JPH0326501Y2 - - Google Patents

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JPH0326501Y2
JPH0326501Y2 JP1985132738U JP13273885U JPH0326501Y2 JP H0326501 Y2 JPH0326501 Y2 JP H0326501Y2 JP 1985132738 U JP1985132738 U JP 1985132738U JP 13273885 U JP13273885 U JP 13273885U JP H0326501 Y2 JPH0326501 Y2 JP H0326501Y2
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film
contact
compression coil
camera
section
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JP1985132738U
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、カメラのパトローネ室に設けるDX
フイルム用接点機構に関する。
「従来技術およびその問題点」 パトローネ外面に、感度、撮影枚数、ラテイチ
ユード等のフイルム情報を記録したDXフイルム
に対応するカメラは、そのパトローネ室に、DX
フイルムの情報記録部に接する接点機構を備えて
いる。第5図は従来装置の外観図で、カメラボデ
イ11のパトローネ室12には、その奥部に、複
数の接点ピン13が配設されており、これらの接
点ピン13が、DXフイルム14のパトローネ1
4pに設けた情報記録部15(第7図)に接す
る。情報記録部15は、複数の良導体のブロツク
に適宜選択して絶縁物を塗布することにより、
「0」、「1」の記録ビツト16を形成したもので、
この「0」、「1」の組合せにより、フイルムが
DXフイルムであること、および感度等のフイル
ム情報が記録されている。接点ピン13は、第8
図に示すように基板21を介してフイルム情報判
別回路17に接続されており、このフイルム情報
判別回路17で判別されたフイルムの情報が露出
制御回路等のフイルム情報利用回路18に与えら
れる。
ところで従来の接点ピン13は、第6図に示す
ように、中間に大径部13fを有し、カメラボデ
イ11には、接点ピン13の先端が突出する小径
孔19と、大径部13fが嵌まる大径孔20とが
連続して形成されている。大径部13fと、大径
孔20の底部に設けた基板21との間には、圧縮
ばね22が挿入され、接点ピン13をパトローネ
室12内に突出させている。基板21と接点ピン
13は圧縮ばね22を介して導通する。また基板
21は上記フイルム情報判別回路17に接続され
ている。
ところでDXコードのうちISOコードを使用す
る場合、1/3EVステツプでISO 25〜5000をカ
バーしようとすると、合計6本の接点ピン13が
必要になる。また接触不良の確率を小さくするた
め、1ケ所の情報記録部に2本の接点ピン13を
使用すると、合計12本の接点ピン13が必要にな
る。すなわち第6図の構造の接点機構が12組必要
になるため、従来装置では、コストが高くなると
いう問題があつた。例えば接点ピン13が1本10
円であるとしても、全体では接点ピン13だけで
百数拾円になる。この数字は、ぎりぎり迄コスト
の低下を迫られているカメラにとつて決して軽視
できない。また従来装置は、別部材である接点ピ
ン13と圧縮ばね22を、カメラボデイ11の小
さくかつ設置間隔の狭い大径孔20(小径孔1
9)に嵌めねばならないため、組立性が悪いとい
う問題もある。
さらにこの従来装置は、接点ピン13の先端を
レース加工によつて半球状にしているが、レース
加工では、この半球部を滑らかにすることが難し
く、このためDXフイルム14の情報記録部15
に接するとき、情報記録部15表面の絶縁物を削
り取ることがあつた。この削り取られた絶縁物が
接点ピン13先端に残ると、導通不良が発生し、
情報記録部15の情報を正確に読み取ることがで
きなくなつて、適正露出が得られない等の不具合
が生じる。
「考案の目的」 本考案は、このようなDXフイルムの接点機構
についての問題意識に基づき、より簡単な構造の
コストが安く組立性に優れた接点機構を得ること
を目的とする。また本考案は、接点部材がパトロ
ーネの情報記録部の絶縁物を削り取るおそれの少
ない接点機構を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、従来接点ピンと圧縮ばねの二部品か
らなつていた接点部材を、単一のばね部材から構
成したもので、一連のばね線材から、圧縮コイル
部と、この圧縮コイル部の一端に位置する先端円
弧状のフツク部を形成し、他方パトローネ室を形
成するカメラボデイに、このフツク部の突出する
スリツトと、圧縮コイル部を挿入する筒状部とを
連続して形成し、かつこの圧縮コイル部をフイル
ム情報フイルム情報判別回路に連なる、カメラボ
デイに固定される基板に、自身の弾性により導通
させたことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図ないし第4図は本考案の実施例を示すもの
で、本考案による接点部材30は、一連の断面円
形のばね線材から、圧縮コイル部31と、この圧
縮コイル部31の一端に位置するフツク部32を
形成してなつている。フツク部32は、その先端
が可及的に大きい滑らかな円弧状(半円状)に形
成されている。またこのフツク部32は、第4図
に明らかなように、これを圧縮コイル部31の軸
方向から見たとき、該コイル部31の直径方向を
向いている。
これに対し、パトローネ室12を構成するカメ
ラボデイ11の壁面には、フツク部32を突出さ
せるスリツト33と、このスリツト33の下に位
置する筒状部34が形成されている。スリツト3
3は、DXフイルム14のパトローネ14pから
引き出すフイルムの引出方向と平行な方向を向い
ている。筒状部34のスリツト33の反対側は、
開放されていて、接点部材30を挿入後、カメラ
ボデイ11に固定される基板21によつて閉塞さ
れる。
上記構成の本接点機構は、接点部材30を筒状
部34に挿入してスリツト33からフツク部32
を突出させ、その状態で基板21により筒状部3
4を閉塞すると、圧縮コイル部31が若干圧縮さ
れた状態となる。よつて圧縮コイル部31は、自
身の弾性により、その一端が基板21に一定の接
触圧力で導通し、他端が筒状部34の上端のスリ
ツト33との境界に弾接する。つまりフツク部3
2はパトローネ室12内に最も突出した位置に保
持される。
この状態でパトローネ室12にDXフイルム1
4を挿入すると、パトローネ14pの情報記録部
15がフツク部32を押圧して、圧縮コイル部3
1を撓ませながら若干これを内方に変位させる。
よつて圧縮コイル部31の弾力により、各記録ビ
ツト16とフツク部32が電気的に接触し、情報
記録部15の情報が圧縮コイル部31および基板
21を介してフイルム情報判別回路17に与えら
れ、さらにフイルム情報利用回路18に与えられ
る。すなわち本考案によると、情報記録部15の
各記録ビツト16を、単一部材である接点部材3
0を介して基板21に導通させることができる。
またフツク部32は、断面円形のばね線材を曲
折して先端を円弧状にしたものであるため、情報
記録部15の記録ビツト16との接触によつて、
記録ビツト16の絶縁物を削り取る可能性が非常
に少ない。すなわちばね線材の円形断面は極めて
滑らかであり、これをさらに円弧状に滑らかに加
工することは容易であるため、フツク部32が記
録ビツト16を削ることはない。特に実施例のよ
うに、パトローネ室12の壁面に形成したスリツ
ト33およびこれから突出するフツク部32が、
フイルム引出方向と平行な方向を向いていると、
パトローネ14pがフイルムセツト時にパトロー
ネ室12内で回転しても、殆どこれを傷付けるお
それがない。
「考案の効果」 以上のように本考案のDXフイルム用接点機構
は、情報記録部の記録ビツトに当接する接点部材
を、一連のばね線材から一部材で構成したので、
接点ピンと圧縮ばねの二部材を要していた従来機
構に比し、コストの低減を図ることができる。す
なわち実質的に高価な接点ピンの分だけコストダ
ウンすることができる。また組立に当つても単に
ばね線材を挿入するだけでよいから、組立工数を
減らし、コストの低減を図る接点部材の圧縮コイ
ル部は、自身の弾性により、フイルム情報判別回
路に連なる基板に導通するから、接点部材と基板
との特別な固定構造も不要である。またフイルム
パトローネに接触するばね線材のフツク部は、先
端が円弧状をしているため、パトローネの情報記
録部の絶縁物を削り取るおそれがなく、しかもそ
のために、フツク部の曲げ加工以外の特別な加工
が不要である。すなわちばね線材のもともと滑ら
かな円形断面を利用することができるから、従来
の接点ピンにおいて必要であつた頭部の球状加工
(レース加工)等の特別な加工を要することなく、
つまりコストを増加させることなく、この効果を
得ることができる。よつて接点部材の先端に絶縁
物が付着することによる導通不良、およびこれに
起因する露出不良等をコストの増大を招くことな
く防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のDXフイルム用接点機構の実
施例を示す要部の斜視図、第2図は同要部を断面
とした分解斜視図、第3図は同組立状態の斜視
図、第4図は第3図の矢視平面図、第5図は従
来のDXフイルム用接点機構の例を示す要部の斜
視図、第6図は同要部を断面とした斜視図、第7
図はDXフイルムの情報記録部の例を示す正面
図、第8図は接点部材を含む情報処理回路のブロ
ツク図である。 11……カメラボデイ、12……パトローネ
室、14……DXフイルム、14p……パトロー
ネ、15……情報記録部、16……記録ビツト、
17……フイルム情報判別回路、18……フイル
ム情報利用回路、21……基板、30……接点部
材、31……圧縮コイル部、32……フツク部、
33……スリツト、34……筒状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラのパトローネ室に、DXフイルムのパト
    ローネ外面のフイルム情報記録部に当接する接点
    部材を突出させたカメラのDXフイルム用接点機
    構において、 上記接点部材を、圧縮コイル部と、この圧縮コ
    イル部の一端に位置する先端円弧状のフツク部を
    有する一連のばね線材から形成し、 他方パトローネ室の壁面を構成するカメラボデ
    イに、このフツク部をパトローネ室に突出させる
    スリツトと、圧縮コイル部を挿入する筒状部とを
    連続して形成し、 かつこの圧縮コイル部の他端を、カメラボデイ
    に固定する、フイルム情報判別回路に連なる基板
    に、そのばね性により導通させたことを特徴とす
    るカメラのDXフイルム用接点機構。
JP1985132738U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0326501Y2 (ja)

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JPS6241132U JPS6241132U (ja) 1987-03-12
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