JPH043617Y2 - - Google Patents

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JPH043617Y2
JPH043617Y2 JP1985156080U JP15608085U JPH043617Y2 JP H043617 Y2 JPH043617 Y2 JP H043617Y2 JP 1985156080 U JP1985156080 U JP 1985156080U JP 15608085 U JP15608085 U JP 15608085U JP H043617 Y2 JPH043617 Y2 JP H043617Y2
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dust
collection chamber
dust collection
eliminator
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオイルミスト及び溶接ヒユーム等を含
む含塵ガスからこれらを効率良く除去することが
できる湿式集塵室と乾式集塵室とが同一ケーシン
グに組み込まれたヒユーム用集塵機に関するもの
である。
(従来の技術) 従来のヒユーム用集塵機としては、小型の電気
集塵機や小型のバグフイルタが使用されている
が、溶接母材にプレス油、防錆油などの油が付着
している場合には溶接ヒユーム等のほかに油が溶
接熱により分解したオイルミストが発生するた
め、電気集塵機の場合には電極にオイルが付着し
て効率が低下し、またバグフイルタの場合には濾
布が目詰りし易いうえ溶接火花によりフイルタが
焼損する危険性がある等の問題があつた。そこ
で、特開昭54ー94174号公報に見られるように、
邪魔板状のエリミネータを備えた湿式集塵機に乾
式集塵機を接続し集塵装置が提案されているが、
このようなものは湿式集塵専用に設計された湿式
集塵機と乾式集塵専用に設計された乾式集塵機が
それぞれ各別のケーシングに組み込まれているも
のであつて、装置全体が大型化するうえに高価と
なるものであつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは上記のよう
な従来の問題点を解決して、オイルミストと溶接
ヒユーム等とを含有する含塵ガスからこれらの物
質を効率良くしかも安全に捕集して除去すること
ができるコンパクトで安価なヒユーム用集塵機を
目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案
は、底部を液溜部としたケーシングの内部を縦隔
壁により含塵ガス入口側の湿式集塵室と清浄空気
出口側の乾式集塵室とに区画して該縦隔壁の下端
に前記液溜部の液面下に下端の垂下部が浸漬され
る邪魔板状のエリミネータを続かせ、また、前記
湿式集塵室には含塵ガス入口とエリミネータ間に
おいて複数の棒状体を平行に近接配置して棒状体
の相互間の間隙をベンチユリーとするとともにそ
の上方にスプレーノズルを配置したベンチユリー
スクラバを設けて湿式集塵室において一次処理さ
れた含塵ガスがエリミネータを通じてのみ乾式集
塵室に導入されるようにし、また、前記乾式集塵
室には折畳まれた濾過面を持つ耐水濾材よりなる
フイルタを配設したことを特徴とする湿式集塵機
と乾式集塵機とが同一ケーシングに組み込まれた
のヒユーム用集塵機である。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
する。
1は底部を液溜部2としたケーシングであり、
該液溜部2には泡出ちの少ない界面活性剤を混入
した水が所定の液面高さまで注水弁3から供給さ
れている。このケーシング1の内部は下端にエリ
ミネータ4を続かせた縦隔壁5によつて含塵ガス
入口6側の湿式集塵室7と清浄空気出口側のの乾
式集塵室8とに区画されている。エリミネータ4
は図示のように屈曲した流路を形成する断面ジグ
ザグ状の邪魔板を平行に配置したものであり、紙
面の前後方向にわずかな傾斜を持たせてあるの
で、分離されたオイル分は溝部を流下して液溜部
2中に落下することとなり、また、エリミネータ
4の最下部は垂下部9とされて液溜部2の液面下
に浸漬されており、湿式集塵室7において一次処
理された含塵ガスがエリミネータ4の下側から抜
けることなくエリミネータ4を通じてのみ乾式集
塵室8に導入されるように構成されている。
湿式集塵室7には含塵ガス入口6とエリミネー
タ4間において断面が円形、楕円形もしくは多角
形の複数の棒状体10を平行に近接配置して棒状
体10の相互間の間隙をベンチユリーとするとと
もに、その上方にスプレーノズル11を配置した
ベンチユリースクラバ12が設けられ、スプレー
ノズル11には循環ポンプ13によつて汲上げら
れた液溜部2中の水が供給され、棒状体10に向
つて噴射される。かかる棒状体10からなるベン
チユリースクラバ12は高効率でオイルミストを
除去できるので小型化が可能となるうえに、棒状
体10の種類や間隙を変えることによりその特性
を自由に変えられる利点を持つ。
一方、乾式集塵室8には折畳まれた濾過面を持
つカートリツジ式のフイルタ14が仕切板15か
ら垂下させて設けられている。このフイルタ14
は合成繊維性の濾材や、セルロール質を樹脂処理
したうえシリコン系の撥水剤を塗布したもののよ
うな耐水濾材からなるものとし、また、フイルタ
14は断面が菊花状となるように折曲して表面積
を増加させたものが適当であるが、折畳みの形状
はこれに限定されるものではない。なお、16は
仕切板15の上面に各フイルタ14に対向させて
取付けた逆洗用のベンチユリー、17は各ベンチ
ユリー16に逆洗用の空気を吹込むためのノズル
管、18は清浄空気吸引用のフアン、19は清浄
空気出口、20はドレン弁である。
(作用) このように構成されたものは、含塵ガス入口6
から溶接ヒユームとオイルミストとを含む含塵ガ
スをケーシング1の内部に送り込めば、含塵ガス
はケーシング1の一側に縦隔壁5をもつて区画さ
れている湿式集塵室7に送られてこれに設けられ
たベンチユリースクラバ12の平行に近接配置さ
れた複数の棒状体10の間隙を50〜100m/秒の
高速度で通過する際にその上方のスプレーノズル
11から噴射される水と接触し、含塵ガス中の溶
接ヒユームと比較して粒径の大きいオイルミスト
が補集され、ケーシング1の下部の液溜部2に落
下し、含塵ガス中に溶接火花が含まれている場合
にもこのベンチユリースクラバ12における水と
の接触により消火されるので、集塵機の内部で火
災が発生するおそれはない。このようにして大部
分のオイルミストが除かれた一次処理後の含塵ガ
スは次に縦隔壁5の下部の邪魔板状のエリミネー
タ4を通過するが、残存するオイルミストは慣性
力によつて邪魔板に衝突して補集されるので、ほ
ぼ完全にオイルミストが除かれ、エリミネータ4
の下端の垂下部9が液溜部2の液面下に浸漬され
ていることにより含塵ガスはエリミネータ4の下
側から抜けることなく全て隣の乾式集塵室8に侵
入する。そして、含塵ガス中の溶接ヒユームは乾
式集塵室8の内部に設けられた折畳まれた濾過面
を持つ耐水濾材からなるカートリツジ式のフイル
タ14によつて能率良く補集され、清浄空気とな
つて清浄空気出口19から排出されるもので、フ
イルタ14により濾過される含塵ガスはオイルミ
ストをほとんど含まないのでフイルタエレメント
がオイルミストによつて目詰りすることがないう
えに耐水濾材からなることにより湿式集塵直後で
あつても集塵効果が落ちることがなく、効率良く
溶接ヒユームを補集して除去することができる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、1
個のケーシング内部を含塵ガス入口側の湿式集塵
室と清浄空気出口側の乾式集塵室とに区画してい
る縦隔壁の下端に、該ケーシング底部の液溜部の
液面下に下端の垂下部が浸漬される邪魔板状のエ
リミネータを続かせて湿式集塵室において一次処
理された含塵ガスがこのエリミネータのみを通じ
て乾式集塵室側に導入されるようにし、前記湿式
集塵室内は含塵ガス入口とエリミネータ間におい
て平行に近接配置された複数の棒状体よりなるベ
ンチユリーと、その上方に配置したスプレーノズ
ルとよりなるコンパクトで効率のよいベンチユリ
ースクラバ式の湿式集塵機とする一方、これに続
く乾式集塵室内はこれに配設されている折畳まれ
た濾過面を持つ耐水濾材よりなるフイルタを用い
た乾式集塵機として一連の両集塵機でオイルミス
トと溶接ヒユーム等とを含有する含塵ガスからこ
れらの物質を効率良くしかも安全に補集すること
ができたものであつて、ケーシングを1個とする
とともにこれに組み込んだ湿式集塵機と乾式集塵
機とを簡易構造で高効率の設計としたから、全体
を小型化できるうえに安価に提供できる利点と相
俟ち、従来のこの種のヒユーム用集塵機の問題点
を一掃したものとしてその実用的価値は極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す断面図である。 1……ケーシング、2……液溜部、4……エリ
ミネータ、5……隔壁、6……含塵ガス入口、7
……湿式集塵室、8……乾式集塵室、9……垂下
部、10……棒状体、11……スプレーノズル、
12……ベンチユリースクラバ、14……フイル
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部を液溜部2としたケーシング1の内部を縦
    隔壁5により含塵ガス入口6側の湿式集塵室7と
    清浄空気出口19側の乾式集塵室8とに区画して
    該縦隔壁5の下端に前記液溜部2の液面下に下端
    の垂下部9が浸漬される邪魔板状のエリミネータ
    4を続かせ、また、前記湿式集塵室7には含塵ガ
    ス入口6とエリミネータ4間において複数の棒状
    体10を平行に近接配置して棒状体10の相互間
    の間隙をベンチユリーとするとともにその上方に
    スプレーノズル11を配置したベンチユリースク
    ラバ12を設けて湿式集塵室7において一次処理
    された含塵ガスがエリミネータ4を通じてのみ乾
    式集塵室8に導入されるようにし、また、前記乾
    式集塵室8には折畳まれた濾過面を持つ耐水濾材
    よりなるフイルタ14を配設したことを特徴とす
    る湿式集塵機と乾式集塵機とが同一ケーシングに
    組み込まれたヒユーム用集塵機。
JP1985156080U 1985-10-12 1985-10-12 Expired JPH043617Y2 (ja)

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JPS6262824U JPS6262824U (ja) 1987-04-18
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