JPH03262570A - 塗膜乾燥方法 - Google Patents

塗膜乾燥方法

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Publication number
JPH03262570A
JPH03262570A JP6208990A JP6208990A JPH03262570A JP H03262570 A JPH03262570 A JP H03262570A JP 6208990 A JP6208990 A JP 6208990A JP 6208990 A JP6208990 A JP 6208990A JP H03262570 A JPH03262570 A JP H03262570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
paint
curing
electromagnetic induction
induction heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP6208990A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Nakamura
忠義 中村
Koshirou Asada
浅田 子士郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6208990A priority Critical patent/JPH03262570A/ja
Publication of JPH03262570A publication Critical patent/JPH03262570A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車、オートバイ、電化製品などに用いられ
る塗装品質の改良に関する。さらに詳しくは、塗膜乾燥
方法に関する。
[従来の技術] 自動車などの塗装面はその構造から、被塗物をいかなる
角度で保持、または連続的、断続的に回転させても、か
ならず水平状態の塗装面と垂直状態の塗装面とが生じる
なお、本明細書において垂直面または垂直状態の塗装面
とは、未硬化塗膜の流れ落ちが生ずる程度に傾斜した実
質的に垂直な平面またはそのように実質的に垂直な部分
を有する曲面を含む概念である。
また、水平面または水平状態の塗装面とは、前記流れ落
ちが生じない程度に実質的に水平な面を意味する。
かかる垂直状態の塗装面においては、各種の溶剤を用い
る塗料または溶剤を含まない粉体塗料は、噴霧塗装など
によって被塗物に塗料を付着させたばあい、塗料が所定
の硬さの塗装膜に硬化するまではつねに下方へ塗料が流
れ落ちようとする。
従来、塗装膜を硬化させる方法は熱風による加熱や、赤
外線による加熱などを用いているために、硬化にかなり
の時間を必要としている。
そのため、塗料の流れにより、塗膜表面に無数の波打ち
(凹凸、ゆず肌)が生じ、所定の硬さの塗装膜に硬化し
たときに、それらの波打ちが残った状態の塗装膜となる
。前記のような理由から、たとえば、自動車用車体など
の塗装は通常、ドア、フェンダなどの垂直面は塗面の平
滑性が、フード、ルーフなどの水平面の平滑性に比べて
劣るのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記従来の塗装方法における不具合を解消する
ためになされたものであり、塗料の流れ(たれ落ち)を
少なくして塗膜の仕上り面をより平滑にしうる塗膜乾燥
方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は電磁誘導加熱により、脱溶剤および(または)
予備硬化させることを特徴とする磁性体からなる被塗装
物用塗膜乾燥方法に関する。
すなわち、本発明は、溶剤を用いる塗料などを被塗物に
付着させたのち、電磁誘導加熱により、塗装膜を脱溶剤
および(または)予備硬化させ、しかるのちに、熱風、
赤外線などによる通常の加熱により、塗装膜を所定の硬
さまで硬化させることを特徴とする塗装方法を要旨とす
るものである。
なお、本明細書において脱溶剤および(または)予備硬
化とは、塗料の脱溶剤のみ、もしくは脱溶剤と部分硬化
(架橋型塗料のばあい)を意味し、■脱溶剤とは本性を
セツティング工程で用いるときは自然乾燥より速いかも
しくは脱溶剤量が多くなることを指し、■予備硬化とは
脱溶剤後、製品として出荷しうる硬化レベルに至ってい
ない状態を指す。また電磁誘導加熱による脱溶剤の量は
自然乾燥もしくは炉自体より多い量を指すが、好ましく
は硬化型塗料では硬化を完了せしめる炉の中で溶剤と加
熱によるレオロジー的な表面平滑性に影響を与えないレ
ベルの溶剤含有量以下を指し、塗料毎に実験的に決定し
うるものである。
[作 用コ 前述したごとく、従来の溶剤を用いる塗料などによる塗
装においては、被塗物に塗料を付着させて、一定時間放
置させたのち、熱風などを用いて一定時間加熱を行ない
、塗装膜を硬化させているが、被塗物に塗料を付着させ
始めてから硬化が終了するまでに20〜40分程度の時
間を要しており、そのために垂直状態の塗装面において
、塗料の流れ(たれ落ち)の傾向が発生して、塗膜の平
滑な仕上り面かえられにくい。
これに対して、本発明の方法においては、付着させた塗
料を、まず、電磁誘導加熱を用いてウェットな塗装膜を
脱溶剤および(または)予備硬化させることにより、硬
化に要する時間を短縮し、塗料の流れ(たれ落ち)を少
なくして、塗膜の仕上り面をより平滑にすることができ
るのである。
[実施例] 前記磁性体からなる被塗装物としては、電磁誘導によっ
て電流が誘導されるものであれば限定はなく、たとえば
鋼製のメツキ鋼板、化成処理鋼板、プレコート鋼板など
の被塗装物に対して本発明の方法を用いることができる
とくに、その形状に起因して前述のごとく不具合が発生
しやすいにもかかわらず、従来より、実施が容易で効率
的で信頼性の高い外観品質向上方法が提案されていなか
った自動車用車体などの車両用ボデーに適用したばあい
は、品質向上効果および手直し工数削減効果が大きい。
前記塗膜を形成する塗料についてもとくに限定はなく、
前述のごとき各種の溶剤を用いる塗料または溶剤を含ま
ない粉体塗料など、すなわち、水性塗料、各種の溶剤を
用いるコンベンショナル塗料、樹脂の分子量を小さくし
たハイソリッド塗料、フッ素樹脂塗料など各種の塗料に
適用できる。また、加熱硬化型でけでなく、自然乾燥タ
イプの塗料にも強制脱溶剤の手段として有効に活用しう
る。
本発明に用いる電磁誘導加熱法としては、被塗装物を所
定温度、たとえば70〜150℃に加熱しうる方法であ
ればとくに限定なく採用しうるが、たとえば自動車用車
体などの車両用ボデーなどを短時間に均一に加熱するに
は、電磁誘導加熱に用いる電極は車両用ボデーの垂直部
外板に近似した表面形状を有するものとし、電極全体を
車両用ボデーの垂直部外板に近接させるなどの方法が好
ましい。
つぎに本発明の方法を実施例に基づいて説明する。
実施例1 被塗装物たる自動車用車体に、カチオン電着塗料を電着
させ、熱風180℃で20分焼付は後、上塗塗料(メラ
ミンアルキッド塗料(溶剤型))をセツティング5分の
のち、電磁誘導加熱(両側垂直面)140℃で30秒、
熱風加熱140℃で15分の条件で塗装を行なった。前
記電磁誘導加熱としては、直径約1000avのうず巻
き状電極を用いて、車体側面に平行に片側に2個ずつ該
電極を設置する、という方法を用いた。
実施例2 被塗装物たる自動車用車体に、カチオン塗料を熱風18
0℃で20分、中塗塗料を熱風焼付後サンデングし、上
塗塗料としてメラミンアルキッド塗料(溶剤型)をセツ
ティング3分ののち、電磁誘導により(両側垂直面)1
40”C(板の温度)で60秒加熱し、ついで熱風加熱
140’cで15分の条件で塗装を行なった。前記電磁
誘導加熱としては、直径約100011+mのうす巻き
状電極を用いて、車体側面に平行に片側に2個ずつ該電
極を設置する、という方法を用いた。
比較例1 上塗塗膜の硬化を熱風を用いて約140”Cに20分間
加熱することによって行なったほかは、実施例1と同様
にして自動車用車体に塗装を行なった。
比較例2 上塗塗膜の硬化を熱風を用いて約140’Cに20分間
加熱することによって行なったほかは、実施例2と同様
にして自動車用車体に塗装を行なった。
実施例1〜2および比較例1〜2としてえられた塗装後
の自動車用車体について、垂直面の仕上り状態を評価す
るため、平滑性および鮮映性を調査した。
平滑性とはあらかじめ作製しである基準板(平滑性のよ
い板から順に大きい数値を付与したもの)と比較して行
ない、平滑性が同等の基準板の値で表わすことによって
調査し、良好なものほど数字が大きくなるような1〜8
までの8段階評価を行なった。結果を第1表に示す。
鮮映性は市販の鮮明度光沢度計(PGd計)を用いて調
査し、良好なものほど数字が大きくなるように0,1〜
1までの数字を用いて評価を行なった。結果を第1表に
示す。
[以下余白] 第    1    表 第1表より、本発明の方法を用いた実施例1〜2の自動
車用車体の垂直面は、従来の方法による比較例1〜2の
ものに比べ、波うちなどの外観不良が発生せず、所望の
外観品質向上効果かえられていることがわかる。
さらに本発明は垂直状態の塗装面の塗料を硬化させるば
あいのみではなく、水平状態の塗装面の塗料を硬化させ
るばあいにも適用できる。
ただし、かかるばあい、自然放置てかなりレベルリング
したのち、電磁誘導により加熱することが好ましい。
[発明の効果] 本発明の垂直面の外観品質向上方法は、形成された塗膜
をすみやかに硬化せしめ、塗料の流れに起因する外観不
良を防ぐという効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁誘導加熱により、脱溶剤および(または)予備
    硬化させることを特徴とする磁性体からなる被塗装物用
    塗膜乾燥方法。
JP6208990A 1990-03-13 1990-03-13 塗膜乾燥方法 Pending JPH03262570A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6208990A JPH03262570A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 塗膜乾燥方法

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JP6208990A JPH03262570A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 塗膜乾燥方法

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JPH03262570A true JPH03262570A (ja) 1991-11-22

Family

ID=13189983

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JP6208990A Pending JPH03262570A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 塗膜乾燥方法

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