JPH0326434Y2 - - Google Patents
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- JPH0326434Y2 JPH0326434Y2 JP1982121153U JP12115382U JPH0326434Y2 JP H0326434 Y2 JPH0326434 Y2 JP H0326434Y2 JP 1982121153 U JP1982121153 U JP 1982121153U JP 12115382 U JP12115382 U JP 12115382U JP H0326434 Y2 JPH0326434 Y2 JP H0326434Y2
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- Japan
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- thermocouple
- tube
- inner tube
- thermometer
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- Expired
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は高炉送風温度計、コークス炉用温度計
等として用いる高温炉用温度計に関するものであ
る。
等として用いる高温炉用温度計に関するものであ
る。
（従来の技術）
従来の高温炉用温度計としては、白金−ロジウ
ム熱電対等を高純度アルミナ等の内管に入れ、更
にそれをステンレススチール等の外管で包んで二
重管にし、耐熱性及び機械的強度の向上を図つた
ものがある。
ム熱電対等を高純度アルミナ等の内管に入れ、更
にそれをステンレススチール等の外管で包んで二
重管にし、耐熱性及び機械的強度の向上を図つた
ものがある。
しかしながら、従来の高純度アルミナ等の内
管、ステンレススチール等の外管からなる二重管
式の温度計においては高温（例えば1000℃以上）
の雰囲気中で金属の外管から発生した鉄、クロ
ム、ニツケル等の金属蒸気がシール性の低い高純
度アルミナ等の内管を通過して熱電対素線に付着
する。
管、ステンレススチール等の外管からなる二重管
式の温度計においては高温（例えば1000℃以上）
の雰囲気中で金属の外管から発生した鉄、クロ
ム、ニツケル等の金属蒸気がシール性の低い高純
度アルミナ等の内管を通過して熱電対素線に付着
する。
その結果熱電対の起電力能が低下しその寿命が
短くなる等の解決すべき問題を伴つていた。
短くなる等の解決すべき問題を伴つていた。
又実開昭51−42079号公報には熱電対素線を収
納した磁器の内側保護管を金属の中間保護管内に
収納し及び該中間保護管を同じく金属の外側保護
管内に収納して三重管にしたものが開示されてい
る。
納した磁器の内側保護管を金属の中間保護管内に
収納し及び該中間保護管を同じく金属の外側保護
管内に収納して三重管にしたものが開示されてい
る。
しかし該公報のものでは金属の中間保護管から
高温下の使用において発生する鉄、クロム、ニツ
ケル等の金属蒸気は磁器の内側保護管及びセラミ
ツク系の電気絶縁性粉末を極めて容易に通過す
る。
高温下の使用において発生する鉄、クロム、ニツ
ケル等の金属蒸気は磁器の内側保護管及びセラミ
ツク系の電気絶縁性粉末を極めて容易に通過す
る。
すなわち重要な点は実開昭51−42079号に示さ
れたものは熱電対を有害な金属蒸気から遮断保護
するという点を全く考慮したものではないという
ことである。
れたものは熱電対を有害な金属蒸気から遮断保護
するという点を全く考慮したものではないという
ことである。
（考案が解決しようとする課題）
本考案は以上の従来の問題を解決し、金属蒸気
による熱電対の劣化がほとんどない高温炉用温度
計の提供を目的とする。
による熱電対の劣化がほとんどない高温炉用温度
計の提供を目的とする。
（課題を解決するための手段）
本考案の以上の目的達成のために
１ Cp−Cr系又はNi−Cr系合金の金属製の外管
と、該外管内に収納された石英ガラス等の耐熱
ガラスの中管と、該中管内に収納された高純度
アルミナの内管と、該内管内に収納された熱電
対と、フランジ、装着ガイド等の炉への装着手
段とからなる高温炉用温度計 を提案するものである。
と、該外管内に収納された石英ガラス等の耐熱
ガラスの中管と、該中管内に収納された高純度
アルミナの内管と、該内管内に収納された熱電
対と、フランジ、装着ガイド等の炉への装着手
段とからなる高温炉用温度計 を提案するものである。
（作用）
(1) 本考案の高温炉用温度計は特に耐熱ガラスの
中管を用いるため外管から発生する金属蒸気は
遮断されて熱電対が影響を受けることはほとん
どない。
中管を用いるため外管から発生する金属蒸気は
遮断されて熱電対が影響を受けることはほとん
どない。
(2) 本考案の高温炉用温度計は特に耐熱ガラスの
中管を用いるためそれ自体高温下で熱電対に悪
影響を及ぼすガスを発生することはないので熱
電対は長時間にわたつて劣化しない。
中管を用いるためそれ自体高温下で熱電対に悪
影響を及ぼすガスを発生することはないので熱
電対は長時間にわたつて劣化しない。
(3) 本考案の高温炉用温度計は特にその熱電対が
高純度アルミナの内管内に収納されているため
耐熱ガラスの中管に接触することなくその接触
による影響を受ける心配はない。
高純度アルミナの内管内に収納されているため
耐熱ガラスの中管に接触することなくその接触
による影響を受ける心配はない。
（実施例）
以下本考案の高温炉用温度計を図面に示す実施
例に従い説明する。
例に従い説明する。
第１図は本考案の高温炉用温度計を示し、該高
温炉用温度計３は炉に装着するためのフランジ
４、装着ガイド５等の炉への装着手段を有する。
温炉用温度計３は炉に装着するためのフランジ
４、装着ガイド５等の炉への装着手段を有する。
更に高温炉用温度計３は第２図を参照すれば明
らかな様に白金−ロジウム等の熱電対１２を先端
に有する。
らかな様に白金−ロジウム等の熱電対１２を先端
に有する。
熱電対１２の素線は絶縁碍子１１により絶縁さ
れて設けられる（素線相互が絶縁されれば他の構
成でも良い）。
れて設けられる（素線相互が絶縁されれば他の構
成でも良い）。
熱電対１２の素線は接触した場合にも該素線に
対して影響を与え難い材質である高純度アルミナ
で作られた内管１０内に収納される。
対して影響を与え難い材質である高純度アルミナ
で作られた内管１０内に収納される。
該内管１０は石英ガラス等のシール性が高くか
つ高温下での長期間の使用においても熱電対素線
の劣化促進等の悪影響をもたらす成分をそれ自体
が発生しない点において優れている耐熱ガラスの
中管８内に収納される。
つ高温下での長期間の使用においても熱電対素線
の劣化促進等の悪影響をもたらす成分をそれ自体
が発生しない点において優れている耐熱ガラスの
中管８内に収納される。
更に中管８は高温雰囲気中の過酷な使用現場に
おける機械的衝撃に耐えうる高耐熱性及び高機械
的強度を有する高融点金属製のコバルト−クロム
系（以下Cp−Cr系という）又はニツケル−クロム
系（Ni−Cr系という）の合金で作られた外管６
内に収納される。
おける機械的衝撃に耐えうる高耐熱性及び高機械
的強度を有する高融点金属製のコバルト−クロム
系（以下Cp−Cr系という）又はニツケル−クロム
系（Ni−Cr系という）の合金で作られた外管６
内に収納される。
この外管６は高温炉用温度計３の機械的強度を
確保し、例えばコークス炉燃焼室内に吊下げられ
た際に炉上を走行する装炭車による振動によつて
損傷されることを防止するものである。
確保し、例えばコークス炉燃焼室内に吊下げられ
た際に炉上を走行する装炭車による振動によつて
損傷されることを防止するものである。
更に外管６は高温の雰囲気中で発生する金属蒸
気により熱電対１２の素線が出来るだけ影響を受
け難い様にCp−Cr系又はNi−Cr系合金中鉄の含
有量の少いものを用いることが望ましい。
気により熱電対１２の素線が出来るだけ影響を受
け難い様にCp−Cr系又はNi−Cr系合金中鉄の含
有量の少いものを用いることが望ましい。
又外管６は図示の実施例では上部６ａ、下部６
ｂ及び底部６ｃを熔接により接合して形成されて
いるが、それらを一体に形成しても差支えない。
ｂ及び底部６ｃを熔接により接合して形成されて
いるが、それらを一体に形成しても差支えない。
以上の実施例に示した本考案の高温炉用温度計
３は炉への装着手段によりコークス炉等にその先
端を炉中に挿入して装着される。
３は炉への装着手段によりコークス炉等にその先
端を炉中に挿入して装着される。
外管６は炉内の高温の雰囲気中に長期間にわた
つてさらされるときごく微量であるが含有するク
ロム、ニツケル、コバルト等の金属蒸気及び鉄の
金属蒸気を発生することがある。
つてさらされるときごく微量であるが含有するク
ロム、ニツケル、コバルト等の金属蒸気及び鉄の
金属蒸気を発生することがある。
しかしこの金属蒸気は石英ガラス等の耐熱ガラ
スの中管８により遮断されるので熱電対１２の素
線が悪影響を受けず長期間にわたつて安定した使
用が可能となる。
スの中管８により遮断されるので熱電対１２の素
線が悪影響を受けず長期間にわたつて安定した使
用が可能となる。
更に耐熱ガラスの中管８自体からも熱電対１２
の素線に悪影響を与えるガスが発生することはな
い。
の素線に悪影響を与えるガスが発生することはな
い。
一方熱電対１２の素線は耐熱ガラスと接触すれ
ば影響を受けるのであるが本考案においては高純
度アルミナの内管１０内に収納されているためそ
の心配はない。
ば影響を受けるのであるが本考案においては高純
度アルミナの内管１０内に収納されているためそ
の心配はない。
又高温炉用温度計３が受ける振動あるいは機械
的衝撃等の外力はCp−Cr系又はNi−Cr系合金の
外管６により遮断される。
的衝撃等の外力はCp−Cr系又はNi−Cr系合金の
外管６により遮断される。
以上の通り本考案の高温炉用温度計３は外管６
により機械的強度が確保され、中管８により金属
蒸気が遮断され及び内管１０により熱電対１２が
中管８の耐熱ガラスと接触することを防止された
理想的状態で温度測定に用いられることになる。
により機械的強度が確保され、中管８により金属
蒸気が遮断され及び内管１０により熱電対１２が
中管８の耐熱ガラスと接触することを防止された
理想的状態で温度測定に用いられることになる。
（考案の効果）
本考案の高温炉用温度計は以上の構成及び作用
において次の効果を有する。
において次の効果を有する。
(1) 本考案の高温炉用温度計は特に耐熱ガラスの
中管を用いるため外管から発生する金属蒸気は
遮断されて熱電対が影響を受けることはほとん
どない。
中管を用いるため外管から発生する金属蒸気は
遮断されて熱電対が影響を受けることはほとん
どない。
(2) 本考案の高温炉用温度計は特に耐熱ガラスの
中管を用いるためそれ自体高温下で熱電対に悪
影響を及ぼすガスを発生することはないので熱
電対は長時間にわたつて劣化しない。
中管を用いるためそれ自体高温下で熱電対に悪
影響を及ぼすガスを発生することはないので熱
電対は長時間にわたつて劣化しない。
(3) 本考案の高温炉用温度計は特にその熱電対が
高純度アルミナの内管内に収納されているため
耐熱ガラスの中管に接触することなくその接触
による影響を受ける心配はない。
高純度アルミナの内管内に収納されているため
耐熱ガラスの中管に接触することなくその接触
による影響を受ける心配はない。
第１図は本考案の高温炉用温度計の一部切り欠
き正面図、第２図は同上先端付近の拡大正面断面
図。 ３……高温炉用温度計、４……フランジ、５…
…装着ガイド、６……外管、６ａ……上部、６ｂ
……下部、６ｃ……底部、８……中管、１０……
内管、１１……絶縁碍子、１２……熱電対。
き正面図、第２図は同上先端付近の拡大正面断面
図。 ３……高温炉用温度計、４……フランジ、５…
…装着ガイド、６……外管、６ａ……上部、６ｂ
……下部、６ｃ……底部、８……中管、１０……
内管、１１……絶縁碍子、１２……熱電対。
Claims (1)
- Cp−Cr系又はNi−Cr系合金の金属製の外管と、
該外管内に収納された石英ガラス等の耐熱ガラス
の中管と、該中管内に収納された高純度アルミナ
の内管と、該内管内に収納された熱電対と、フラ
ンジ、装着ガイド等の炉への装着手段とからなる
高温炉用温度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12115382U JPS5925440U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 高温炉用温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12115382U JPS5925440U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 高温炉用温度計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5925440U JPS5925440U (ja) | 1984-02-17 |
| JPH0326434Y2 true JPH0326434Y2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=30277394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12115382U Granted JPS5925440U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 高温炉用温度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925440U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5142079B2 (ja) * | 1974-08-21 | 1976-11-13 | ||
| JPS54124772A (en) * | 1978-03-20 | 1979-09-27 | Sumitomo Metal Ind | Method of making thermocouple protective tube |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5142079U (ja) * | 1974-09-24 | 1976-03-29 |
-
1982
- 1982-08-09 JP JP12115382U patent/JPS5925440U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5142079B2 (ja) * | 1974-08-21 | 1976-11-13 | ||
| JPS54124772A (en) * | 1978-03-20 | 1979-09-27 | Sumitomo Metal Ind | Method of making thermocouple protective tube |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5925440U (ja) | 1984-02-17 |
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