JPH032659Y2 - - Google Patents

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JPH032659Y2
JPH032659Y2 JP1984066159U JP6615984U JPH032659Y2 JP H032659 Y2 JPH032659 Y2 JP H032659Y2 JP 1984066159 U JP1984066159 U JP 1984066159U JP 6615984 U JP6615984 U JP 6615984U JP H032659 Y2 JPH032659 Y2 JP H032659Y2
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tank
plate
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water
partition plate
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JP1984066159U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として換気の良くない場所で運
転される内燃機関の排気を清浄化する内燃機関排
気洗浄装置に関するものである。
〔従来の技術〕
トンネル工事、地下工事などの換気の良くない
場所で、内燃機関を搭載した建設機械やトラツク
などを使用すると排気により空気が汚染されて、
作業環境上等から好ましくない。このため種々の
排気浄化装置が開発され、例えば、耐熱性のフイ
ルタによるものがあるが、この浄化装置は耐熱性
のフイルタを使用するため高価である欠点があ
る。
また、第2図に示す如く、排気の入口1、およ
び出口2を設けたタンク3内に複数の仕切板4,
5を上下から交互に設け、内部に水を収容した構
造をなし、入口1から送り込まれる排気が仕切板
4,5により形成される屈曲した通路を通つて出
口2から排出される間に、排気が水と接触し、そ
の接触により排気中の黒煙粒子、硫酸ミスト、悪
臭物質などの有害物質が排気から除去される排気
洗浄装置が使用されている。この洗浄装置は安価
ではあるが、排気が水中を大きな気泡6となつて
送られるので、排気水との接触効率が低く、した
がつて、有害物質の除去性能も低い。また大きな
気泡が浮上する勢いは激しいので、洗浄用の水が
出口2から排気とともに飛沫7となつて飛散す
る。飛沫は、排気中の黒鉛粒子等によつて汚染さ
れているので、トンネルの壁面や内部に置かれて
いる機材を汚染する。
〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、上述の如き、排気と水との接触効率
が低く、有害物質の除去性能が低いという問題
点、および洗浄用の水が飛沫となつて飛散して周
囲を汚染するという問題点を解決しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、水を収容したタンクの内部をタンク
天板側から下向きに延出する第1の仕切板とタン
ク底板側から上向きに延出する第2の仕切板とに
より交互に仕切るとともに、タンクの入口から送
り込まれた内燃機関排気が各仕切板により形成さ
れる屈曲した通路を通つてタンクの出口側に送ら
れるようにした内燃機関排気洗浄装置において、
タンク天板側から下向きに延出する第1の仕切板
をタンクの入口と出口との間に複数設け、これら
第1の仕切板の間に第2の仕切板を設けるととも
に、第1と第2の仕切板の間並びにタンク出口側
に位置するタンク側壁とこの側壁に隣接する第1
の仕切板との間に、それぞれ多数の孔を持つ多孔
板をタンク内に収容された水に水没した状態に架
け渡し、さらに、タンク内部の出口の部分に、出
口に向かう屈曲した排気通路を形成する飛沫分離
板を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成において、入口から洗浄装置内に送り
込まれた排気は、水中でまず大きな気泡となる
が、多孔板の小さな孔を通過する際に気泡が微細
化される。したがつて、排気と水との接触効率が
大となり、排気中の有害物を除去する性能が高く
なる。また、微細化された気泡なので、出口側に
おいて浮上する際の勢いは弱く、水が排気ととも
に飛沫となつて飛散することが少ない。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す。タンク3の
内部をタンク天板3a側から下向きに延出する第
1の仕切板4と、タンク底板3b側から上向きに
延出する第2の仕切板5とで交互に仕切り、入口
1、出口2を有する点は従来と共通である。すな
わち、タンク天板側から下向きに延出する第1の
仕切板4は、タンク3の入口1と出口2との間に
複数設けられ、これら第1の仕切板4,4の間に
第2の仕切板5が設けられていてタンク3の内部
が前記仕切板5によつて交互に仕切られている点
は従来と共通である。但し、この実施例では、入
口1が立下げ管1aによつて水中に開口する点は
異なる。
本考案においては、前記第1と第2の仕切板
4,5の間並びにタンク出口側に位置するタンク
3の側壁とこの側壁に隣接する第1の仕切板4と
の間に、それぞれ多数の孔を持つ多孔板10がタ
ンク内に収容された水に水没した状態に架け渡さ
れており、洗浄装置内に送り込まれた排気が水中
への放出と浮上とを繰り返す度にその気泡が微細
化されるように配慮されている。また出口2の部
分には、出口2に向かう屈曲した排気通路を形成
する飛散分離板11,12を設けている。
上記の如く構成された洗浄装置において、内燃
機関の排気は矢印イの如く送り込まれ、入口1の
立ち下げ管1aから水中に放出されて、大きな気
泡6となり、浮上して多孔板10の孔を通る際に
微細化され、上部空間を矢印ロの如く流れて再び
水中に押し込まれるが、その際にも多孔板10の
存在により大きな気泡は発生せず、さらに、出口
2側の多孔板10を通過し、矢印ハ,ニの如く飛
沫分離板11,12により案内されて出口2から
矢印ホの如く排出される。
上記の排気の流れにおいて、排気は小さな気泡
となつて水中を送られるので、排気と水との接触
効率が高く、有害物が効率よく水に吸収される。
また、気泡が小さいのでその浮上する勢いも弱
く、かつ、出口2側で水中から出る際に多孔板1
0が浮上する勢いを止めるので、飛沫の飛散は少
ない。さらに、飛沫分離板11,12により出口
2への飛沫の進入が妨げられるので、飛沫が外部
に飛散することが防止される。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
(a) 入口から洗浄装置内に送り込まれた排気は、
水中でまず大きな気泡となるが、本考案では、
第1および第2の仕切板により交互に仕切られ
た通路にそれぞれ多孔板が水中に水没した状態
に配設されているので、洗浄装置内に送り込ま
れた排気は、その排気の流れにおいて、水中に
押し込まれるのと浮上するのとを交互に繰り返
し、多孔板の孔を通過する度に微細化されて水
中を送られる結果、排気と水との接触効率が高
くなり、排気中の有害物を効率良く水に吸収し
得て、有害物を除去する性能が高くなる。
(b) また、本考案では、洗浄装置内に送り込まれ
た排気は、その排気の流れにおいて、多孔板を
通過して気泡が微細化されるために、その浮上
する勢いが弱く、また、タンク出口側に位置す
るタンク側壁とこの側壁に隣接する第1の仕切
板との間に配設された多孔板によつて、出口側
で水中から出る排気の浮上する勢いが止められ
るので、飛沫の拡散が少なくなるといつた長所
もある。しかも、本考案では、タンク内部の出
口の部分に、出口に向かう屈曲した排気通路を
形成する飛沫分離板を設けてあるため、出口へ
の飛沫の進入が妨げられ、飛沫の外部への飛散
を確実に防止できるといつた効果もある。
なお、構造が簡単であるため、従来の耐熱性フ
イルタ方式の浄化装置と比べて安価に製作でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す内燃機関排気
洗浄装置の断面図、第2図は従来の同洗浄装置の
断面図である。 3……タンク、3a……タンク天板、3b……
タンク底板、4……第1の仕切板、5……第2の
仕切板、10……多孔板、11,12……飛沫分
離板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水を収容したタンクの内部をタンク天板側から
    下向きに延出する第1の仕切板とタンク底板側か
    ら上向きに延出する第2の仕切板とにより交互に
    仕切るとともに、タンクの入口から送り込まれた
    内燃機関排気が各仕切板により形成される屈曲し
    た通路を通つてタンクの出口側に送られるように
    した内燃機関排気洗浄装置において、タンク天板
    側から下向きに延出する第1の仕切板をタンクの
    入口と出口との間に複数設け、これら第1の仕切
    板の間に第2の仕切板を設けるとともに、第1と
    第2の仕切板の間並びにタンク出口側に位置する
    タンク側壁とこの側壁に隣接する第1の仕切板と
    の間に、それぞれ多数の孔を持つ多孔板をタンク
    内に収容された水に水没した状態に架け渡し、さ
    らに、タンク内部の出口の部分に、出口に向かう
    屈曲した排気通路を形成する飛沫分離板を設けた
    ことを特徴とする内燃機関排気洗浄装置。
JP6615984U 1984-05-07 1984-05-07 内燃機関排気洗浄装置 Granted JPS60178321U (ja)

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JP6615984U JPS60178321U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 内燃機関排気洗浄装置

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JPS60178321U JPS60178321U (ja) 1985-11-27
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KR100442446B1 (ko) * 2001-07-12 2004-07-30 홍인택 배기가스 정화장치 및 그 방법
JP5582122B2 (ja) * 2011-09-28 2014-09-03 株式会社豊田中央研究所 内燃機関の排気浄化装置及び方法

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JPS4720971U (ja) * 1971-04-05 1972-11-09

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