JPH0326285Y2 - - Google Patents

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JPH0326285Y2
JPH0326285Y2 JP7424886U JP7424886U JPH0326285Y2 JP H0326285 Y2 JPH0326285 Y2 JP H0326285Y2 JP 7424886 U JP7424886 U JP 7424886U JP 7424886 U JP7424886 U JP 7424886U JP H0326285 Y2 JPH0326285 Y2 JP H0326285Y2
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damper
rotation
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motor
return
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車用の自動定速走行装
置に利用されるアクセル制御用の電動アクチユエ
ータに関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば自動車用の自動定速走行装置にお
けるアクセル制御用の電動アクチユエータとして
は、第4図および第5図に示すものがあつた。
すなわち、第4図に示すアクチユエータ100
は、モータ101と、このモータ101に連結し
た歯車減速機構102と、クラツチ機構103と
アクチユエータハウジング104内に備えたもの
である。
前記モータ101は、ブラケツト101aを介
してビス101bにより固定してあり、回転軸1
01cにはウオーム101dが装着してある。
前記歯車減速機構102は、モータ101に設
けたウオーム101dと噛合うウオームホイール
102aと、このよウオームホイール102aに
一体で形成した図示しない太陽ギヤと、当該太陽
ギヤと噛合う遊星ギヤ102b,102bと、こ
れらの遊星ギヤ102b,102bと噛合う内歯
ギヤ102cとを中間出力軸106に嵌装させて
なるものである。そして、この中間出力軸106
は、図示しないカバーおよび前記クラツチ機構1
03に各々設けた図示しない軸受に支持されてい
る。
前記クラツチ機構103は、図示しない電磁コ
イルと、この電磁コイルを収納するクラツチケー
ス103aと、前記歯車減速機構102の内歯ギ
ヤ102cに装着した図示しないクラツチ板とを
有しており、電源供給時には、前記電磁コイルを
収納したクラツチケース103aに図示しないク
ラツチケース103aに図示しないクラツチ板が
吸着して内歯ギヤ102cを固定するようになつ
ている。そしてこの状態において、前記中間出力
軸106は、当該中間出力軸106に設けたピニ
オン106aを介して、出力ギヤ107および出
力軸108にモータ101の出力を伝達するよう
になつており、このとき、出力ギヤ107を回動
限界位置P方向に往行回動する。また、クラツチ
機構103への電源供給が遮断されると、前記中
間出力軸106は逆転自在となり、前記出力ギヤ
107は、リターンスプリング109に反発力に
より所定位置Rまで復帰回動するようになつてい
る。そして、第5図に示すように、前記回動限界
位置Pおよび所定位置Rには、前記出力ギヤ10
7が当該両位置P,Rに到達した際の衝撃を和げ
る往行側ダンパ110および復帰側ダンパ111
が各々設けてあり、これら両ダンパ110,11
1は、アクチユエータハウジング104に設けた
スタツド112,112に差し込み装着してあ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述したような従来の電動アク
チユエータ100にあつては、出力ギヤ107が
モータ101の出力により往行回動して回動限界
位置Pに到達した際に生じる衝撃力と、リターン
スプリング109の反発力により復帰回動して所
定位置Rに戻つた際に生じる衝撃力とに適した大
きさのダンパを用いずに、往行側ダンパ110と
復帰側ダンパ111とに同じものを用いていたた
め、衝撃が大きい所定位置Rにおいて、前記復帰
側ダンパ111がその衝撃力を吸収しきれずに出
力ギヤ107が破損してしまうことがあるという
問題点があつた。
また、往行側ダンパ110および復帰側ダンパ
111を別々に設けていたため、その部品管理お
よび組付けが煩雑であるという問題点を有してい
た。
(考案の目的) この考案は以上のような問題点に着目してなさ
れたものであり、出力ギヤの破損を防止すること
ができると共に、部品管理および組付けを簡略化
することを可能にする電動アクチユエータを提供
することを目的としている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案の構成は、モータの出力により往行回
動しかつスプリングの反発力により復帰回動する
出力ギヤと、当該出力ギヤの往行回動を回動限界
位置で停止させる往行側ダンパと、前記出力ギヤ
の復帰回動を所定位置で停止させる復帰側ダンパ
とをアクチユエータハウジング内に備えた電動ア
クチユエータにおいて、前記往行側ダンパと復帰
側ダンパとを一体で形成して両方向ダンパとする
と共に、当該両方向ダンパの前記回動限界位置側
にハウジング固定部を設けて前記アクチユエータ
ハウジングに固定し、前記両方向ダンパの所定位
置側を回動限界位置側より大きくしたことを特徴
としている。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例によ
る電動アクチユエータを示しており、第3図は第
1図および第2図における電動アクチユエータの
ダンパ構造を示している。
すなわち、第2図における符号1は電動アクチ
ユエータであり、アクチユエータハウジング2と
カバー3とで形成される内部には、モータ4と、
このモータ4と連結する減速機構5と、クラツチ
機構6とを備えている。
前記モータ4は、アクチユエータハウジング2
にねじ4aにより取付けたギヤ軸固定部材4bを
用いて押え付け固定してあり、このモータ4の回
転軸4cにはウオーム4dが装着してある。
前記減速機構5は、前記モータ4のウオーム4
dと噛合いかつ中間出力軸7に回転自在に枢支さ
れた状態のウオームホイール5aと、このウオー
ムホイール5aに一体で形成した太陽ギヤ5b
と、当該太陽ギヤ5bと噛合いかつ前記中間出力
軸7に溶着した固定プレート5cおよびこれとは
別のプレート5c′間に設けた枢支ピン5c″,5
c″に支持される二個の遊星ギヤ5d,5dと、こ
れらの遊星ギヤ5d,5dと噛合いかつ中間出力
軸7が若干の余裕をもつて挿通する軸孔5eを備
えた内歯ギヤ5fとを有している。そして、当該
内歯ギヤ5fの底部(第2図における下方部)に
は、前記クラツチ機構6の一部を構成するクラツ
チ板6nが図示しない板ばねを介して軸方向(上
下方向)に移動可能にかしめ固定してある。
そして、前記減速機構5の内歯ギヤ5fの固
定・開放を行うクラツチ機構6は、前記内歯ギヤ
5fに設けたクラツチ板6nと、巻線して電磁コ
イル6aを形成するコイルボビン6bと、このコ
イルボビン6bを収納するクラツチケース6c
と、前記コイルボビン6bのボス嵌合孔6dと嵌
合しかつクラツチケース6cにかしめ固定したボ
ス6eとを有している。そして、前記コイルボビ
ン6bは、下側フランジ6iに設けた複数個(こ
の実施例では、第2図に示す一個を含めて三個)
の突部6jを、前記クラツチケース6cに設けた
当該突部6jに対応しかつ突部6jを嵌合しうる
貫通孔6lよりケース外部に突出させて、熱かし
めすることによつて固定してある。
また、前記減速機構5を嵌装した中間出力軸7
は、一端7a側を前記ギヤ軸固定部材4bに設け
た軸受4eに枢支させていると共に、他端7bを
前記クラツチケース6cに固定したボス6eに圧
入してある軸受6mに枢支させて回転自在として
ある。そして、この中間出力軸7の一端7aに
は、当該中間出力軸7と平行して設けた最終出力
軸9の一端9aに固定した出力ギヤとしてのセク
タギヤ10と噛合うピニオン11が装着してあ
り、前記クラツチ機構6に電源が供給された際
に、前記減送機構5によつて減速されたモータ4
の回転を回動に変換して最終出力軸9に伝達する
ようにしてある。また、第1図に示すように、前
記セクタギヤ10のボス10aにはリターンスプ
リング12が嵌装してあり、前記クラツチ機構6
への電源供給が遮断された際に、その反発力によ
つて前記セクタギヤ10を所定位置Rまで復帰回
動させるようにしてある。
さらに、この電動アクチユエータ1には、前記
セクタギヤ10のモータ4の出力による往行回動
と、リターンスプリング12の反発力による復帰
回動とを各々回動限界位置Pおよび前記所定位置
Rで停止させる両方向ダンパ13が設けてある。
そしてこの両方向ダンパ13は、前記回動限界位
置P側の往行回動時当接部13aと、所定位置R
側の復帰回動時当接部13bとを一体形成したゴ
ム等の弾性材よりなるものであつて、この両方向
ダンパ13は、当該ダンパ13に設けたハウジン
グ固定部13cを前記アクチユエータハウジング
2に形成したダンパ固定部2aに押し込み嵌合す
ることにより装着するようにしてある。そしてこ
のとき、前記両方向ダンパ13のハウジング固定
部13cを前記回動限界位置P側に設けることに
より、前記復帰回動時当接部13bを往行回動時
当接部13aよりも大きくなるようにしてあり、
セクタギヤ10がリターンスプリング12によつ
て復帰回動して、所定位置Rに戻つたときに生じ
る大きな衝撃力を良好に吸収することができるよ
うにしてある。
さらにまた、この電動アクチユエータ1には、
前記セクタギヤ10がモータ4の出力により往行
回動して前記両方向ダンパ13の往行回動時当接
部13aに当接した際に、前記モータ4がロツク
状態になつて当該モータ4が焼損するのを防止す
るために、電源供給を遮断するリミツトスイツチ
14が設けてある。
そこで、上記した電動アクチユエータ1の動作
を第1図および第2図を用いて説明する。
まず、自動定速走行装置の制御部としてのマイ
クロコンピユータの指令によりクラツチ機構6に
電源が供給され、電磁コイル6が励磁し、減速機
構5の内歯ギヤ5fに設けたクラツチ板6nを吸
着して内歯ギヤ5fを固定すると共に、モータ4
がマイクロコンピユータの指示に従つて回転す
る。そして、このモータ4の回転は、前記内歯ギ
ヤ5fが固定状態となつていることにより、減速
機構5によつて減速され、当該減速機構5を歯装
した中間出力軸7に伝達される。さらに、減速さ
れた回転は当該中間出力軸7のピニオン11およ
びセクタギヤ10に伝達され、最終出力軸9を往
行回動させて、図示しないスロツトルバルブを駆
動する。そしてさらに、前記セクタギヤ10がそ
の作動中に回動限界位置P、すなわち両方向ダン
パ13の往行回動時当接部13aに当接した場合
は、リミツトスイツチ14が作動して、モータ4
への電源供給は遮断される。
また、システム解除指令を受けて前記マイクロ
コンピユータの指示により前記電磁クラツチ6a
の励磁を中止すると、内歯ギヤ5fが解除されて
回転自在な状態になり、モータ4の回転が中間出
力軸7に伝達されなくなると共に、リターンスプ
リング12の反発力によつてセクタギヤ10が所
定位置Rまで復帰回動し、図示しないスロツトル
バルブを閉位置に迅速に戻す。
[考案の効果] 以上説明したきたように、この考案によれば、
モータの出力により往行回動しかつスプリングの
反発力により復帰回動する出力ギヤと、当該出力
ギヤの往行回動を回動限界位置で停止させる往行
側ダンパと、前記出力ギヤの復帰回動を所定位置
で停止させる復帰側ダンパとをアクチユエータハ
ウジング内に備えた電動アクチユエータにおい
て、前記往行側ダンパと復帰側ダンパとを一体で
形成して両方向ダンパとすると共に、当該両方向
ダンパの前記回動限界位置側にハウジング固定部
を設けて前記アクチユエータハウジングに固定
し、前記両ダンパの所定位置側を回動限界位置側
より大きくした構成としたため、前記出力ギヤが
復帰回動して所定位置に戻つた際に、その衝撃力
によつて当該出力ギヤが破損するのを防止するこ
とができると共に、部品管理および組付けを簡略
化することが可能になるという極めて優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例によ
る電動アクチユエータを示すものであり、第1図
は電動アクチユエータのカバーを取除いた状態の
平面図、第2図は垂直部分破砕断面説明図、第3
図は第1図および第2図における電動アクチユエ
ータに用いる両方向ダンパの固定構造を示す斜視
組立説明図、第4図は従来の電動アクチユエータ
のカバーを取除いた状態を示す平面図、第5図は
第4図における電動アクチユエータに用いるダン
パの固定状況を示す斜視説明図である。 1……電動アクチユエータ、2……アクチユエ
ータハウジング、4……モータ、10……セクタ
ギヤ(出力ギヤ)、12……リターンスプリング
(スプリング)、13……両方向ダンパ、13a…
…往行回動時当接部(両方向ダンパの回動限界位
置側)、13b……復帰回動時当接部(両方向ダ
ンパの所定位置側)、13c……ハウジング固定
部、P……回動限界位置、R……所定位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータの出力により往行回動しかつスプリング
    の反発力により復帰回動する出力ギヤと、当該出
    力ギヤの往行回動を回動限界位置で停止させる往
    行側ダンパと、前記出力ギヤの復帰回動を所定位
    置で停止させる復帰側ダンパとをアクチユエータ
    ハウジング内に備えた電動アクチユエータにおい
    て、前記往行側ダンパと復帰側ダンパとを一体で
    形成して両方向ダンパとすると共に、当該両方向
    ダンパの前記回動限界位置側にハウジング固定部
    を設けて前記アクチユエータハウジングに固定
    し、前記両方向ダンパの所定位置側を回動限界位
    置側より大きくしたことを特徴とする電動アクチ
    ユエータ。
JP7424886U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH0326285Y2 (ja)

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JP7424886U JPH0326285Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

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JP7424886U JPH0326285Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

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JPS62185849U JPS62185849U (ja) 1987-11-26
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