／オフボタンＳ２．選局ボ
タン（図示せず）等が設けられている。、８は制御部で
、ボタンＳ１その他からの制御信号によって第３図に示
すフローチャートに従って制御動作を行なう。９はキャ
リア検出回路で、交通情報周波数（ＡＭ波の１６２０Ｋ
　Ｈ２’）に同調する同調部９ａ。

アンプ９ｂ、リミッタ９ｃ、コンパレータ９ｄにて構成
されており、交通情報周波数のキャリアを検出する。１
０は無変調検出回路で、ＡＭ、ＦＭチューナ２の出力に
ある無変調期間を検出する。

１１はアラーム回路で、交通情報の自動選局モードでな
い場合に情報有を知らせる。

次に、本発明の動作について、第３図に示すフローチャ
ート、第４図に示すタイミングチャートと併せて説明す
る。

先ず、自動選局オン／オフボタンＳ２をオンし、交通情
報受信区域に入ると自動的に交通情報を受信できるモー
ドにセットしておく。ここで、電源をオンにするとイニ
シャルリセットが行なわれ（第３図中ステップ５０）、
電源オフ以前にセットされていたラジオ放送局チャンネ
ルが選局される（ステップ５１）。ラジオ放送局チャン
ネルを変更する場合は操作パネル７の選局ボタン（図示
せず）にて行なう。

このように、ラジオ放送局チャンネルを受信中に自動車
が交通情報受信区域に移動してくると、キャリア検出回
路９の同調部９ａが１６２０Ｋ　Ｈｚに同調されている
ため、キャリアレベルがコンパレータ９ｄに設定されて
いる閾値以上になると制御部８に割込みがかけられる（
ステップ５２）。つまり、第４図（Ａ＞に示すような電
界の強い区間が検出される。制御部８は割込みをかけら
れると現在受信中のラジオ放送局チャンネルの周波数デ
ータをメモリに退避させ、交通情報の受信ルーチンを呼
出してそれを実行し、その交通情報周波数データをシン
セサイザ２ｂに送ると共に、ＦＭを使用している場合は
ＡＭ、ＦＭチューナ２にモード切換信号を送る（ステッ
プ５３）。カーステレオ４を使用している場合はスイッ
チ５にラジオ切換信号を送る。これにより、交通情報が
自動選局受信される。

ここで、受信した交通情報が運転者にとって必要な情報
でなく、直ぐに元のラジオ放送局チャンネルを受信した
い場合、復帰ボタンＳ１をオン操作する。制御部８はこ
れを検出して（ステップ５４）交通情報受信ルーチンを
終了させると共に、メモリに退避させておいた元のチャ
ンネルの周波数データを呼戻してシンセサイザ２ｂに元
の周波数データを送り、これにより元の周波数に戻る（
ステップ５５）。カーステレオ４を使用していた場合は
スイッチ５にカーステレオ切換信号を送る。

一方、受信した交通情報が運転者にとって必要な情報で
これを聴き終ったとする。交通情報のメツセージはある
周期を以て同一内容のものが繰返され、第４図（Ｂ）に
示すようにメツセージとメツセージとの間にはある時間
の無変調期間ｔが存在する。ここで、無変調検出回路１
０で無変調が検出され、制御部８においてこの無変調期
間が２回検出される（ステップ５６）と、上記のように
元のチャンネルの周波数データを呼戻して元の周波数に
戻る（ステップ５５）。この場合、「２回」としたのは
、２回確認すれば運転者にとってはメツセージを少なく
とも１回は完全に聴いたことになるからである。この場
合のタイミングチャートは第４図（Ｃ）に示す如くであ
る。なお、制御部８は、交通情報受信モードでない場合
は無変調検出回路１０からのステータスを受付けない構
成とされている。

前述のように復帰ボタンＳ１をオン操作して元の周波数
に戻ったとしても、自動車がまだ交通情報受信区域にあ
ればキャリアを検出してステップ５２の動作に戻ってし
まうので、これを防止するために、同一受信区域におい
て交通情報受信が１回でキャリア検出が終了した後、所
定時間内にキャリア検出ステータスが出力されない限り
交通情報周波数に切換わらないようにするという処理が
行なわれる。即ち、前述の復帰ボタンＳ１のオン操作が
交通情報受信区域（キャリア検出期間）内に行なわれた
ものであるか否かを判断しくステップ５７）、交通情報
受信区域内で行なわれたものであれば、キャリア断後に
所定時間後に次の交通情報受信区域で再びキャリア検出
された場合のみ（ステップ５８）交通情報周波数に変更
する（ステップ５３）。復帰ボタンＳ１のオン操作が交
通情報受信区域内で行なわれたものでなければ、ステッ
プ５２に戻る。但し、最初の交通情報受信区域で復帰ボ
タンをオフ操作すれば、再度交通情報メツセージの受信
が可能となるように構成しである。

なお、自動選局オン／オフボタンＳ２がオフとされてい
た場合、キャリア検出回路９にてキャリア検出が行なわ
れると制御部８はステップ５３からの処理を行なうよう
に構成されている。

又、本発明は路側交通情報の自動選局受信の場合のみに
限定されるものではなく、例えば、アマチュア無線機等
の受信部に応用して救命緊急無線周波数の受信区域にあ
るときにこれが受信された時に自動的に受信し、緊急の
場合の迅速な救助を行なうシステムに適用できる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば、特定周波数キャリ
ア検出によって自動的に路側交通情報や救命緊急情報を
受信可能なように切換えられるため、わざわざ特定周波
数受信のためのプリセットを行なう必要はなく、又、受
信中のチャンネル又はカーステレオから特定周波数にセ
ットし直す必要もなく、操作が極めて簡便である。更に
、重要な情報を聴き逃すこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の一実施例のブロック図、第３図は本発
明の動作フローチャート、第４図は本発明の動作タイミ
ングチャートである。 Ｓｌは復帰ボタン を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 路側交通情報や救命緊急情報等の特定周波数キャリアを
   検出するキャリア検出回路（２０）と、該キャリア検出
   回路（２０）からの検出信号により、装置がいかなる状
   態にあっても上記特定周波数キャリアの情報を受信でき
   るように切換えられる受信回路（２１）とを設けてなる
   ことを特徴とする自動選局受信装置。