JPH0326416Y2 - - Google Patents

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JPH0326416Y2
JPH0326416Y2 JP1770885U JP1770885U JPH0326416Y2 JP H0326416 Y2 JPH0326416 Y2 JP H0326416Y2 JP 1770885 U JP1770885 U JP 1770885U JP 1770885 U JP1770885 U JP 1770885U JP H0326416 Y2 JPH0326416 Y2 JP H0326416Y2
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JP
Japan
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retaining ring
resistor
hot wire
temperature compensation
bridge circuit
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JP1770885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は流体通路に介装されて、該通路を通過
する流体の流量を計測する熱線式流量計に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、この種の熱線式流量計として、例えば第
3図〜第5図に示すように、内燃機関の吸入空気
流量を測定するものがある。
これについて説明すると、例えば白金線からな
り機関の吸気通路に介装される熱線抵抗1と基準
抵抗2とが直列に接続され、一方、熱線抵抗1と
同一雰囲気中に配設され例えばマンガニン線から
なる温度補償抵抗3と固定抵抗4,5とが直列に
接続される。そして、この2つの直列回路が並列
に接続されて、ブリツジ回路が構成される。
このブリツジ回路の熱線抵抗1および基準抵抗
2が直列に接続されている側の分圧点aの電位
Us(基準抵抗2の端子電圧)と、温度補償抵抗3
および固定抵抗4,5が直列に接続されている側
の分圧点bの電位(固定抵抗5の端子電圧)とが
差動増幅器6に入力されるようになつており、こ
の差動増幅器6とトランジスタ7,8によりブリ
ツジ回路への供給電流が制御される。
従つて、ブリツジ回路が平衡している状態にお
いて、吸入空気流量が例えば増大すると、熱線抵
抗1がより冷却されて抵抗値が減少しブリツジ回
路が非平衡となり基準抵抗2の端子電圧Usが増
大して、差動増幅器6の出力が低下する。
これにより、トランジスタ7,8によつて制御
されるブリツジ回路への供給電流が増大し、熱線
抵抗1が加熱されて抵抗値が増大しブリツジ回路
の平衡条件が回復される。
ここで、吸入空気温度が例えば低下すると、熱
線抵抗1が冷却されて抵抗値が減少するが、熱線
抵抗1と同一雰囲気中にある温度補償抵抗3も同
時に冷却され、その抵抗値が減少するから、ブリ
ツジ回路の平衡は維持され、ブリツジ回路へ供給
される電流値が吸入空気温度の変化により変化す
るのが抑制される。
即ち、吸入空気流量とブリツジ回路への供給電
流とが吸入空気温度に無関係に対応することにな
り、例えば基準抵抗2の端子電圧Usを検出する
ことにより吸入空気流量が計測される。
ところで、この温度補償抵抗3は、第4図にも
示されるように、保持リング11の外周面に巻回
され、該温度補償抵抗3の両端部にリード線1
2,13をそれぞれ半田付けにより接続固定して
熱線抵抗1と同一雰囲気中の吸気通路中に配設さ
れる。
そして、この温度補償抵抗3の抵抗値は、一般
に、〔抵抗線径×長さ〕に基づいて定まつてくる
が、前記抵抗値を所定精度内に収めるために温度
補償抵抗3を保持リング11に巻回した後の全体
の重量を測定し、精度内に収まらないものについ
ては、巻回された温度補償抵抗3の外側部分を周
方向に削り落とすトリミングを実施(第5図参
照)して重量の調整を行い、それにより抵抗値の
精度調整を行つていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の熱線式流量計
にあつては、温度補償抵抗3の抵抗値の精度調整
のためにトリミングが必要であると共に、該トリ
ミングの際に温度補償抵抗3に内部歪が発生する
ので歪取りのためのエージング処理(熱処理)が
必要となり、作業工数がかかるという問題点があ
つた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑み為され
たもので、温度補償抵抗の抵抗値の精度調整を容
易にした熱線式流量計を提供することにより前記
問題点を解決することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案は、保持リングの外壁に、該保
持リング外径よりも小径で、かつ、保持リングの
外周面に巻回された温度補償抵抗の一端側が巻回
される棒状突出部を設けた構成とした。
〈作用〉 かかる構成によれば、温度補償抵抗は保持リン
グの外周面に巻回された後、該保持リング外径よ
りも小径の棒状突出部へ巻回されるので、該棒状
突出部への巻回数を調整することにより保持リン
グへの温度補償抵抗の巻回量の微調整が可能とな
る。
〈実施例〉 以下に第1図および第2図に示す実施例の説明
を行う。尚、従来例と同一要素については第3図
〜第5図と同一符号を附して説明を省略する。
保持リング21外壁の一側部には、該保持リン
グ21外径よりも極めて小径で、かつ、保持リン
グ21の外周面に巻回された温度補償抵抗3の一
端側が巻回される棒状突出部22が設けられてい
る。
そして、該棒状突出部22に巻回された温度補
償抵抗3の端部にリード線12を半田付けにより
接続固定している。
かかる構成によれば、温度補償抵抗3は保持リ
ング21の外周面に巻回された後、該保持リング
21外径よりも極めて小径の棒状突出部22へ巻
回されるので、該棒状突出部22への巻回数を調
整することにより保持リング21への温度補償抵
抗3の巻回量の微調整が可能となる。
従つて、従来行つていたような、温度補償抵抗
3の抵抗値を所定精度内に収めるために温度補償
抵抗3を保持リング21に巻回した後の全体の重
量を測定するといつたことをする必要がなくな
り、それに伴いトリミングを実施して重量の調整
を行う必要もなく、従つて、エージング処理も廃
止することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、保持リン
グの外壁に、該保持リング外径よりも小径の棒状
突出部を設け、温度補償抵抗の一端側を該棒状突
出部まで巻回したので、保持リングへの温度補償
抵抗の巻回量の微調整が可能となり、温度補償抵
抗の抵抗値を所定精度内に収めるために温度補償
抵抗を保持リングに巻回した後の全体の重量を測
定するといつたことをする必要がなくなり、それ
に伴いトリミングを実施して重量の調整を行う必
要もなく、従つて、エージング処理も廃止するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上実施例の要部拡大斜視図、第3図は従来
の熱線式流量計の原理を示す回路図、第4図は従
来の保持リングを示す図、第5図は温度補償抵抗
にトリミングを施した状態を示す図である。 1……熱線抵抗、3……温度補償抵抗、21…
…保持リング、22……棒状突出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体通路中に配設される熱線抵抗と、該熱線抵
    抗と同一雰囲気中に配設され保持リングの外周面
    に巻回される温度補償抵抗と、を含んでブリツジ
    回路を構成し、該ブリツジ回路が平衡するように
    ブリツジ回路への供給電流を制御して、その供給
    電流値から前記流体通路を通過する流体の流量を
    計測する熱線式流量計において、 前記保持リングの外壁に、該保持リング外径よ
    りも小径で、かつ、前記保持リングに巻回された
    温度補償抵抗の一端側が巻回される棒状突出部を
    設けたことを特徴とする熱線式流量計。
JP1770885U 1985-02-13 1985-02-13 Expired JPH0326416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1770885U JPH0326416Y2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13

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JP1770885U JPH0326416Y2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13

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Publication Number Publication Date
JPS61135222U JPS61135222U (ja) 1986-08-23
JPH0326416Y2 true JPH0326416Y2 (ja) 1991-06-07

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