JPH03264147A - タンディッシュノズル加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はタンディツシュノズルの加熱方法に関する。

［従来技術］ 溶鋼を連続鋳造用鋳型に注入する際に使用するタンディ
ツシュは、次のような理由により、使用に先立って加熱
して乾燥昇熱される。

（１）し−ドルからタンディツシュに最初に溶鋼を注入
する際に、溶鋼の温度が低下するのを防止するため。

（２）タンディツシュ耐火物の施工時の水分を除去し、
もし水分があればタンディツシュに最初に溶鋼を注入す
る際に、耐火物に亀裂が生じるのを防止する。

特にタンディツシュノズルは、溶鋼の注入開始時に溶鋼
の温度が低下してノズルつまりを起こす恐れがあるので
、十分に昇熱しておく必要がある。

タンディツシュの加熱方法としては、従来第３図の説明
図に示すように、タンディツシュ２１に藍２２を掛け、
！２２の一部に設けた開口２３から加熱用バーナー２４
で発生させた燃焼ガス２５を吹き込み、タンディツシュ
２１およびタンディツシュノズル２６を加熱するように
している。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来のタンディツシュの加熱方法におい
ては、次のような問題点があった。

そもそも、タンディツシュノズルが十分に昇熱されるよ
うにするためには、タンディツシュ内へバーナーにより
燃焼ガスを吹込み陽圧化し、燃焼ガスがタンディツシュ
ノズルを通って大気中に放散される必要がある。

しかしながら１図３に示すようにタンプッシュには溶鋼
の注入口等の比較的大きな開口部があり、一方タンデッ
シュノズル径は２０〜５０ｍｍφと小さいために、燃焼
ガスはタンディツシュノズル方向に流れにくい、そして
、プリミックスタイプのバーナーを用いるばあいには、
バーナーとタンディツシュを密着し・タンディツシュ内
を陽圧化すると逆火現象が発生しやすいため、バーナー
をタンディツシュに密着することは困難である。

これらの理由で、タンディツシュノズルを通過する燃焼
ガスの流れを作りに＜＜、必要な温度まで昇熱するのに
時間がかかるという問題があった。

そして、タンディツシュノズルを昇温させるために、第
４図の説明図に示すように、タンディツシュノズル２６
のまわりを囲むボックス２７を、タンディツシュノズル
２６の下方におき、このボックス２７の中に加熱バーナ
ー２８で発生させた燃焼ガス２９を吹き込み、この燃焼
ガスてタンディツシュノズル２６を昇温するようにして
いるが、ボックス２７から大気中に放散される燃焼ガス
が多く、十分な昇温効果かえられていないという問題点
があった。

本発明は、従来技術の上記のような問題点を解消し、タ
ンディツシュノズルが十分に昇温されるタンデイツユノ
ズル加熱方法を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るタンデイツユノズル加熱方法は、タンデ
ィツシュに蓋をし、蓋の一部に設けた開口から加熱用バ
ーナーにより燃焼ガスを吹き込んでタンディツシュを加
熱する際のタンデイ・ンシュノズル加熱方法において、
前記蓋のタンディツシュノズル真上にあたる部分に開口
を設け、この開口からタンディツシュノズルに向けて圧
縮気体を噴射し、タンディツシュノズルの中に気体の流
れを形成させてやることにより、この気体の流れに伴わ
れる燃焼ガスの随伴流を誘起させ、この燃焼ガスの随伴
流によりタンデイ・ンシエノズルを加熱するタンディツ
シュノズル加熱方法である。

［作用］ この発明に係るタンデイツユノズル加熱方法は、タンデ
ィツシュに蓋をし、蓋の一部に設けた開口から加熱用バ
ーナーにより燃焼ガスを吹き込んでタンディツシュを加
熱する際のタンデイ・ンシュノズル加熱方法において、
前記蓋のタンディツシュノズル真上にあたる部分に開口
を設け、この開口からタンディツシュノズルに向けて圧
縮気体（例えば空気）を噴射し、タンディツシュノズル
の中に気体の流れを形成させてやることにより、この気
体の流れに伴われる燃焼ガスの随伴流を誘起させ、この
燃焼ガスの随伴流によりタンディツシュノズルを加熱す
るようにしている。このようにしているので、加熱バー
ナーからタンディツシュに吹き込まれた燃焼ガスが、定
常的にタンディツシュノズルを通って大気中に放散され
るようになるので、タンディツシュが短時間に必要な温
度まで昇温される。したがって、加熱時間が短縮できる
とともに、加熱用燃料を低減することができる。

［実施例］ 本発明の１実施例のタンデイツユノズル加熱方法を第１
図により説明する。第１図は、本発明の１実施例のタン
デイツユノズル加黙方法の実施状況を示す説明図である
が、タンプッシュ本体の加熱方法は従来と同じように、
タンデイ・ンシュ２１に蓋２２を掛け、Ｍ２２の一部に
設けた開口２３から加熱用バーナー２４で発生させた燃
焼ガス２５を吹き込んで加熱するようにしている。そし
て、タンディツシュノズル２６の真上に当たる蓋２２の
部分に開口１を設け、この間口１にバイブ２をタンディ
ツシュノズル２６の近くまで挿入し、このパイプ２によ
り圧縮空気（Ａ）を、圧縮空気がタンディツシュノズル
２６を通って大気中に放散されるように吹き込む、圧縮
空気がタンディツシュノズル２６に吹き込まれることに
より、圧縮空気の流れのまわりには、燃焼ガス２５の随
伴流３が形成される。そして、この燃焼ガス２５の随伴
流３は、タンディツシュノズル２６を通って大気中に放
散される。したがって、圧縮空気が送られている間中、
高温の燃焼ガス２５でタンディツシュノズル２６が昇温
されることになるので、従来と違いタンディツシュノズ
ル２６を必要な温度まで短い時間で昇温してやることが
できる。

第２図は、加熱開始からのタンデイッシュノズール内面
温度の昇温曲線を示すグラフであるが、従来タンディツ
シュノズルの必要加熱温度１１００℃までの加熱時間が
４．５時間であったものが、本発明の方法では１．５時
間となっており、従来の１／３の時間で昇温できること
が分かる。したがって、加熱時間の短縮とともに、燃料
の消費量も大幅に減っており、省エネルギーという効果
も得られている。

［発明の効果］ 本発明により、加熱時間が短縮できるとともに、燃料が
節約できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のタンディツシュノズル加熱
方法を示す説明図、第２図はタンディツシュノズルの昇
温曲線を示すグラフ、第３図従来のタンディツシュおよ
びタンディツシュノズルの加熱方法を示す説明図、第４
図は従来の他のタンディツシュおよびタンディツシュノ
ズル゛の加熱方法を示す説明図である。 １・・・タンイッシュの蓋に設けた開口、２・・・圧縮
空気吹き込み用パイプ、３・・・燃焼ガスの随伴流。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　タンディッシュに蓋をし、蓋の一部に設けた開口から
   加熱用バーナーにより燃焼ガスを吹き込んでタンディッ
   シュを加熱する際のタンディッシュノズル加熱方法にお
   いて、前記蓋のタンディッシュノズル真上にあたる部分
   に開口を設け、この開口からタンディッシュノズルに向
   けて圧縮気体を噴射し、タンディッシュノズルの中に気
   体の流れを形成させてやることにより、この気体の流れ
   に伴われる燃焼ガスの随伴流を誘起させ、この燃焼ガス
   の随伴流によりタンディッシュノズルを加熱することを
   特徴とするタンディッシュノズル加熱方法。