JPH0326355B2 - - Google Patents

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JPH0326355B2
JPH0326355B2 JP1864482A JP1864482A JPH0326355B2 JP H0326355 B2 JPH0326355 B2 JP H0326355B2 JP 1864482 A JP1864482 A JP 1864482A JP 1864482 A JP1864482 A JP 1864482A JP H0326355 B2 JPH0326355 B2 JP H0326355B2
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JP
Japan
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pulse
rotor
detection
output
drive
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JP1864482A
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JPS58140664A (ja
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Jiro Ito
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Priority to GB08213117A priority patent/GB2101368B/en
Priority to US06/375,649 priority patent/US4477196A/en
Priority to DE3217207A priority patent/DE3217207C2/de
Priority to CH286682A priority patent/CH648179GA3/fr
Publication of JPS58140664A publication Critical patent/JPS58140664A/ja
Priority to SG533/86A priority patent/SG53386G/en
Priority to HK739/86A priority patent/HK73986A/xx
Publication of JPH0326355B2 publication Critical patent/JPH0326355B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/143Means to reduce power consumption by reducing pulse width or amplitude and related problems, e.g. detection of unwanted or missing step

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
1 ロータ、ステータ、コイルより成るステツプ
モータ、発振回路、分周回路、前記ステツプモー
タを駆動する駆動回路、前記テツプモータの回転
を検出回路、前記検出回路の出力信号によつて駆
動パルスの幅を制御する制御回路とを少なくとも
有し、前記回転検出は検出パルスを印加すること
によつて回転・非回転を判定するアナログ電子時
計に於いて、前記検出パルスは前記回転駆動パル
スと同一方向で、かつ複数個用意され、第1の検
出パルスによつて回転と判定された場合逆方向の
安定化パルスを印加し、さらに第2検出パルスを
印加する手段を備え、かつ前記第1と第2の検出
パルスと前記安定化パルスの各々は前記ロータを
通常駆動できないパルス幅に設定してなることを
特徴とするアナログ電子時計。
【発明の詳細な説明】
本発明はアナログ電子時計に関し、特にその電
気機械変換機構であるステツプモータのロータの
位置を判定する方式に関する。 さらに詳述すればロータの位置判定の信頼性を
高め運針の絶対的な信頼性を確保しながらステツ
プモータを最適なパルス幅で駆動し、アナログ電
子時計の低消費電力化を実現しようとするもので
ある。 第1図は、従来一般に使用され本発明にも使用
されているアナログ電子時計のステツプモータを
示す。第1図に示す如くステツプモータはコイル
1,2極に着磁されたロータ2、ステータ3で構
成され、ステータ3は内ノツチ5−a,5−b,
外ノツチ4−a,4−bを持つている。コイルが
励磁されない時は2つの内ノツチと結ぶ方向とほ
ぼ90゜をなす方向でロータ2が停止している。コ
イル1には第2図の如く、極性の異なるパルスが
通常1sec毎に交互に出され、ロータ2が180゜ずつ
回転し輪列を駆動してゆく。従来この駆動パルス
は第2図に示した如く、負荷状態、モータの出力
トルク状態とは無関係に常に一定幅のパルスが加
えられている。(第2図においては6.8msec)こ
の駆動パルス幅は、例えばカレンダー機構を駆動
する場合の如く大きな負荷が加わる場合でも、ス
テツプモータが正常な回転駆動を行なえるように
十分なる安全率をもつて設定されている。そのた
め特に通常の低負荷にあつては、相当無駄な電流
が消費されている。また低温下にあつては電池内
部抵抗の増加により電源電圧がダウンするため、
これによるモータ出力トルクの減少を考慮してあ
らかじめ十分余裕のある出力トルクが出されるよ
うモータの駆動パルス幅が設定されている。これ
も通常温度下にあつては無駄な消費電流となつて
いる。 さらに経年変化による摩擦負荷の増大も、同様
にあらかじめ考慮しておく必要がある。いずれに
しても、モータの正常回転駆動の安全性を高度に
維持するために必要以上の電流消費があり、これ
がアナログ電子時計の低消費電力化の大きな妨げ
となつていた。これを解決する手段として、通常
は従来より短いパルス幅で駆動し、回転した場合
次の駆動パルスは前と同じパルスかあるいはさら
に幅の狭いパルスを供給し、常に負荷状態とモー
タの出力トルク状態に応じた最適のパルス幅でス
テツプモータを駆動しようとする方法が考えられ
ている。こうした最適パルス幅での駆動を実現す
る上で最も重要なことは“ロータが回転したか否
かを判定する”ことにある。従来、この回転・非
回転判定のために、ロータの位置を判定する方法
が提案されている。この方法は第3図に示す如
く、駆動パルス6が印加され、この駆動パルスに
よるロータの過度振動が終了しロータが静止して
いる時に、検出パルス7によつてロータの位置を
判定し、所望の位置にきていない時には補正パル
ス8を出し正常な運針を確保しようとするもので
ある。 さてこのロータ位置判定の方法であるが、今ロ
ータが第4図の如くの位置にあつたとすると、駆
動パルスによつてコイルを励磁した時には、駆動
パルスによる磁束13が図の如く発生する。この
時駆動パルスが十分大きなければロータは180°回
転し、第5図aの如くの位置をとる。今第5図a
の状態でロータの位置を判定するために検出パル
スが出されると、この検出パルスによつて発生す
る磁束15は、外ノツチ12−a,12−bの近
傍では、ロータ磁石が発生する磁束14−a,1
4−bを打ち消そうとする方向であるため磁気抵
抗は小さく、従つてコイルのインダクタンスは大
きく、検出パルスによる電流はなだらかな立上り
を示す。反対に駆動パルス幅が不十分でロータが
回転せず、第5図bの如くの位置をとつた時を考
えてみる。この場合外ノツチ近傍に於てはロータ
磁石から発生する磁束がaの場合とは反対にな
り、検出パルスによる磁束の方向と同一となるた
め磁気抵抗は大きく、従つてコイルのインダクタ
ンスは小さくなる。このため検出パルスによる電
流は急激な立上りを示す。この検出電流の立上り
の違いを判定することによりロータの位置が判定
され、ロータの回転・非回転が判定されるわけで
ある。 ところが周知のようにパルス幅制御機能はロー
タを回転させるのに必要な最少のパルス幅を常に
供給するように機能するため、駆動パルス印加後
のロータ位置は第5図aの状態かまたはbの状態
だけではなく第6図の如くの位置をとる場合がご
くまれに発生する。これはロータの磁極の中心位
置が中立点、すなわち2つの内ノツチ11−a,
11−bを結ぶ方向で停止してしまつているもの
である。(この現象を以後中間止まりと呼ぶこと
にする。)この位置は安定点ではないため、何ら
かの外乱、例えば機械的な振動・磁気的な外乱等
があれば、すぐにどちらかの安定点に落ちようと
するわけであるが、このような外乱が全くない場
合はいつまでも中立点で止まつていようとする。 さてこの状態で検出パルスが出されたとする
と、ロータ磁石から発生する磁束18−a,18
−bは外ノツチ近傍に於ては、検出パルスによる
磁束19と反対になつている。この状態は第5図
aのロータが回転した場合と磁気的に同様な状態
である。従つて検出パルスによる電流はロータが
回転した場合と同様なだらかな立上りを示し、ロ
ータが回転したと判定されてしまう。ロータが回
転したと判定されると、補正パルスは出されない
まま1秒後に極性が反対になつた次の駆動パルス
が出されるため、ロータは元の位置に引き戻さ
れ、結局時計は2秒遅れとなつてしまう。表示す
る時刻が正現の時刻よる遅れることは精度が絶対
的な使命であるクオーツ時計においては致命的な
欠陥となつてしまう。またこの中間止まりの現象
はパルス幅制御において、パルス列としてあらか
じめ用意してあるパルス幅の数が多ければ多いほ
ど、また経年変化等によつて輪列の負荷が大きく
なればなるほど、さらにまた温度が低くなればな
るほど(潤滑油の粘性が高くなるため)、発生確
率が高くなり、従つて運針の遅れの発生の可能性
が高くなつてゆく。 本発明はかかる従来の欠点を除去し、絶対的な
運針の信頼性を確保しつつロータの回転・非回転
を判別し、ステツプモータの低消費電力化に寄与
しようとするものである。具体的には、第1の検
出パルスが出された後に中間止まり防止用の安定
化パルスを印加することにより中間止まりをなく
し、検出の絶対的な信頼性を確保しようとするも
のである。以下、本発明を図面に従つて詳細に説
明してゆく。 第7図は本発明の一実施例で、コイルに印加す
るパルス波形を示すものである。同図中20は駆
動パルスで、あらかじめ用意されたいくつかのパ
ルス幅の中から、その時の負荷状態とモータの出
力トルク状態から最も適するであろうと予想され
るパルス幅で出力される。21は第一の検出パル
ス、23は第一の補正パルスを示し、第一の検出
パルスがロータの非回転を判定した場合、第一の
補正パルスが出力される。24,25はそれぞれ
第二の検出パルス、第二の補正パルスを示し、第
二の検出パルスがロータの非回転と判定した場
合、第二の補正パルスが出力される。22は本発
明の核心をなすパルスで、前に説明した如くの中
間止まりが発生した場合、ロータを静的な安定点
に引戻そうとするパルスである。(このパルスを
安定化パルスと呼ぶことにする。)該安定化パル
スは第一の検出パルスがロータが回転したと判定
した場合出力されるよう構成されている。 今駆動パルス20がロータを回転させるのに十
分であるとすると、ロータは第8図に示す如く
180゜回転し、正常な運針をする。同図中θは静的
な安定点からのロータの磁極中心の角度変位を示
すものであり(第1図参照)、θ=0゜は静的安定
点、θ=180゜は他の静的安定点、θ=90゜は本発
明で問題とされている中立点を示している。同図
に於ては、第一の検出パルス21はロータが回転
したと判定するため補正パルス23は出力され
ず、安定化パルス22、さらに第二の検出パルス
24が出力される。第9図は第8図と反対に駆動
パルス20がロータを回転させるには不十分であ
つた場合を示す。この場合、検出パルス21は非
回転と判定するための補正パルス23が出され、
ロータは180゜回転し、正常な運針が確保される。 第10図は駆動パルス20による出力トルクを
負荷トルクとがちようどバランスしてしまい、θ
=90゜の中立点で止まつたいわゆる中間止まりが
発生した場合を示している。従来、この中間止ま
りが発生した場合、運針の遅れとなつていた。 本発明に於ては、第一の検出パルスの後に、安
定化パルス22を用意することによつてこの問題
を解決している。すなわち、第10図に示した如
く第一の検出パルス21が出力された後もなおθ
=90゜の中立点にロータが静止していた場合でも、
安定化パルス22がロータをθ=0゜の静的な安定
点に引き戻してしまうわけである。安定化パルス
によつてロータがθ=0゜の位置に引き戻される
と、第二の検出パルスはロータが非回転であつた
と判定するため第二の補正パルス25が出力され
る。この補正パルスは十分な出力トルクが得られ
るよう設定されているためロータは必らず回転
し、θ=180゜の位置に移動し正常な運針が確保さ
れる。従つて本発明の如く、第一の検出パルス後
に、安定化パルスを用意することによつて、従来
偶数秒遅れの原因となつていた問題はなくなり、
運針の絶対的な信頼性を確保することが可能とな
る。 次に安定化パルスを出す方向についてであるが
駆動パルスと同一方向に出す場合と、本発明の如
く反対方向へ出す場合の2通り考えられるが、実
験によると本発明の如く反対方向へ出力する方が
圧倒的に有効であることが確認されている。すな
わちより狭いパルス幅の安定化パルスで、ロータ
を静的な安定点に引き戻せることが確認されてい
る。これは中間止まりが発生した場合、ロータを
回転させようとする方向よりも引戻そうとする方
が、輪列の負荷が小さいという理由と、さらに磁
気ポテンシヤルの曲線が回転させようとする方向
と引き戻そうとする方向とでは非対称である等の
理由が考えられる。いずれにしても本発明の如
く、安定化パルスを駆動パルスの方向と反対方向
に出力する方が中間止まりに対して有効である。 次に本発明を実現する具体的な回路構成につい
て述べる。第11図は、本発明による回路構成の
ブロツク図を示すもので、発振部40、分周部4
1、パルス形成部42、制御部43、駆動・検出
部44で構成されている。発振部では水晶振動子
の発振により例えば32768Hzの時間基準信号が形
成され、分周部ではこの時間基準信号を1/2Hzま
で分周する。パルス形成部では、第14図および
第15図のタイミングチヤートに示すφ,S1
S2,S3,S4,S5のパルス波形が形成される。以上
の発振部、分周部、パルス形成部は、本発明を実
現する上で不可欠の要素であるが、本発明が規制
する範囲ではないため詳述するのは避ける。また
これらの論理的に容易に構成される。第12図は
駆動・検出部の回路構成例、第13図は制御部の
回路構成例、第14図、第15図は制御部、駆
動・検出部の各信号のタイミングチヤートであ
る。第14図において、φは1/2Hz信号、S1は通
常時の駆動パルス幅を規定する信号であり、“H”
(論理レベルHIGH)区間である84が駆動パルス
の幅Paを決定している。この通常時の駆動パル
スPaは、第11図のブロツク図で示した如く、
モータの回転・非回転の情報をもつたS13の信号
によつて、パルス幅がコントロールされ、モータ
に加わる負荷に応じたパルス幅を持つて出力され
る。S2は検出パルスを出すタイミングと検出パル
スの幅を規定する信号であり、“H”区間である
85,86が検出パルスPs1,Ps2の出力タイミン
グと幅を決定している。P51が第1の検出パルス、
P52が第2の検出パルスである。S3は検出区間を
規定する信号であり、87,88が検出区間を示
している。S4は補正パルスを規定する信号であ
り、“H”区間である89,90が補正パルスを
出すタイミングと補正パルスの幅を決定してい
る。Pb1が第1の補正パルス、Pb2が第2の補正
パルスである。S5は中間止まり防止用の安定化パ
ルスを規定するものであり、“H”区間である9
1が安定化パルス幅Pcを決定している。 以上の信号が、パルス形成部から制御部に入つ
ていく信号がある。 第12図は駆動・検出部であり、47,48は
Pチヤンネルトランジスタ、49,50はNチヤ
ンネルトランジスタであり、ステツプモータ46
の駆動部を構成している。51,52はNチヤン
ネルトランジスタであり、検出抵抗53,54を
スイツチングする。a,b,c,d,e,fは各
トランジスタのゲート端子であり、第14,15
図におけるa,b,c,d,e,fの信号がそれ
ぞれ印加される。57,58はコンパレータであ
り、O1(又はO2)の電位が、55,56抵抗で分
割される基準電位Vthより大きいときは“H”、
小さいときは、“L”を出力するよう構成されて
いる。コンパレータ57,58の出力信号(S10
S11)はANDゲート60,61へ各々接続され、
ORゲート62へと接続されている。ANDゲート
60,61、ORゲート62により、S3の信号
が、“H”である検出区間に限りゲートが開き、
φが“H”の時、O1端子のデータが、φが“L”
の時、O2端子のデータがORゲート62から出力
される。この信号がS12の信号である。S12は、6
3と64のNORゲートで構成されるセツトリセ
ツト型のフリツプフロツプのセツト信号となつて
いる。リセツト信号は検出パルス決定するS2信号
である。このフリツプフロツプの出力信号S13
第11図のブロツク図で示した如く、パルス形成
部、制御部へフイードバツクされる。 第13図は、制御部であり、パルス形成部で形
成されたφ,S1,S2,S3,S4,S5と駆動・検出部
からフイードバツクされたS13の信号とから、第
12図の駆動・検出部のゲート端子に入力する信
号a,b,c,d,e,fを形成する回路であ
る。第12図の駆動・検出部、第13図の制御部
の動作を第14図のタイミングチヤートに従つて
説明してゆく。まず区間Aの1秒間の動作から説
明する。この区間Aは、通常時駆動パルスPaに
よつてロータが回転し、第1の検出パルスも、第
2の検出パルスも共に回転と判定する時の動作を
示している。第13図において、S1からPaパル
スを規定する84が入るとORゲート68の出力
は“H”となる。この時φは“H”であるので
ANDゲート74が開き、ORゲート75の出力は
“H”となる。NOTゲート81によつて信号は反
転し、bは“L”となる。dも同様にORゲート
79、NOTゲート83を通り“L”が出力され
る。一方a,c,e,fはS3,S4,S5がいずれも
“L”であるため、a,cには“H”が、e,f
には“L”が出力される。従つて、第12図にお
いては、Pチヤンネルトランジスタ47がOFF、
48がONし、Nチヤンネルトランジスタ、49
のON、50がOFFすることになり、コイル46
にO2からO1に向けて電流が流れる。 Paパルスに引き続き、S2から第1の検出パル
スPs185が出てくるわけであるが、Paパルス以
後、Ps1パルス以前の区間においては、S1,S2
S3,S4,S5がいずれも“L”であるため、a,
b,c,dはいずれも“H”となり、コイルの両
端O1,O2は“L”を保つたままとなる。 さてS2から85の如く第1の検出パルスPs1
入ると、先ほどのS1のPaパルスと全く同様にa
=“H”,b=“L”,c=“H”,d=“L”となり

コイルに検出電流が流れる。次にS3から検出区間
を決定するパルス87が入つてくると、ANDゲ
ート76から“H”が出力され、eには“H”
が、cには“L”が出力される。従つて、コイル
46に流れていた検出電流が検出抵抗53を介し
て流れるため、O1端子には第14図92の如く
波形が発生する。(ロータはPaパルスによつて回
転しているので、波形のピーク値は小さい。)波
形92のピークはVthよりも小さいため、第12
図のコンパレータ57の出力は“L”であり、従
つて63,64のフリツプフロツプはセツトさせ
ずS13は“H”を保つたままとなる。S13が“H”
であるため、第13図のANDゲート66が開き、
S5から入つてくる安定化パルスが出力されるが、
一方ANDゲート67は閉じ、S4から入つてくる
第1の補正パルスは出力されない。第14図にお
ける86の第2の検出パルス、88の第2の検出
区間、90の第2の補正パルスが出力される時の
動作も、前と全く同様に、ロータはすでに回転し
ているので、O1端子に発生する検出電圧98は
Vthを超えることはなく、S13は“H”を保つた
ままとなり、第2の補正パルスPb290は出力さ
れない。 次に第14図における区間Bの動作について説
明する。この区間Bにおいては、通常時の駆動パ
ルスP′aがロータを回転させるのには不十分であ
り、第1の検出パルスによつて非回転と判定さ
れ、補正パルスPb′1が出力される時のタイミング
チヤートを示したものである。ロータが非回転で
あるため、第1の検出パルスP′s1によつてコイル
のO2端子には93の如くピーク電圧がVthを超え
る検出電圧が発生する。従つて第12図のORゲ
ート62の出力信号S12には第14図94の如く
“H”が発生し、S13は“L”となる。S13に“L”
がラツチされると、S5の安定化パルスP′c91′は
出力されずに、第1の補正パルスP′b189′が出
力され、ロータは180゜回転し、正常な運針を保
つ。 第1の補正パルスP′b1が出力されると、ロータ
は必らず回転するので、第2の検出パルスP′s2
6′によつて発生する検出電圧は99の如く、
Vthを超えない。従つて、第12図の63,64
が構成されるフリツプフロツプはP′s2でセツトさ
れたままで、S13は“H”を保つので、第2の補
正パルスは出力されない。 第15図は第14図と同様に、第12,13図
の各部の信号タイミングチヤートを示すものであ
り、同図の区間Cは、駆動パルスPaによつて、
本発明で問題としている中間止まりが発生した場
合の動作を示したものである。この場合、第1の
検出パルスPs1は回転と判定するため、S13
“H”を保つたままである。従つて第1の補正パ
ルスPb1は出力されず、変わりに安定化パルスPc
が出力される。安定化パルスPcによつてロータ
は引き戻され、第2の検出パルスPs2が出力され
るてO1端子には96の如く、Vthを超える検出電
圧が発生し、S13は“L”となる。従つて第2の
検出パルスPb2が出力され、ロータは180゜回転し、
正常な運針を保つことになる。 本発明に於ては、通常動作時には、第1,第2
の検出パルスと安定化パルスが出力されるため、
消費電流の増加が必配になる。しかし、第1,第
2の検出パルス幅を0.36msec、安定化パルスの
パルス幅を0.24msecと設定した場合、実験によ
ると第1,第2の検出パルスによる平均の消費電
流は各々14nA,安定化パルスによる平均の消
費電流は10nAで、合計でも38nAと非常に微
少であり、これによつて、電池寿命が左右される
ような必配はない。 以上説明してきた如く本発明によれば、第1の
検出パルス後に駆動パルスと反対方向に中間止ま
り防止用の安定化パルスを印加することによつ
て、従来運針の遅れの原因となつていた中間止ま
りの発生をなくし、運針の絶対的な信頼性を確保
することができる。また安定化パルスの幅は微少
でよいため、安定化パルスを加えたことによる消
費電流の増加も心配ない。 以上、本発明は何らのコストアツプの要因もな
く、IC内部のロジツクを変えるだけでアナログ
電子時計に応用でき、極めて実用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はアナログ電子時計のステツプモータを
示す図。第2図は従来のステツプモータ駆動波
形。第3図はパルス幅制御機能を有する従来のス
テツプモータの駆動波形。第4図、第5図、第6
図はステツプモータの動作説明図。第7図は本発
明の一実施例を示すコイルに印加する電圧波形を
示す図。第8図、第9図、第10図はロータの角
度変位とコイルに印加する電圧波形を示す図。第
11図は本発明による回路構成を示すブロツク
図。第12図は本発明による駆動・検出部を示す
回路図。第13図は本発明による制御部を示す回
路図。第14図、第15図、第12,13図にお
ける各部の信号を示すタイミングチヤート図。 9…ロータ、10…ステータ、16−a,16
−b…ロータ磁石による磁束、45…ステツプモ
ータ、46…モータコイル、65,69,80,
81,82,83…NOTゲート。
JP1864482A 1981-05-07 1982-02-08 アナログ電子時計 Granted JPS58140664A (ja)

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JP1864482A JPS58140664A (ja) 1982-02-08 1982-02-08 アナログ電子時計
GB08213117A GB2101368B (en) 1981-05-07 1982-05-06 Improvements in or relating to pulse actuated stepping motor driven electronic timepieces.
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